ますます加速するAzureのオープン戦略のもと、Linux/Max エンジニアの利用が増えてきました。そんな非Windows文化圏のエンジニア向けに 作成しました。

1. Linux / Mac ユーザー
のための Microsoft Azure
仮想マシン 入門

2. 2
2010年 日本マイクロソフト入社
現在のお仕事： テクニカルエバンジェリスト
得意エリア ： WEBサイトのチューニング
経歴
・ 学生時代に就職活動WEBサイトのビジネス立上げ
・ 日本IBMにて、アウトソーシング部隊のSEに。
・ 日本最大規模の電子チケットサイト の運用を７−８年経験
・ クラウドをやりたくなり、日本マイクロソフト（Azure営業）に転職
・ 最近 エバンジェリスト
増渕 大輔

3. 前半の振り返り
（クイズ）
3

4. それぞれの Azure Region には、
600,000 サーバーが置ける

5. 1つの Region にデータセンターが 16 個

6. データセンターの面積は
1 つのフットボール場に近い

7. データセンターの面積は
1 つのフットボール場に近い

8. それは、2 機のジャンボジェット機
が格納できる広さ

9. それは、2 機のジャンボジェット機
が格納できる広さ

10. Microsoft Azure
Max / Linux 対応状況
10

11. Linux drivers for Hyper-V
since 2010
多くの企業で
Linux on Hyper-V
Microsoft ♡ Linux
Now
Linux is a real business for Microsoft
System Center
since 2009
We’ve been at this for a while
Linux and open source is a
fundamental part of what we do
数百、数千の管理に
System Center
Since “day 1” in 2013
Linux VMs run on Azure
20+%
Linux on Azure

12. Customers can easily deploy and manage their Linux and
FreeBSD workloads in Azure.
Linux や FreeBSD へのサポート
Enable the best experience for running Linux and FreeBSD
on Hyper-V.
Provide great choice and flexibility in running Linux
distributions and FreeBSD in Azure.

13. 実はかなり選択肢が豊富です
https://vmdepot.msopentech.com/List/Index
http://azure.microsoft.com/ja-jp/marketplace/virtual-
machines/

14. 1
4
Azure SDK
.NET Client Library
Visual Studio Tools
.NET SDK
Core SDK
Node.js
Client Library
Node.js SDK
Core SDK
PHP Client Library
PHP SDK
Core SDK
Java Client Library
Java SDK
Core SDK
Eclipse Tools
• Windows, Linux, Mac Support.
Ruby Client Library
Core SDK
Ruby SDK
Ruby

15. Dozens of .NET & PHP CMS and Web applications
Applications
/PaaS
Via HTMl/JS, cross-platform and native
Clients
Infrastructure
& OS
Management
Databases &
Middleware DocDB
App Frameworks
Ubuntu
SUSE, OpenSUSE,
OpenLogic CentOS-based
Oracle Linux, CoreOS
VM Extensions
Full Stack in Azure

16. サポートが必要なんですけど
Linux and OSS Support on Azure
Announced on Tuesday, July 14, 2015

17. Microsoft Azure が提供するサービス
コンピューティング
データサービス
Traffic
Manager
仮想
ネットワーク
Express
Route
モバイル
サービスWEB サイト
クラウド
サービス仮想マシン
アプリケーション
サービス
StorageBlobs テーブル キュー
SQL
データベース
Machine
LeaningHD Insight 復旧サービス StoreSImple
Active Directory
BizTalk サービスService Bus
CDNAPI 管理
メディア
サービス 通知ハブ
スケジューラ
Automation
CachingRemoteApp
Visual
Studio
Online
ネットワーク
Files

18. https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-
machines-linux-opensource/

19. 動くのはわかった。
19

20. 実際に何に気を付けれ
ばよいの？
20

21. Linux 管理のための
クライアント環境セットアッ
プ
• Windows の場合
• SSH Client の導入
• Mac の 場合
• 特に何もいりません
21

22. Azure 管理のための
クライアント環境セットアッ
プ
• Azure はブラウザ操作なので基本的にはパソコン
上でブラウザが動けば他には何もいりません
• 運用上、CLI を使いたい場合は、ツールのセット
アップが必要です。（後述）
22

23. 23

24. アカウント作成
サブスクリプション作成
仮想マシン の設計
仮想マシン の作成

25. 二つのドメイン
25
Microsoft Domain
内の製品説明
http://www.microsoft.com/ja-
jp/server-
cloud/azure/Index.aspx
http://azure.microsoft.com/
Microsoft Azure
製品ポータル
実際のアクションに
つなげるのはこちら
・SDKダウンロード
・管理画面ログイン
・ホワイトペーパー
など
概要説明
簡易見積もり
など

26. ログインアカウントの選択
１． Microsoft アカウント
２． 組織アカウント
26

27. マイクロソフトアカウント
・ “Windows Live ID” の新しい名称
・ コンシューマ向けサービスに利用可能
Outlook (Hotmail), SkyDrive, など
・ 会社として利用することももちろん可能
・ Microsoftドメイン、会社の独自ドメイン
の両方に対応
27

28. 組織アカウント
・ 企業向けクラウドサービスに利用
例： Intune， Office 365
・ 組織、管理者という概念あり
・ ひとつでも作成可能
・ Azure Active Directoryで無料作成可能
28

29. まずは簡単な方法
Microsoft アカウントを作成する
• http://www.microsoft.com/ja-
jp/msaccount/about/default.aspx
29
• https://signup.live.com/

30. アカウントと
サブスクリプション
30
アカウント
・Microsoftアカウント
・組織アカウント サブスクリプション
共同管理者アカウント
・Microsoftアカウント
・組織アカウント
共同管理者アカウント
・Microsoftアカウント
・組織アカウント
共同管理者アカウント
・Microsoftアカウント
・組織アカウント
継続利用（購読の意味）
契約単位
サブスクリプションごとに
作成するAzure のシステムは独立
システムの共同管理者
の作成もできます

31. 無料評価版を利用
31
http://azure.microsoft.com/
Microsoft Azure
製品ポータル
評価版
を試す
利用開始には無料評価版、または、購入が必要
http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/
• 無料評価版
• 従量課金制サブスクリプション
• オープン ボリューム ライセンス プログラム
• エンタープライズ契約
• BizSpark (スタートアップ向け無料プラン)
• DreamSpark (学生向け無料プラン)

32. サブスクリプションを作成すると
Microsoft Azure にログインできます
32
Microsoft Domain
http://www.microsoft.com/ja-
jp/server-
cloud/azure/Index.aspx
http://azure.microsoft.com/
Microsoft Azure
製品ポータル
Microsoft Azure
管理ポータルと、
プレビューポータル
ログイン

33. アカウント作成
サブスクリプション作成
仮想マシン の設計
仮想マシン の作成

34. 初期構築より継続運用が大事
資産 → 利用
余裕がある見積もり → ざっくりした見積もり
手戻りコスト大 → 手戻りコスト小
構築作業が重要視 → 運用改善を重要視
さらに、仮想マシン以外のクラウド機能の活用により、
実績のある方法を採用 → 合理性の高い最新技術
34

35. 初期の見積もりは
個々よりも全体感から
35
配信サーバー 35台
・仮想マシン S インスタンス
管理サーバ 2台
・仮想マシン Mインスタンス
サーバー
計11台
Storage
1110GB
トラフィック
Out=15TB
主な項目
■サーバー
• スペック（型）
• 台数
• 常時稼働？
■ストレージ
• OS/システム：最低限
• 業務データ： 全体量
■ネットワーク（Out）

36. 簡易見積もりツール
Microsoft Domain 内の製品説明サイト
Microsoft Azure 製品ポータルサイト
http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/azure/Index.aspx
http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/azure/Index.aspx

37. 37
どんなシステムを作るか？

38. シングルサーバー
38
作成方法
・ Azure Portal
・ VM Depot

39. Azure Portal
• https://manage.windowsazure.com

40. 左下の「新規」ボタンから作成

41. VM Depot

42. VM Depot のイメージを
手元のAzure環境に複製

43. 仮想マシンに使える
“イメージ”として登録

44. Azure CLIの導入
インストーラーを利用する場合
• OS X installer
• Linux installer
Node がセットアップ済みの環境の場合
$ npm install azure-cli -g
Docker container の環境に導入する場合
$ In a Docker host, run: docker run -it microsoft/azure-cli
44
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/xplat-cli-install/

45. 45
どんなシステムを作るか？

46. WEB２台＋DB１台
46
ポイントは・・・
・ エンドポイントの構成
・ データベースの選択肢

47. ネットワークの構造を確認
47
エンドポイント
→ 管理系通信として利用
→ ロードバランサ―として利用

48. 管理系の通信
管理系のプロトコルについては、
ポート フォワーディングを設定します

49. ロードバランサ―の構
成
Azure 管理ポータルで、[仮想マシン] をクリックし、負荷分散セッ
トの仮想マシンの名前をクリックして設定します。この場合の [エ
ンドポイント] は ロードバランサ―として読み取ってください。
仮想マシンに [エンドポイントを追加] します
[パブリック ポート] と [プライベート ポート] に、仮想マシンが
使用する ポート番号 を設定 する （例： 80）
[負荷分散セットの構成]
負荷分散セットの名前の設定
監視（プローブ動作）の値の設定

50. 内部ロードバランサ―
インターナル ロードバランサー
ロードバランサー
1433
1433
1433
1433
443443443
80/443
Web
層
DB
層
VPN
35
WEB層とDB層のように二つのサ
ーバーグループに分けて運用す
るケースではよく使います。
ポイント
それぞれのグループを「負荷分散セット
」とする
仮想ネットワークのサブネットを分ける

51. WEBサーバーを増やす

52. オートスケール
負荷分散セット
CPU負荷や設定したスケジュールで仮想マシンをON/OFF

53. データベースの選択肢
仮想マシンで作成 マネージド環境vs
シングル仮想マシン
マルチサーバー
仮想マシン
（HAやマスタスレーブ）
vs
カスタムメイド テンプレート利用vs

54. 仮想マシン上に、
RDBを作成する
54

55. MySQLを運用したくない場合
55
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/store-php-create-mysql-database/

56. 入門の
範囲を超えます
56

57. Linux Agent
57
仮想マシンと Azure の相互動作を管理します。
最新の Linux エージェントは次のいずれかから直接入手できます。
• 動作保証済みのLinux ディストリビューションのプロバイダー
• Github の Azure Linux エージェント用のオープン ソース リポジトリ
仮想マシン イメージ
のキャプチャ、
ホスト名の変更、
などに対応

58. 大規模なサーバーの運
用
58
ポイント
・マネージド環境の積極的利用
・特にデータベースの選択肢を検討
・ CLI
プレビュー機能の利用
・ Azure Preview Portal
・ Azure Resource Manager
・ Azure Quick-start Templates

59. 仮想マシンの管理モデル変更
Classic (ASM) Model aka v1
Resource Manager (ARM) aka v2
Storage Account Virtual Network
Cloud Service
Subnet-1
Disk (blob)
VM w/
DIP
Address
Resource Group
VM NIC
VM IP
Address
Load
Balanced
Endpoint w/
VIP
Address
Load
Balance
r
DependsOn
Reference
Reference
Backend Pool (NICs)
LB IP
Address
Reference
Coming Soon…
Gateways (VPN)
ExpressRoute
Network Security Group ACLS
(deployed to VM, NIC, or Subnet)
VNet
Subnet
Storage
Account
Disk (blob)
Reference
Reference

60. Azure Quickstart Templates
http://azure.microsoft.com/en-us/documentation/templates/

61. 仮想マシンと相性の良い
各種サービス
61

62. Microsoft Azure が提供するサービス
62
コンピューティング
データサービス
Traffic
Manager
仮想
ネットワーク
Express
Route
モバイル
サービスWEB サイト
クラウド
サービス仮想マシン
アプリケーション
サービス
StorageBlobs テーブル キュー
SQL
データベース
Machine
LeaningHD Insight 復旧サービス StoreSImple
Active Directory
BizTalk サービスService Bus
CDNAPI 管理
メディア
サービス 通知ハブ
スケジューラ
Automation
CachingRemoteApp
Visual
Studio
Online
ネットワーク
Files

63. Microsoft Azure が提供するサービス
63
コンピューティング
データサービス
Traffic
Manager
仮想
ネットワーク
Express
Route
モバイル
サービスWEB サイト
クラウド
サービス仮想マシン
アプリケーション
サービス
StorageBlobs テーブル キュー
SQL
データベース
Machine
LeaningHD Insight 復旧サービス StoreSImple
Active Directory
BizTalk サービスService Bus
CDNAPI 管理
メディア
サービス 通知ハブ
スケジューラ
Automation
CachingRemoteApp
Visual
Studio
Online
ネットワーク
Files
サービスを組み合わせて開発・運用コストを削減

64. 実はいろいろあるデータベースの選択肢

65. まとめ
• Azure は 仮想マシンを使う分には、Windowsと、Mac、Linuxの垣
根がなくなってきている
• ただし、 IaaS だけでなく各種サービス（マネージド環境）をうま
く使うことで、開発や運用、監視、コストなど大きなメリットを
享受できます
• 今後も Azure では数多くの機能追加/改善が計画されています。
Azure にますますご期待ください。

66. Microsoft Linux