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2020年2月7日
先端IT活用推進コンソーシアム
コンテキスト・コンピューティング研究部会
リーダー: 道村 唯夫(富士ゼロックス株式会社)
ITフォーラム 2020
空気を読む家 6thシナリオ
将来展望: コンテキストコンピューティングで紐
解く
『空気を読む家の安全と安心』
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内容
1. コンテキスト・コンピューティング研
究部会
2. 空気を読む家の安全と安心
a. 安全と安心
b. 転倒を検出したら
c. 転倒に関する考察と将来展望
3. まとめ
2
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コンテキスト・コンピューティング研究
部会
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2018年7月西日本豪雨
「逃げなくても大丈夫」避難拒む父に危機が
https://videotopics.yahoo.co.jp/video/news24/192795
http://www.news24.jp/articles/2018/07/18/07398986.html
4
 データ(広島県調べ)
• 避難者は全対象者の約0.3%
• 犠牲者の約80%は屋内で発見
 避難者側の課題?
• 正常性バイアス
• 行政・自治体への過信
 避難指示者側の課題?
• 信頼性の高い情報を提供できなかった
• 論拠の多様性
• 行動変容アプローチの必要性
• 相手を理解・受容し、不安を取り
除いて、助言し、励ます
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課題認識
5
情報爆発
認知限界
認知バイアス
消極的自由の肥大
不確実性
の高まり
気候変動
社会の複雑化
世界のフラット化
計算機が日常生活に近接
意思決定の傾向
弱い紐帯の強さ
主観の重要性
情報取得から情報活用へ
有用な情報の見極め
「知」とは意思決定に有用な情
報
信頼できる情報
• 石から玉を見つける(玉石混淆)
• 定式化困難な課題に対する妥当解
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活動の背景と目的
• 背景
情報の入手は容易になってきた
主観を重視した社会知性という考え方が提唱されている
• 専門知だけを重視しない
• 正解や総意がはっきりしない課題に対して、妥当な解を見出す
人と機械の役割分担で、大量の非構造化情報源に対する意味処理が可能と
なる
• 未定式の課題を定式的な課題にリアルタイムに変換して解決する
• 目的
– 近未来の情報社会をビジョンとして描く
– 個人と社会のインテリジェンスが階層的に連動する情報基盤を提言する
6
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部会の活動
• ビジョン
– 「人と機械の協働による社会知形成」の実現に向けて
– 「近未来の情報社会における情報基盤としての社会知の活用」
• 活動内容
– 「情報内容の信頼性」を考慮した知識基盤について、その構築(知識獲得)
と活用の調査・研究・検証
• 議論を通じて構築
– 人と機械の適切な役割分担とは
• 判断と動作の連鎖
• 構築した知識基盤の活用方法
– リアルタイム性/主観性 (cf. Wikipedia)
– 協働プロジェクト「空気を読む家」での活用
7
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社会「知」
• 「知」とは
– まず、人が生きるために有用な情報のこと
– つまり、意思決定に有用な情報のこと
– 平たく言えば、予言的な未来の事象に対して推測や推定に役立つ情
報
• 社会「知」
– 社会的に構築された「知」のこと ≒ 集合知 「知」となる条件
• 多様性、独立性、分散性、集約性
• by スロウィツキー
• 大規模性、善意と信頼性
– 人間(閉鎖系)同士の対話の記憶の蓄積によって、
主観的な知が発生させた上位の社会的な階層における意味構造
8
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Project LA – Lead to Action
• 関心事にチェックイン
– 「関心事」という課題に対する解決案を利用者が相互
に評価
– 機械(計算機)が解決案に対する評価をスコアリング
9
課題
解決案A
解決案B
解決案C
コンテンツ0
コンテンツ1
コンテンツ2
利用者い
利用者ろ
+
+
+
-
証拠理論(Dempster-Shafer
theory of evidence)に基づき
確からしさを算出
属性X
属性Y
 一般化された情報は鵜呑み
にできない/しない
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信頼概念の整理
• 情報の信頼概念
– Reliability
• 計算機などが仕様通りに動作するか
– Trustworthiness
• ある主体を、ある事柄に関して信頼できる
– Credibility
• 情報の内容を信頼できる
• 情報の内容が正しい
「情報コンテンツの信頼性とその評価技術」加藤ほか(2006)より
– Dependability
• 情報の内容に依存できる、頼れる
⇒ Dependability (= Credibility + Trustworthiness + α - β)を扱う
10
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信頼概念の整理
• 信頼性とは
– 自己利益に裏打ちされていない、利他的ないしは論理的な行動を
生み出す人格特性
• 信頼に値する行動をとる傾向性
「信頼の構造」山岸俊男(1998)より
– 自然の秩序や定理・真理、行動規範から合理的・論理的に推測さ
れた内容のコミュニティにおける合意度合い
• 複数の情報の相互関係により信頼性が評価される
11
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信頼の構造
12
人間性、相手の感
情・態度、相手の誘
因構造
自然の秩序に
対する期待
道徳的秩序に
対する期待
発信元に
対する期待
情報の内容に
対する期待
表現
発信元の能力
に対する期待
発信元の意図
に対する期待
安心
狭義の信頼
人間関係的
信頼
人格的信頼
個別的信頼
カテゴリー的
信頼
一般的信頼
理解
共感・納得
功利的共感
規範的共感
情緒的共感
構成
見栄え・挙動
情報依存的
信頼
「信頼の構造」山岸俊男,(1998)より引用して改変
ステレオタイ
プに基づく信
頼
発信元の
信頼性
情報内容の
信頼性
これらを複雑に組み合わせで信頼性を評価してい
る
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発信元の信頼性
• 信頼に値する行動をとる傾向性 ⇒ 期待
– 能力に対する期待
– 医師は医学的な知識を持っているはず(専門性)
– 意図に対する期待
• 安心 – 相手にとっての誘因構造
– 村社会には悪い人はいない (「針千本マシン」が埋め込まれている)
• 人間関係的信頼
– 親友は自分を裏切らない
• 人格的信頼
– 個別的信頼 – 直接/間接的にあの人は信頼できることを知っている
» 信頼性を扱う研究の多くは、この信頼性を推定している
– カテゴリー的信頼 – 大学の教授は立派な人だ
– 一般的信頼 – 相手を知らない場合の信頼のデフォルト値、未知の対象をどれくらい信頼で
きるか
13
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情報の内容の信頼性
• 合理的・倫理的に推測された内容の合意度合
い
– 自然の秩序に対する期待
– 理解・共感・納得
• 功利的共感
– 評価者の価値観や志向に基づく利得と主観的確率の組み合わせ
– 選考の合理的戦略
• 規範的共感
– 行動規範への適合性
• 情緒的共感
– 評価者個人の感情に基づく評価
– 表現
• 論理構成
– 真贋を判断するために意味内容を理解できるか
• 見栄え・挙動
– 誤字・脱字がない、など
14
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情報の論理構成
• トゥールミン・モデル
– 複雑で不確実性の高い実世界における論理の構造
• 社会学的科学哲学
– 社会的な知識の基盤に焦点
– 知識の根拠を示す
• 三段論法は形式論理学的には正しいが、実世界を十分に表現できな
い
cf. 思弁的実在論 – カント以来の近代哲学の中心概念が「相関」になった
» カント以来の人間の有限性を報じる哲学に対する抵抗
» 無矛盾律を除くすべての論理法則においても必然性概念を拒絶
15
「議論のレッスン」
福澤 一吉著、
ISBN-13: 978-4140880258
「議論の技法」
スティーヴン・トゥールミン著、
ISBN-13: 978-4489020940
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トゥールミンの議論モデル
16
根拠 (Data)
限定語 (Qualifier)
主張 (Claim)
論拠 (Warrant)
裏づけ (Backing)
反証 (Rebuttal)
根拠・論拠の確か
さの程度を示す
主張と対になって
示される理由
主張より相手に受
け入れられやすい
隠れた根拠、もし
くは、暗黙の仮定
論拠の効力に関
する保留条件
言いたいこと
議論の結論
論拠の信憑性を
示す裏づけ
合意された真実
常識、もしく
は理由、仮説
論拠の成立
可能性
例外、もしくは但
し書き、保留条件
確信度、確率
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信頼できる情報の構造(知識基盤)
トゥールミンの議論モデルをもとにした重層的なグラフ構造
17
根
拠
主
張
限定語
論拠
裏付け
論拠反証
根拠 主張
限定語
論拠
裏付け
論拠 反証
根拠 主張
限定語
論拠
裏付け
論拠 反証
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知識基盤
• 記法(仮)
18
仮説(根拠)
判断(主張)
例外(反駁)
補足/補強(論
拠)
戦略 論理間を結合する / 判断を詳細化・細分化
常識の場合は省略
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空気を読む家の安全と安心
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安全と安心
• 安全
– 許容できないリスクがないこと [ISO/IEC 51:2014]
– 損害や損失が発生する可能性をゼロにする(絶対安全)
cf. セキュリティ、保安 (犯罪や事故などを防止するための警備全般)、保
全、保守
• 安心
– 心が安んじること
– 気がかりなことがなくて、心が落ち着くこと
– 心が安らかで心配のないさま
[国語大辞典/小学館]
21
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緊急事態発生
22
• 緊急事態に周囲の人は
– 気が動転する
– 冷静な判断ができない
– 何をしてよいかわからない
– 救急車を呼んでいいかわからない(躊躇する)
⇒ 手当ての遅れ
⇒ 生命の危険
⇒ 安全安心ではない
⇒ 適切な行動を促す(意思決定支援)
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転倒発生における知識基盤
• フレーム(前提)
– 目指すのは安全で安心な暮らし
• 重大化する前に早期に適切な手当てを受けられる
– 最終的な判断(救急車を呼ぶ、など)は人間
• あくまでも意思決定の支援
– 高齢女性の一人暮らしが対象
– 対象者の母国語は日本語
– 対象者の定期健康診断の結果は事前に入力済
• 対象者は重度の認知症ではなく、心身ともに健康
– 対象者はバイタルセンサーをつけていない
– 対象者は契約サービスに自動で連絡されていることを認
識
– 近隣に対象者と親しい人が居住
– 対象者の家族は離れたところで生活
– 対象者はリビングで転倒
– などなど
23
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転倒を検知したら
24
本人が拒否しても通知が必要な事例あり
連絡すること
- 健康診断的な形式
- 検出したデータと判断理由
- 発生場所、発生状況
- バイタルデータ
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転倒を検知したら
25
本人が拒否しても通知が必要な事例あり
連絡すること
- 健康診断的な形式
- 検出したデータと判断理由
- 発生場所、発生状況
- バイタルデータ
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転倒を検知したら
26
連絡すること
- 健康診断的な形式
- 検出したデータと判断理由
- 発生場所、発生状況
- バイタルデータ
専門家のレビュー、
科学的裏付けが必要
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転倒を検知したら
27
機械が実施
人と機械が協働で実施
できたところ
機械が実施
人と機械が協働で実施
できそうなところ
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医学的な転倒
• 定義
– 他人による外力、意識消失、脳卒中などにより突然発症した麻痺、てんか
ん発作によることなく、不注意によって、人が同一平面あるいはより低い
平面へ倒れること [Gibson MJ (1987)]
• 直立二足歩行する人間にとっては立位からの転倒は避けられない宿命
「日本転倒予防学会(http://www.tentouyobou.jp/)」より
転倒は結果であり原因である
28「ここまでできる高齢者の転倒予防」武藤芳照(2010)より
易転倒性 転倒
骨折
(主に大腿
骨頸部骨折)
寝たきり
要介護状態
転倒恐怖感
閉じこもり
廃用症候群外的要因内的要因
骨粗鬆症
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高齢者の転倒
• 現状認識
– 介護が必要となった原因のうち12.2%が骨折・転倒で四番目に多い
– 男性(6.0%)より女性(15.4%)の方が割合が高い
– 転倒が原因の要介護のレベルは高くなる傾向がある
– 85歳以上の25.3%が一年以内に転倒 (70歳以上で30~40%という見方
も)
「厚生労働省 国民生活基礎調査(平成25年)」より
29
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高齢者の転倒の分析
• 転倒が多い場所
– 居間・茶の間・リビング > 玄関・ホール・ポーチ > 階段 > 寝室 > 廊下 >
浴室
• 転倒の原因
– 内的要因
• 体の状態の変化: 力が弱くなる、バランスが悪くなる、視野や視力が悪くなる
• 精神・心理: 焦り、不安、緊張、興奮、注意力不足
• 服薬状況: 服用している薬の数
– 外的要因
• 履物: 脱げやすいもの、滑りやすいもの
• 床の状態: でこぼこ、小さい段差、滑りやすさ
• 明るさ: 夜間などの足元の明るさ
• 床の障害物: 電気コード、カーペットなどの折れ端、滑りやすいマット
「聖隷淡路病院 https://www.seirei.or.jp/awaji/activity/265.html」より
30
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高齢者の転倒の予防
• 転倒を予防するには
– 複合的な運動
• バランス能力の維持
• デュアルタスク能力の維持
⇒ 脳の高次機能への働きかけ/認知機能
– きれいな歩き方
• 少し遠くを見て背筋を伸ばす
• 肘を軽く曲げる
• 足の指で強く踏み切る
• 踵から地面に着く
– 服薬中の注意
• 使用上の注意の理解と服薬履歴
• 服薬開始からの変化の確認
– 環境整備
「聖隷淡路病院 https://www.seirei.or.jp/awaji/activity/265.html」を改変
31
• 「空気を読む家」は何ができる
か
– 「転倒」に限らない予防策が必要
• 良い習慣が安全安心につながっている
– 日常生活の見守り
• 生活習慣
– 食生活
– 睡眠効率 ⇒ 家庭高血圧との相関(OmronHC)
– 排尿、排便
– 会話
• 運動能力・運動習慣
– バランス能力
– デュアルタスク能力
– 歩き方
– 動作
• 社会との関わり
– 危険性判断
• 行動変容アプローチ
外
的
要
因
内
的
要
因
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日常生活での見守り
• デュアルタスク能力低下の早期発見(仮説)
32
• 日本転倒予防学会
• 樋口貴広教授(首都大学東京)
• 青山朋樹准教授(京都大学)
• 山田実准教授(筑波大学)
• 株式会社日本シューター、など
• 歩行がギクシャクしてきた
• 歩行中の視線が近くなった
デュアルタスク能力の低
下
怪我をしていなければ
ひょっとすると
散歩などの外出の機会が
減っている
• 疫学的調査研究結果
• 毎日散歩していたが、
この半年では月に1~2
回
家
族
へ
の
具
申
・
提
案
本
人
へ
の
受
診
の
提
案
生
活
習
慣
・
運
動
習
慣
の
改
善
提
案
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まとめ
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まとめ
• コンテキストコンピューティング
– 近未来の情報社会における情報基盤として人と機械の協働による社会知の形成と
活用
– 「情報内容の信頼性」を考慮した知識基盤について、その構築と活用の調査・研
究・検証
• 空気を読む家の安全と安心
– 日常生活の中で「生活の質」を高めるための社会知とITの活用
• 一定の医学や心理学的な知識が必要で人間の尊厳を守らなければならない
– 見守り
• 予防: 生活習慣や運動習慣の改善の提案、屋内環境の改善の提案
• 早期発見: 日常生活における悪い兆しや障害の検出(証拠に基づいた判断)
– 行動支援
• 社会(家族、コミュニティ、など)との関わりの提案と構築
• 適切な意思決定を促す(特に緊急事態)
• 親族などの関係者とのコミュニケーション支援 34
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  • 1. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 2020年2月7日 先端IT活用推進コンソーシアム コンテキスト・コンピューティング研究部会 リーダー: 道村 唯夫(富士ゼロックス株式会社) ITフォーラム 2020 空気を読む家 6thシナリオ 将来展望: コンテキストコンピューティングで紐 解く 『空気を読む家の安全と安心』
  • 2. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 内容 1. コンテキスト・コンピューティング研 究部会 2. 空気を読む家の安全と安心 a. 安全と安心 b. 転倒を検出したら c. 転倒に関する考察と将来展望 3. まとめ 2
  • 3. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. コンテキスト・コンピューティング研究 部会
  • 4. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 2018年7月西日本豪雨 「逃げなくても大丈夫」避難拒む父に危機が https://videotopics.yahoo.co.jp/video/news24/192795 http://www.news24.jp/articles/2018/07/18/07398986.html 4  データ(広島県調べ) • 避難者は全対象者の約0.3% • 犠牲者の約80%は屋内で発見  避難者側の課題? • 正常性バイアス • 行政・自治体への過信  避難指示者側の課題? • 信頼性の高い情報を提供できなかった • 論拠の多様性 • 行動変容アプローチの必要性 • 相手を理解・受容し、不安を取り 除いて、助言し、励ます
  • 5. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 課題認識 5 情報爆発 認知限界 認知バイアス 消極的自由の肥大 不確実性 の高まり 気候変動 社会の複雑化 世界のフラット化 計算機が日常生活に近接 意思決定の傾向 弱い紐帯の強さ 主観の重要性 情報取得から情報活用へ 有用な情報の見極め 「知」とは意思決定に有用な情 報 信頼できる情報 • 石から玉を見つける(玉石混淆) • 定式化困難な課題に対する妥当解
  • 6. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 活動の背景と目的 • 背景 情報の入手は容易になってきた 主観を重視した社会知性という考え方が提唱されている • 専門知だけを重視しない • 正解や総意がはっきりしない課題に対して、妥当な解を見出す 人と機械の役割分担で、大量の非構造化情報源に対する意味処理が可能と なる • 未定式の課題を定式的な課題にリアルタイムに変換して解決する • 目的 – 近未来の情報社会をビジョンとして描く – 個人と社会のインテリジェンスが階層的に連動する情報基盤を提言する 6
  • 7. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 部会の活動 • ビジョン – 「人と機械の協働による社会知形成」の実現に向けて – 「近未来の情報社会における情報基盤としての社会知の活用」 • 活動内容 – 「情報内容の信頼性」を考慮した知識基盤について、その構築(知識獲得) と活用の調査・研究・検証 • 議論を通じて構築 – 人と機械の適切な役割分担とは • 判断と動作の連鎖 • 構築した知識基盤の活用方法 – リアルタイム性/主観性 (cf. Wikipedia) – 協働プロジェクト「空気を読む家」での活用 7
  • 8. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 社会「知」 • 「知」とは – まず、人が生きるために有用な情報のこと – つまり、意思決定に有用な情報のこと – 平たく言えば、予言的な未来の事象に対して推測や推定に役立つ情 報 • 社会「知」 – 社会的に構築された「知」のこと ≒ 集合知 「知」となる条件 • 多様性、独立性、分散性、集約性 • by スロウィツキー • 大規模性、善意と信頼性 – 人間(閉鎖系)同士の対話の記憶の蓄積によって、 主観的な知が発生させた上位の社会的な階層における意味構造 8
  • 9. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. Project LA – Lead to Action • 関心事にチェックイン – 「関心事」という課題に対する解決案を利用者が相互 に評価 – 機械(計算機)が解決案に対する評価をスコアリング 9 課題 解決案A 解決案B 解決案C コンテンツ0 コンテンツ1 コンテンツ2 利用者い 利用者ろ + + + - 証拠理論(Dempster-Shafer theory of evidence)に基づき 確からしさを算出 属性X 属性Y  一般化された情報は鵜呑み にできない/しない
  • 10. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 信頼概念の整理 • 情報の信頼概念 – Reliability • 計算機などが仕様通りに動作するか – Trustworthiness • ある主体を、ある事柄に関して信頼できる – Credibility • 情報の内容を信頼できる • 情報の内容が正しい 「情報コンテンツの信頼性とその評価技術」加藤ほか(2006)より – Dependability • 情報の内容に依存できる、頼れる ⇒ Dependability (= Credibility + Trustworthiness + α - β)を扱う 10
  • 11. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 信頼概念の整理 • 信頼性とは – 自己利益に裏打ちされていない、利他的ないしは論理的な行動を 生み出す人格特性 • 信頼に値する行動をとる傾向性 「信頼の構造」山岸俊男(1998)より – 自然の秩序や定理・真理、行動規範から合理的・論理的に推測さ れた内容のコミュニティにおける合意度合い • 複数の情報の相互関係により信頼性が評価される 11
  • 12. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 信頼の構造 12 人間性、相手の感 情・態度、相手の誘 因構造 自然の秩序に 対する期待 道徳的秩序に 対する期待 発信元に 対する期待 情報の内容に 対する期待 表現 発信元の能力 に対する期待 発信元の意図 に対する期待 安心 狭義の信頼 人間関係的 信頼 人格的信頼 個別的信頼 カテゴリー的 信頼 一般的信頼 理解 共感・納得 功利的共感 規範的共感 情緒的共感 構成 見栄え・挙動 情報依存的 信頼 「信頼の構造」山岸俊男,(1998)より引用して改変 ステレオタイ プに基づく信 頼 発信元の 信頼性 情報内容の 信頼性 これらを複雑に組み合わせで信頼性を評価してい る
  • 13. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 発信元の信頼性 • 信頼に値する行動をとる傾向性 ⇒ 期待 – 能力に対する期待 – 医師は医学的な知識を持っているはず(専門性) – 意図に対する期待 • 安心 – 相手にとっての誘因構造 – 村社会には悪い人はいない (「針千本マシン」が埋め込まれている) • 人間関係的信頼 – 親友は自分を裏切らない • 人格的信頼 – 個別的信頼 – 直接/間接的にあの人は信頼できることを知っている » 信頼性を扱う研究の多くは、この信頼性を推定している – カテゴリー的信頼 – 大学の教授は立派な人だ – 一般的信頼 – 相手を知らない場合の信頼のデフォルト値、未知の対象をどれくらい信頼で きるか 13
  • 14. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 情報の内容の信頼性 • 合理的・倫理的に推測された内容の合意度合 い – 自然の秩序に対する期待 – 理解・共感・納得 • 功利的共感 – 評価者の価値観や志向に基づく利得と主観的確率の組み合わせ – 選考の合理的戦略 • 規範的共感 – 行動規範への適合性 • 情緒的共感 – 評価者個人の感情に基づく評価 – 表現 • 論理構成 – 真贋を判断するために意味内容を理解できるか • 見栄え・挙動 – 誤字・脱字がない、など 14
  • 15. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 情報の論理構成 • トゥールミン・モデル – 複雑で不確実性の高い実世界における論理の構造 • 社会学的科学哲学 – 社会的な知識の基盤に焦点 – 知識の根拠を示す • 三段論法は形式論理学的には正しいが、実世界を十分に表現できな い cf. 思弁的実在論 – カント以来の近代哲学の中心概念が「相関」になった » カント以来の人間の有限性を報じる哲学に対する抵抗 » 無矛盾律を除くすべての論理法則においても必然性概念を拒絶 15 「議論のレッスン」 福澤 一吉著、 ISBN-13: 978-4140880258 「議論の技法」 スティーヴン・トゥールミン著、 ISBN-13: 978-4489020940
  • 16. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. トゥールミンの議論モデル 16 根拠 (Data) 限定語 (Qualifier) 主張 (Claim) 論拠 (Warrant) 裏づけ (Backing) 反証 (Rebuttal) 根拠・論拠の確か さの程度を示す 主張と対になって 示される理由 主張より相手に受 け入れられやすい 隠れた根拠、もし くは、暗黙の仮定 論拠の効力に関 する保留条件 言いたいこと 議論の結論 論拠の信憑性を 示す裏づけ 合意された真実 常識、もしく は理由、仮説 論拠の成立 可能性 例外、もしくは但 し書き、保留条件 確信度、確率
  • 17. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 信頼できる情報の構造(知識基盤) トゥールミンの議論モデルをもとにした重層的なグラフ構造 17 根 拠 主 張 限定語 論拠 裏付け 論拠反証 根拠 主張 限定語 論拠 裏付け 論拠 反証 根拠 主張 限定語 論拠 裏付け 論拠 反証
  • 18. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 知識基盤 • 記法(仮) 18 仮説(根拠) 判断(主張) 例外(反駁) 補足/補強(論 拠) 戦略 論理間を結合する / 判断を詳細化・細分化 常識の場合は省略
  • 19. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 19
  • 20. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 空気を読む家の安全と安心
  • 21. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 安全と安心 • 安全 – 許容できないリスクがないこと [ISO/IEC 51:2014] – 損害や損失が発生する可能性をゼロにする(絶対安全) cf. セキュリティ、保安 (犯罪や事故などを防止するための警備全般)、保 全、保守 • 安心 – 心が安んじること – 気がかりなことがなくて、心が落ち着くこと – 心が安らかで心配のないさま [国語大辞典/小学館] 21
  • 22. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 緊急事態発生 22 • 緊急事態に周囲の人は – 気が動転する – 冷静な判断ができない – 何をしてよいかわからない – 救急車を呼んでいいかわからない(躊躇する) ⇒ 手当ての遅れ ⇒ 生命の危険 ⇒ 安全安心ではない ⇒ 適切な行動を促す(意思決定支援)
  • 23. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 転倒発生における知識基盤 • フレーム(前提) – 目指すのは安全で安心な暮らし • 重大化する前に早期に適切な手当てを受けられる – 最終的な判断(救急車を呼ぶ、など)は人間 • あくまでも意思決定の支援 – 高齢女性の一人暮らしが対象 – 対象者の母国語は日本語 – 対象者の定期健康診断の結果は事前に入力済 • 対象者は重度の認知症ではなく、心身ともに健康 – 対象者はバイタルセンサーをつけていない – 対象者は契約サービスに自動で連絡されていることを認 識 – 近隣に対象者と親しい人が居住 – 対象者の家族は離れたところで生活 – 対象者はリビングで転倒 – などなど 23
  • 24. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 転倒を検知したら 24 本人が拒否しても通知が必要な事例あり 連絡すること - 健康診断的な形式 - 検出したデータと判断理由 - 発生場所、発生状況 - バイタルデータ
  • 25. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 転倒を検知したら 25 本人が拒否しても通知が必要な事例あり 連絡すること - 健康診断的な形式 - 検出したデータと判断理由 - 発生場所、発生状況 - バイタルデータ
  • 26. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 転倒を検知したら 26 連絡すること - 健康診断的な形式 - 検出したデータと判断理由 - 発生場所、発生状況 - バイタルデータ 専門家のレビュー、 科学的裏付けが必要
  • 27. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 転倒を検知したら 27 機械が実施 人と機械が協働で実施 できたところ 機械が実施 人と機械が協働で実施 できそうなところ
  • 28. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 医学的な転倒 • 定義 – 他人による外力、意識消失、脳卒中などにより突然発症した麻痺、てんか ん発作によることなく、不注意によって、人が同一平面あるいはより低い 平面へ倒れること [Gibson MJ (1987)] • 直立二足歩行する人間にとっては立位からの転倒は避けられない宿命 「日本転倒予防学会(http://www.tentouyobou.jp/)」より 転倒は結果であり原因である 28「ここまでできる高齢者の転倒予防」武藤芳照(2010)より 易転倒性 転倒 骨折 (主に大腿 骨頸部骨折) 寝たきり 要介護状態 転倒恐怖感 閉じこもり 廃用症候群外的要因内的要因 骨粗鬆症
  • 29. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 高齢者の転倒 • 現状認識 – 介護が必要となった原因のうち12.2%が骨折・転倒で四番目に多い – 男性(6.0%)より女性(15.4%)の方が割合が高い – 転倒が原因の要介護のレベルは高くなる傾向がある – 85歳以上の25.3%が一年以内に転倒 (70歳以上で30~40%という見方 も) 「厚生労働省 国民生活基礎調査(平成25年)」より 29
  • 30. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 高齢者の転倒の分析 • 転倒が多い場所 – 居間・茶の間・リビング > 玄関・ホール・ポーチ > 階段 > 寝室 > 廊下 > 浴室 • 転倒の原因 – 内的要因 • 体の状態の変化: 力が弱くなる、バランスが悪くなる、視野や視力が悪くなる • 精神・心理: 焦り、不安、緊張、興奮、注意力不足 • 服薬状況: 服用している薬の数 – 外的要因 • 履物: 脱げやすいもの、滑りやすいもの • 床の状態: でこぼこ、小さい段差、滑りやすさ • 明るさ: 夜間などの足元の明るさ • 床の障害物: 電気コード、カーペットなどの折れ端、滑りやすいマット 「聖隷淡路病院 https://www.seirei.or.jp/awaji/activity/265.html」より 30
  • 31. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 高齢者の転倒の予防 • 転倒を予防するには – 複合的な運動 • バランス能力の維持 • デュアルタスク能力の維持 ⇒ 脳の高次機能への働きかけ/認知機能 – きれいな歩き方 • 少し遠くを見て背筋を伸ばす • 肘を軽く曲げる • 足の指で強く踏み切る • 踵から地面に着く – 服薬中の注意 • 使用上の注意の理解と服薬履歴 • 服薬開始からの変化の確認 – 環境整備 「聖隷淡路病院 https://www.seirei.or.jp/awaji/activity/265.html」を改変 31 • 「空気を読む家」は何ができる か – 「転倒」に限らない予防策が必要 • 良い習慣が安全安心につながっている – 日常生活の見守り • 生活習慣 – 食生活 – 睡眠効率 ⇒ 家庭高血圧との相関(OmronHC) – 排尿、排便 – 会話 • 運動能力・運動習慣 – バランス能力 – デュアルタスク能力 – 歩き方 – 動作 • 社会との関わり – 危険性判断 • 行動変容アプローチ 外 的 要 因 内 的 要 因
  • 32. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 日常生活での見守り • デュアルタスク能力低下の早期発見(仮説) 32 • 日本転倒予防学会 • 樋口貴広教授(首都大学東京) • 青山朋樹准教授(京都大学) • 山田実准教授(筑波大学) • 株式会社日本シューター、など • 歩行がギクシャクしてきた • 歩行中の視線が近くなった デュアルタスク能力の低 下 怪我をしていなければ ひょっとすると 散歩などの外出の機会が 減っている • 疫学的調査研究結果 • 毎日散歩していたが、 この半年では月に1~2 回 家 族 へ の 具 申 ・ 提 案 本 人 へ の 受 診 の 提 案 生 活 習 慣 ・ 運 動 習 慣 の 改 善 提 案
  • 33. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. まとめ
  • 34. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. まとめ • コンテキストコンピューティング – 近未来の情報社会における情報基盤として人と機械の協働による社会知の形成と 活用 – 「情報内容の信頼性」を考慮した知識基盤について、その構築と活用の調査・研 究・検証 • 空気を読む家の安全と安心 – 日常生活の中で「生活の質」を高めるための社会知とITの活用 • 一定の医学や心理学的な知識が必要で人間の尊厳を守らなければならない – 見守り • 予防: 生活習慣や運動習慣の改善の提案、屋内環境の改善の提案 • 早期発見: 日常生活における悪い兆しや障害の検出(証拠に基づいた判断) – 行動支援 • 社会(家族、コミュニティ、など)との関わりの提案と構築 • 適切な意思決定を促す(特に緊急事態) • 親族などの関係者とのコミュニケーション支援 34
  • 35. Copyright © 2020 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. http://aitc.jp https://www.facebook.com/aitc.jp 最新情報は こちらをご参照ください ハルミン AITC非公式イメージキャラクター