SlideShare ist ein Scribd-Unternehmen logo
1 von 6
Downloaden Sie, um offline zu lesen
はじめてのアジャイル挑戦記~実践して学んだこと~
Agile Japan 2011 ポスターセッション




                                                         ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社
                                                                         事業1部 開発3課
                                                                             川口 順央




Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.
プロジェクトの概要
コンシューマー向け組み込み機器開発プロジェクト。

わたしたちのチームは、ミドルウェアの一部のモジュールと
ハードウェア性能評価及びデモ用アプリケーションを担当。




チームでアジャイルに挑戦
  2週間のイテレーションによる反復開発
  イテレーションごとに常にリリースできる
   ソフトウェアを作る
  ねらいは、イテレーションの実績値を
   使った合理的なゴール設定



2011/3/29   Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.
イテレーションの軌跡                                                                                        予定タスク
                                                                                                   完了タスク




      イテレーション #1                        イテレーション #2                    イテレーション #3           イテレーション #4




                                                                                   1週間延長



     イテレーション #5                       イテレーション #6                      イテレーション #7     イテレーション #7’(1週間延長後)

<できたこと>
 変更を受け入れつつ2週間おきに成果を出すことができた(最後だけ1週間延長)。
<反省点>
 イテレーション計画でストーリーを詰め込みすぎた。途中でいくつかのタスクを次回へ見送
りとしたことが多かった。
 2011/3/29   Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.
ストーリーポイントの推移から長期的見通しを得た

                                                         実装予定のストーリーポイントの変化は、ストーリー
                                                         の追加やストーリーポイント値の再見積りによる。




    イテレーション #3 終了後




                                                 イテレーション #5 終了後


 実装予定のストーリーのストーリーポイントと実装完了
  したストーリーポイントの推移をプロットすることで長期
  的見通しが得られた(バグ収束曲線と同じ考え方)。
 チームの経験(実績値)を元に見通しの確度を徐々に                                             イテレーション #7’ 終了後
  あげていった。
  2011/3/29   Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.
コードを良い状態に保つには余裕が必要
余裕がないと、                                                               余裕があると、

 イテレーション
                            リファクタリン
 計画のときに                                                                 イテレーション
                            グする余裕が                                      計画のときに余
                                                                                  リファクタリング
 ストーリーを詰                                                                            ができる
                              ない                                        裕を持たせる
 め込みすぎる




 ストーリーを実                    変更を受け入
 装するのに時                     れにくいコー                                      ストーリーを実
                                                                                  変更に強いコー
  間がかかる                        ド                                        装するのが速く
                                                                                     ド
                                                                           なる



 詰め込みすぎの原因は、楽観的な見積もり                                                   計画時は実績値を重視する
 デモアプリでは単体テストがなかったので                                                   余裕分を使ってリファクタリング
  リファクタリングに余計二の足を踏む。                                                     をこまめに実施

 2011/3/29   Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.
まとめ
 繰り返しの有効性を実感。
        イテレーションの経験(実績値)を使うことで徐々に計画の確
         度を上げられる。
        見通しを示すことで合理的なゴール設定ができる。


 イテレーションでは余裕を持つことが重要。
        詰め込みすぎ注意。実績値を使って計画を。
        リファクタリングをこまめに実施。コードを良い状態に保つこと
         がスピードアップのカギ。

                                                                     “Sony”はソニー株式会社の商標です。
各ソニー製品の商品名・サービス名はソニー株式会社またはグループ各社の登録商標です。その他の製品および会社名は、各社の商号、登録商標または商標です。


2011/3/29   Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.

Weitere ähnliche Inhalte

Ähnlich wie Agile japan2011

ソフトウェア開発の現場風景
ソフトウェア開発の現場風景ソフトウェア開発の現場風景
ソフトウェア開発の現場風景Koichi ITO
 
大規模JSプロジェクト ロードオブナイツの管理手法紹介 2012-11-06
大規模JSプロジェクト ロードオブナイツの管理手法紹介 2012-11-06大規模JSプロジェクト ロードオブナイツの管理手法紹介 2012-11-06
大規模JSプロジェクト ロードオブナイツの管理手法紹介 2012-11-06俊仁 小林
 
Azure 障害との上手な付き合い方
Azure 障害との上手な付き合い方Azure 障害との上手な付き合い方
Azure 障害との上手な付き合い方Yuto Takei
 
アジャイル開発の進め方
アジャイル開発の進め方アジャイル開発の進め方
アジャイル開発の進め方ESM SEC
 
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合InnovationSprint2011
 
[ESM_CM セミナー]小さく作って大いに役立つスマートフォンアプリ(CYCLONE)公開用
[ESM_CM セミナー]小さく作って大いに役立つスマートフォンアプリ(CYCLONE)公開用[ESM_CM セミナー]小さく作って大いに役立つスマートフォンアプリ(CYCLONE)公開用
[ESM_CM セミナー]小さく作って大いに役立つスマートフォンアプリ(CYCLONE)公開用masashi takehara
 
【Agile Forum in Gifu】 Visual Studio 2010 でみる、アジャイル開発における開発支援ツールの活用
【Agile Forum in Gifu】 Visual Studio 2010 でみる、アジャイル開発における開発支援ツールの活用【Agile Forum in Gifu】 Visual Studio 2010 でみる、アジャイル開発における開発支援ツールの活用
【Agile Forum in Gifu】 Visual Studio 2010 でみる、アジャイル開発における開発支援ツールの活用智治 長沢
 
[db analytics showcase Sapporo 2018] A33 AI社内実装の試み~ソニーNNCを非技術者に使わせてみる~
[db analytics showcase Sapporo 2018] A33 AI社内実装の試み~ソニーNNCを非技術者に使わせてみる~[db analytics showcase Sapporo 2018] A33 AI社内実装の試み~ソニーNNCを非技術者に使わせてみる~
[db analytics showcase Sapporo 2018] A33 AI社内実装の試み~ソニーNNCを非技術者に使わせてみる~Insight Technology, Inc.
 
Distributed Agile using UML
Distributed Agile using UMLDistributed Agile using UML
Distributed Agile using UMLKenji Hiranabe
 
Spring oneを経験してよりよいwebサービスを作るために僕らが取り組むこと(document編)(SpringRESTDocs)
Spring oneを経験してよりよいwebサービスを作るために僕らが取り組むこと(document編)(SpringRESTDocs)Spring oneを経験してよりよいwebサービスを作るために僕らが取り組むこと(document編)(SpringRESTDocs)
Spring oneを経験してよりよいwebサービスを作るために僕らが取り組むこと(document編)(SpringRESTDocs)Takahiro Fujii
 
13-E-7 クラウドサービスとゲーミフィケーション: 「TwilioQuest 3」を用いた開発者オンボーディング
13-E-7 クラウドサービスとゲーミフィケーション: 「TwilioQuest 3」を用いた開発者オンボーディング13-E-7 クラウドサービスとゲーミフィケーション: 「TwilioQuest 3」を用いた開発者オンボーディング
13-E-7 クラウドサービスとゲーミフィケーション: 「TwilioQuest 3」を用いた開発者オンボーディングDaizen Ikehara
 
Jenkinsで始める継続的デリバリーと実践の道程
Jenkinsで始める継続的デリバリーと実践の道程Jenkinsで始める継続的デリバリーと実践の道程
Jenkinsで始める継続的デリバリーと実践の道程Masanori Satoh
 
Ricoh UCS for iPad でみる エンタープライズ アジャイル開発
Ricoh UCS for iPad でみる エンタープライズ アジャイル開発Ricoh UCS for iPad でみる エンタープライズ アジャイル開発
Ricoh UCS for iPad でみる エンタープライズ アジャイル開発Naoki Umehara
 
現場の見える化で、チーム力を向上させる
現場の見える化で、チーム力を向上させる現場の見える化で、チーム力を向上させる
現場の見える化で、チーム力を向上させるESM SEC
 
Ps開発プロジェクトへのアジャイルプラクティスの適用
Ps開発プロジェクトへのアジャイルプラクティスの適用Ps開発プロジェクトへのアジャイルプラクティスの適用
Ps開発プロジェクトへのアジャイルプラクティスの適用KOUc14
 
分散開発チームによるAgile開発実践 ~いろいろハマった!よかった
分散開発チームによるAgile開発実践 ~いろいろハマった!よかった分散開発チームによるAgile開発実践 ~いろいろハマった!よかった
分散開発チームによるAgile開発実践 ~いろいろハマった!よかったMakoto Iguchi
 
NTTデータはどうやってCCPMを導入したのか?
NTTデータはどうやってCCPMを導入したのか?NTTデータはどうやってCCPMを導入したのか?
NTTデータはどうやってCCPMを導入したのか?shibao800
 
メガ Unity ユーザーミートアップ 2012
メガ Unity ユーザーミートアップ 2012メガ Unity ユーザーミートアップ 2012
メガ Unity ユーザーミートアップ 2012cfm_art
 
20131101 Planning From The Trenches
20131101 Planning From The Trenches20131101 Planning From The Trenches
20131101 Planning From The TrenchesMitsuyuki Shiiba
 

Ähnlich wie Agile japan2011 (20)

ソフトウェア開発の現場風景
ソフトウェア開発の現場風景ソフトウェア開発の現場風景
ソフトウェア開発の現場風景
 
大規模JSプロジェクト ロードオブナイツの管理手法紹介 2012-11-06
大規模JSプロジェクト ロードオブナイツの管理手法紹介 2012-11-06大規模JSプロジェクト ロードオブナイツの管理手法紹介 2012-11-06
大規模JSプロジェクト ロードオブナイツの管理手法紹介 2012-11-06
 
Azure 障害との上手な付き合い方
Azure 障害との上手な付き合い方Azure 障害との上手な付き合い方
Azure 障害との上手な付き合い方
 
アジャイル開発の進め方
アジャイル開発の進め方アジャイル開発の進め方
アジャイル開発の進め方
 
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合
イノベーションスプリント2011 nttデータにおける制約理論を活用した分散アジャイル開発~アジャイルとtocの融合
 
20130320 agile pm
20130320 agile pm20130320 agile pm
20130320 agile pm
 
[ESM_CM セミナー]小さく作って大いに役立つスマートフォンアプリ(CYCLONE)公開用
[ESM_CM セミナー]小さく作って大いに役立つスマートフォンアプリ(CYCLONE)公開用[ESM_CM セミナー]小さく作って大いに役立つスマートフォンアプリ(CYCLONE)公開用
[ESM_CM セミナー]小さく作って大いに役立つスマートフォンアプリ(CYCLONE)公開用
 
【Agile Forum in Gifu】 Visual Studio 2010 でみる、アジャイル開発における開発支援ツールの活用
【Agile Forum in Gifu】 Visual Studio 2010 でみる、アジャイル開発における開発支援ツールの活用【Agile Forum in Gifu】 Visual Studio 2010 でみる、アジャイル開発における開発支援ツールの活用
【Agile Forum in Gifu】 Visual Studio 2010 でみる、アジャイル開発における開発支援ツールの活用
 
[db analytics showcase Sapporo 2018] A33 AI社内実装の試み~ソニーNNCを非技術者に使わせてみる~
[db analytics showcase Sapporo 2018] A33 AI社内実装の試み~ソニーNNCを非技術者に使わせてみる~[db analytics showcase Sapporo 2018] A33 AI社内実装の試み~ソニーNNCを非技術者に使わせてみる~
[db analytics showcase Sapporo 2018] A33 AI社内実装の試み~ソニーNNCを非技術者に使わせてみる~
 
Distributed Agile using UML
Distributed Agile using UMLDistributed Agile using UML
Distributed Agile using UML
 
Spring oneを経験してよりよいwebサービスを作るために僕らが取り組むこと(document編)(SpringRESTDocs)
Spring oneを経験してよりよいwebサービスを作るために僕らが取り組むこと(document編)(SpringRESTDocs)Spring oneを経験してよりよいwebサービスを作るために僕らが取り組むこと(document編)(SpringRESTDocs)
Spring oneを経験してよりよいwebサービスを作るために僕らが取り組むこと(document編)(SpringRESTDocs)
 
13-E-7 クラウドサービスとゲーミフィケーション: 「TwilioQuest 3」を用いた開発者オンボーディング
13-E-7 クラウドサービスとゲーミフィケーション: 「TwilioQuest 3」を用いた開発者オンボーディング13-E-7 クラウドサービスとゲーミフィケーション: 「TwilioQuest 3」を用いた開発者オンボーディング
13-E-7 クラウドサービスとゲーミフィケーション: 「TwilioQuest 3」を用いた開発者オンボーディング
 
Jenkinsで始める継続的デリバリーと実践の道程
Jenkinsで始める継続的デリバリーと実践の道程Jenkinsで始める継続的デリバリーと実践の道程
Jenkinsで始める継続的デリバリーと実践の道程
 
Ricoh UCS for iPad でみる エンタープライズ アジャイル開発
Ricoh UCS for iPad でみる エンタープライズ アジャイル開発Ricoh UCS for iPad でみる エンタープライズ アジャイル開発
Ricoh UCS for iPad でみる エンタープライズ アジャイル開発
 
現場の見える化で、チーム力を向上させる
現場の見える化で、チーム力を向上させる現場の見える化で、チーム力を向上させる
現場の見える化で、チーム力を向上させる
 
Ps開発プロジェクトへのアジャイルプラクティスの適用
Ps開発プロジェクトへのアジャイルプラクティスの適用Ps開発プロジェクトへのアジャイルプラクティスの適用
Ps開発プロジェクトへのアジャイルプラクティスの適用
 
分散開発チームによるAgile開発実践 ~いろいろハマった!よかった
分散開発チームによるAgile開発実践 ~いろいろハマった!よかった分散開発チームによるAgile開発実践 ~いろいろハマった!よかった
分散開発チームによるAgile開発実践 ~いろいろハマった!よかった
 
NTTデータはどうやってCCPMを導入したのか?
NTTデータはどうやってCCPMを導入したのか?NTTデータはどうやってCCPMを導入したのか?
NTTデータはどうやってCCPMを導入したのか?
 
メガ Unity ユーザーミートアップ 2012
メガ Unity ユーザーミートアップ 2012メガ Unity ユーザーミートアップ 2012
メガ Unity ユーザーミートアップ 2012
 
20131101 Planning From The Trenches
20131101 Planning From The Trenches20131101 Planning From The Trenches
20131101 Planning From The Trenches
 

Kürzlich hochgeladen

モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察 ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...
モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察  ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察  ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...
モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察 ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...博三 太田
 
クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdf
クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdfクラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdf
クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdfFumieNakayama
 
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?akihisamiyanaga1
 
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineerYuki Kikuchi
 
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdf
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdfAWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdf
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdfFumieNakayama
 
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版:キンドリルジャパン社内勉強会:2024年4月発表)
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版:キンドリルジャパン社内勉強会:2024年4月発表)業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版:キンドリルジャパン社内勉強会:2024年4月発表)
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版:キンドリルジャパン社内勉強会:2024年4月発表)Hiroshi Tomioka
 
NewSQLの可用性構成パターン(OCHaCafe Season 8 #4 発表資料)
NewSQLの可用性構成パターン(OCHaCafe Season 8 #4 発表資料)NewSQLの可用性構成パターン(OCHaCafe Season 8 #4 発表資料)
NewSQLの可用性構成パターン(OCHaCafe Season 8 #4 発表資料)NTT DATA Technology & Innovation
 
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)UEHARA, Tetsutaro
 

Kürzlich hochgeladen (8)

モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察 ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...
モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察  ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察  ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...
モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察 ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...
 
クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdf
クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdfクラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdf
クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdf
 
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?
 
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer
 
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdf
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdfAWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdf
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdf
 
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版:キンドリルジャパン社内勉強会:2024年4月発表)
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版:キンドリルジャパン社内勉強会:2024年4月発表)業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版:キンドリルジャパン社内勉強会:2024年4月発表)
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版:キンドリルジャパン社内勉強会:2024年4月発表)
 
NewSQLの可用性構成パターン(OCHaCafe Season 8 #4 発表資料)
NewSQLの可用性構成パターン(OCHaCafe Season 8 #4 発表資料)NewSQLの可用性構成パターン(OCHaCafe Season 8 #4 発表資料)
NewSQLの可用性構成パターン(OCHaCafe Season 8 #4 発表資料)
 
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)
 

Agile japan2011

  • 1. はじめてのアジャイル挑戦記~実践して学んだこと~ Agile Japan 2011 ポスターセッション ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社 事業1部 開発3課 川口 順央 Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.
  • 2. プロジェクトの概要 コンシューマー向け組み込み機器開発プロジェクト。 わたしたちのチームは、ミドルウェアの一部のモジュールと ハードウェア性能評価及びデモ用アプリケーションを担当。 チームでアジャイルに挑戦  2週間のイテレーションによる反復開発  イテレーションごとに常にリリースできる ソフトウェアを作る  ねらいは、イテレーションの実績値を 使った合理的なゴール設定 2011/3/29 Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.
  • 3. イテレーションの軌跡 予定タスク 完了タスク イテレーション #1 イテレーション #2 イテレーション #3 イテレーション #4 1週間延長 イテレーション #5 イテレーション #6 イテレーション #7 イテレーション #7’(1週間延長後) <できたこと> 変更を受け入れつつ2週間おきに成果を出すことができた(最後だけ1週間延長)。 <反省点> イテレーション計画でストーリーを詰め込みすぎた。途中でいくつかのタスクを次回へ見送 りとしたことが多かった。 2011/3/29 Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.
  • 4. ストーリーポイントの推移から長期的見通しを得た 実装予定のストーリーポイントの変化は、ストーリー の追加やストーリーポイント値の再見積りによる。 イテレーション #3 終了後 イテレーション #5 終了後  実装予定のストーリーのストーリーポイントと実装完了 したストーリーポイントの推移をプロットすることで長期 的見通しが得られた(バグ収束曲線と同じ考え方)。  チームの経験(実績値)を元に見通しの確度を徐々に イテレーション #7’ 終了後 あげていった。 2011/3/29 Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.
  • 5. コードを良い状態に保つには余裕が必要 余裕がないと、 余裕があると、 イテレーション リファクタリン 計画のときに イテレーション グする余裕が 計画のときに余 リファクタリング ストーリーを詰 ができる ない 裕を持たせる め込みすぎる ストーリーを実 変更を受け入 装するのに時 れにくいコー ストーリーを実 変更に強いコー 間がかかる ド 装するのが速く ド なる  詰め込みすぎの原因は、楽観的な見積もり  計画時は実績値を重視する  デモアプリでは単体テストがなかったので  余裕分を使ってリファクタリング リファクタリングに余計二の足を踏む。 をこまめに実施 2011/3/29 Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.
  • 6. まとめ  繰り返しの有効性を実感。  イテレーションの経験(実績値)を使うことで徐々に計画の確 度を上げられる。  見通しを示すことで合理的なゴール設定ができる。  イテレーションでは余裕を持つことが重要。  詰め込みすぎ注意。実績値を使って計画を。  リファクタリングをこまめに実施。コードを良い状態に保つこと がスピードアップのカギ。 “Sony”はソニー株式会社の商標です。 各ソニー製品の商品名・サービス名はソニー株式会社またはグループ各社の登録商標です。その他の製品および会社名は、各社の商号、登録商標または商標です。 2011/3/29 Copyright 2011 Sony Digital Network Applications, Inc.