青森県の県営住宅施策について、岩手県との対比に基づき検討。青森県は役割を終えたとの認識から機能を縮小、市営住宅に移行する方向性であるのに対し、岩手県はWi-Fiを設置した建物を用意し、若者を呼び込むとともに、地域コミュニティへのてこ入れ役として期待している、といった対比を明らかにした。

1. 青森、岩手県の県営住宅ニーズの違い
小山内 貴之

2. 目的
•筆者は前期ゼミ論に青森県の県営住宅について執
筆していたが、他の県と青森県の県営住宅に違い
にどのような違いがあるのか調査すること。

3. 調査方法
• 青森、岩手各県庁へのヒアリング
• ヒアリング時に受け取った資料を参考

4. 青森県県営住宅長寿命化計画について
• 青森県内の県営住宅の団地別、住棟別に改善、修
繕、建替及び用途廃止の活用手段を計画的に定め
ることにより、長寿命化による更新コストの削減
と事業量の平準化を図るためである

5. 青森県庁へのヒアリング
• 県営住宅に関する情報を収集するため、県営住宅を管理する青
森県県土整備部建築住宅課県営住宅整備グループにヒアリング
を行った。以下はその概要である。
• 日時：2021年８月24日11時
• 場所：森県庁北棟3階建築住宅課
• ヒアリング対象：青森県県土整備部建築住宅課県営住宅整備グ
ループ
• 主事 平野智也氏

6. 結果
• 民間の賃貸住宅との差は、住宅の劣化と設備の量
• 公営住宅法が出来た頃から状況が変わり、募集し
ても入居倍率が1を下回る。
• 具体的にこういう課題というものは特にない

7. 県営住宅活用促進モデル事業とは
• 現在の岩手県の県営住宅は、岩手県の人口減少に
より、公営住宅にも空き戸が増加している。
• 高齢化により、地域の活動力が低下
• 公営住宅ストックを有効に活用することによって、
地域活性化に繋げる取り組みが求められている。

8. 岩手県庁へのヒアリング
• 県営住宅に関する情報を収集するため、県営住宅
を管理する岩手県県県土整備部建築住宅課にヒア
リングを行った。以下はその概要である。
•日時：2021年11月17日16時
• 場所：ZOOM
• ヒアリング対象：岩手県県土整備部建築住宅課
青名畑 聡氏

9. 結果
• このモデル事業は既存の県営住宅の再活用するた
めの事業。
• 現在の住宅需要で最も高いといわれるwifiを整備
することで若い人が入居しやすい環境整備をする。
• 現在の募集数30戸のうち入居者が3件。

10. 考察
• 全国に県営住宅の空き戸が増えていく。
• 他県でも既存の県営住宅を活用したモデル事業が
あるのではないか。
• 東北地方にある既存の県営住宅の再活用について
もっと調べていけば、現代のニーズについてもっ
と知ることが出来るのではないか。

11. まとめ
• 県営住宅活用モデルは既存の県営住宅を活用した
モデル事業だった。
• 既存の公営住宅を長持ちさせて、公営住宅へのコ
ストを軽減させるということ。

12. 参考資料
• 県営住宅活用促進モデル事業の概要について＝1
月5日最終閲覧
• 青森県県土整備部建築住宅課（2021）青森県県
営住宅等長寿命化計画
• https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kendo/k
enju/files/kenju_tyoujumyouka_kohyouR3_06.p
df＝2022年１月8日最終閲覧