9. EPUB WG 金井剛志リーダー
SONY BBeB、EPUB 2、EPUB 3策定メンバー
IDPFよりW3Cに移管された電子書籍標準規格のEPUB 3.0/3.0.1
について、日本国内での利用、保守管理、研究を担う。さらに今
後の電子書籍企画の標準化について、国内の様々な業界から
の意見集約を行い、これを国際的な標準化活動の中で海外に
向けて発信していく。
本WGメンバーは、継続的に行われるW3CのTV会議に参加し、
必要に応じて国外で行われるF2Fミーティングに参加する。
9
EPUB WG
10. Accessibility WG 村田真リーダー
EPUB 3国際化(i17n)責任者、XML 1.0策定メンバー、工学博士
障害者差別解消法(2016年4月施行)の精神に則ったデジタル
技術の活用によるアクセシビリティの研究を行う。とくに、W3C
およびISO/IEC JTC1における標準化、EPUBをアクセシブルにす
るためのガイドライン制定を目指す。
10
Accessibility(a11y) WG
11. JLreq(日本語組版の要件) WG 小林龍生リーダー
Jlreq策定メンバー、元Unicode.org理事、文字情報技術促進協議会会長
EPUB 3策定にあたって大きな影響を与えたJLreq(Requirements for
Japanese Text Layout)を電子化における優先順位の観点で記述し直
す。JLreqの個々の要件が、どういう理由で何のために成立したかを活
版印刷以前の和本の伝統にまで遡って検証し(日本語書記技術の機
能論的検討)、これによってW3CでのCSS、EPUBの規格に日本語組版
要件を適切に反映させることを目指し、次いで電子書籍制作、閲覧、
Webブラウザー等への実装を促進する。
W3Cへの提言には、中国、台湾、韓国のエキスパートとも連携し、
CJKreq(Requirements for CJK Text Layout)といったWorking Group
Noteの形式とする。
また、日本語書記技術の機能論的検討の 成果は、『日本語書記技術
論集』(仮題)として論文集の形態で出版することも目指す。
11
日本語組版の要件(Jlreq) WG