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ウェブスケール・ディスカバリー
(WSD)利用者の利用状況と認識
―インタビュー調査による探索的研究
同志社大学 修士学位論文 <要点>(2021.2.)
※本資料は、要点整理のために、ざっと作成したものです。中身があまり整
理でてきていない部分があるかもしれません。
久保山 健
総合政策科学研究科 総合政策科学専攻 博士課程(前期課程)
1
目次
0. 本研究の要点
1. WSDの背景と現状
2. WSDの導入事情と検討課題
3. WSD利用者へのインタビュー調査
4. インタビューの結果
5. 考察と課題
6. 本研究の意義
2
0. 本研究の要点
WSDに関して、想定する利用者や利用シーン
のコンセンサスがない現状で、以下の点を指
摘した。
(1) WSDはサブツールとして「補完的に」「幅
広く」利用される傾向が示唆される。(OPAC
が最初の検索オプションである大学では)
(2) WSD利用者のデメリット認識の相対的低さ
(3) WSDは大学院生・教員にも有用
3
1. WSDの背景と現状
北米等では、2008年頃までに Next
Generation Catalog の導入や検討。
国内では、2008年頃から「次世代OPAC」の
機能紹介や課題が議論。
国内大学のWSD導入率(2019年):19%
- 2016年(15%)から低い伸び。
- 設置主体別で最多の国立大学、2018年(27
大学)→2019年(25大学・29%)と減少。
*大学数は86のまま
4
2. WSDの導入事情と検討課題
国内で見られる「OPAC主義」
(1) 「主要20大学」(国立七大・早慶MARCH・東京工大・豊田工大)
- WSD導入:13大学
- 「OPAC」が最初の検索オプション:ほぼ全てのWSD導
入大学。 *2017年9月
(2) 国内早期導入42大学 *2017年7月
- 「OPAC」が最初の検索オプション: 71%(30大学)
(3) 世界トップ50大学 *2017年9月
- WSD導入:47大学(94%)
-「WSD」が最初の検索オプション:40大学(80%)
5
2. WSDの導入事情と検討課題
検討課題と先行研究
(1) 北米でのOPAC調査 Yang and Hofmann(2011)など
(2) 国内での機能紹介、製品の紹介
工藤・片岡(2008)、久保山(2008)など
(3) 想定される利用者層・利用シーン
「学部生向け・初学者向け」との声。
大学院生や教員にも適しているとの報告。
眞喜志(2014)、(飯野 2016)、北山(2017)、林ほか(2015)など
(4) 既存OPACとの関係 林ほか(2015)など
(5) 利用形態の検証 Foster et al.(2011)など、国外では多数。
検索結果が多すぎる、関連度の不足などの不満 Scott and Reese
(2012)、飯野(2017)など
6
2. WSDの導入事情と検討課題
国内ではWSDを導入していても、OPACが最初の検
索オプションである傾向。「OPAC主義」。(世界
トップ50大学では、WSDが最初のオプション:40大学・
80% *2017年9月)。
国内では研究自体がごく限定的。
想定する利用者層や利用シーンについて、コンセン
サスがない。「学部生向け・初学者向け」との声の一方で、大学院
生や教員に適しているとの報告も。大学図書館側から「検索結果が多すぎ
て使いにくい」と否定的な声も。
学術情報提供がOPACだけでは不十分という指摘の一
方で、WSDのメリット・デメリットや改善すべき点
について、一般的認識がない。
7
2. WSDの導入事情と検討課題
研究目的
- このような状況では、利用者への案内や利用指導方法、図
書館Webサイトでの見せ方をどうするのが適切なのか検討
することも困難。
- 本研究では、WSD利用者をインタビュー調
査し、WSDの利用要因や利用状況、WSDに
対する認識はどのようなものかを明らかにす
ることを目的とする。
- これにより、利用される場面や利用者への案内方法につい
て、基礎的なデータを提供できる。
8
3. WSD利用者へのインタビュー調査
調査手法
- WSDに関する研究が非常に限定的。仮説検証型の研究は相
対的に困難。発見的・探索的となる本研究では一種の仮説
を生成。質的研究がより適していると考えられる。
- 対象:大阪大学・同志社大学(いずれもOPACが最初の検索
オプション)、WSD利用者・利用経験者。15名。
- 半構造化インタビューにて。
- 対象者の募集:メール・対面・SNSなどで、紹介や拡散依
頼、直接の打診などにて。「関心相関的サンプリング」。
- 場所:学内共有スペースなど。Skype希望者はSkypeにて。
- 期間:2020年2月17日~4月21日 *謝礼:図書カード2,000円分
9
4. インタビューの結果
対象者(15名)の概要 *詳細:p.48, 図5
【所属】大阪大学: 9名、同志社大学:6名
【身分】学部1-2年: 2名
学部3-6年: 4名(6年制学部卒業者1名含む)
大学院生 : 7名(修士修了1名含む)
教員 : 2名(退職者1名含む)
*身分は2020年3月時点。
【分野】総合:1名、人文社会:9名、理工:3名、生
物:2名。文系: 9名、理系:6名。
*1名はWSDを「(現在は)ほぼ使っていない」。結果から一部除外。
10
4. インタビューの結果
対象者(15名)の概要 (詳細はp.48, 図5)
●対象者の傾向: WSDを比較的長期間、サブツールとして
使用。WSDをある程度理解し、他のツールと意識して使い
分けをしている。
- WSDの利用期間 「a:1年以上」が10名。
- WSDの利用頻度(文献検索の場面で)
「b:時々」と「c:あまり使わない」で13名。
*「d:現在はほぼ使っていない」が1名(対象者13) 。
- WSDを自分なりに理解しているか
「a:そう思う」1名、「b:ある程度はそう思う」9名、「c:あまりそう思わな
い」4名、「d:そう思わない」1名
- 使い分けを自分なりにしているか
「a:そう思う」6名、「b:ある程度はそう思う」7名、「c:あまりそう思わな
い」2名
11
4. インタビューの結果
分析方法
- 文字起こしのテキストから、インタビューシート
の項目に沿って行う。
- 発話からキーワード等を分析シートに抜き出し。
- 概念ごとに類型化。(分析シートの一部:p.51, 表6)
- インタビューシートの想定を超えた発話は、修正
版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-
GTA)に基づき、分析ワークシートを作成。
- 概念名・定義・ヴァリエーション(具体例)・理
論的メモを記載。(分析ワークシートの一部:p.52, 表7)
12
4. インタビューの結果 <要点>
利用目的:「補完的に」「幅広く」の発話が
多い(メインツールというよりサブツール)。
好きな点:「幅広さ」の発話が多い。
「図書」よりも「雑誌論文」を探す際にWSD
を使用する傾向(学部2年生以上の全員は、雑誌論文を
探す際にWSDを利用)。
知ったきっかけ、使い始めたきっかけ:
「自ら発見」の発話が多い。
13
4. インタビューの結果 <要点>
「雑誌記事、多様な媒体なども含めて、検索
対象が広い」
→「肯定」の発話が多い。
「検索結果が多すぎて使いにくい」
→「不満なし、気にしない」の発話が多い。
14
4. インタビューの結果 <要点>
「学部生向け・初学者向け」について
→「肯定」「否定」の発話ともにあり。
→「否定」=学部生・初学者に不適 の発話
が、6年制学部卒業者・大学院生以上から。
「学部生はWSDではなくOPACを優先する」
→「肯定」「否定」の発話ともにあり。
→「肯定」=OPACを優先する の発話が、
学部4年生および大学院生以上から。
15
4. インタビューの結果 <要点>
インタビュー項目に含めていない「WSD自体
の名称、イメージ」についての発話。
「名前でこれ(まとめて検索)だったら多分その全
部のデータベースでやってくれるんだろうな」
(大阪大学の対象者)
「ブランド名が足りないですね」(同志社大学の対
象者)
16
4. インタビューの結果
結果(1)(インタビューシートから)
①「図書」「雑誌論文」を探す際にWSDを利用するか。
・「図書」を探す際に使用: 5名(対象者1、2、5、10、14)
・「雑誌論文」を探す際に使用: 13名(対象者2~12、14、15)
*学部2年生以上の全員は雑誌論文を探す際にWSDを利用。
③WSDの存在を知ったきっかけ、使い始めたきっかけ。
・a) 自ら発見: 9名(対象者1、6、9~15)
・b) 授業・ガイダンス: 4名(対象者2~5。2名は同志社大学の司書課程授業)
・c) 他の教員や学生から: 1名(対象者8)
・d) その他: 1名(対象者7)
*本調査の対象者は文献情報の入手に積極的であり、一方、ガイダンスや周囲
の使用者も少なく、自ら発見した者が多かったと推察。
17
4. インタビューの結果
④WSDを利用した状況、調べたこと。
・a) 図書: 1名(対象者1)
・b) 雑誌論文: 13名(対象者2~12、14、15)
・c) その他: 2名(対象者5、10)
*学部2年生以上の全員から「雑誌論文」に触れる発話あり。
*高学年の方が雑誌論文を多く使用するなら、「WSDは学
部生向け」という考えとは反対の結果。
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4. インタビューの結果
⑤利用目的(回答の一部)
・a) 補完的に: 12名(対象者1~9、11、12、15)
・b) 幅広く : 9名(対象者4~6、8、10~12、14、15)
・c) 全文を入手する : 5名(対象者3、4、6、11、14)
・d) 特定の文献を探す: 4名(対象者6、10、11、14)
⑥WSDの好きな点・良い点(回答の一部)
・a) 幅広さ : 11名(対象者2、5~8、10~15)
・b) 画面デザイン: 9名(対象者1~3、6~11)
19
4. インタビューの結果
⑤利用目的
・a) 補完的に: 12名(対象者1~9、11、12、15)
・b) 幅広く: 9名(対象者4~6、8、10~12、14、15)
・c) 全文を入手する: 5名(対象者3、4、6、11、14)
・d) 特定の文献を探す: 4名(対象者6、10、11、14)
・e) その他: 3名(対象者1、14、15)
*WSDがメインツールという対象者14以外の大半から「a)
補完的に」に触れる発話あり。
*「b) 幅広く」:WSDの特長から導き出された利用目的。
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4. インタビューの結果
⑥WSDの好きな点・良い点
・a) 幅広さ: 11名(対象者2、5~8、10~15)
・b) 画面デザイン: 9名(対象者1~3、6~11)
・c) 全文利用: 5名(対象者3、5、6、11、13)
・d) 絞り込み: 5名(対象者1、7、10、14)
・e) 学術的な対象コンテンツ: 2名(対象者5、8)
・f) アクセスのしやすさ: 2名(対象者7、12)
・g) 検索結果の適切さ: 2名(対象者4、9)
・h) 文献の影響度表示: 1名(対象者10)
*「a) 幅広さ」:WSDの特長から導き出された点だろう。
21
4. インタビューの結果
⑦WSDのメリットとされることについて
●雑誌記事、多様な媒体なども含めて、検索対象が
広いことについて
・肯定: 12名(対象者2、4、5、6、7、9~15)
・気にしていなかった: 3名(対象者1、3、8)
*「肯定」の多さ:今回の対象者はWSDを「補完的に」
「幅広く」利用する者が多いからか。
22
4. インタビューの結果
⑦WSDのメリットとされることについて
●雑誌記事、多様な媒体なども含めて、検索対象が
広いことについて
・肯定 : 12名(対象者2、4、5、6、7、9~15)
・気にしていなかった: 3名(対象者1、3、8)
⑨WSDのデメリットとされることについて
●「検索結果が多すぎて使いにくい」
・不満なし、気にしない: 13名(対象者1~4、6~12、14~15)
・不満: 1名(対象者5)
23
4. インタビューの結果
●ファセットでの絞り込みについて
・使用(頻度は問わない): 11名(対象者1~7、9、10、14、15)
・不使用: 3名(対象者8、11、12)
*ファセットがWSD使用者に浸透していることが示唆される。
●詳細検索について
・時々使用: 2名(対象者3、5)
・全く/ほぼ不使用: 12名(対象者1、2、4、6~12、14、15)
*検索語入力の場面で条件を絞り込む利用者は限定的か。
24
4. インタビューの結果
●関連資料がヒットすることについて(キーワード
に関連する資料、予想していない媒体など)
・肯定: 12名(対象者2~4、6~10、12、13~15)
*内4名は否定的な経験にも言及(対象者4、6、7、14)
・否定: 2名(対象者5、11)
・気にしていなかった: 1名(対象者1)
*「肯定」の多さ:今回の対象者はWSDを「補完的に」
「幅広く」利用する者が多いからか。
25
4. インタビューの結果
●表記の違いや、不完全ワードでもヒットすること
について
・肯定: 8名(対象者1、4、5、8、10、11、14、15)
*内2名は否定的な経験にも言及(対象者4、14)
・気にしていなかった: 6名(対象者2、3、6、7、9、12)
・その他: 1名(対象者13)
*「否定」に分類される対象者がいなかった。今回の対象者
はWSDを「補完的に」「幅広く」利用する者が多いから
か。
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4. インタビューの結果
⑧WSDの好きでない点・悪い点
・a) 検索対象: 4名(対象者7、9、12、15)
・b) 全文利用: 4名(対象者5、6、10、14)
・c) 論文の引用数表示: 3名(対象者6、9、11)
・d) 検索結果の表示順: 2名(対象者7 、10)
・e) デザイン: 2名(対象者6、7)
・f) その他: 6名(対象者3、5、6、8、9、11)
・g) 不完全さを許容: 2名(対象者4、15)
・h) 不満なし: 2名(対象者1、2)
*「好きでない点・悪い点」に触れる延べ数は少ない。
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4. インタビューの結果
⑨WSDのデメリットとされることについて
●「検索結果が多すぎて使いにくい」
・不満なし、気にしない: 13名(対象者1~4、6~12、14~15)
・不満: 1名(対象者5)
*WSDを「補完的に」「幅広く」利用する者は、「検索結
果の多さ」を不満に感じない傾向のあることが示唆される。
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4. インタビューの結果
●適合度表示の不適
・不満なし、気にしない: 8名(対象者2、4、7~10、12、15)
・現象を認識せず: 6名(対象者1、3、5、6、11、14)
*WSDを「補完的に」「幅広く」利用する者は、適合度表
示をそれほど重要視しない傾向か。
*一方で、適合度表示の不適を感じている対象者が比較的多
かった。
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4. インタビューの結果
●非対象コンテンツ
・不満なし、気にしない: 1名(対象者2)
・非対象コンテンツを許容: 5名(対象者、4、7~9、14)
・認識せず: 8名(対象者1、3、5、6、10~12、15)
*特に認識も意識もせずに利用している利用者が多いことが
示唆される。
*主なデータベースも含めて広く対象となっていることを期
待する利用者が多いことが示唆される。
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4. インタビューの結果
⑩WSDについて、見解の異なる印象論
●「学部生向け」「初学者向け」
・肯定(学部生・初学者向け): 6名(対象者3、4、8、9、11、15)
・否定(学部生・初学者に不適): 6名(対象者6、10~14)
・特に印象なし。利用対象を限定しない: 4名(対象者1、2、5、7)
●学部生はWSDではなくOPACを優先する
・肯定(OPACを優先する): 6名(対象者4、10~14)
・否定(OPACを優先しない): 8名(対象者1~3、5~8、15)
・どちらとも言えない: 1名(対象者9)
31
6年制学部卒業者および
大学院生以上から
学部4年生および
大学院生以上から
4. インタビューの結果
⑩WSDについて、見解の異なる印象論
●「学部生向け」「初学者向け」と言われる
・肯定(学部生・初学者向け): 6名(対象者3、4、8、9、11、15)
a) 幅広さ 5名(対象者3、4、9、11、15)
b) 機能として問題なし 3名(対象者3、8、9)
c) 図書館員が推奨と理解 1名(対象者15)
・否定(学部生・初学者に不適): 6名(対象者6、10~14)
a) 一定の知識が必要 5名(対象者6、11~14)
b) 検索対象が広すぎる 3名(対象者10、13、14)
c) まず書籍、OPACを利用 3名(対象者10、11、14)
・特に印象なし。利用対象を限定しない 4名(対象者1、2、5、7)
*「否定」:6年制学部卒業者および大学院生以上から。
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4. インタビューの結果
●「日本語論文を調べるなら、CiNii Articlesが十分で、
的確」という意見
・肯定: 3名(対象者10、12、13)
・否定: 6名(対象者2、5、7、9、11、14)
・どちらとも言えない: 2名(対象者4、15)
・日本語論文は不使用: 3名(対象者1、3、6)
・明確な回答なし: 1名(対象者8)
*CiNii Articlesの認知度から、「肯定」が多いと想像したが、意
外に少ない結果。
*WSDを「補完的に」「幅広く」利用する者は、「CiNii
Articlesだけでよいとは思わない」という考えにつながるか。
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4. インタビューの結果
●学部生は、紙の図書で学習やレポート作成、WSDで
はなくOPACを優先して使う(使用を推奨する)
・肯定(OPACを優先する): 6名(対象者4、10~14)
a) 広すぎて混乱 4名(対象者10~12、14)
b) OPACが簡便 3名(対象者4、12、13)
c) 図書の利用で十分 2名(対象者10、11)
d) OPACで基本を学ぶ 1名(対象者14)
・否定(OPACを優先しない): 8名(対象者1~3、5~8、15)
a) 蔵書以外の利用 6名(対象者1~3、5、8、15)
b) 自分の分野では図書を調べることは少ない 3名(対象者3、6、15)
c) 論文を探す訓練になる 1名(対象者7)
・どちらとも言えない 1名(対象者9)
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4. インタビューの結果
●学部生は、紙の図書で学習やレポート作成、WSDで
はなくOPACを優先して使う(使用を推奨する)
*「肯定(OPACを優先する)」の発話は、学部4年生および大
学院生以上から。
*WSDが「学部生向け」とされてきたことに疑問を投げかける。
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4. インタビューの結果
⑪メジャーな検索ツールの存在
●日本語論文の検索にCiNii Articlesを利用するか。利用するとし
ても、WSDを使うか
・はい(CiNii Articlesを利用): 9名(対象者2、4、7~12、15)
a) WSDも使用 3名(対象者2、4,9)
b) 日本語論文にWSDは使用しない 4名(対象者8、10、11、12)
c) 将来的には使用する 1名(対象者7)
d) 特に発話なし 1名(対象者15)
・いいえ(CiNii Articlesを利用しない): 2名(対象者5、14)
・日本語論文の検索はしない 3名(対象者1、3、6)
*CiNii Articlesを利用しても、WSDを「補完的に」利用する者が一定数存在
することが示唆される。同時に、CiNii Articlesで十分とする者も。
36
4. インタビューの結果
●個別の文献データベースを利用するか。WSDとの使
い分け。
・はい(個別の文献データベースを利用) : 8名
(対象者3、6~8、10、12、14、15)
・いいえ(個別の文献データベースを利用しない): 6名
(対象者1、2、4、5、9、11)
*個別の文献データベースの存在が、必ずしもWSDの利用と相
反するわけではないことが示唆される。
*但し、本調査の対象大学では、個別の文献データベースで完
結している者も多いだろう。
37
4. インタビューの結果
●Google Scholarを利用されるか。WSDとの使い分け。
・はい(Google Scholarを利用): 9名(対象者3、4、6~10、12、15)
・いいえ(Google Scholarを利用しない):5名(対象者1、2、5、11、14)
*「はい(Google Scholarを利用)」が多いのは、雑誌論文を探す者
の間でGoogle Scholarの使用者が多いことの現れか。
*Google Scholarで文献検索が完結することはあると思われるが、
WSD利用者はGoogle Scholarの存在に関わらず、WSDを利用
することが示唆される。
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4. インタビューの結果
●OPACを利用されるか。WSDとの使い分け。
・はい(OPACを利用): 9名(対象者1、2、4、5、7、8、10、12、14)
・いいえ(OPACを利用しない): 5名(対象者3、6、9、11、15)
*OPACを併用する対象者は、図書館蔵書を検索する際にOPACを
使用する傾向か。
*既知資料の検索と、未知の資料の検索という使い分けがあるこ
とも想定していたが、そのような発話は本質問では現れなかっ
た。
39
4. インタビューの結果
⑫文献調査の流れ
●WSDを文献調査の初期段階で、最初に使うことがあ
るか。
・はい(初期段階でも使用): 2名(対象者5、14)
・いいえ(初期段階で不使用): 12名(対象者1~4、6~12、15)
*「はい(初期段階でも使用)」が非常に限られた対象者だけと
なったのは、本調査の対象者がWSDを「補完的に」「幅広
く」使用する者が多かったことを反映か。
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4. インタビューの結果
⑫文献調査の流れ
●WSDだけで文献調査全体が完結することはないか。
・完結しない: 12名(対象者2~12、15)
・完結することもある: 2名(対象者1、14)
*大半の対象者が「完結しない」。本調査の対象者がWSDを
「補完的に」「幅広く」使用する者が多かったことを反映か。
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4. インタビューの結果(一部)
結果(2)(その他、見出された概念から)
①WSD自体の名称、イメージ。
・名称によって、利用者に伝わる機能のイメージは大きく異
なる。
・検索対象の幅広さというWSDの特長を伝えるのに、名称
は重要である。
・名称以外に、画面上の短文の案内を含めた広報、ガイダン
スなどが、WSDの認知に影響する。
・WSDの「サーチ(検索)でなく、”ディスカバリー(発
見)”」と提供側で言われることのある、ポジティブなイ
メージやブランド力は、利用者に伝わらない。
42
4. インタビューの結果
②ツールの使用法は周囲から教えられる。
・ツールの使い方は周囲から教えられることが多い。
・本調査の対象大学では、WSDの利用者が少ないため、周囲か
ら教えられることは非常に少ない。
43
4. インタビューの結果
③信頼性
・WSDの特長である検索対象の広さが信頼感につながる可能性
がある。
・検索結果の適切さの程度や、機能説明の不十分さによって、
WSDへの信頼性が低下する可能性がある。
・「補完的に」「幅広く」WSDを利用する者の中には、信頼性
に対する疑問を感じている場合がある。それでも利用するの
はサブツールであるからである。
44
4. インタビューの結果
④WSD「以外」を使う理由
・WSD利用時の動線はシンプルである方が、利用者にとって利
便性が上がる。そのような設計やデザインが必要である。
・WSDの検索対象の広さ、機能の多さ、画面デザインなどが原
因で、面倒なツールと利用者が感じたり、利用を避ける可能
性がある。
・WSDの活用につながる取り組みが必要である。ガイダンスや
ポスターなど積極的なものだけでなく、画面上での自然な誘
導も含まれる。
45
4. インタビューの結果
⑤分野の習熟と、情報の識別
・自らの専門分野に習熟してくると、検索結果一覧に既知情報
が増える。
・その結果、WSDでの検索結果の多さに対する印象や、ファ
セットなどの使い方が変わる可能性がある。
・検索ツールによっては、使用頻度が下がる可能性がある。
46
4. インタビューの結果
⑥WSDのメリットと、最初に使われない理由の相反
・検索対象の広さというWSDの特長が、WSDがメインツールに
なることを妨げる要因となっている可能性がある。
47
4. インタビューの結果
⑦研究段階によるWSDの利用頻度の変化(対象者11)
「(修士の時は)まだ知らない論文があるんじゃないかみたいなのがあって、
あらゆるもの(WSD)でやっぱ調べたい」
「最近は…そういうのはもうある程度手に入ったんで、最近出版された論文
とかを探してる」。「自分のやった研究結果の裏付けとなるようなものを
探す…のが増えてるんで」
「結構たぶんWeb of Scienceで出るものが多くなってきてるんじゃないか
な」。「本当にここ1-2年で出版された論文とかを見ることが増えた感
じ」。「やっぱ(修士の頃と比べて)英語論文しかほぼ読まなくなってき
ている」
*研究段階によってWSDの利用頻度、あるいは活用方法が変
わってくる可能性。
48
4. インタビューの結果
⑧文献を調べる必要性(対象者14、15)
「家で『ガバナンス』って、Googleですよ、Doorsとか重いから
GoogleとかYahooとかで『ガバナンス』って入れて、PDFで
学術論文とか、どっかの学校の大学の先生とかが書いてそう
なものを見つけてきて」 (対象者14)
「Googleで適当に調べて、それをピッみたいな感じ…。例えば
そこで見つけた本を自分で図書館で探して、読んで、それを
まとめるみたいなことまではしてないなと」 (対象者15)
*WSDの利用のことだけでなく、学生の学習行動が文献検索に
も影響していることは認識しておきたい。
49
5. 考察と課題
(1) WSDはサブツールとして「補完的に」
「幅広く」利用される傾向
(OPACが最初の検索オプションである大学では)
●要因 - 自然に認知される機会が少ない。
- 周囲から教えられる機会が少ない。
- 図書館からの案内が少ない。
(2) WSD利用者のデメリット認識の低さ
●提供側の大学図書館が否定的な印象をWSDに対し
て持つべきではない
50
5. 考察と課題
(3) 大学院生・教員にも有用
●「WSDは学部低年次生向け」という考え方には疑
問がある。
●大学院生・教員にも有用なツールである。
●WSDを活用するには、学術情報について一定の知
識が必要な可能性がある。
51
5. 考察と課題
(3) 大学院生・教員にも有用
-「WSDは学部生向け・初学者向け」を否定する発
話が、6年制学部卒業者および大学院生以上から。
-「学部生にはOPACを優先」を肯定する発話が、学
部4年生と大学院生以上から。
-「学部生・初学者」がWSDを利用するのに一定の
ハードルがあることを示唆。
52
5. 考察と課題
(3) 大学院生・教員にも有用
-「学部生向け・初学者向け」、定義の曖昧さ。
【学部低年次生】
主に学部低年次生。雑誌論文をあまり使用しない人。学術
情報の種類の理解が不十分で、データベースの使い分けに
習熟していない人。主に日本語文献を使用する人。
【研究面での初学者】
研究の初期段階にある人。雑誌論文の使用も想定され、学
術情報の種類の理解もある程度している。英語文献を使用
することもある。
53
従来の「学部生向け・初学者向け」
5. 考察と課題
(4) 利用者向け名称は分かりやすく
- WSDの名称やイメージに関する発話からも、WSD
の利用者向け名称は重要。
- WSDが特別なツールのような状況では、独自の愛
称よりも、伝わりやすさを考慮した名称がよい。
54
5. 考察と課題
(5) 本研究の限界と今後の課題
1) WSDが最初の検索オプションの大学では、状況
が異なる可能性。
2) 非利用者のWSDに対する印象、 WSDを利用しな
い理由などは対象外。また、WSDをメインツー
ルとする利用者の認識は不明。
3) 提供側のWSD認識、提供に当たってどのような課
題があるかについては対象外。
4) WSDの画面デザインや利用者ナビゲーションの
課題も対象外。
55
5. 考察と課題
(5) 本研究の限界と今後の課題
5) 本研究の一般化。本研究の結果と、実際の状況を
照らし合わせ続けて、利用状況の理解を続けてい
くことが大事。
6) 本研究対象者の認識の的確さ。「学部生向け」か
という点や、WSDがサブツールとして利用され
ることが望ましいかどうかなど。発話はある程度
信頼できるものだったと考えているが、本研究は
あくまで探索的で、議論の出発点。今後の議論も
必要。
56
6. 本研究の意義
学術的意義
WSD利用者の利用要因や利用状況、認識について
の研究が非常に不十分な中、探索的な調査を実施
し、その一部を提示した。
社会的意義
実践の場面、利用状況の理解や、サービス改善に
あたって、参考になることを提示できた。
57

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