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テレワークに AWS を活用するパターン集
- 2. © 2020 Classmethod, Inc.
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はじめに
本資料は、企業が在宅勤務/テレワークを実施するにあたり
AWS 上のシステム、または、
AWS とオンプレミスのハイブリットなシステムを
自宅や外出先から利用する場合の構成パターンを記述したものです。
記述されている構成図は基本的な構成を示しています。
仕様や費用は執筆日時点での情報です。
AWS 公式ドキュメントと差異があるときには、
AWS 公式を正とします。
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Client VPN 説明
【概要】
• マネージドサービスの Client VPN を使用。
【可用性】
• VPN サブネットを2つ Multi-AZ で用意。
【認証】
• VPN の認証は Active Directory 認証と相互認証(証明書) の何れか。
• Active Directory は既存の AD サーバーと接続も可能。
• 多要素認証も可能 (既存 AD の機能に依存)。
• 相互認証はエンドポイントあたり1つの証明書を発行。
【管理・統制】
• Active Directory グループごとにアクセス可能なネットワークを定義。
• クライアント接続ログは CloudWatch Logs に保存される。
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Client VPN 利点懸念
利点
• VPN サーバーの管理が不要になる
• 既存の Active Directory でユーザー管理が可能
懸念
• スケールは AWS によって自動的に行われ、自身ではコントロール不可。
• 相互認証の場合、エンドポイントに一つの証明書になる。(ユーザーごとではなく)
- 7. © 2020 Classmethod, Inc.
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Client VPN AWS 利用料金 概算
VPN
Client VPN エンドポイントの時間料金
0.15USD/時間
VPN
VPN 接続料金 (アクティブ接続あたり)
0.05USD/時間
Directory Service
for Microsoft Active Directory
(Standard Edition)
基本料金 (2 つのドメインコントローラー)
0.146 USD/時間 (*1)
Directory Service
AD Connector
スモール
0.08 USD/時間 (*1)
Directory Service
Simple AD
スモール
0.08 USD/時間 (*1)
Direct
Connect
専用接続 1G 日本でのポート時間料金
0.285 USD/時間 (*2)
Direct
Connect
データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1
0.0410 USD/GB (*2)
Direct
Connect
※ 別途回線費用がかかります。
※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください
お問い合わせください (*2)
(*1) 何れかを選択いただけます。
(*2) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。
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VPNサーバー on EC2 説明
【概要】
• VPN サーバーは EC2 で構成、 Multi-AZ 配置。
• クライアントとは別に Direct Conncet でデータセンター等と接続している場合
VPN サーバーは NAT モード (IP マスカレード) にしておく。
• VPN サーバーのソフトウェアによっては高機能なものもある。
【可用性】
• Route 53 でラウンドロビンより VPN サーバーを割り振り。
• EC2 を増やすことでスケールアウトする。
【認証】
• 認証サーバーを用意しておくと VPN ID 管理が楽。
【管理・統制】
• VPN サーバー自体や OS のセキュリティ対策は自社で行う。
- 11. © 2020 Classmethod, Inc.
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VPNサーバー on EC2 AWS 利用料金 概算
EC2
インスタンス m5.large (2 vCPU, 8 GiB, Linux)
※ 上記は例です。様々なインスタンスタイプがございます。
https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/
0.124USD/時間
EC2
EC2 からインターネットへのデータ転送料金
9.999 TB /月まで 0.114USD/GB
※ 10TB以降はボリュームディスカウント
EBS
汎用 SSD (gp2) ボリューム
1 か月にプロビジョニングされたストレージ
1 GB あたり 0.12USD
Direct
Connect
専用接続 1G 日本でのポート時間料金
0.285 USD/時間 (*1)
Direct
Connect
データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1
0.0410 USD/GB (*1)
Direct
Connect
※ 別途回線費用がかかります。
※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください
お問い合わせください (*1)
(*1) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。
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VPNサーバー on EC2 利点懸念
利点
• EC2 上にセットアップする VPN ソフトウェアは任意で選べるため
マネージドサービスで満たせない特殊な要件がある場合には最適。
懸念
• EC2 の管理(パッチ、バージョンアップ、パフォーマンスなど)が発生。
• EC2 分の費用が発生。
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WorkSpaces 説明
【概要】
• 専用クライアント、または、Web アクセスで仮想デスクトップへ接続。
• 仮想デスクトップは Windows と Linux を用意。
• Windows, MS Office のライセンス持込可能。
【可用性】
• AWS 管理のもとで冗長構成が組まれている。
【認証】
• ユーザー管理は Directory Service を使用。
• 独自にディレクトリを持つことも既存 Active Directory と連携も可能。
• 多要素認証(既存 AD の機能に依存)、証明書によるアクセス制御が可能。
【管理・統制】
• グループポリシーを仮想デスクトップに適用可能。
• 自社の業務で必要なカスタマイズをしたイメージを作成可能。
• IP アドレスによるアクセス制御
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WorkSpaces AWS 利用料金 概算
WorkSpaces
例:Windows バンドルオプション
スタンダード 2 vCPU、4 GiB メモリ、ルート 80 GB、ユーザー 50 GB
※ 時間課金など様々なオプションがあります
https://aws.amazon.com/jp/workspaces/pricing/
月額料金
47 USD
Directory Service
for Microsoft Active Directory
(Standard Edition)
基本料金 (2 つのドメインコントローラー)
0.146 USD/時間 (*1)
Directory Service
AD Connector
WorkSpaces 費用に含まれる
WorkSpaces 費用に含まれる
(*1)
Directory Service
Simple AD
WorkSpaces 費用に含まれる
WorkSpaces 費用に含まれる
(*1)
Direct
Connect
専用接続 1G 日本でのポート時間料金
0.285 USD/時間 (*2)
Direct
Connect
データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1
0.0410 USD/GB (*2)
Direct
Connect
※ 別途回線費用がかかります。
※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください
お問い合わせください (*2)
(*1) 何れかを選択いただけます。
(*2) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。
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WorkSpaces 利点懸念
利点
• 仮想デスクトップがすぐに使える。
• 基本的な認証機能、セキュリティ機能は有している。
懸念
• ネイティブな Windows7/10 ではないため(Windows Server をカスタム)、
デスクトップで使うソフトウェアは事前検証が必要。
• 一人につき仮想デスクトップ一台になるのでコストに注意。
• MS Office 付きバンドルを使う場合は、Office ライセンスが
二重払い(ローカルのPCと仮想デスクトップ)になる。
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AppStream 2.0 説明
【概要】
• 特定アプリケーションをストリーミングでユーザーへ提供。
• HTML5 対応ブラウザ、または、専用クライアントから利用。
【可用性】
• AWS 管理のもとで冗長構成が組まれている。
【認証】
• ユーザープール(組み込み)/SAML2.0/独自 ID サービスの3種類の認証。
【管理・統制】
• ユーザーが使うアプリケーションインストール済みのイメージを作成。
• HIPAA に適合、PCI に準拠。
- 21. © 2020 Classmethod, Inc.
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AppStream 2.0 AWS 利用料金 概算
AppStream 2.0
イメージビルダーインスタンス
stream.standard.large (2vCPU, 8 GiB)
常時稼働フリートインスタンス
stream.standard.large (2vCPU, 8 GiB)
※ 上記は例です。オンデマンドなど様々なインスタンスがございます。
https://aws.amazon.com/jp/appstream2/pricing/?nc=sn&loc=4
0.24USD/時間
0.24USD/時間
Directory Service
for Microsoft Active Directory
(Standard Edition)
基本料金 (2 つのドメインコントローラー)
0.146 USD/時間 (*1)
Direct
Connect
専用接続 1G 日本でのポート時間料金
0.285 USD/時間 (*2)
Direct
Connect
データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1
0.0410 USD/GB (*2)
Direct
Connect
※ 別途回線費用がかかります。
※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください
お問い合わせください (*2)
(*1) 構成図にある Directory Service for Microsoft Active Directory を使用する場合に発生します。
(*2) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。
- 22. © 2020 Classmethod, Inc.
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AppStream 2.0 利点懸念
利点
• デスクトップではなくアプリケーションのみを使いたい場合に最適。
• インフラ管理が不要。
懸念
• イメージに管理が発生。
• 1ユーザー1インスタンスになるのでコストに注意。
- 24. © 2020 Classmethod, Inc.
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参考情報
[アップデート] AWS Client VPN 用の VPN クライアントが AWS より提供されました
HIGOBASHI.AWS 第3回 ネットワーク応用編:「AWSでソフトウェアVPNを使う」で発表しました #higobashiaws #akibaaws
AKIBA.AWS 第6回 ネットワーク基礎編:「VPN接続とルーティングの基礎」で発表しました #akibaaws
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