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資本主義とお金の未来[補足資料]
- 2. 簡単な自己紹介
• 1980年 東京都生まれ
• 2002年 東京大学経済学部卒業
(大内兵衛賞、経済学部卒業生総代)
• 2007年 プリンストン大学Ph.D.
• 2007年 政策研究大学院大学助教授
• 2014年 大阪大学経済学部准教授
• 研究領域
– 経済理論、ゲーム理論、インセンティブ設計
• 学術研究の傍らマスメディアを通した一
般向けの情報発信や、政府等での委員
活動にも積極的に取り組んでいる。
2018年11月 2安田洋祐|大阪大学
- 4. TVメディア
• レギュラー・準レギュラー
– フジテレビ「とくダネ!」
– 関西テレビ「報道ランナー」
– 読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」
– テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」 ← New!
• 特別番組など
– NHK BS1「欲望の資本主義2017」 「欲望の資本主義2018」
– NHK Eテレ「ニッポンのジレンマ」
– NHK 総合「NHKスペシャル マネーワールド」
– NHK 総合「欲望の資本主義」
2018年11月 4安田洋祐|大阪大学
- 14. 14
「市場経済」のアップデート
• バッテンで決まる価格
– 資本市場 → 利子
– 労働市場 → 賃金
縦軸は常に“価格”
• お金とは別の価格?
– 待ち行列 → 時間
– 評価経済 → いいね!
– ESG投資?
– クラウドファンディング?
2018年11月
同じアイテムでも異なる価格 → マッチング
“お金”以外で価格が決まる → 多次元評価
安田洋祐|大阪大学
- 21. ローレンス・サマーズの“告白” [3]
• 元財務長官、元ハーバード大学学長
– 近年では「長期停滞論」を提唱
• ブレトンウッズのコンファレンス(2011年4月)
– 第二次世界大戦以降、正当派経済理論の「膨大
な体系」が構築されてきたが、危機対応において
は、まるで役に立たなかった。
– なぜ経済が急降下しているのか、どうすればそれ
を止められるのか、その答えを経済学は全くと言
っていいほど示していなかった。
2018年11月 安田洋祐|大阪大学 21
- 23. マービン・キングの“憂い” [3]
• 元イングランド銀行総裁
– 経済学はマネーを研究する学問だとほとんどの
人が考えているが、実際はまったくちがう。
– マクロ経済学者同士の会話には、『マネー』という
単語はめったに出てこない。
– マクロ経済学者が使う標準的なモデルにマネー
が組み込まれていないため、将来、問題が起きる
のではないかと、私は考えている。
– マネーは今後、経済学者同士の会話にたくさん
登場するようになるだろう。
2018年11月 安田洋祐|大阪大学 23
- 24. セイの法則 『政治経済学概論』 [3]
• 古典派マクロ経済学の根幹となる基本原理
– 「生産物の販路を開くのは生産である」
– 買い手が生産品を買う十分なお金を持っていな
いということは、売るための財を十分に生産して
いないということでしかない。
– 供給が需要を生み出すのだから、総供給が減っ
てはじめて、総需要が減るのである。
– 結果として経済の総生産が減少し、不況になる。
• 一般均衡理論 → DSGE + 新ケインズ派
2018年11月 安田洋祐|大阪大学 24
- 25. 貯蓄のパラドックス [4]
• ケインズが正しく見て取ったように…
– 資産のある人は収入の大部分を貯蓄する傾向が
あります。でも、貯蓄は危険なのです。
– 誰もが将来のために貯蓄をしたがりますが、社会
全体としてはお金を積み上げることで将来の備え
をするということはできません。
– ほんとうの富は、明日もっと多くのモノとサービス
を生み出せるように今日行う投資によって生まれ
ます。
2018年11月 安田洋祐|大阪大学 25