Fukuoka.php Vol.25 https://fukuokaphp.connpass.com/event/78379/

1. PHPerだってサーバーレスしたい！
2018/02/21 Fukuoka.php
@tsubakimoto_s

2. 松村優大
• 株式会社オルターブース
• 業務執行役員/CTA
• Microsoft MVP (for VSDT)
2

4. 本日のテーマ
• サーバーレスアプリケーション
• PHPで開発する方法
• Azureがおすすめ
6

5. PaaS
FaaS
7
本当はコレもサーバーレス
サーバーレスといえばコレ

6. “サーバーレスコンピューティング”
8

7. クラウドベンダー各社で大体同じ
Azure
サーバー、インフラストラクチャ、オペレーティング システムを抽象化したもの
AWS
サーバーのプロビジョニング、スケーリング、および管理は必要ありません
GCP
サーバー管理にまつわる複雑さを解消する、コンピューティングの新しいパラダイム
9
https://azure.microsoft.com/ja-jp/overview/serverless-computing/
https://aws.amazon.com/jp/serverless/
https://cloud.google.com/serverless/?hl=ja

8. クラウドベンダー各社で大体同じ
Azure
サーバー、インフラストラクチャ、オペレーティング システムを抽象化したもの
AWS
サーバーのプロビジョニング、スケーリング、および管理は必要ありません
GCP
サーバー管理にまつわる複雑さを解消する、コンピューティングの新しいパラダイム
10
https://azure.microsoft.com/ja-jp/overview/serverless-computing/
https://aws.amazon.com/jp/serverless/
https://cloud.google.com/serverless/?hl=ja

9. 開発者が気になるコト
• どんな機能をサーバーレス化する？
• サーバーレス化のメリットは？
• サーバーレスの実行基盤は？
• それPHPで書けるの？
11

10. どんな機能をサーバーレス化する？
(比較的容易なもの)
• API
• コンテナ
(なるべくやったほうがいいもの)
• クラウドのリソースを扱う処理
12

11. サーバーレス化のメリットは？
• スケーラブル（クラウド利用の恩恵）
• 機能間が疎結合になる
（⇒疎結合になるように作るべき）
• テスト範囲が小さくなる
• 好きなプログラム言語で実装できる
13

12. サーバーレスの実行基盤は？
• FaaSを提供するクラウドサービス
• Microsoft Azure
• Amazon Web Services
• Google Cloud Platform
• IBM Bluemix OpenWhisk
• Heroku
14

13. 15
Cloud
Functions
Azure
Functions
AWS
Lambda
IBM
Bluemix

14. それPHPで書けるの？
16
Cloud
Functions
AWS
Lambda
IBM
Bluemix
Azure
Functions

15. 17
Azure Functions
イベントドリブン型の関数単位
のコードを実行できるサービス。
実行時間に対する従量課金プラ
ンが提供されている。
Webhookをはじめ、Azure内外の
サービスと連携することができ
る。(SendGridやTwilioなど)

16. Azure Functionsの料金体系
• 従量課金 (Consumption Plan)
関数が実行されるときに、必要なすべてのコンピュー
ティング リソースが Azure から適用されます。リソース
の管理について考慮する必要がなく、コードを実行した
時間に応じた料金のみを支払います。
• 常時課金 (App Service Plan)
関数を Web アプリ、モバイル アプリ、API アプリと同様
に実行できます。 既に App Service を他のアプリケー
ションに使用している場合、追加コストなしで、同じプ
ランで関数を実行できます。
18

17. 従量課金 (Consumption Plan)
19https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/functions/

18. 常時課金 (App Service Plan)
20https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/app-service/

19. サポートされている言語
21https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-functions/supported-languages

20. ２つのランタイム
• 1.x : Windows only (GA)
• 2.x : Cross platform (Preview)
• .NET Coreが実行基盤 - GitHub
• トリガーとバインドの増加
22

21. トリガーとバインド
• トリガー：関数を呼び出す方法
• PHPでサポート：QueueとHTTP
• バインド：データの入力元/出力先
23https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-functions/functions-triggers-bindings

22. PHPで作ってみよう
時間があればデモします
24

23. run.php (HTTPトリガー)
25
よく分からない！

24. run.php (HTTPトリガー)
26
よく分からない！
Functionsの設定を参照

25. function.json
Functionsのトリガーとバインド
を定義するファイル。
出力先を複数に設定することも
可能。
{
"bindings": [
{
"type": "httpTrigger",
"direction": "in",
"name": "req",
"methods": [ "get" ],
"authLevel": "function"
},
{
"type": "http",
"direction": "out",
"name": "res"
},
{
"type": "table",
"name": "inTable",
"tableName": "person",
"connection": "xxx",
"direction": "in"
}
],
"disabled": false
} 27

26. 28
Table Storage
Functions
(HTTP Trigger)
(1) Request(HTTP GET)
(3) Response
(2) Read data
Your App
(0) Write data

27. 違うんだ、俺はクエリパラメーターで
情報を渡したいんだ。
※ では取得できない
※Table参照の入力定義は削除しておく
29

28. 待て、composerは必要だろ。
1. composer.jsonを用意する
2. Kuduでcomposer.pharをアップロード
→リソースの管理コンソール
3. php composer.phar install
4. require_once "vendor/autoload.php";
30

29. Authorization level (実行権限)
• Function
• APIキー(関数単位)が必要
• Anonymous
• URLが分かれば誰でも実行可能
• Admin
• APIキー(リソース単位)が必要
• マスターキーであるため取り扱い注意
31

30. Functions開発のはじめかた
1. ポータルでFunctionsリソースを作成する
2. ポータルでFunctionsに目的の関数を作成
する
3. トリガー、入力、出力を設定する
4. run.php, functions.jsonの内容をコピー
して、ローカルに同じファイルを作成す
る
5. Gitリポジトリを作成し、これらのファイ
ルをコミットする
32

31. Functionsの良いデプロイ方法
Functionsの展開オプション
A)ローカルGitリポジトリを作成
git remote add azure (url)
git push azure master
※デプロイ資格情報の事前設定が必要
B)外部リポジトリにGitリポジトリを指定
「同期」ボタンでデプロイを開始
33

32. ハマったこと
Node.jsでのFunctions開発
34

33. • Slackの[Outgoing Webhook]
• Slack -> Functions -> Slack
• AWS LambdaからFunctionsに移行した
• Slackへのレスポンスが違った
context.done(null, response);
context.res={…}; context.done();
35

34. ご清聴ありがとうございました
36