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サービスデザインの教育

8年間の振り返り

[公開版]
SDNJ Meetup vol.7
2018.11.28
吉橋昭夫
多摩美術大学 情報デザイン学科
スライド中の作品(デザイン提案)の著作
権は、多摩美術大学ならびに制作した学生
にあります。引用する場合は出典を明記願
います。
商用利用の際は事前にご相談ください。
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
自己紹介(略歴)
・千葉大学工学部 工業意匠学科 卒
・NECデザインセンター(当時)にてデザイン実務
製品のプロダクトデザイン
ユーザー・インタフェース(UI)のデザイン
・多摩美術大学大学院 修了(芸術学修士)[UIデザイン研究]
・NECデザイン(嘱託)
・静岡大学情報学部 情報科学科・助手
・多摩美術大学 情報デザイン学科(1998)講師~
・多摩大学大学院 経営情報学研究科修了(MBA)(2008)
 ~現職(准教授)
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自己紹介(専門分野)
専門:
・サービス・デザイン
・経験デザイン(Experience Design)
・UIデザイン,UXデザイン
興味があること
 ・企業との産学共同研究(サービスデザインの応用)
 ・経営学とデザインの境界領域、デザインの他領域
  への展開
 ・医療×デザイン(サービスデザインのアプローチ)
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
多摩美術大学

(八王子キャンパス)
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
多摩美術大学 情報デザイン学科 1998~
情報デザインコース
「 見えない情報に形を与える 」
今年で学科創設20周年
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
 主に、
  学部3年「サービスデザイン」演習
 について。 
 これまで と これから
情報デザイン学科での教育
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
1989~2017:
  美術学部二部デザイン学科
  ~造形表現学部デザイン学科(上野毛キャンパス) 
  ・インタラクション・デザイン、インタフェース・デザイン
   等の教育実践
1998 情報デザイン学科開設
  ・形のない「情報」を扱うデザインの専門学科
  ・美大でプログラミング教育を導入(必修科目)
  ・ウェブデザイン、情報ツールのデザイン、
   UIデザイン、経験デザイン(UX)

   サービスデザイン等の教育実践  
サービスデザイン以前
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
情報デザイン学科 情報デザインコース 
3年後期 演習科目
期間:  9月~翌年1月(15週)
テーマ: その都度設定
履修学生:10~20名
担当教員:専任(吉橋,須永,矢野)
     非常勤講師(長田),ゲスト講師,
     共同先企業の方々
演習:サービスデザイン
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●課題
 その年のテーマに合わせて設定。
 例:「東京」をフィールドにした新しいツーリ
    ズムをデザインする。(Tourism)
●条件
・顧客(ユーザー)が経験できるかたちを示す。
・採算・ビジネスモデルよりも、顧客に提供する   
 「経験価値(UX)」を重視する。
演習課題
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1. フィールドワーク
 観察する,経験する,インタビューする。 
  「気づき」(インサイト)のまとめ,CJM作成
2. サービスのアイデア展開
アイデアスケッチ(できごと,もの,空間など)
3. サービスの試作・詳細検討
  プロトタイピング,ロールプレイング,
ストーリーボード
4. サービスのデザイン提案
  経験を形にしたもの(モノ,アプリ等),映像,CJM
授業のプロセス
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2009-10年度:食に関するサービスのデザイン
2011-12年度:Shopping
2013年度:Shopping [博報堂イノベーション,JINS]
2014年度:Shopping [博報堂イノベーション,OZmall]
2015年度:Tourism [DeNA]
2016-17年度:Healthcare [NEC,医療法人社団KNI]
2018年度:八王子市民のためのサービス -wellbeing-
[NEC,医療法人社団]
サービスデザインのテーマ
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2009-10年度:食に関するサービスのデザイン
モノ+経験 モノや情報ツールに時間軸の経験を付与する
2012-13年度:Shopping
  経験にフォーカスする。ただし最終アウトプットはモノ必須
2014-15年度:Tourism
  経験やしくみを考える。最終アウトプットはストーリー重視
2016-18年度:Healthcare
  経験やしくみを考える。最終アウトプットは「映像」
サービスデザインで扱ってきた対象
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「TEA BOOK 紅茶を飲みながらすごすくつろぎの時間を提供するサービス」

(伊東友子)
2009年度:食に関するサービスのデザイン
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「夜に利用する」 「夜に届く」 「夜のための」
新しい宅配サービス
+ +
楽しい夜の時間を届ける宅配サービス
2011年:shoppingサービスのデザイン
「まよなか村 夜専用の宅配サービス」(長谷川奈々, 富澤綾音, 立岩由佳子)
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サービスデザイン/まよなか村
よふかしセット サンプル
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サービスデザイン/まよなか村 CJM サービスの流れ
「まよなか村」のCJM(部分)
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「あなただけのめがね屋さん 店員になりきって大切なひとにめがね選ぶサービス」
(サヴァリクレア,佐野桃子,鈴木友里恵)
2013年度:Shopping[博報堂イノベーション、JINS]
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購入者:  家族や友人、恋人など信頼するパートナー
      が店員役になって、眼鏡を選んでくれる。
パートナー:大切なひとに似合うメガネを選んであげる。
サービスの概要
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・ユニフォーム
・社員証

・ガイドブック
店員になり切るための
アイテム
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めがねを選ぶテーブル:店内配置と模型
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サービス提供場面のロールプレイング
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提案するサービスのCJM(一部)
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「八王子健康ごはんー病院食ビュッフェで美味しく楽しく健康に」

(小島 縁,佐藤光紗子,吉田小夏,ワラス由梨)
2016年度:未来の八王子市の医療サービスのデザイン
・病院内レストランで病院食をビュッフェ形式で提供

・利用者に健康的な食事を意識させる
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八王子健康ごはん
摂取カロリーの目安や栄養情報の書かれたメニュー
主菜用と副菜用に分かれたお皿
※新規サービスの考案・提案が授業の目的のため、

 食器は既製品,総菜は購入したものを利用しています。
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
八王子健康ごはん
ウェブサイトでの
情報提供
持ち帰れる

レシピカード
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
八王子健康ごはん(トライアル)
2016.11 病院のイベントにてトライアル
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
2017年度 4年サービスデザインゼミ 卒業制作より:

ステークホルダーマップの例1
コネクテッドカーのサービス提案:

「車とお店が繋がるショッピング体験サービス」(金綱優弥)
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
2017年度 4年サービスデザインゼミ 卒業制作より:

ステークホルダーマップの例2
観劇アプリの提案:

「観劇初心者が演劇をより楽しむためのサービス」(油井千佳子)
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
多摩美のサービスデザインの特徴
・自身の経験から得たものを大切にする。
  実体験したできごと、感情、気付きなど
・共感できるかどうか、自分がよいと思うか
 どうかを自問しながらデザインする。
・五感を使い、作りながら考える。
  見る,聞く,香りや手触り、雰囲気など
・客観性の追求や一般化を急がない。
・構想と表現を行き来しながら、デザインの
 精度を上げていく。
SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018
「サービスデザイン」教育の
いままで と これから
やってきたこと,できていること:
 ・サービス利用者の経験(UX)を描く。
 ・具体的なかたちにする(表現)。
 ・魅力的な経験をつくる(感性的な部分)。
模索しながら考えていること:
 ・ビジネスの視点をどのくらい入れるか?
 ・プロバイダーや従業員、組織の視点、…
  美大の学部生にどこまで教えるのか?
吉橋 昭夫
多摩美術大学 准教授
美術学部 情報デザイン学科 情報デザインコース
yoshihashi@tamabi.ac.jp
twitter: @akyoshi
facebook:多摩美術大学 吉橋研究室/サービスデザイン ゼミ

https://www.facebook.com/tamabi.yoshihashi.Lab


学会発表資料など:slideshare, SpeakerDeck
Akio Yoshihashi


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サービスデザインの教育 8年間の振り返り

  • 3. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 自己紹介(略歴) ・千葉大学工学部 工業意匠学科 卒 ・NECデザインセンター(当時)にてデザイン実務 製品のプロダクトデザイン ユーザー・インタフェース(UI)のデザイン ・多摩美術大学大学院 修了(芸術学修士)[UIデザイン研究] ・NECデザイン(嘱託) ・静岡大学情報学部 情報科学科・助手 ・多摩美術大学 情報デザイン学科(1998)講師~ ・多摩大学大学院 経営情報学研究科修了(MBA)(2008)  ~現職(准教授)
  • 4. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 自己紹介(専門分野) 専門: ・サービス・デザイン ・経験デザイン(Experience Design) ・UIデザイン,UXデザイン 興味があること  ・企業との産学共同研究(サービスデザインの応用)  ・経営学とデザインの境界領域、デザインの他領域   への展開  ・医療×デザイン(サービスデザインのアプローチ)
  • 5. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 多摩美術大学
 (八王子キャンパス)
  • 6. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 多摩美術大学 情報デザイン学科 1998~ 情報デザインコース 「 見えない情報に形を与える 」 今年で学科創設20周年
  • 7. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018  主に、   学部3年「サービスデザイン」演習  について。   これまで と これから 情報デザイン学科での教育
  • 8. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 1989~2017:   美術学部二部デザイン学科   ~造形表現学部デザイン学科(上野毛キャンパス)    ・インタラクション・デザイン、インタフェース・デザイン    等の教育実践 1998 情報デザイン学科開設   ・形のない「情報」を扱うデザインの専門学科   ・美大でプログラミング教育を導入(必修科目)   ・ウェブデザイン、情報ツールのデザイン、    UIデザイン、経験デザイン(UX)
    サービスデザイン等の教育実践   サービスデザイン以前
  • 9. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 情報デザイン学科 情報デザインコース  3年後期 演習科目 期間:  9月~翌年1月(15週) テーマ: その都度設定 履修学生:10~20名 担当教員:専任(吉橋,須永,矢野)      非常勤講師(長田),ゲスト講師,      共同先企業の方々 演習:サービスデザイン
  • 10. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 ●課題  その年のテーマに合わせて設定。  例:「東京」をフィールドにした新しいツーリ     ズムをデザインする。(Tourism) ●条件 ・顧客(ユーザー)が経験できるかたちを示す。 ・採算・ビジネスモデルよりも、顧客に提供する     「経験価値(UX)」を重視する。 演習課題
  • 11. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 1. フィールドワーク  観察する,経験する,インタビューする。    「気づき」(インサイト)のまとめ,CJM作成 2. サービスのアイデア展開 アイデアスケッチ(できごと,もの,空間など) 3. サービスの試作・詳細検討   プロトタイピング,ロールプレイング, ストーリーボード 4. サービスのデザイン提案   経験を形にしたもの(モノ,アプリ等),映像,CJM 授業のプロセス
  • 12. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 2009-10年度:食に関するサービスのデザイン 2011-12年度:Shopping 2013年度:Shopping [博報堂イノベーション,JINS] 2014年度:Shopping [博報堂イノベーション,OZmall] 2015年度:Tourism [DeNA] 2016-17年度:Healthcare [NEC,医療法人社団KNI] 2018年度:八王子市民のためのサービス -wellbeing- [NEC,医療法人社団] サービスデザインのテーマ
  • 13. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 2009-10年度:食に関するサービスのデザイン モノ+経験 モノや情報ツールに時間軸の経験を付与する 2012-13年度:Shopping   経験にフォーカスする。ただし最終アウトプットはモノ必須 2014-15年度:Tourism   経験やしくみを考える。最終アウトプットはストーリー重視 2016-18年度:Healthcare   経験やしくみを考える。最終アウトプットは「映像」 サービスデザインで扱ってきた対象
  • 14. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 「TEA BOOK 紅茶を飲みながらすごすくつろぎの時間を提供するサービス」
 (伊東友子) 2009年度:食に関するサービスのデザイン
  • 15. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 「夜に利用する」 「夜に届く」 「夜のための」 新しい宅配サービス + + 楽しい夜の時間を届ける宅配サービス 2011年:shoppingサービスのデザイン 「まよなか村 夜専用の宅配サービス」(長谷川奈々, 富澤綾音, 立岩由佳子)
  • 16. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 サービスデザイン/まよなか村 よふかしセット サンプル
  • 17. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 サービスデザイン/まよなか村 CJM サービスの流れ 「まよなか村」のCJM(部分)
  • 18. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 「あなただけのめがね屋さん 店員になりきって大切なひとにめがね選ぶサービス」 (サヴァリクレア,佐野桃子,鈴木友里恵) 2013年度:Shopping[博報堂イノベーション、JINS]
  • 19. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 購入者:  家族や友人、恋人など信頼するパートナー       が店員役になって、眼鏡を選んでくれる。 パートナー:大切なひとに似合うメガネを選んであげる。 サービスの概要
  • 20. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 ・ユニフォーム ・社員証
 ・ガイドブック 店員になり切るための アイテム
  • 21. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 めがねを選ぶテーブル:店内配置と模型
  • 22. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 サービス提供場面のロールプレイング
  • 23. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 提案するサービスのCJM(一部)
  • 24. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 「八王子健康ごはんー病院食ビュッフェで美味しく楽しく健康に」
 (小島 縁,佐藤光紗子,吉田小夏,ワラス由梨) 2016年度:未来の八王子市の医療サービスのデザイン ・病院内レストランで病院食をビュッフェ形式で提供
 ・利用者に健康的な食事を意識させる
  • 25. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 八王子健康ごはん 摂取カロリーの目安や栄養情報の書かれたメニュー 主菜用と副菜用に分かれたお皿 ※新規サービスの考案・提案が授業の目的のため、
  食器は既製品,総菜は購入したものを利用しています。
  • 26. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 八王子健康ごはん ウェブサイトでの 情報提供 持ち帰れる
 レシピカード
  • 27. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 八王子健康ごはん(トライアル) 2016.11 病院のイベントにてトライアル
  • 28. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 2017年度 4年サービスデザインゼミ 卒業制作より:
 ステークホルダーマップの例1 コネクテッドカーのサービス提案:
 「車とお店が繋がるショッピング体験サービス」(金綱優弥)
  • 29. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 2017年度 4年サービスデザインゼミ 卒業制作より:
 ステークホルダーマップの例2 観劇アプリの提案:
 「観劇初心者が演劇をより楽しむためのサービス」(油井千佳子)
  • 30. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 多摩美のサービスデザインの特徴 ・自身の経験から得たものを大切にする。   実体験したできごと、感情、気付きなど ・共感できるかどうか、自分がよいと思うか  どうかを自問しながらデザインする。 ・五感を使い、作りながら考える。   見る,聞く,香りや手触り、雰囲気など ・客観性の追求や一般化を急がない。 ・構想と表現を行き来しながら、デザインの  精度を上げていく。
  • 31. SDNJ Meetup vol.7, TAMABI, yoshihashi.akio, 2018 「サービスデザイン」教育の いままで と これから やってきたこと,できていること:  ・サービス利用者の経験(UX)を描く。  ・具体的なかたちにする(表現)。  ・魅力的な経験をつくる(感性的な部分)。 模索しながら考えていること:  ・ビジネスの視点をどのくらい入れるか?  ・プロバイダーや従業員、組織の視点、…   美大の学部生にどこまで教えるのか?
  • 32. 吉橋 昭夫 多摩美術大学 准教授 美術学部 情報デザイン学科 情報デザインコース yoshihashi@tamabi.ac.jp twitter: @akyoshi facebook:多摩美術大学 吉橋研究室/サービスデザイン ゼミ
 https://www.facebook.com/tamabi.yoshihashi.Lab 
 学会発表資料など:slideshare, SpeakerDeck Akio Yoshihashi