Tech-on MeetUp#05　登壇資料 「xR × 施設型エンターテイメント」

1. Tech-on MeetUp#05
「xR × 施設型エンターテイメント」

2. Self Introduction
邵 逸川
サウンドデザイナー／エンジニア
大学在学中にダブルスクールで1年間デジタルハリウッドで3DCG/VFXを
学んだ後、2017年10月にサウンドデザイナーとしてTYFFONに入社。
現在は主にコンテンツのサウンドデザインや実装を担当する。
村上 俊介
エンジニア
Windowsアプリや組み込み系など、各種のソフトウェア開発に従事。2014年に
TYFFONに入社してからはスマホアプリ、xRコンテンツなど。

3. 1. Company Introduction
2. Store Introduction
3. About CORRIDOR
4. About TYFFONIUM
Table of Contents

4. Enchant Your World

6. #8 Overall
In the US App Store
40M
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7. CURRENT FOCUS

8. MR ATTRACTIONS

12. 【設定】
美しくも恐ろしい、廃墟になった洋館「コリドール」に迷い込んだ
プレイヤーが生還を目指して館内を探索する
【特徴】
4.5m x 8.5mの空間をバックパックPCを背負って歩き回る
→自分の足で歩き回る
→高い没入感が得られる
CORRIDOR - About

13. 【特徴】
自分や一緒にプレイしている人の姿がコンテンツ内で見える
【仕組み】
・HMDのカメラで実写画像を取得
・紫のクロマキーで切り抜き、アプリ内で合成して表示
CORRIDOR - Mixed Real World Image

14. 当初はステレオカメラ、デプスセンサをHMDに付着させることを検討
● 接続の問題
● データ伝送の信頼性の問題
● カラー,60fps,ステレオカラーカメラが必要
● HTC Viveの内蔵カメラが一番使い勝手が良かった
CORRIDOR - Mixed Real World Image
【カメラの話】

17. 先に行かれると困る問題
RoomA
RoomB
CORRIDOR - Mixed Real World Image

18. RoomA
RoomB
→プレイヤー同士でリングをもって一緒に回ってもらう
CORRIDOR - Mixed Real World Image
先に行かれると困る問題

20. ・プレイヤーが見ているのは広い空間。最初は何もない地面
→容易に壁へ衝突
→見失う目的地
・魔法陣を床に配置
→ルート、可動範囲の明確化
→位置コントロール
CORRIDOR - Navigation
【魔法陣】

21. ・光る帯状のオブジェクトを床に配置
→気づかれにくい（地面は注視されにくい）
→光が進行方向に波打つようなアニメーションを追加
→光が立ち上るようなエフェクトを追加
CORRIDOR - Navigation
【魔法陣】

22. 初期バージョンでは途中にエレベーターが出てくる。扉付近にエレベーターを
動作させるためのインタラクションがあるが、下記の問題があった。
● 扉を見ない
● インタラクションの説明の難しさ
→開始地点にエレベーターを追加。
一通りエレベーターを動作、移動するところまでスタッフがガイド
→途中に出てくるエレベーターは、最悪インタラクションが行われなくとも
一定時間経過で進む対応を追加
CORRIDOR - Navigation
【エレベーター】

23. サウンド面の課題点
● 音源の質や実装方法的によろしくない部分がある
● ダイナミックレンジが狭い（迫力を出したいがために全体的に音が大きく
なってしまった）
● 空間の表現が弱い（音がドライすぎて距離感がよく分からない）
● 全体で見たときに、イベントの間の繋ぎの部分が寂しい、クライマックスも
寂しい、もっと体験者の感情を揺さぶるような流れを作りたい
● なかなか気づいてもらえないギミックもあり、映像面での工夫も難しい箇所
→サウンドの演出で誘導する
CORRIDOR - Sound

24. ・TYFFONIUM渋谷店のオープンに合わせて渋谷店でまず導入
・主なアップデート内容
ーーWwise, Auro-Headphonesの導入
ーー音源のクオリティーアップ、実装方法の見直し
ーーダイナミックレンジの拡大、リバーブ設定の追い込み
→ より現実に近づけて没入感UP
ーー音楽とME（ミュージックエフェクト）の追加 → 間を埋める&盛り上げ
ーーイナゴ(Locust)のサウンドの実装をよりリッチに
CORRIDOR - Refining Sound

25. CORRIDOR - Sound of Locust

26. CORRIDOR - Sound of Locust

27. ABOUT
TYFFONIUM

28. MAKING
TYFFONIUM

33. RUNNING
TYFFONIUM

36. ● xR施設はほぼ毎日トラブルが発生
● ソフトウェアよりハードウェアのトラブルが多い
● 最初のうちはトラブルの原因切り分けは技術者でも結構難しい
→ハード、ソフト、インフラと多岐にわたるため
● ノウハウは貯めようとしないとたまらない
→個人で解決できるようになっても共有されないとだめ
● 一度軌道に乗れば、トラブルは店舗スタッフで十分対応可能
● スタッフの育成は必須だが時間がかかる
● スタッフには何度でも体験させる
● 予備機器は常備したほうが良い
Operation Tips

37. TYFFONIUM
渋谷店は会場
のすぐ近くに
あります！

38. NEW
ATTRACTION

40. THANK YOU