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今後のRedmineコミュニティの
方向性について
2018/11/10
あきぴー
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 1
自己紹介
• ハンドルネーム:@akipii
• 東京Redmine、Redmine大阪スタッフ
• 出版した著書
• 「Redmineによるタスクマネジメント実践技法」 (with 阪井さん)
• 「チケット駆動開発」 (with 阪井さん)
• 「Redmine超入門」(with redmine.tokyoスタッフ)
• 「Redmine 実践ガイド」 (with (株)アジャイルウェア)
Copyright2017 akipii@XPJUG関西 2
今日のお話
• Redmineコミュニティを今後、どんな方向に発展させ
るべきか?
• 1スタッフとしての意⾒です
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 3
Redmineの2つの顔
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 4
プロジェクト管理の
実験ツール
OSSのプロジェクト管理
の開発基盤
表の顔 裏の顔
・ソフトウェア⼯学の理論を実験できる
メトリクス収集集計基盤
/開発プロセスの運用基盤
・ガントチャート、EVM、リソース管理、
かんばん、バーンダウンチャート等実現可能
・Agile開発もWF型開発も運用可能
・汎用的なプロジェクト管理ツールの
開発基盤
・機能のカスタマイズが容易
・プラグインによる機能追加が容易
・外部システムとの接続I/Fが豊富
Ruby開発者
(プラグイン開発者等)
プロジェクトマネージャ、
PMO、品質保証部門
Redmineの面白さ
• アジャイルでもウォーターフォールでも両方上手く適用できる
• 特に、RedmineはWF型開発に特に向いている(?)
• 自分たちの組織に合わせてカスタマイズできる
• プラグインで機能拡張しやすい
• 最先端のソフトウェア工学やプロジェクト管理手法を実験で
きる
• プログラマでもプロジェクト管理を疑似体験できる
• ボトムアップで業務を改善していこうとする動機づけを強化
してくれる
• 日本人はボトムアップの改善が得意な特性を持つ
• 柔軟なRedmineは日本人に向いていると思う
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 5
日本のRedmineコミュニティ
• Redmine大阪
• 勉強会の発端は2011年6月
• かおらべさんのつぶやきが発端
• RxTStudyで発足して改名
• 17回実施
• redmine.tokyo
• 勉強会の発端は2011年8月
• 熱心なRedmineユーザ8人が集まった
• コミッタの@marutosijpさんも来られた
• 品川Redmineで発足して改名
• 15回実施
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 6
参加している人たち
• SIのプロジェクトリーダー
• 品質保証部門やPMO
• インフラ管理者
• 製造業のPM など
• おっさんのマネージャ層が多い?
• プラグイン開発者が割と多い(川端さん談)
• 最近、⼥性層が増えてる
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 7
プラグイン開発者は貴重な存在
• @akiko_pusuさん、@tkusukawaさん、
@haru_iidaさん、@two_packさん、
@onozatyさん、@naitohさん 他多数
⇒日本人の開発者が多いのが特徴
• プラグイン開発者やパッチ提供者は利用ユーザにとっ
て重要な人達
• Redmineの機能強化につながる
• ユーザのニーズを吸い取ってくれる
• ユーザの不満を解消してくれる
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 8
皆でプラグイン開発者やパッチ提供者を応援しよう!
今後のRedmineコミュニティの方向性
• Redmineコミュニティの参加者の多様化を図る
• Redmineのエコシステムを作る
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 9
コミュニティ参加者の多様化
• マネージャ層とRuby開発者が有意義に議論できる
場を提供したい
• Redmineの新機能や新たな運用方法などの、化学反
応やシナジー効果を提供する場を構築したい
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 10
Ruby開発者
(プラグイン開発者等)
プロジェクト・マネージャ
プロジェクト管理の
実験ツール
OSSのプロジェクト管理
の開発基盤
Redmineコミュニティの理想形
• コミッタ、利用ユーザ、ベンダーが有意義に議論できる場を
提供したい
• ベンダーもコミュニティを支援するステークホルダーの一人とみなす
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 11
利用ユーザ
(プロジェクト・マネージャ等)
Ruby開発者
(プラグイン開発者等)
Redmineコミッタ
Redmineベンダー
ベンダーも
コミュニティを支援する
ステークホルダーの一人
Redmineコミュニティ
Redmineのエコシステム
• LinuxやRubyと同じように、永続的なオープンソース・ソフ
トウェアとして確⽴したい
• Redmineのユーザは世界中にいる
• しかし、RedmineのコミッタはJPLを含めて3人しかいない
• そのためにコミュニティを今後も盛り上げていきたい
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 12
Redmineコミッタ 利用ユーザ
(プロジェクト・マネージャ等)
Ruby開発者
CI 配布
・
・
・・
・
フィードバック・パッチ貢献
個人的な思い
• いつか、JPLを日本に呼びたいな
copyright2017 akipii@redmine.tokyo 13
copyright2014 akipii@XPJUG関西 14
皆でRedmine
コミュニティを
盛り上げましょう
copyright2014 akipii@XPJUG関西 15
Redmineを
永続的なOSSとして
確⽴したい

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