連合学習理論と不安症
- 3. 恐怖や不安は条件づけられるのか?
• Watson & Rayner (1920)が、生後9ヶ月のア
ルバート坊やに恐怖条件づけを実施
→白ねずみ(条件刺激:CS)と大きな音(無条件刺
激:US)を対呈示
→白ねずみに対して恐怖反応(恐怖反応は白
いふさふさの毛に般化)
- 4. 対呈示
Watson & Rayner (1920)の実験に関する
古典的条件づけによる理解
白ネズミ
(CS)
興味あり(触る)
大きな音
(US)
恐怖反応(泣く)
恐怖反応が学習によって形成できるなら、
逆向きに恐怖反応を消去できるかもしれない
- 11. Rescorla-Wagner model(1972)
• Rescorla-Wagner modelでは、学習による連合
強度の変化を数理モデルで表している。
ΔV=α(λ-ΣV)
ΔV:連合強度の増加量
α:CSの強さ(明瞭度)
λ:USの連合強度の上限
ΣV:CSが既に獲得した連合
*第2試行後の場合、αが0.3
だと、0.3*(100-30)となり、
21の連合強度が増える
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
連合強度
試行
第2試行後の
連合強度の
増加量(ΔV)
- 19. Single Systemと命題アプローチ
• 命題アプローチは、Single Systemになり、体験に
基づく学習も言語教示に基づく学習も1つのシ
ステムで表現する。
CS
US
連合的知識
因果的
信念
体験に基づく
(Experience
based)
言語的・象徴
的(Verbal・
Symbolic)
• 低次・高次/意識・無
意識の区別はなく、
すべての学習は命
題形式の連合的知
識を強めたり弱めた
りすることになる。
Hinweis der Redaktion
- ソロモンとウィン