Cloud Foundry Summit 2017 Recap

© Hitachi Solutions, Ltd. 2017. All rights reserved.
株式会社日立ソリューションズ
2017/6/26
佐々木伸也
Cloud Foundry Summit 2017 Recap
Cloud Foundry Tokyo MeetUp #3

© Hitachi Solutions, Ltd. 2017. All rights reserved. 1
自己紹介
※週刊BCN （2017年04月13日）
https://www.weeklybcn.com/journal/explanatio
n/detail/20170413_79731.html
 名前
佐々木伸也 / Sasaki Shinya
 会社
（R&Dの部門で働いています）
 業務
・CF及びCF活用技術のリサーチ
・社内CF基盤の開発・運用・展開
・CF関連事業の推進
 Cloud Foundry歴
・以前 IaaS技術(VMwareなど）
・2015/4 Cloud Foundry調査開始
・2015/11 社内CF基盤検討開始
・2016/9 社内CF基盤リリース・展開中(※)

Cloud Foundry Summit Silicon Valley 2017
2
CF Summit参加は３回目（15/上海、16/北米、17/北米）
行ってきました。

CF Summit 2017 開催概要
3
CF Summit 2016 CF Summit 2017
参加者数 1,500人以上 1,651人
セッション数約100 約140
セッショントラック
※[]内はセッション数
※()内はスポンサー
基調講演
• Keynote [16]
• Lightning Talk [7]
技術
• Developer Track [25]
• Wildcard Track [8]
事例
• Business Track [10]
• Operations Track [17]
他
• BoF [15]
• Panel [1]
基調講演
• Keynote [16]
技術（言語）
• Cloud-Native Java (Pivotal) [16]
• Cloud-Native Node.js (IBM) [16]
技術（CF)
• Core Project Updates [16]
• Experiments & Extensions [16]
技術/事例（活用ケース別）
• Machine Learning and BigData(Google) [11]
• Polyglot In-Memory (SAP) [16]
事例（エンタープライズ）
• Cloud Foundry in Enterprise [15]
他 [18]
会期： 2.5日

CF Summit 2017 開催概要（昨年からの変化）
4
アプリ開発技術のセッションが追加。
CF Summit 2016 CF Summit 2017
参加者数 1,500人以上 1,651人
セッション数約100 約140
セッショントラック
※[]内はセッション数
※()内はスポンサー
基調講演
• Keynote [16]
• Lightning Talk [7]
技術
• Developer Track [25]
• Wildcard Track [8]
事例
• Business Track [10]
• Operations Track [17]
他
• BoF [15]
• Panel [1]
基調講演
• Keynote [16]
技術（言語）
• Cloud-Native Java (Pivotal) [16]
• Cloud-Native Node.js (IBM) [16]
技術（CF)
• Core Project Updates [16]
• Experiments & Extensions [16]
技術/事例（活用ケース別）
• Machine Learning and BigData(Google) [11]
• Polyglot In-Memory (SAP) [16]
事例（エンタープライズ）
• Cloud Foundry in Enterprise [15]
他 [18]
増加?
増加
新設
会期： 2.5日

トピック
① ＣＦは何を狙い・いま何が行われているのか？
② どれくらい使われているのか？
③ 今後どうなっていくのか？

トピック
【キーノートメッセージ/各プレイヤーの動き】
【事例】
【Cloud Foundry Certified Developer Exam、とか】
いくつか講演をピックアップしてご紹介
（私が聴講できたものだけである点ご了承ください）

トピック①： CFの狙いと今の動き
7
Keynote: The Makers of Marvels: How Developers Are Rebuilding the Enterprise,
One Brick at a Time - Abby Kearns, Executive Director, Cloud Foundry Foundation
 講演
 デモ
 Abby Kearns氏のキーノート
 SAP社の講演
Go Big or Go Home ? SAP’s Journey to Offering a Public PaaS Built with Cloud
Foundry - Bernd Krannich, SAP
Build Intelligent Business Applications with Machine Learning and Cloud Foundry -
Margaret Laffan, SAP
Keynote: Enterprise is the New Black - Bjorn Goerke, CTO , SAP and President, SAP
Cloud Platform
Boosting Customer Engagement: Turn Streams of Data into Action with Pivotal Cloud
Foundry and GCP Machine Learning APIs - Prasad Bopardikar & Scott Truitt, Pivotal
 Google社とPivotal社のデモ
Unlock the power of IoT IBM Watson and Cloud Foundry - Andrew Trice, IBM
 IBM社のデモ

Abby Kearns氏のキーノート
8
 このために、どのようにコードを書き・拡張するか、どのようにシステム管理・
スケールさせるか、を提供するのが “Cloud Application Platform“。
 これら仕組みを、エコシステムで作り上げるベースが “Open Source”。
 ＤＸ※では、仮説を素早く試し、素早くフィードバックを得ることが重要
※DX（デジタルトランスフォーメーション）：ビジネスや社会システムをデジタルを前提とした仕組みに作り変える取り組み
 Open Service Broker API
 Kubo (Kubernetes on Bosh)

SAP社の講演
 SAP Cloud Platformの狙いはmode2への対応。
 mode1が、企業をどう方向付けるか・運営していくか、を対象にしていたのに対し
 mode2は、ユーザとどう関わるか・変化をどう検知/判断するか、を対象にしている
 従来から得意としているmode1と連携する、CFベースのプラットフォームを構築。
 CFへの取り組みは2013年から
 40以上のSAPエンタープライズアプリを構築、7,100以上のカスタマーが利用
 自社データセンタ以外に、AWS, Azure, GCPを使ったデータセンターも展開予定

Google社とPivotal社のデモ
10
 ユーザがツイートした画像を認識して、リアルタイムに類似商品の広告を
ツイートするデモ。
 ツイートデータの取得とUIをCFアプリで構築、データストリーム処理は
Spring Cloud Data Flowで制御、CFのサービスブローカー経由でGCPの
機械学習APIを順に呼んで、処理していくつくり。

IBM社のデモ
11
 ドローンで撮影した画像から、人物の顔を抽出する、あるいは屋根の画像から
劣化状況を測定するデモ。
 CFのサービスブローカー経由でWatson APIを実行するつくり。顔認識のアプリ
は１人で２日で作った。
 屋根の劣化検出のアプリは、顔認識アプリからアイデアを発展させて作ったも
の、このような段階的な開発もできるのも魅力である。

トピック②：どれくらい使われているのか？
12
 講演
実はあまり聴けてなかった、、、
Keynote: How Comcast is Putting Customers First - Powered by Cloud Foundry
 Comcast社のパネルディスカッション
Transformation for '10 bai' - Big Challenges at Yahoo!Japan to be The
Cloud-Native Enterprise - Yasuhiko Kubono & Yusuke Kondo, Yahoo Japan
 Yahoo Japan社の事例講演
 キーノート内： Merrilｌ社の事例（Cloud Foundry on Microsoft Azure）

Yahoo Japan社, Comcast社の事例講演
トピック②：どれくらい使われているのか？
 Yahoo Japan社の講演
 Comcast社のパネル
 導入目的は、「１０倍開発すること」
 １５のサービスに対し、２０人の事業部門側
導入リーダ「コーチ」を育成した
 周辺運用ツールは独自に開発
 社内ルールに沿ったクレデンシャル発行
 CFフレンドリなロガー
 ビルドパック更新のCIパイプライン、など
 今後、本番環境を大規模に拡張予定
 １クラスタ ⇒ 6クラスタ
 CFディベロッパを１５００名育成した
 DevOpsマインドの醸成のため、開発～運用までのスタッフを同じテーブルに配置。
 従来手作業だったステップを置き換える作業を行った。
https://www.slideshare.net/techblogyaho
o/cloud-foundry-summit-2017

トピック③：今後どうなっていくのか？
14
 CF Developer Training / CF Certified Developer Exam
https://www.cloudfoundry.org/training/
一面だけご紹介。

15
一面だけご紹介。
 CF Developer Training / CF Certified Developer Exam
CFSummit2017
初日6/13から
公開・開催
（有償）
4/26から公開
（無償）
https://www.cloudfoundry.org/training/

Cloud Foundry Certified Developer Exam
 概要
 CFを使ったCloud Nativeなアプリの開発・管理スキルを問う
 知識問題とパフォーマンス問題で構成
 試験時間：４時間
 メリット（売り文句）
「デプロイメントを問わず、CFを使ったアプリの開発・運
用管理スキルをもっていることを証明できる。」
by Cloud Foundry Foundation

Cloud Foundry Certified Developer Exam
• Cloud Foundry Basics / CFの基礎
• Cloud-Native Architectural Principles / クラウドネイティブアーキテクチャの原理
• Troubleshooting Applications on Cloud Foundry / CF上のアプリのトラブルシューティング
• Cloud-Native Application Security / クラウドネイティブアプリのセキュリティ
• Working with Services in Cloud Foundry / CFにおけるサービスの取り扱い
• Application Management on Cloud Foundry / CFにおけるアプリ管理
• Container Management within Cloud Foundry / CFにおけるコンテナ管理
CF Certified Developer Candidate Handbook v1.1
http://www.cloudfoundry.org/wp-content/uploads/2017/01/CFFCertCandidateHandbook.pdf
 概要
 CFを使ったCloud Nativeなアプリの開発・管理スキルを問う
 知識問題とパフォーマンス問題で構成
 試験時間：４時間
 試験範囲
※詳細は全てこちら↓に書いてあります。
 メリット（売り文句）
「デプロイメントを問わず、CFを使ったアプリの開発・運
用管理スキルをもっていることを証明できる。」
by Cloud Foundry Foundation

エコシステム？
18
ディベロッパ
プラットフォーム
プロバイダ
サービス(API)
プロバイダ
CF Certified Developer Training/Exam
Cloud Application Platform + Open Source
IoT, BigData, Cognitive, AI, …
Cloud Native Java/Node.js/Ruby…
Design Pattern
AWS, Azure, OpenStack, vSphere, …
「この範囲は皆でやろう」という仕組み

© Hitachi Solutions, Ltd. 2017. All rights reserved.19
自己紹介（ちょっと更新）
 名前
佐々木伸也 / Sasaki Shinya
 会社
（R&Dの部門で働いています）
 業務
・CF及びCF活用技術のリサーチ
・社内CF基盤の開発・運用・展開
・CF関連事業の推進
 Cloud Foundry歴
・以前 IaaS技術(VMwareなど）
・2015/4 Cloud Foundry調査開始
・2015/11 社内CF基盤検討開始
・2016/9 社内CF基盤リリース・展開中(※)
・2017/6 CF Certified Developer取得
（^ ^）b

© Hitachi Solutions, Ltd. 2017. All rights reserved.20
サマリ
⇒ DXに必要なクラウドネイティブPFの実現を狙い、共同開発をしている。
並行で、独自サービスや開発技術の移行・統合が行われている。
⇒ 組織戦略に組み込んでいる企業、適用拡大をめざす企業、使い始めた
企業など、適用レベルはさまざまだが活用は進んでいる。
⇒ 開発者・サービサー・プロバイダのエコシステムが回っていくかに注目。
聴講できた範囲、かつ、一部だけご紹介させていただきました。
詳細はイベント公式ＨＰで公開される、スライド・動画を参照ください。

Cloud Foundry Summit 2017 Recap
2017/6/26
佐々木伸也
END

商標等
22
• Cloud Foundry, Open Service Broker API は、Cloud Foundry.org Foundation,Inc.の米国及びその他の国における商標または登録商標です
• Spring, Spring Cloud, Boshは、米国及びその他の地域における Pivotal Software,Inc. の登録商標または商標です。
• SAP, SAP Cloud Platformは、SAP SEの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
• AWSは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
• IBM、Bluemix、Watsonは、米国International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
• Microsoft、Azureは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における商標または登録商標です
• VMware、vSphereは、VMware, Inc.の米国およびその他の地域における登録商標または商標です。
• OpenStack®の文字表記とOpenStackのロゴは、米国とその他の国におけるOpenStack Foundationの登録商標/サービスマークまたは商標
/サービスマークのいずれかであり，OpenStack Foundationの許諾を得て使用しています。日立製作所はOpenStack Foundationや
OpenStackコミュニティの関連企業ではなく、また支援や出資を受けていません。
• Javaは，Oracle Corporation 及びその子会社，関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
• Node.jsは, 米国及びその他の地域における Joyent, Inc の登録商標または商標です。
• その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商号、商標もしくは登録商標です。

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