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ユーザ規模の変化に応じた最適なUX設計とは
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Ryutaro Minematsu
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2017/07/06 UX bridge vol.1での発表資料です。
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ユーザ規模の変化に応じた最適なUX設計とは
1.
ユーザ規模の変化に応じた 最適なUX設計とは Sansan株式会社 峰松 隆太郎
2.
1 アジェンダ 1.自己紹介 2.サービス紹介 3.UX設計の事例 4.まとめ
3.
2 自己紹介 • 峰松 隆太郎(みねまつ
りゅうたろう) • 佐賀県出身 • 東京工業大学大学院 生物プロセス専攻 修了 • Sansan 新卒4年目 • 最初は法人向け名刺管理サービス Sansan の運用 コンサルタント • 2016年よりプロダクトマネージャー
4.
3 Sansan株式会社の紹介
5.
4 Sansan株式会社の紹介 設立:2007年6月 従業員数:300名くらい 事業内容:クラウド名刺管理サービスの企画・開発・販売 法人向け 個人向け 今日はこっちの話
6.
5 法人向け名刺管理サービス Sansan の特徴 •
全社員で名刺を共有 • オペレータによる正確なデータ化 • 同じ人物の名刺をまとめる名寄せ機能
7.
ここからが本題
8.
ユーザ規模の変化に応じた 最適なUX設計とは
9.
事業の成長に伴う プロダクトを取り巻く環境の変化
10.
9 入社当時(2014年)と現在の比較 導入社数:2,000 ➜ 6,000 1契約あたりの最大ユーザ数:1000くらい
➜ 数万 利用するユーザ:営業を中心としたフロント職 ➜ 全社員 2014年 現在
11.
10 ケース1:同僚名刺検索 データ量の増加を考慮して設計しないと 期待するUXが提供できない 名刺を共有するサービスである Sansanにとっての超重要機能
12.
11 ケース1:同僚名刺検索 ユーザ規模の拡大により 検索機能を追加
13.
12 ケース2:手動名寄せの候補件数表示 名寄せとは:同一人物の複数の名刺をまとめること ➜ これにより同一人物の情報が泣き別れせず一元化される Sansan株式会社 営業部 山田賢治 Sansan株式会社 マーケティング部 山田賢治 ABC株式会社 営業部 山田賢治 システムが 自動で名寄せ ユーザが手動で名寄せ (これをやってほしい)
14.
13 ケース2:手動名寄せの候補件数表示
15.
14 ケース2:手動名寄せの候補件数表示 目的:手動名寄せの促進 当時の課題:名寄せ候補があることにユーザが気づかない 解決策:名寄せ候補数を出してユーザに気づかせる
16.
15 ボツ案 課題:パフォーマンス 候補なし 候補あり データ量の多い企業では候補件数の取得に時間がかかる ➜候補のあり/なしで文言を出し分けるのが難しい データ量が増えると候補数が取得できない可能性がある ➜()の中がいつまでたっても表示されない
17.
候補なし 16 最終的に採用した案 • 候補あり/なしの文言を統一 • リマインド一覧と配置を入れ替え •
バッチ形式にすることでタイムアウト問題に対応 候補あり
18.
17 結果 2017/4/1 2017/4/8 2017/4/15
2017/4/22 2017/4/29 2017/5/6 2017/5/13 手動名寄せをしたユーザの数 リリース!
19.
18 ケース3:メールでのコミュニケーション 登録後に1番最初に送っているメールで、 Sansan で何が実現できるかをユーザに伝えるもの
20.
19 ケース3:メールでのコミュニケーション 営業以外のユーザも 増えている中では適切ではない
21.
20 まとめ • 事業の成長に伴い、設計時にケアすべきことが変わる • 規模の増加
➜ 検索性の低下、パフォーマンスを考慮し た設計 • ユーザ層の変化 ➜ 訴求メッセージの最適化
22.
21 ただし、 捨てる判断も重要です
23.
22 番外編:メッセージ(β) 紹介を依頼 同僚Sansan • 2017年3月にリリース • 名刺を紐付けて同僚にメッセージを送れる •
共有した名刺を活用してもらうための機能
24.
23 番外編:メッセージ(β) メインターゲット(キーマンを紹介してほしい営業マン) に使ってもらうことにフォーカス。訴求文言も営業向け。
25.
24 まとめ • 事業の成長に伴い、設計時にケアすべきことが変わる (規模の増加やユーザ層の変化など) • リリースまでの時間が伸びたり訴求文言が抽象的になる などの一面もある •
案件のターゲットと目的次第では捨てる判断も必要
26.
ご清聴ありがとうございました。
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