1. CDN.DEBIAN.NET
開発計画について
荒木靖宏
ar@debian.org
yasu@debian.or.jp

2. 自己紹介
 荒木靖宏 twitter.com/ar1
 2004,2010年度 Debian JP Project 会長
 現在 Amazon Web Services
 ソリューションアーキテクト
 インフラの企画からアプリ運用まで設計の
おてつだい

3. 今日のおはなし
 cdn.debian.netについて
 そもそも何なのか
 構成
 使われ方（モニタ状況をチラ見せ）
 反省と将来計画
 管理サーバ、ミラーチェッカ、DNSそれぞれ
の現状と計画
 まとめ

4. cdn.debian.netとは？
 クライアントから近く、動作している
DebianミラーにDNSをつかって誘導する
 apt-lineに追加するだけで使える
 deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ wheezy main
 deb http://cdn.debian.net/debian/ wheezy main
 開発 ar@debian.org
 github.com/armaniacs/cdn-dns

5. DNS
管理
サーバ
HTTPチェッカ
HTTPチェッカ
HTTPチェッカ
HTTPチェッカ
監視対象
刈り取り監視
依頼
監視
結果
SQS
SimpleDB
DNS
DNS
日米欧にあるDNS
cdn.debian.netはどこ？
JSON
DNS
HTTPS
ログ回収
HTTP
監視
構成

6. 動作モニタ：
日本 欧州 米国
クライアントからの問い合わせ
は毎時０分に集中

7. 直近１時間のクライア
ントからの問い合わせ
数
クライアントを誘
導したサーバ位置

8. 管理サーバ
＝cdncheck1.araki.net/view
現状：「一般ユーザは閲覧のみ」
計画：
ユーザからのフィードバック機能の追加

9. ミラーチェッカ
 現状
 IPv4でCNAME: cdn.debian.net で少数のサーバ
から世界中のHTTPミラー状況と生死の監視
 あるべき姿
 多数のホストから世界中のミラーへのネット
ワークメトリクスを収集
 マルチプロトコル（HTTP以外）
 計画
 netselect結果を定期的にアップロードしてく
れるボランティア募集とその処理の自動化

10. DNS
 現状
 管理サーバからJSONに国別、大陸別のミラー
情報を入手。どの国からのアクセスかを判定
。Aレコードを返答
 あるべき姿
 Aレコード以外に対応すればIPv6にも、商用
CDNへの上乗りも可能に
 計画
 地理情報詳細化
 Aレコード以外や複雑なポリシー対応

11. 開発計画まとめ
 管理サーバ
 ユーザからのフィードバック機能・窓口
 ミラーチェッカ
 IPv6対応, netselect対応とボランティア募集
 DNS
 Aレコード以外の対応
 地理情報詳細化
 複雑なポリシー対応

12. 歴史
 2007.5 ftp.jp.debian.org
 2008.2 cdn.debian.net
 （この間にAS対応、CIDR対応）
 2010.5 alive/deadチェックをGoogle App Engine
化
 2011.7 alive/deadチェックをAWSの分散キュー
とDB利用（GAE廃止）
 2012.7 ニカラグアでのDebConfで運用
 2013.1 ユーザ向けUI追加
http://cdncheck1.araki.net/view/index
 これからも続く。。

13. https://github.com/armaniacs/cdn-dns