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テレワークに

AWS を活用するパターン集

情報提供資料

クラスメソッド株式会社

2020/3/6

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 1

はじめに

本資料は、企業が在宅勤務/テレワークを実施するにあたり

AWS 上のシステム、または、

AWS とオンプレミスのハイブリットなシステムを

自宅や外出先から利用する場合の構成パターンを記述したものです。



記述されている構成図は基本的な構成を示しています。



仕様や費用は執筆日時点での情報です。

AWS 公式ドキュメントと差異があるときには、

AWS 公式を正とします。

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Client VPN

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 3

Client VPN 構成図

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 4

Client VPN 説明

【概要】

• マネージドサービスの Client VPN を使用。

【可用性】

• VPN サブネットを2つ Multi-AZ で用意。

【認証】

• VPN の認証は Active Directory 認証と相互認証(証明書) の何れか。

• Active Directory は既存の AD サーバーと接続も可能。

• 多要素認証も可能 (既存 AD の機能に依存)。

• 相互認証はエンドポイントあたり1つの証明書を発行。

【管理・統制】

• Active Directory グループごとにアクセス可能なネットワークを定義。

• クライアント接続ログは CloudWatch Logs に保存される。

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 5

Client VPN 利点懸念

利点

• VPN サーバーの管理が不要になる

• 既存の Active Directory でユーザー管理が可能



懸念

• スケールは AWS によって自動的に行われ、自身ではコントロール不可。

• 相互認証の場合、エンドポイントに一つの証明書になる。(ユーザーごとではなく)

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 6

Client VPN AWS 利用料金 概算

VPN
 Client VPN エンドポイントの時間料金 
 0.15USD/時間

VPN
 VPN 接続料金 (アクティブ接続あたり) 
 0.05USD/時間

Directory Service

for Microsoft Active Directory 

(Standard Edition)

基本料金 (2 つのドメインコントローラー) 
 0.146 USD/時間 (*1) 

Directory Service

AD Connector

スモール
 0.08 USD/時間 (*1) 

Directory Service

Simple AD

スモール
 0.08 USD/時間 (*1) 

Direct

Connect

専用接続 1G 日本でのポート時間料金 
 0.285 USD/時間 (*2)

Direct

Connect

データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1 
 0.0410 USD/GB (*2)

Direct

Connect

※ 別途回線費用がかかります。 

※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください 

お問い合わせください (*2)

(*1) 何れかを選択いただけます。

(*2) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。

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VPNサーバー on EC2

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 8

VPNサーバー on EC2 構成図

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 9

VPNサーバー on EC2 説明

【概要】

• VPN サーバーは EC2 で構成、 Multi-AZ 配置。

• クライアントとは別に Direct Conncet でデータセンター等と接続している場合

VPN サーバーは NAT モード (IP マスカレード) にしておく。

• VPN サーバーのソフトウェアによっては高機能なものもある。

【可用性】

• Route 53 でラウンドロビンより VPN サーバーを割り振り。

• EC2 を増やすことでスケールアウトする。

【認証】

• 認証サーバーを用意しておくと VPN ID 管理が楽。

【管理・統制】

• VPN サーバー自体や OS のセキュリティ対策は自社で行う。

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 10

VPNサーバー on EC2 AWS 利用料金 概算

EC2
 インスタンス m5.large (2 vCPU, 8 GiB, Linux) 



※ 上記は例です。様々なインスタンスタイプがございます。 

https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/

0.124USD/時間

EC2
 EC2 からインターネットへのデータ転送料金 
 9.999 TB /月まで 0.114USD/GB 

※ 10TB以降はボリュームディスカウント 

EBS
 汎用 SSD (gp2) ボリューム 
 1 か月にプロビジョニングされたストレージ 

1 GB あたり 0.12USD 

Direct

Connect

専用接続 1G 日本でのポート時間料金 
 0.285 USD/時間 (*1)

Direct

Connect

データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1 
 0.0410 USD/GB (*1)

Direct

Connect

※ 別途回線費用がかかります。 

※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください 

お問い合わせください (*1)

(*1) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。

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 11

VPNサーバー on EC2 利点懸念

利点

• EC2 上にセットアップする VPN ソフトウェアは任意で選べるため

マネージドサービスで満たせない特殊な要件がある場合には最適。



懸念

• EC2 の管理(パッチ、バージョンアップ、パフォーマンスなど)が発生。

• EC2 分の費用が発生。

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WorkSpaces

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 13

WorkSpaces 構成図

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 14

WorkSpaces 説明

【概要】

• 専用クライアント、または、Web アクセスで仮想デスクトップへ接続。

• 仮想デスクトップは Windows と Linux を用意。

• Windows, MS Office のライセンス持込可能。

【可用性】

• AWS 管理のもとで冗長構成が組まれている。

【認証】

• ユーザー管理は Directory Service を使用。

• 独自にディレクトリを持つことも既存 Active Directory と連携も可能。

• 多要素認証(既存 AD の機能に依存)、証明書によるアクセス制御が可能。

【管理・統制】

• グループポリシーを仮想デスクトップに適用可能。

• 自社の業務で必要なカスタマイズをしたイメージを作成可能。

• IP アドレスによるアクセス制御

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 15

WorkSpaces AWS 利用料金 概算

WorkSpaces
 例:Windows バンドルオプション 

スタンダード 2 vCPU、4 GiB メモリ、ルート 80 GB、ユーザー 50 GB 



※ 時間課金など様々なオプションがあります 

https://aws.amazon.com/jp/workspaces/pricing/

月額料金

47 USD

Directory Service

for Microsoft Active Directory 

(Standard Edition)

基本料金 (2 つのドメインコントローラー) 
 0.146 USD/時間 (*1)

Directory Service

AD Connector

WorkSpaces 費用に含まれる 
 WorkSpaces 費用に含まれる
(*1)

Directory Service

Simple AD

WorkSpaces 費用に含まれる 
 WorkSpaces 費用に含まれる
(*1)

Direct

Connect

専用接続 1G 日本でのポート時間料金 
 0.285 USD/時間 (*2)

Direct

Connect

データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1 
 0.0410 USD/GB (*2)

Direct

Connect

※ 別途回線費用がかかります。 

※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください 

お問い合わせください (*2)

(*1) 何れかを選択いただけます。

(*2) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。

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 16

WorkSpaces 利点懸念

利点

• 仮想デスクトップがすぐに使える。

• 基本的な認証機能、セキュリティ機能は有している。



懸念

• ネイティブな Windows7/10 ではないため(Windows Server をカスタム)、

デスクトップで使うソフトウェアは事前検証が必要。

• 一人につき仮想デスクトップ一台になるのでコストに注意。

• MS Office 付きバンドルを使う場合は、Office ライセンスが

二重払い(ローカルのPCと仮想デスクトップ)になる。

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AppStream 2.0

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 18

AppStream 2.0 構成図

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 19

AppStream 2.0 説明

【概要】

• 特定アプリケーションをストリーミングでユーザーへ提供。

• HTML5 対応ブラウザ、または、専用クライアントから利用。

【可用性】

• AWS 管理のもとで冗長構成が組まれている。

【認証】

• ユーザープール(組み込み)/SAML2.0/独自 ID サービスの3種類の認証。

【管理・統制】

• ユーザーが使うアプリケーションインストール済みのイメージを作成。

• HIPAA に適合、PCI に準拠。

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 20

AppStream 2.0 AWS 利用料金 概算

AppStream 2.0
 イメージビルダーインスタンス 

stream.standard.large (2vCPU, 8 GiB) 



常時稼働フリートインスタンス 

stream.standard.large (2vCPU, 8 GiB) 



※ 上記は例です。オンデマンドなど様々なインスタンスがございます。 

https://aws.amazon.com/jp/appstream2/pricing/?nc=sn&loc=4

0.24USD/時間





0.24USD/時間

Directory Service

for Microsoft Active Directory 

(Standard Edition)

基本料金 (2 つのドメインコントローラー) 
 0.146 USD/時間 (*1) 

Direct

Connect

専用接続 1G 日本でのポート時間料金 
 0.285 USD/時間 (*2)

Direct

Connect

データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1 
 0.0410 USD/GB (*2)

Direct

Connect

※ 別途回線費用がかかります。 

※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください 

お問い合わせください (*2)

(*1) 構成図にある Directory Service for Microsoft Active Directory を使用する場合に発生します。

(*2) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。

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 21

AppStream 2.0 利点懸念

利点

• デスクトップではなくアプリケーションのみを使いたい場合に最適。

• インフラ管理が不要。



懸念

• イメージに管理が発生。

• 1ユーザー1インスタンスになるのでコストに注意。

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参考情報

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 23

参考情報

[アップデート] AWS Client VPN 用の VPN クライアントが AWS より提供されました



HIGOBASHI.AWS 第3回 ネットワーク応用編:「AWSでソフトウェアVPNを使う」で発表しました #higobashiaws #akibaaws



AKIBA.AWS 第6回 ネットワーク基礎編:「VPN接続とルーティングの基礎」で発表しました #akibaaws



リモートワークの増加で需要が高まるAmazon WorkSpacesをゼロからざっくり理解する



WorkSpaces設計時に検討する認証に関する構成3パターン



ウェブアクセスWorkSpacesとAppStream 2.0はどう違う?



Cloudflare Accessで明日から必要なオンプレとクラウドへのリモートアクセス環境をいますぐ構築する

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以上


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テレワークに AWS を活用するパターン集

  • 1. © 2020 Classmethod, Inc. 
 テレワークに
 AWS を活用するパターン集
 情報提供資料
 クラスメソッド株式会社
 2020/3/6

  • 2. © 2020 Classmethod, Inc. 
 1
 はじめに
 本資料は、企業が在宅勤務/テレワークを実施するにあたり
 AWS 上のシステム、または、
 AWS とオンプレミスのハイブリットなシステムを
 自宅や外出先から利用する場合の構成パターンを記述したものです。
 
 記述されている構成図は基本的な構成を示しています。
 
 仕様や費用は執筆日時点での情報です。
 AWS 公式ドキュメントと差異があるときには、
 AWS 公式を正とします。

  • 3. © 2020 Classmethod, Inc. 
 Client VPN

  • 4. © 2020 Classmethod, Inc. 
 3
 Client VPN 構成図

  • 5. © 2020 Classmethod, Inc. 
 4
 Client VPN 説明
 【概要】
 • マネージドサービスの Client VPN を使用。
 【可用性】
 • VPN サブネットを2つ Multi-AZ で用意。
 【認証】
 • VPN の認証は Active Directory 認証と相互認証(証明書) の何れか。
 • Active Directory は既存の AD サーバーと接続も可能。
 • 多要素認証も可能 (既存 AD の機能に依存)。
 • 相互認証はエンドポイントあたり1つの証明書を発行。
 【管理・統制】
 • Active Directory グループごとにアクセス可能なネットワークを定義。
 • クライアント接続ログは CloudWatch Logs に保存される。

  • 6. © 2020 Classmethod, Inc. 
 5
 Client VPN 利点懸念
 利点
 • VPN サーバーの管理が不要になる
 • 既存の Active Directory でユーザー管理が可能
 
 懸念
 • スケールは AWS によって自動的に行われ、自身ではコントロール不可。
 • 相互認証の場合、エンドポイントに一つの証明書になる。(ユーザーごとではなく)

  • 7. © 2020 Classmethod, Inc. 
 6
 Client VPN AWS 利用料金 概算
 VPN
 Client VPN エンドポイントの時間料金 
 0.15USD/時間
 VPN
 VPN 接続料金 (アクティブ接続あたり) 
 0.05USD/時間
 Directory Service
 for Microsoft Active Directory 
 (Standard Edition)
 基本料金 (2 つのドメインコントローラー) 
 0.146 USD/時間 (*1) 
 Directory Service
 AD Connector
 スモール
 0.08 USD/時間 (*1) 
 Directory Service
 Simple AD
 スモール
 0.08 USD/時間 (*1) 
 Direct
 Connect
 専用接続 1G 日本でのポート時間料金 
 0.285 USD/時間 (*2)
 Direct
 Connect
 データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1 
 0.0410 USD/GB (*2)
 Direct
 Connect
 ※ 別途回線費用がかかります。 
 ※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください 
 お問い合わせください (*2)
 (*1) 何れかを選択いただけます。
 (*2) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。

  • 8. © 2020 Classmethod, Inc. 
 VPNサーバー on EC2

  • 9. © 2020 Classmethod, Inc. 
 8
 VPNサーバー on EC2 構成図

  • 10. © 2020 Classmethod, Inc. 
 9
 VPNサーバー on EC2 説明
 【概要】
 • VPN サーバーは EC2 で構成、 Multi-AZ 配置。
 • クライアントとは別に Direct Conncet でデータセンター等と接続している場合
 VPN サーバーは NAT モード (IP マスカレード) にしておく。
 • VPN サーバーのソフトウェアによっては高機能なものもある。
 【可用性】
 • Route 53 でラウンドロビンより VPN サーバーを割り振り。
 • EC2 を増やすことでスケールアウトする。
 【認証】
 • 認証サーバーを用意しておくと VPN ID 管理が楽。
 【管理・統制】
 • VPN サーバー自体や OS のセキュリティ対策は自社で行う。

  • 11. © 2020 Classmethod, Inc. 
 10
 VPNサーバー on EC2 AWS 利用料金 概算
 EC2
 インスタンス m5.large (2 vCPU, 8 GiB, Linux) 
 
 ※ 上記は例です。様々なインスタンスタイプがございます。 
 https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/
 0.124USD/時間
 EC2
 EC2 からインターネットへのデータ転送料金 
 9.999 TB /月まで 0.114USD/GB 
 ※ 10TB以降はボリュームディスカウント 
 EBS
 汎用 SSD (gp2) ボリューム 
 1 か月にプロビジョニングされたストレージ 
 1 GB あたり 0.12USD 
 Direct
 Connect
 専用接続 1G 日本でのポート時間料金 
 0.285 USD/時間 (*1)
 Direct
 Connect
 データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1 
 0.0410 USD/GB (*1)
 Direct
 Connect
 ※ 別途回線費用がかかります。 
 ※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください 
 お問い合わせください (*1)
 (*1) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。

  • 12. © 2020 Classmethod, Inc. 
 11
 VPNサーバー on EC2 利点懸念
 利点
 • EC2 上にセットアップする VPN ソフトウェアは任意で選べるため
 マネージドサービスで満たせない特殊な要件がある場合には最適。
 
 懸念
 • EC2 の管理(パッチ、バージョンアップ、パフォーマンスなど)が発生。
 • EC2 分の費用が発生。

  • 13. © 2020 Classmethod, Inc. 
 WorkSpaces

  • 14. © 2020 Classmethod, Inc. 
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 WorkSpaces 構成図

  • 15. © 2020 Classmethod, Inc. 
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 WorkSpaces 説明
 【概要】
 • 専用クライアント、または、Web アクセスで仮想デスクトップへ接続。
 • 仮想デスクトップは Windows と Linux を用意。
 • Windows, MS Office のライセンス持込可能。
 【可用性】
 • AWS 管理のもとで冗長構成が組まれている。
 【認証】
 • ユーザー管理は Directory Service を使用。
 • 独自にディレクトリを持つことも既存 Active Directory と連携も可能。
 • 多要素認証(既存 AD の機能に依存)、証明書によるアクセス制御が可能。
 【管理・統制】
 • グループポリシーを仮想デスクトップに適用可能。
 • 自社の業務で必要なカスタマイズをしたイメージを作成可能。
 • IP アドレスによるアクセス制御

  • 16. © 2020 Classmethod, Inc. 
 15
 WorkSpaces AWS 利用料金 概算
 WorkSpaces
 例:Windows バンドルオプション 
 スタンダード 2 vCPU、4 GiB メモリ、ルート 80 GB、ユーザー 50 GB 
 
 ※ 時間課金など様々なオプションがあります 
 https://aws.amazon.com/jp/workspaces/pricing/
 月額料金
 47 USD
 Directory Service
 for Microsoft Active Directory 
 (Standard Edition)
 基本料金 (2 つのドメインコントローラー) 
 0.146 USD/時間 (*1)
 Directory Service
 AD Connector
 WorkSpaces 費用に含まれる 
 WorkSpaces 費用に含まれる (*1)
 Directory Service
 Simple AD
 WorkSpaces 費用に含まれる 
 WorkSpaces 費用に含まれる (*1)
 Direct
 Connect
 専用接続 1G 日本でのポート時間料金 
 0.285 USD/時間 (*2)
 Direct
 Connect
 データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1 
 0.0410 USD/GB (*2)
 Direct
 Connect
 ※ 別途回線費用がかかります。 
 ※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください 
 お問い合わせください (*2)
 (*1) 何れかを選択いただけます。
 (*2) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。

  • 17. © 2020 Classmethod, Inc. 
 16
 WorkSpaces 利点懸念
 利点
 • 仮想デスクトップがすぐに使える。
 • 基本的な認証機能、セキュリティ機能は有している。
 
 懸念
 • ネイティブな Windows7/10 ではないため(Windows Server をカスタム)、
 デスクトップで使うソフトウェアは事前検証が必要。
 • 一人につき仮想デスクトップ一台になるのでコストに注意。
 • MS Office 付きバンドルを使う場合は、Office ライセンスが
 二重払い(ローカルのPCと仮想デスクトップ)になる。

  • 18. © 2020 Classmethod, Inc. 
 AppStream 2.0

  • 19. © 2020 Classmethod, Inc. 
 18
 AppStream 2.0 構成図

  • 20. © 2020 Classmethod, Inc. 
 19
 AppStream 2.0 説明
 【概要】
 • 特定アプリケーションをストリーミングでユーザーへ提供。
 • HTML5 対応ブラウザ、または、専用クライアントから利用。
 【可用性】
 • AWS 管理のもとで冗長構成が組まれている。
 【認証】
 • ユーザープール(組み込み)/SAML2.0/独自 ID サービスの3種類の認証。
 【管理・統制】
 • ユーザーが使うアプリケーションインストール済みのイメージを作成。
 • HIPAA に適合、PCI に準拠。

  • 21. © 2020 Classmethod, Inc. 
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 AppStream 2.0 AWS 利用料金 概算
 AppStream 2.0
 イメージビルダーインスタンス 
 stream.standard.large (2vCPU, 8 GiB) 
 
 常時稼働フリートインスタンス 
 stream.standard.large (2vCPU, 8 GiB) 
 
 ※ 上記は例です。オンデマンドなど様々なインスタンスがございます。 
 https://aws.amazon.com/jp/appstream2/pricing/?nc=sn&loc=4
 0.24USD/時間
 
 
 0.24USD/時間
 Directory Service
 for Microsoft Active Directory 
 (Standard Edition)
 基本料金 (2 つのドメインコントローラー) 
 0.146 USD/時間 (*1) 
 Direct
 Connect
 専用接続 1G 日本でのポート時間料金 
 0.285 USD/時間 (*2)
 Direct
 Connect
 データ転送 東京リージョンからアット東京 CC1 
 0.0410 USD/GB (*2)
 Direct
 Connect
 ※ 別途回線費用がかかります。 
 ※ 詳しくは AWS Direct Connect パートナー へお問い合わせください 
 お問い合わせください (*2)
 (*1) 構成図にある Directory Service for Microsoft Active Directory を使用する場合に発生します。
 (*2) 構成図にある Direct Connect を使用する場合に発生します。

  • 22. © 2020 Classmethod, Inc. 
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 AppStream 2.0 利点懸念
 利点
 • デスクトップではなくアプリケーションのみを使いたい場合に最適。
 • インフラ管理が不要。
 
 懸念
 • イメージに管理が発生。
 • 1ユーザー1インスタンスになるのでコストに注意。

  • 23. © 2020 Classmethod, Inc. 
 参考情報

  • 24. © 2020 Classmethod, Inc. 
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 参考情報
 [アップデート] AWS Client VPN 用の VPN クライアントが AWS より提供されました
 
 HIGOBASHI.AWS 第3回 ネットワーク応用編:「AWSでソフトウェアVPNを使う」で発表しました #higobashiaws #akibaaws
 
 AKIBA.AWS 第6回 ネットワーク基礎編:「VPN接続とルーティングの基礎」で発表しました #akibaaws
 
 リモートワークの増加で需要が高まるAmazon WorkSpacesをゼロからざっくり理解する
 
 WorkSpaces設計時に検討する認証に関する構成3パターン
 
 ウェブアクセスWorkSpacesとAppStream 2.0はどう違う?
 
 Cloudflare Accessで明日から必要なオンプレとクラウドへのリモートアクセス環境をいますぐ構築する

  • 25. © 2020 Classmethod, Inc. 
 以上