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© 2019 QlikTech International AB. All rights reserved.
Microsoft SQL Serverの
ソース・ターゲットエンドポイント
としての利用
クリックテック・ジャパン株式会社
© 2019 QlikTech International AB. All rights reserved.
2
• Microsoft SQL Serverのソースとしての利用
• Qlik Replicate側での基本セットアップ
• Qlik Replicateからデータベースへアクセスするためのユーザーの追加
• Microsoft SQL Server側での基本セットアップ
• Qlik Replicateでのエンドポイント定義
• 圧縮方式とデータ型
• 制限事項など
• Microsoft SQL Serverのターゲットとしての利用
• Qlik Replicate側での基本セットアップ
• Qlik Replicateからデータベースへアクセスするためのユーザーの追加
• Microsoft SQL Server側での基本セットアップ
• Qlik Replicateでのエンドポイント定義
• データ型
• 制限事項など
アジェンダ
© 2019 QlikTech International AB. All rights reserved.
3
注意点
https://help.qlik.com/
• 本書作成後、バージョンアップなどによってサポートされるプラットフォームやドライバのバージョンなどが変更される可能性があるため、導入・設定作業に
際してはヘルプサイトも併せてご参照ください。
エンドポイントの設定
プラットフォームの
サポート情報
4
サポートされているエディション
Qlik Replicateは、次のMicrosoft SQL Server エディションをサポートします。
• Enterprise Edition
• Standard Edition
• Workgroup Edition
• Developer Edition
• SQL Server Web Edition
Qlik Replicateで使用できるソースシステムのバージョンなどの詳細については、「サポートされるプラットフォームとエンドポイント」を
参照してください。
© 2019 QlikTech International AB. All rights reserved.
5
Microsoft SQL Serverの
ソースとしての利用
6
Qlik Replicate側での
基本セットアップ
7
Qlik Replicate for Windows
Qlik Replicate for Windows
• Qlik ReplicateサーバーマシンにWindows 用Microsoft ODBC Driver 17.6をインストールし、接続を確認します。
• ドライバーについては以下をご参照下さい:
 Microsoft ODBC Driver for SQL Server on Windows のリリース ノート
インストール 接続確認:ODBCデータソースアドミニストレータ(64bit)
8
Qlik Replicate for Linux
Qlik Replicate for Linux
• Qlik Replicateサーバー マシンに Linux 用のMicrosoft ODBC Driver 17.6をインストールし、接続を確認します。
• ドライバーについては以下をご参照下さい:
 Microsoft ODBC Driver for SQL Server をインストールする (Linux)
sqlcmd -S <remoteip> -U <user> -p -Q "SELECT @@VERSION“
Password:
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------
Microsoft SQL Server 2019 (RTM) - 15.0.2000.5 (X64)
Sep 24 2019 13:48:23
Copyright (C) 2019 Microsoft Corporation
Enterprise Evaluation Edition (64-bit) on Windows Server 2019 Standard 10.0
<X64> (Build 17763: ) (Hypervisor)
(1 rows affected)
インストール 接続確認 (sqlcmdで接続確認が可能)
9
繋がらない場合の確認事項
• Microsoft SQL Serverの構成マネージャー上で、TCP/IPのプロトコルが有効化されていることを確認 (必要に応じてSQL
Server Browerのサービスを有効化・開始)
• Microsoft SQL Serverが動作するサーバーのファイアウォールポートでTCP1433(既定)が開放されていることを確認(SQL
Server Browserを利用する場合にはUDP1434も開放)
10
Microsoft SQL Server
側での基本セットアップ
11
レプリケーション用の SQL Server データベースの準備
SQL Server データベースを使用するための構成要件について説明します。SQL Server システム管理者は、これらの
タスクを実行する必要があります。
1. SQL Serverレプリケーション機能の確認と有効化
※ この機能が有効化されていない場合、次のステップ2で以下のエラーが表示されます。
2. ディストリビューション構成ウィザードでのレプリケーションの設定
3. バックアップと回復の準備
※ 主キーを持たないテーブルをレプリケートする場合には追加の手順を実行する必要があります。
12
手順1: SQL Serverレプリケーション機能の確認と有効化
1. [スタート]メニューから[Microsoft SQL Server 2019] > [SQL Server 2019 Installation Center]を選択します。
2. [ツール]タブから[インストール済みSQL Server機能の検出レポート]をクリックします。
3. 作成されたレポートの[機能]列に[SQL Serverレプリケーション]が含まれるか確認します。存在しない場合には、次のステップの手順に従って当機
能を有効化します。
SQL Serverレプリケーション機能が既に有効化済みかを確認するには、以下の手順を実行します。
13
手順1: SQL Serverレプリケーション機能の確認と有効化
1. [スタート]メニューから[Microsoft SQL Server 2019] > [SQL Server 2019 Installation Center]を選択します。
2. [インストール]タブから[SQL Serverの新規スタンドアロン・・・]をクリックします。インストールメディアの場所を指定します。
3. セットアップウィザード上の[インストールの種類]で[既存のSQL Server 2019インスタンスに機能を追加する]を選択します。
4. [機能の選択]で[SQL Serverレプリケーション]を選択して、インストールを完了します。
SQL Serverレプリケーション機能を有効化するには、以下の手順を実行します。
14
手順2: ディストリビューション構成ウィザードでのレプリケーションの設定
Qlik Replicateのソースとしてマイクロソフト SQL Serverを使用する場合は、MS-REPLICATIONのデータベースを有効にする必要があります。
1. Microsoft SQL Server Management Studioで、[レプリケーション] フォルダを右クリックし、[ディストリビューションの構成] を選択します。
2. ディストリビュータの手順で、[<Microsoft SQL Server 名>を独自のディストリビュータとする]を選択し、手順を完了します。SQL Server はディス
トリビューション データベースとログを作成します。
15
手順3: バックアップと回復の準備
Qlik Replicateは、データベース トランザクション ログ (TLOG) からキャプチャされた変更を使用します。TLOG は、回復目的で
Microsoft SQL Server によって管理されます。データベースに加えられたすべての変更は、TLOG に書き込まれます。回復が必要な
場合は、次の処理が行われます。
• データベースのバックアップ コピーが作成されます。
• 記録されたイベントは、記録された変更がそのコピーに対して再生されるローリングフォワードプロセスで取得され、使用されます。
TLOG データは不要になるとすぐに切り捨てられるため、TLOG は永続的ではありません。ただし、Qlik Replicateの配信を保証するに
は、変更されたデータの永続性が必要です。持続性を保証するには以下が必要となります:
• 復旧モデルは[一括ログ]または[完全]に設定する必要があります。
• データのレプリケートを開始する前に、データベースの完全バックアップを実行する必要があります。
※ 復旧モデルを設定した後は、変更しないことを強くお勧めします。この操作を行うと、データが失われる可能性があります。
16
手順3:バックアップと回復の準備
Qlik Replicateのソースとしてマイクロソフト SQL Serverを使用する場合は、MS-REPLICATIONのデータベースを有効にする必要があります。
1. Microsoft SQL Server Management Studioで、対象のデータベースを右クリックし、[プロパティ] を選択します。
2. [オプション]タブを選択して、[復旧モデル]を[一括ログ]または[完全]に設定します。
17
手順3:バックアップと回復の準備
レプリケートの対象とするデータベースのバックアップが取得されたことがない場合、データベースの完全バックアップを実行する必要があります。
1. Microsoft SQL Server Management Studioで、対象のデータベースを右クリックし、[タスク]>[バックアップ] を選択します。
2. [バックアップの種類]に[完全]が選択されていることを確認し、バックアップを実行します。
18
主キーを持たないテーブルのレプリケートを行うための手順
※ この機能は、エンタープライズ エディションでのみサポートされます。
Qlikレプリケートは、既定では、レプリケーションタスクの各ソース テーブルに対して MS-REPLICATION を自動的に設定します。ただし、MS-
REPLICATION では、ソース テーブルごとにプライマリ キーが必要になりますが、必ずしもそうであるとは限りません。したがって、主キーを持たないテーブ
ルをレプリケートする必要がある場合は、次のオプションを使用できます。
MS-CDC を使用する
MS-CDC をセットアップするには、まず、次のコマンドを実行して、データベースの MS-CDC を有効にする必要があります。
use [DBname]
EXEC sys.sp_cdc_enable_db
次に、次のコマンドを実行して、各ソース テーブルの MS-CDC を有効にする必要があります。
EXECUTE sys.sp_cdc_enable_table @source_schema = N'MySchema', @source_name = N'MyTable', @role_name =
NULL;
※ 主キーまたは一意インデックスを持たないテーブルをレプリケートすると、パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります (変更をキャプチャするた
めに追加のデータベース リソースが必要になるため)。ただし、ターゲット テーブルにインデックスを手動で追加することで、主キーまたは一意インデック
スの不在に関連するパフォーマンスの問題を回避できます。
MS-REPLICATIONまたは MS-CDC を使用しない
データベースが MS-REPLICATION または MS-CDC 用に設定されていない場合でも、主キーを持たないテーブルをキャプチャできますが、そのような
セットアップでは INSERT/DELETE DML イベントのみがキャプチャされることを覚えておいてください。UPDATE イベントは無視されます。
また、更新されたソース レコードで実行される DELETE ステートメントはターゲットに適用されないことに注意することも重要です。
19
Qlik Replicateからデータ
ベースへアクセスするための
ユーザーの追加
20
必要なアクセス許可
Qlik レプリケートタスクで Microsoft SQL Server ソースを使用するには、次のいずれかの方法で、SQL Serverエンドポイ
ントの接続設定で指定するユーザーに権限を付与します:
① db_ownerデータベースロールとsysAdmin固定サーバーロールの両方のメンバーとする方法
② db_ownerデータベースロールのメンバーとするが、sysAdmin固定サーバーロールのメンバーとしない方法。この場合に
は追加の手順が必要となりますので、設定方法については別紙「Microsoft SQL Serverソースエンドポイント-スタン
ドアロン環境での非sysadminユーザーのセットアップ」資料および、Setting up a non-sysadmin user in a
standalone environmentをご参照ください。
※ AlwaysOn 環境で sysadmin 以外のユーザーをセットアップする場合は、AlwaysOn 可用性グループを使用する
際の sysadmin 以外のユーザーのセットアップを参照してください。
21
Qlik Replicateでの
エンドポイント定義
22
一般的な接続プロパティの設定
SQL Server ソース エンドポイントをQlik レプリケートに追加するには、次の手順を実行します。
1. Qlik レプリケートコンソールで、[Manage Endpoints Connections] をクリックし、[New Endpoint Connection] ボタンをクリックします。
2. [Name]フィールドに、データベースの名前を入力します。
3. [Description]フィールドに、SQL Server データベースを識別するための説明を入力します。これはオプションです。
4. データベースのRoleとして[Source] を選択します。
5. データベースの種類として [Microsoft SQL Server]を選択します。
6. Server nameを指定します。これは、ソース データベースを含む SQL Server インスタンスを持つコンピュータのホスト名または IP アドレスです。
※ AlwaysOn 可用性グループを使用する場合は、AlwaysOn リスナーの IP アドレス/ホスト名とアクセス資格情報を指定する必要があります。デフォ
ルトのポートをオーバーライドするには、ポートをサーバー名に追加します(カンマで区切ります)。たとえば、サーバー名がmyserver.company.localで
、ポートが3333の場合、サーバー名は次のように入力する必要があります。
myserver.company.local,3333
23
一般的な接続プロパティの設定
7. [Windows 認証] または[SQL Server 認証] を選択します。
• [Windows 認証]
 Qlik Replicateサービス用に設定されたアカウントを使用してSQL Server に接続します。
 Qlik Replicateが Windows にインストールされている場合にのみ選択可能です。
 以下のユーザー設定が必要です:
 SQL Serverインスタンスは、Windowsログオンを許可するように設定します。
 Qlik Replicateユーザーは、“Qlik Replicate Server” サービス アカウントの “ログオン” ユーザーとして指定されており、SQL
Serverは、Qlik Replicate Serverサービスアカウントのログインを許可するように構成されている必要があります。
• [SQL Server 認証]
 SQL Server に接続するためのユーザー名とパスワードを指定します。
 SQL Serverユーザーが正しいアクセス権限を持っていることが必要です。
8. データベース名を入力するか、[参照]をクリックして、使用可能なデータベースの一覧からデータベースを選択します。これは、データのレプリケーショ
ン元のデータベースの名前です。
24
高度な接続プロパティの設定
[詳細設定] タブでは、次のプロパティを設定できます。
• Prevent truncation of unread changes from TLOG:
 最適なパフォーマンスを得るために、Qlik Replicateは、アクティブなトランザクション ログ (TLOG) から未読のすべての変更をキャプチャしようとします。
 ただし、切り捨てが原因で、アクティブな TLOG に未読の変更がすべて含まれていない場合があります。この場合、Qlik Replicateはバックアップログに
アクセスして、不足している変更をキャプチャします。
 バックアップ ログにアクセスする必要性を最小限に抑えるために、Qlik Replicateは次のいずれかの方法を使用して切り捨てを防ぎます。
① Start transactions in the database:
② Exclusively use sp_repldone within a single task
25
高度な接続プロパティの設定
• Start transactions in the database:
 これは既定の方法です。この方法を使用すると、Qlik Replicateはデータベース内のトランザクションを模倣して TLOG の切り捨てを防ぎます。
 トランザクションがオープンである限り、トランザクションの開始後に表示される変更は切り捨てられません。
 データベースで Microsoftレプリケーションを有効にする必要がある場合は、この方法を選択する必要があります。
※ このメソッドでは、Microsoft SQL Server アクティブなトランザクション ログの切り捨てを有効にするために、Log Reader Agentを実行す
る必要があります。 Log Reader Agentが実行されていない場合、アクティブなログがいっぱいになり、問題が解決されるまでソース データベ
ースが基本的に "読み取り専用" になる可能性があります。
※ このオプションを選択すると、レプリケートによってソース データベースにattrep_truncation_safeguardという名前が付けられたテーブル
が作成されます。これは、データベース内のトランザクションを模倣してトランザクション ログの切り捨てを防ぐことを目的とする、非常に小さいで
すが重要なテーブルです。メンテナンスジョブが失敗する可能性があるため、表がメンテナンスプランに含まれていないことを確認してください。
[Start transactions in the database] オプションを使用して構成されたタスクがない場合、テーブルを安全に削除できます。
26
高度な接続プロパティの設定
• Exclusively use sp_repldone within a single task:
 Qlik Replicateは変更を読み取り、 sp_repldoneを使ってTLOG トランザクションを切り捨て準備完了としてマークします。
 このメソッドにはトランザクションアクティビティは含まれませんが、Microsoft Replicationが実行されていない場合にのみ使用できます。
 また、この方法を使用すると、Qlik Replicateタスクは、いつでも1つの Qlik Replicate タスクしかデータベースにアクセスできません。したがって、同
じデータベースに対してQlik レプリケートタスクを並列実行する必要がある場合は、既定の方法を使用します。
※ この方法では、データベースでLog Reader Agentを停止する必要があります。タスクの開始時にLog Reader Agentが実行されている場
合、Qlik Replicateは強制的に停止します。または、Qlik Replicateタスクを開始する前に、手動でLog Reader Agentを停止すること
もできます。この操作の手順については、マイクロソフト SQL Server 管理スタジオのヘルプを参照してください。
※ MS-CDC でこのメソッドを使用する場合は、CDC Capture ジョブと CDC Cleanup ジョブを停止し、無効にする必要があります。
※ レプリケートはリモート コンピューターにアクセスできないので、Microsoft SQL Server ReplicationジョブがリモートのDistributorマシン上
にある場合、この方法は使用できません。
• Apply TLOG truncation prevention policy every (seconds): 上記のいずれかの方法を使用して TLOG の切り捨てを防ぐ頻度を指定
します。ポリシーの頻度を決定する際に考慮すべき要素には、ストレージの可用性、バックアップとログのルーチン、および Qlik Replicateがイベントを処理
する頻度などがあります。
※ [Exclusively use sp_repldone within a single task ] オプションも選択されている場合、非常に短い間隔 (たとえば 1) を設定す
ると、タスクの処理に悪影響を及ぼし、エラーが発生する可能性があります。
27
高度な接続プロパティの設定
• Alternate backup folder:
 サードパーティのユーティリティを使用して(Microsoft SQL Server 独自のバックアップ メカニズムではなく)トランザクションログをバックアッ
プする場合のバックアップ ログの場所 。
 バックアップ ユーティリティは、自分で実行することも、後述の「Backup file preprocessing command」で説明するように実行するよ
うにQlik Replicateを構成することもできます。
 バックアップ ファイルは、指定した場所に標準の Microsoft SQL Server 形式でエクスポートする必要があります。
28
高度な接続プロパティの設定
• Change processing mode: 次のいずれかの変更処理モードを選択します。
 Prioritize Online Logs
 これがデフォルトです。Qlik Replicateは、まずオンライン トランザクション ログの変更を探します。
 Replicateがオンライン トランザクションログの変更を見つけることができない場合、バックアップトランザクションログでそれらの変更を検索します。
 Prioritize Backup Logs
 Qlik Replicateはまずバックアップ トランザクション ログの変更を探します。
 オンライントランザクションログからの読み取りが遅い (ロックの競合など) 場合や、ファイルレベルのアクセスを使用してバックアップトランザクション ロ
グにアクセスする場合に、パフォーマンスが向上します。
 レプリケートがバックアップトランザクションログの変更を見つけることができない場合、オンライントランザクションログでそれらの変更を検索します。
 Backup Logs Only
 Qlik Replicate はバックアップ トランザクションログ内の変更のみを検索しようとします。
 バックアップの間隔が長くなるため、待機時間が長くなります。実際の待機時間は一定ですが、バックアップ スケジュールによって異なります。
 Online Logs Only
 Qlik Replicateはオンライン トランザクション ログでのみ変更を検索しようとします。
29
高度な接続プロパティの設定
• Replicate has file-level access to the backup log files: Qlik ReplicateにAlternate backup folder内のバックアップログファイルへの
ファイル レベルのアクセス権が与えられている場合は、このオプションを選択します。
※ Qlik Replicateがバックアップトランザクションログにファイルレベルでアクセスできる場合は、次の規則が適用されます:
 Alternate backup folderは、共有ネットワーク フォルダとして、たとえば tempbackup である必要があります。
 Attunity Replicate Serverサービスは、[Backup folder user name] フィールドおよび [Backup folder password] フィール
ドで指定されたユーザー名とパスワードを使用してログオンするように構成する必要があります。
• Windowsサービスコンソールで、Attunity Replicate Serverサービスをダブルクリックします。[ログオン] タブで[アカウント]を選択し、この
ユーザー名とパスワードを入力します。
 指定されたユーザーには、代替バックアップフォルダ (共有ネットワークフォルダ) に対する読み取りアクセス許可が付与されている必要があります。
※ ファイルレベルのアクセスに影響する制限事項の完全な一覧については、制限事項を参照してください。
• Backup folder user name: Qlik Replicateにファイル レベルのアクセス権がある場合にバックアップフォルダにアクセスするために必要なユーザー名。
• Backup folder password: 上記ユーザーのパスワード。
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高度な接続プロパティの設定
• Backup folder preprocessing command
 サードパーティのユーティリティを使用して、トランザクション ログを標準の Microsoft SQL Server 形式に変換し (異なる形式の場合)、代替バックアップ
フォルダにバックアップすることができます。このオプションは、上記の Alternate backup folderオプションと組み合わせて使用する必要があります。
 前提条件と注意事項: コマンドは、XP_CMDSHELL拡張プロシージャーを介して呼び出されます。
 バックアップユーティリティは、システムのリターン コード (成功時は 0、失敗の場合1) を設定する必要があります。
 XP_CMDSHELLによって起動されるバックアップ ユーティリティは、Microsoft SQL Server サービス アカウントと同じセキュリティ権限を持っている
必要があります。
 通常、XP_CMDSHELLは無効化されています。ポリシーベースの管理を使用するか、SP_CONFIGUREを実行して、有効または無効にできます。
 この拡張プロシージャーを使用するには、(少なくとも) CONTROL SERVER 権限が必要です。
 コマンドの使用法: バックアップ ユーティリティは、次のパラメータを使用してQlik Replicateを提供する必要があります。
 {BACKUP_INFILE} - 元のバックアップされたトランザクション ログへの完全パス。
 {ALTDIR_OUTFILE} - 代替バックアップ フォルダに転送するターゲット ファイルの仕様。
 {BACKUP_SET}- バックアップ ログ内で処理されるバックアップ セット。
 コマンドの例:
C:¥Temp¥YourBackupUtility.exe -B{BACKUP_INFILE} -A{ALTDIR_OUTFILE}"
実際のコマンド内のスペースを含むコマンドパスまたはファイル名のディレクトリ名は、二重引用符で囲む必要があります。
例:C:temptest"my program""new version"converter.exe -A{"input file"} -B{outfile}
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高度な接続プロパティの設定
• Delete processed backup logs: バックアップ ログを読み取った後で削除するには、このオプションを選択します。
• Select virtual backup device types: このオプションを選択すると、Qlik Replicateは指定された仮想デバイスから変更を読み取ります。通常、こ
のオプションは、サードパーティのバックアップ ユーティリティ (仮想デバイスとして記録される) を使用する場合にのみ有効にする必要があります。
32
レプリケートによってデータベースに作成されるアイテム
Qlikレプリケートは、変更をキャプチャするために、タスクの開始時に Microsoft SQL Serverデータベースのdboスキーマにさまざまなア
イテムを作成します。タスクが完了したら、安全に削除できます。
• 未処理トランザクションを追跡するために、次のアーティファクトが作成されます。
 #attrep_dbcc_open_trans_table
• LSN (ログ シーケンス番号) が有効であることを確認するために、次の関数が作成されます。
 attrep_fn_LsnSegmentToHexa
 attrep_fn_NumericLsnToHexa
33
圧縮方式とデータ型
34
サポートされている圧縮方法
次の表は、Qlik レプリケートがサポートする各バージョンの圧縮方法を示しています。
Microsoft SQL Server
バージョン
Row/Page Compression
(at Partition Level)
Vardecimal Storage
Format
Vardecimal Storage
Format
Sparse Columns
Vardecimal Storage
Format
Sparse Columns
Columnar Structure
Compression
2012-2016 Yes No No No
35
ソースデータ型
• Qlik ReplicateのMicrosoft SQL Server ソースは、ほとんどの SQL Server データ型をサポートしています。次の表は、Qlik
レプリケートを使用する場合にサポートされる Microsoft SQL Server のソース データ型と、Qlik Replicateデータ型への既定の
マッピングを示しています。対象のエンドポイントがMicrosoft SQL Server ではない場合、Microsoft SQL Server データ型は
Qlik Replicateデータ型にのみマップされることに注意してください。ターゲット エンドポイントが Microsoft SQL Server の場合の
データ型マッピングと照合順序のサポートについては、同種レプリケーションを参照してください。
• ターゲットにマップされているデータ型を表示する方法については、使用しているターゲット エンドポイントのセクションを参照してください。
※ 行サイズが 8060 を超えると、VARCHAR、NVARCHAR、および VARBINARY データ型は行外に格納されます。このよう
なデータをレプリケートするには、「データ の情報付加」で説明されているソースルックアップ関数を使用します。
※ Collatable data types は、アスタリスク (*) で示されます。
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ソースデータ型
Microsoft SQL Server データ型 Qlik Replicate データ型
BIGINT INT8
BIT BOOLEAN
DECIMAL NUMERIC
INT INT4
MONEY NUMERIC (19,4)
NUMERIC (p,s) NUMERIC
SMALLINT INT2
SMALLMONEY NUMERIC (10,4)
TINYINT UINT1
REAL REAL4
FLOAT REAL8
DOUBLE REAL8
DATETIME DATETIME
DATETIME2 DATETIME
SMALLDATETIME DATETIME
DATE DATE
TIME STRING (16)
DATETIMEOFFSET STRING
*CHAR STRING
*VARCHAR STRING
*VARCHAR (max)
*TEXT
Qlik Replicateでこのデータ型を使用するには、特定のタス
クに対して CLOB を使用できるようにする必要があります。
SQL Server の LOB 列の値を変更しなかった UPDATE
ステートメントの場合でも、ターゲットの LOB 列が更新されま
す。
CDC 中または [Allow unlimited LOB size] オプション
が有効になっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は
主キーを持つテーブルでのみサポートされます。
CLOB
*NCHAR WSTRING
*NVARCHAR (length) WSTRING
Microsoft SQL Server データ型 Qlik Replicate データ型
*NVARCHAR (max)
*NTEXT
このデータ型をQlik レプリケートで使用するには、特定のタスクに対して
NLOB の使用を有効にする必要があります。
SQL Server の LOB 列の値を変更しなかった UPDATE ステートメン
トの場合でも、ターゲットの LOB 列が更新されます。
CDC 中または [Allow unlimited LOB size] オプションが有効に
なっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブ
ルでのみサポートされます。
NCLOB
BINARY BYTES
VARBINARY BYTES
VARBINARY (max)
IMAGE
SQL Server の LOB 列の値を変更しなかった UPDATE ステートメン
トの場合でも、ターゲットの LOB 列が更新されます。
このデータ型をQlik Replicateで使用するには、特定のタスクに対して
BLOB の使用を有効にする必要があります。
CDC 中または [Allow unlimited LOB size] オプションが有効に
なっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブ
ルでのみサポートされます。
BLOB
TIMESTAMP BYTES
UNIQUEIDENTIFIER STRING
HIERARCHYID
HIERARCHYID - Microsoft SQL Serverにレプリケートするとき。
STRING (250) - Microsoft SQL Serverにレプリケートするとき。
XML
SQL Server の LOB 列の値を変更しなかった UPDATE ステートメン
トの場合でも、ターゲットの LOB 列が更新されます。
このデータ型をQlik レプリケートで使用するには、特定のタスクに対して
NLOB の使用を有効にする必要があります。
CDC 中または [Allow unlimited LOB size] オプションが有効に
なっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブ
ルでのみサポートされます。
CLOB
GEOMETRY CLOB
GEOGRAPHY CLOB
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サポートされていないデータ型
次のデータ型のフィールドを含むテーブルは、Qlik Replicateではサポートされていません。
• CURSOR
• SQL_VARIANT
• TABLE
※ ユーザー定義データ型は、基本型に従ってサポートされます。たとえば、DATETIME に基づくユーザー定義データ型は、
DATETIME データ型として扱われます。
38
同種レプリケーション
• Microsoft SQL Server ソースからターゲットにレプリケートする場合、ソースとターゲットのデータ型の大部分は同一になります。
※ 同種レプリケーションでは、ソース データは最初にQlik Replicateデータ型を通過するため、その種類の制限が適用されます。
• データ型のレプリケートとその制限 (関連する場合) については、「データ型のレプリケート」を参照してください。
• Microsoft SQL Server からレプリケートするときにソースデータが通過するレプリケート データ型については、Qlik Replicateの
データ型へのマッピング テーブルを参照してください。
※ XMLデータ・タイプを使用して列を複製する際にデータが切り捨てられないようにするために、タスク設定で「Allow unlimited
LOB size」オプションを有効にすることを強くお勧めします。
• さらに、同種レプリケーションでは、ソース列とテーブルの照合順序は、「列照合およびテーブル照合順序」で説明されているようにター
ゲットに複製されます。
39
同種レプリケーションでのデータ型の例外
Microsoft SQL Server ソース Microsoft SQL Server ターゲット
DATETIME Microsoft SQL Server 2016より前のサポートされている
バージョン:
DATETIME
Microsoft SQL Server 2016以降:
DATETIME2
VARCHAR VARCHAR (x)
(when x=0 or x>8000)
else VARCHAR (max)
NVARCHAR (length) NVARCHAR (x)
(when x=0 or x>8000)
else NVARCHAR (max)
VARBINARY VARBINARY (x)
(when x=0 or x>8000)
else VARBINARY (max)
HIERARCHYID VARCHAR (x)
TIMESTAMP VARBINARY
ある Microsoft SQL Server データベースから別のデータベースにレプリケートする場合、ソースデータとターゲットデータ型は、サポート
されているすべてのバージョンの Microsoft SQL Server で同じになりますが、次の例外があります。
40
同種レプリケーションでの列とテーブルの照合順序
ある Microsoft SQL Server データベースから別のSQL Serverにレプリケートする場合、列とテーブルの照合順序がターゲット
にレプリケートされます。
※ 照合順序のレプリケーションをサポートするには、DBA は、ソースの Microsoft SQL Server データベースに対して定義され
ている照合順序が、ターゲットの SQL Server データベースに対して定義されている照合順序と同じであることを確認する必
要があります。
Non-nullable列とプライマリ/一意インデックス名
プライマリ/一意のインデックス名は、同種レプリケーション時に保持されます。Non-nullable列は、次のデータ型を除き、同種レプリ
ケーション中も保持されます。
• text
• ntext1
• varchar(max)
• nvarchar(max)
• varbinary(max)
• image
• xml
41
制限事項など
42
一般的な前提条件
• 特定のアクセス権限を持つ SQL Server アカウントが必要です。詳細については、「ソース権限」を参照してください。
• 完全バックアップをQlik レプリケートと連携させるには、ソースとしての SQL Server を構成する必要があります。詳細について
は、「SQL Server のバックアップと回復の準備」を参照してください。
• 圧縮されたバックアップトランザクション ログを圧縮解除すると、レプリケートは圧縮されたログと同じ場所に圧縮解除されたログ
を書き込みます。したがって、圧縮バックアップ トランザクション ログの場所には、圧縮解除されたログを格納するのに十分な領
域が必要です。
• ご使用の環境が次の場合:
 Microsoft SQL Server バージョン 2012 または 2014
 Red Hat 8.1 にインストールされたMicrosoft ODBC Driver 17
TLS 1.2 を使用するには、Microsoft SQL Server がインストールされているWindows マシンに特定のサービスパックを
インストールする必要があります。詳細については、次のマイクロソフトの記事を参照してください。
43
制限事項
レプリケートタスクで Microsoft SQL Server ソース エンドポイントを使用する場合は、次の制限が適用されます。
• レプリケーションタスクで Microsoft SQL Server のソース データベースを使用している場合、タスクを削除しても、タスクで使用されていたデータベースの
Microsoft SQL Serverレプリケーションパブリッシャー定義は削除されません。SQL サーバーのシステム管理者は、これらの定義を SQL Server から
削除する必要があります。
• スパース テーブルはサポートされていません。
• インデックス付きビューからのデータのレプリケートはサポートされていません。
• sp_renameを使用してテーブルの名前を変更することはサポートされていません (例:sp_rename 'Sales.SalesRegion', 'SalesReg;)
• sp_renameを使用して列の名前を変更することはサポートされていません (例:sp_rename 'Sales.Sales.Region', 'RegID', 'COLUMN';)
• TRUNCATE イベントはキャプチャされません。
• 計算列(Computed Column)のレプリケーションは、Full Loadレプリケーションタスクでのみサポートされます。変更処理中は、計算列を持つテーブル
はすべてサスペンドされます。したがって、計算列を持つテーブルから変更をキャプチャするApply ChangeやStore Changesタスクを実行する必要があ
る場合は、タスクからそのような列を除外する変換を定義する必要があります。
• SQL Server パーティションの切り替えはサポートされていません。
• WRITETEXT ユーティリティおよび UPDATETEXT ユーティリティを使用する場合、Qlik Replicateはソース データベースに適用されたイベントをキャプ
チャしません。
• 次の DML パターンはサポートされていません。
select <*> into <new_table> from <existing_table>
• 列レベルの暗号化はサポートされていません。
44
制限事項
• バックアップ トランザクションログにアクセスする場合は、次の制限が適用されます。
 暗号化されたバックアップはサポートされていません。
 URL または Windows Azure に保存されたバックアップはサポートされていません。
• ファイルレベルでバックアップ トランザクションログにアクセスする場合は、次の制限が適用されます。
 バックアップトランザクションログは、適切なアクセス許可とアクセス権を持つ共有フォルダに存在する必要があります。
 アクティブなトランザクション ログには、ファイル レベルではなく、Microsoft SQL Server API を介してアクセスされます。
 Qlik Replicateと SQL Server のコンピューターは、同じドメインに存在する必要があります。
 圧縮されたバックアップ トランザクションログは、Windows Server 2008ではサポートされていません。
 透過的なデータ暗号化 (TDE) はサポートされていません。SQL Serverのネイティブ機能 (つまり、ファイル レベルのアクセスを使用しな
い) を使用してバックアップ トランザクションログにアクセスする場合、TDE暗号化がサポートされます。
 Unix プラットフォームはサポートされていません。
 複数のストライプからバックアップ ログを読み取ることはサポートされていません。
 エンドポイントのReplicateにバックアップ ログ ファイルへのファイル レベルのアクセス権がある場合、ファイルストリーム機能とフルテキスト機
能はサポートされません。
• ファイル レベルのアクセスでバックアップ トランザクション ログにアクセスするようにQlik Replicateを構成する方法の詳細については、「高度な接
続プロパティの設定」を参照してください。
• 複数のディスクへのバックアップ (ミラーからディスク) はサポートされていません。
• SQL Serverの空間データタイプ(GEOGRAPHYとGEOMETRY)に値を挿入するとき、SRID(Spatial Reference System
Identifier)プロパティを無視するか、または別の番号を指定することができます - この場合、デフォルトのSRIDが使用されます
(GEOMETRYの場合は0、GEOGRAPHYの場合は4326)。空間データタイプを持つテーブルを複製する場合、Qlik Replicateはユーザー
が挿入したSRIDをデフォルトのSRIDに置き換えます。GEOGRAPHY データ型とジオメトリ データ 型のレプリケーションは、制限付き LOB モー
ドでのみサポートされます。
45
制限事項
• データベースが MS-REPLICATION または MS-CDC 用に設定されていない場合でも、主キーを持たないテーブルをキャプチャできますが、そのようなセッ
トアップでは INSERT/DELETE DML イベントのみがキャプチャされることを覚えておいてください。UPDATE イベントは無視されます。
• 列ストアインデックスはサポートされていません。
• メモリ最適化テーブル (インメモリ OLTP を使用) はサポートされていません。
• テンポラルテーブルはサポートされていません。
• 遅延持続性(Delayed durability)はサポートされていません。
• テーブル変更追跡はサポートされていません。
• ODBCの制限により、16列以上を主キーの一部にすることはできません。
• マスクされたデータは、マスクなしでターゲットに作成されます。
• OpenLDAPはサポートされていません。
• 2019 年に導入された VARCHAR、CHAR、および CLOB の UTF8 照合順序はサポートされていません。
• セカンダリ SQL Server データベースから直接レプリケートすることはサポートされていません。したがって、プライマリ データベースまたは AlwaysOn リスナー
に接続するように、Microsoft SQL Server のレプリケート エンドポイントを構成する必要があります。
サポートされていないマイクロソフト SQL Server のセキュリティ機能
次のマイクロソフト SQL Server セキュリティ機能を使用するテーブルはサポートされていません。
• Always Encrypted
• Row-Level Security
46
Microsoft SQL Serverの
ターゲットとしての利用
47
Qlik Replicate側での
基本セットアップ
48
Microsoft ODBC Driverの導入
Qlik Replicate for Windows
• Qlik ReplicateサーバーマシンにWindows 用Microsoft ODBC Driver 17.6をインストールし、接続を確認します。
• ドライバーについては以下をご参照下さい:
 Microsoft ODBC Driver for SQL Server on Windows のリリース ノート
Qlik Replicate for Linux
• Qlik Replicateサーバー マシンに Linux 用のMicrosoft ODBC Driver 17.6をインストールし、接続を確認します。
• ドライバーについては以下をご参照下さい:
 Microsoft ODBC Driver for SQL Server をインストールする (Linux)
• Microsoft SQL Serverをソースとして利用する場合と同様、ターゲットと利用する場合でも以下のODBCドライバを導入します。
詳細については「 Microsoft SQL Serverのソースとしての利用」の項をご参照ください。
49
Qlik Replicateからデータ
ベースへアクセスする
ユーザーの追加
50
必要なアクセス許可
• Qlik Replicateユーザーは、接続先の SQL Server データベースに対して少なくともdb_ownerユーザーロールを持ってい
る必要があります。
51
Qlik Replicateでの
エンドポイント定義
52
一般的な接続プロパティの設定
SQL Server ソース エンドポイントをQlik レプリケートに追加するには、次の手順を実行します。
1. Qlik レプリケートコンソールで、[Manage Endpoints Connections ] をクリックし、[New Endpoint Connection] ボタンをクリックします。
2. [Name]フィールドに、データベースの名前を入力します。
3. [Description]フィールドに、SQL Server データベースを識別するための説明を入力します。これはオプションです。
4. データベースRoleとして[Target] を選択します。
5. データベースの種類として [Microsoft SQL Server]を選択します。
6. Server nameを指定します。これは、ソース データベースを含む SQL Server インスタンスを持つコンピュータのホスト名または IP アドレスです。
※ AlwaysOn 可用性グループを使用する場合は、AlwaysOn リスナーの IP アドレス/ホスト名とアクセス資格情報を指定する必要があります。デフォ
ルトのポートをオーバーライドするには、ポートをサーバー名に追加します(カンマで区切ります)。たとえば、サーバー名がmyserver.company.localで
、ポートが3333の場合、サーバー名は次のように入力する必要があります。
myserver.company.local,3333
53
一般的な接続プロパティの設定
7. [Windows 認証] または[SQL Server 認証] を選択します。
• [Windows 認証]
 Qlik Replicateサービス用に設定されたアカウントを使用してSQL Server に接続します。
 Qlik Replicateが Windows にインストールされている場合にのみ選択可能です。
 以下のユーザー設定が必要です:
 SQL Serverインスタンスは、Windowsログオンを許可するように設定します。
 Qlik Replicateユーザーは、“Qlik Replicate Server” サービス アカウントの “ログオン” ユーザーとして指定されており、SQL
Serverは、Qlik Replicate Serverサービスアカウントのログインを許可するように構成されている必要があります。
• [SQL Server 認証]
 SQL Server に接続するためのユーザー名とパスワードを指定します。
 SQL Serverユーザーが正しいアクセス権限を持っていることが必要です。
8. データベース名を入力するか、[参照]をクリックして、使用可能なデータベースの一覧からデータベースを選択します。これは、データのレプリケーショ
ン元のデータベースの名前です。
54
高度な接続プロパティの設定
[詳細設定] タブでは、次のプロパティを設定できます。
• Use BCP for loading tables : BCP を使用して全ロード操作のデータを転送する場合に選択します。
• ターゲット表に、ソース表に存在しない ID 列が含まれている場合は、[Use BCP for loading tables]オプションを無効にする必要があります。
• BCP packet size : BCP を使用してデータを転送するために使用されるパケットの最大サイズ (バイト単位)。
• Filegroup for Qlik Replicate internal tables :必要に応じて、Qlik Replicate内部テーブルのファイル グループを指定します。レプリケーションタス
クが開始されると、すべての内部Qlik Replicate control tablesが指定されたファイル グループに作成されます。
• ファイルグループを作成するコマンドの例を次に示します。
ALTER database replicate
ADD FILEGROUP Test1FG1;
GO
ALTER database replicate
ADD FILE
(
NAME = test1dat5,
FILENAME = 'C:tempDATAt1dat5.ndf',
SIZE = 5MB,
MAXSIZE = 100MB,
FILEGROWTH = 5MB
)
TO FILEGROUP Test1FG1;
GO
55
データ型
56
ターゲットデータ型
Qlik Replicateデータ型 Microsoft SQL Serverデータ型
BOOLEAN TINYINT
BYTES VARBINARY(length)
DATE DATE
TIME TIME(0)
DATETIME DATETIME2(scale)
INT1 SMALLINT
INT2 SMALLINT
INT4 INT
INT8 BIGINT
NUMERIC NUMERIC(p,s)
REAL4 REAL
REAL8 FLOAT
STRING
列が日付または時刻の場合:
DATETIME2
列が日付または時刻でない場合:
VARCHAR(length)
UINT1 INT2
UINT2 INT4
UINT4 INT8
UINT8 NUMERIC(20)
WSTRING NVARCHAR(length)
BLOB
VARBINARY(max)
IMAGE
このデータ型をQlik Replicateで使用するには、特定のタスクに対して BLOB の使用を有効にする必要があります。
CDC 中または [ Allow unlimited LOB size] オプションが有効になっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブルでのみサポートされます。
CLOB
VARCHAR(max)
TEXT
Qlik Replicateでこのデータ型を使用するには、特定のタスクに対して CLOB を使用できるようにする必要があります。
CDC 中または [ Allow unlimited LOB size] オプションが有効になっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブルでのみサポートされます。
NCLOB
NVARCHAR(max)
NTEXT
このデータ型をQlik レプリケートで使用するには、特定のタスクに対して NLOB の使用を有効にする必要があります。
CDC 中または [ Allow unlimited LOB size] オプションが有効になっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブルでのみサポートされます。
57
制限事項など
58
制限事項
レプリケートタスクのターゲットとして Microsoft SQL Server データベースを使用する場合、次の制限が適用されます。
• [Advanced]タブで[Use BCP for loading tables]が選択されている場合(デフォルト) 、 Batch optimized applyモードでは無制限の LOB
列はサポートされません。この制限を回避するには、タスク設定で LOB 列のサイズを制限するか、 [Use BCP for loading tables]オプションをオフにす
るか、 Transactional applyモードに切り替えます。
• [Advanced]タブで[Use BCP for loading tables]オプションが有効になっている場合、トリガーは実行されません。
• Microsoft SQL Server 2012 ターゲット: ターゲット テーブルが計算列を使用して手動で作成される場合、フル ロードレプリケーションは BCP モードでは
サポートされません。[Advanced ]タブの [テーブルのロードに BCP を使用する] オプションを無効にすると、この問題は解決します。BCP モードの詳細につ
いては、接続の詳細プロパティの設定を参照してください。
• [Batch Optimized Apply] オプションと[Limit LOB size to] オプションの両方が有効になっている場合、ターゲットの BLOB 列は、[LOB サイズの
制限] フィールドで指定されたサイズの 4 分の 1 に切り捨てられます。
www.qlik.com/sap

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Microsoft SQL Serverのソース・ターゲットエンドポイントとしての利用

  • 1. © 2019 QlikTech International AB. All rights reserved. Microsoft SQL Serverの ソース・ターゲットエンドポイント としての利用 クリックテック・ジャパン株式会社
  • 2. © 2019 QlikTech International AB. All rights reserved. 2 • Microsoft SQL Serverのソースとしての利用 • Qlik Replicate側での基本セットアップ • Qlik Replicateからデータベースへアクセスするためのユーザーの追加 • Microsoft SQL Server側での基本セットアップ • Qlik Replicateでのエンドポイント定義 • 圧縮方式とデータ型 • 制限事項など • Microsoft SQL Serverのターゲットとしての利用 • Qlik Replicate側での基本セットアップ • Qlik Replicateからデータベースへアクセスするためのユーザーの追加 • Microsoft SQL Server側での基本セットアップ • Qlik Replicateでのエンドポイント定義 • データ型 • 制限事項など アジェンダ
  • 3. © 2019 QlikTech International AB. All rights reserved. 3 注意点 https://help.qlik.com/ • 本書作成後、バージョンアップなどによってサポートされるプラットフォームやドライバのバージョンなどが変更される可能性があるため、導入・設定作業に 際してはヘルプサイトも併せてご参照ください。 エンドポイントの設定 プラットフォームの サポート情報
  • 4. 4 サポートされているエディション Qlik Replicateは、次のMicrosoft SQL Server エディションをサポートします。 • Enterprise Edition • Standard Edition • Workgroup Edition • Developer Edition • SQL Server Web Edition Qlik Replicateで使用できるソースシステムのバージョンなどの詳細については、「サポートされるプラットフォームとエンドポイント」を 参照してください。
  • 5. © 2019 QlikTech International AB. All rights reserved. 5 Microsoft SQL Serverの ソースとしての利用
  • 7. 7 Qlik Replicate for Windows Qlik Replicate for Windows • Qlik ReplicateサーバーマシンにWindows 用Microsoft ODBC Driver 17.6をインストールし、接続を確認します。 • ドライバーについては以下をご参照下さい:  Microsoft ODBC Driver for SQL Server on Windows のリリース ノート インストール 接続確認:ODBCデータソースアドミニストレータ(64bit)
  • 8. 8 Qlik Replicate for Linux Qlik Replicate for Linux • Qlik Replicateサーバー マシンに Linux 用のMicrosoft ODBC Driver 17.6をインストールし、接続を確認します。 • ドライバーについては以下をご参照下さい:  Microsoft ODBC Driver for SQL Server をインストールする (Linux) sqlcmd -S <remoteip> -U <user> -p -Q "SELECT @@VERSION“ Password: ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ---------------------------------------------- Microsoft SQL Server 2019 (RTM) - 15.0.2000.5 (X64) Sep 24 2019 13:48:23 Copyright (C) 2019 Microsoft Corporation Enterprise Evaluation Edition (64-bit) on Windows Server 2019 Standard 10.0 <X64> (Build 17763: ) (Hypervisor) (1 rows affected) インストール 接続確認 (sqlcmdで接続確認が可能)
  • 9. 9 繋がらない場合の確認事項 • Microsoft SQL Serverの構成マネージャー上で、TCP/IPのプロトコルが有効化されていることを確認 (必要に応じてSQL Server Browerのサービスを有効化・開始) • Microsoft SQL Serverが動作するサーバーのファイアウォールポートでTCP1433(既定)が開放されていることを確認(SQL Server Browserを利用する場合にはUDP1434も開放)
  • 11. 11 レプリケーション用の SQL Server データベースの準備 SQL Server データベースを使用するための構成要件について説明します。SQL Server システム管理者は、これらの タスクを実行する必要があります。 1. SQL Serverレプリケーション機能の確認と有効化 ※ この機能が有効化されていない場合、次のステップ2で以下のエラーが表示されます。 2. ディストリビューション構成ウィザードでのレプリケーションの設定 3. バックアップと回復の準備 ※ 主キーを持たないテーブルをレプリケートする場合には追加の手順を実行する必要があります。
  • 12. 12 手順1: SQL Serverレプリケーション機能の確認と有効化 1. [スタート]メニューから[Microsoft SQL Server 2019] > [SQL Server 2019 Installation Center]を選択します。 2. [ツール]タブから[インストール済みSQL Server機能の検出レポート]をクリックします。 3. 作成されたレポートの[機能]列に[SQL Serverレプリケーション]が含まれるか確認します。存在しない場合には、次のステップの手順に従って当機 能を有効化します。 SQL Serverレプリケーション機能が既に有効化済みかを確認するには、以下の手順を実行します。
  • 13. 13 手順1: SQL Serverレプリケーション機能の確認と有効化 1. [スタート]メニューから[Microsoft SQL Server 2019] > [SQL Server 2019 Installation Center]を選択します。 2. [インストール]タブから[SQL Serverの新規スタンドアロン・・・]をクリックします。インストールメディアの場所を指定します。 3. セットアップウィザード上の[インストールの種類]で[既存のSQL Server 2019インスタンスに機能を追加する]を選択します。 4. [機能の選択]で[SQL Serverレプリケーション]を選択して、インストールを完了します。 SQL Serverレプリケーション機能を有効化するには、以下の手順を実行します。
  • 14. 14 手順2: ディストリビューション構成ウィザードでのレプリケーションの設定 Qlik Replicateのソースとしてマイクロソフト SQL Serverを使用する場合は、MS-REPLICATIONのデータベースを有効にする必要があります。 1. Microsoft SQL Server Management Studioで、[レプリケーション] フォルダを右クリックし、[ディストリビューションの構成] を選択します。 2. ディストリビュータの手順で、[<Microsoft SQL Server 名>を独自のディストリビュータとする]を選択し、手順を完了します。SQL Server はディス トリビューション データベースとログを作成します。
  • 15. 15 手順3: バックアップと回復の準備 Qlik Replicateは、データベース トランザクション ログ (TLOG) からキャプチャされた変更を使用します。TLOG は、回復目的で Microsoft SQL Server によって管理されます。データベースに加えられたすべての変更は、TLOG に書き込まれます。回復が必要な 場合は、次の処理が行われます。 • データベースのバックアップ コピーが作成されます。 • 記録されたイベントは、記録された変更がそのコピーに対して再生されるローリングフォワードプロセスで取得され、使用されます。 TLOG データは不要になるとすぐに切り捨てられるため、TLOG は永続的ではありません。ただし、Qlik Replicateの配信を保証するに は、変更されたデータの永続性が必要です。持続性を保証するには以下が必要となります: • 復旧モデルは[一括ログ]または[完全]に設定する必要があります。 • データのレプリケートを開始する前に、データベースの完全バックアップを実行する必要があります。 ※ 復旧モデルを設定した後は、変更しないことを強くお勧めします。この操作を行うと、データが失われる可能性があります。
  • 16. 16 手順3:バックアップと回復の準備 Qlik Replicateのソースとしてマイクロソフト SQL Serverを使用する場合は、MS-REPLICATIONのデータベースを有効にする必要があります。 1. Microsoft SQL Server Management Studioで、対象のデータベースを右クリックし、[プロパティ] を選択します。 2. [オプション]タブを選択して、[復旧モデル]を[一括ログ]または[完全]に設定します。
  • 17. 17 手順3:バックアップと回復の準備 レプリケートの対象とするデータベースのバックアップが取得されたことがない場合、データベースの完全バックアップを実行する必要があります。 1. Microsoft SQL Server Management Studioで、対象のデータベースを右クリックし、[タスク]>[バックアップ] を選択します。 2. [バックアップの種類]に[完全]が選択されていることを確認し、バックアップを実行します。
  • 18. 18 主キーを持たないテーブルのレプリケートを行うための手順 ※ この機能は、エンタープライズ エディションでのみサポートされます。 Qlikレプリケートは、既定では、レプリケーションタスクの各ソース テーブルに対して MS-REPLICATION を自動的に設定します。ただし、MS- REPLICATION では、ソース テーブルごとにプライマリ キーが必要になりますが、必ずしもそうであるとは限りません。したがって、主キーを持たないテーブ ルをレプリケートする必要がある場合は、次のオプションを使用できます。 MS-CDC を使用する MS-CDC をセットアップするには、まず、次のコマンドを実行して、データベースの MS-CDC を有効にする必要があります。 use [DBname] EXEC sys.sp_cdc_enable_db 次に、次のコマンドを実行して、各ソース テーブルの MS-CDC を有効にする必要があります。 EXECUTE sys.sp_cdc_enable_table @source_schema = N'MySchema', @source_name = N'MyTable', @role_name = NULL; ※ 主キーまたは一意インデックスを持たないテーブルをレプリケートすると、パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります (変更をキャプチャするた めに追加のデータベース リソースが必要になるため)。ただし、ターゲット テーブルにインデックスを手動で追加することで、主キーまたは一意インデック スの不在に関連するパフォーマンスの問題を回避できます。 MS-REPLICATIONまたは MS-CDC を使用しない データベースが MS-REPLICATION または MS-CDC 用に設定されていない場合でも、主キーを持たないテーブルをキャプチャできますが、そのような セットアップでは INSERT/DELETE DML イベントのみがキャプチャされることを覚えておいてください。UPDATE イベントは無視されます。 また、更新されたソース レコードで実行される DELETE ステートメントはターゲットに適用されないことに注意することも重要です。
  • 20. 20 必要なアクセス許可 Qlik レプリケートタスクで Microsoft SQL Server ソースを使用するには、次のいずれかの方法で、SQL Serverエンドポイ ントの接続設定で指定するユーザーに権限を付与します: ① db_ownerデータベースロールとsysAdmin固定サーバーロールの両方のメンバーとする方法 ② db_ownerデータベースロールのメンバーとするが、sysAdmin固定サーバーロールのメンバーとしない方法。この場合に は追加の手順が必要となりますので、設定方法については別紙「Microsoft SQL Serverソースエンドポイント-スタン ドアロン環境での非sysadminユーザーのセットアップ」資料および、Setting up a non-sysadmin user in a standalone environmentをご参照ください。 ※ AlwaysOn 環境で sysadmin 以外のユーザーをセットアップする場合は、AlwaysOn 可用性グループを使用する 際の sysadmin 以外のユーザーのセットアップを参照してください。
  • 22. 22 一般的な接続プロパティの設定 SQL Server ソース エンドポイントをQlik レプリケートに追加するには、次の手順を実行します。 1. Qlik レプリケートコンソールで、[Manage Endpoints Connections] をクリックし、[New Endpoint Connection] ボタンをクリックします。 2. [Name]フィールドに、データベースの名前を入力します。 3. [Description]フィールドに、SQL Server データベースを識別するための説明を入力します。これはオプションです。 4. データベースのRoleとして[Source] を選択します。 5. データベースの種類として [Microsoft SQL Server]を選択します。 6. Server nameを指定します。これは、ソース データベースを含む SQL Server インスタンスを持つコンピュータのホスト名または IP アドレスです。 ※ AlwaysOn 可用性グループを使用する場合は、AlwaysOn リスナーの IP アドレス/ホスト名とアクセス資格情報を指定する必要があります。デフォ ルトのポートをオーバーライドするには、ポートをサーバー名に追加します(カンマで区切ります)。たとえば、サーバー名がmyserver.company.localで 、ポートが3333の場合、サーバー名は次のように入力する必要があります。 myserver.company.local,3333
  • 23. 23 一般的な接続プロパティの設定 7. [Windows 認証] または[SQL Server 認証] を選択します。 • [Windows 認証]  Qlik Replicateサービス用に設定されたアカウントを使用してSQL Server に接続します。  Qlik Replicateが Windows にインストールされている場合にのみ選択可能です。  以下のユーザー設定が必要です:  SQL Serverインスタンスは、Windowsログオンを許可するように設定します。  Qlik Replicateユーザーは、“Qlik Replicate Server” サービス アカウントの “ログオン” ユーザーとして指定されており、SQL Serverは、Qlik Replicate Serverサービスアカウントのログインを許可するように構成されている必要があります。 • [SQL Server 認証]  SQL Server に接続するためのユーザー名とパスワードを指定します。  SQL Serverユーザーが正しいアクセス権限を持っていることが必要です。 8. データベース名を入力するか、[参照]をクリックして、使用可能なデータベースの一覧からデータベースを選択します。これは、データのレプリケーショ ン元のデータベースの名前です。
  • 24. 24 高度な接続プロパティの設定 [詳細設定] タブでは、次のプロパティを設定できます。 • Prevent truncation of unread changes from TLOG:  最適なパフォーマンスを得るために、Qlik Replicateは、アクティブなトランザクション ログ (TLOG) から未読のすべての変更をキャプチャしようとします。  ただし、切り捨てが原因で、アクティブな TLOG に未読の変更がすべて含まれていない場合があります。この場合、Qlik Replicateはバックアップログに アクセスして、不足している変更をキャプチャします。  バックアップ ログにアクセスする必要性を最小限に抑えるために、Qlik Replicateは次のいずれかの方法を使用して切り捨てを防ぎます。 ① Start transactions in the database: ② Exclusively use sp_repldone within a single task
  • 25. 25 高度な接続プロパティの設定 • Start transactions in the database:  これは既定の方法です。この方法を使用すると、Qlik Replicateはデータベース内のトランザクションを模倣して TLOG の切り捨てを防ぎます。  トランザクションがオープンである限り、トランザクションの開始後に表示される変更は切り捨てられません。  データベースで Microsoftレプリケーションを有効にする必要がある場合は、この方法を選択する必要があります。 ※ このメソッドでは、Microsoft SQL Server アクティブなトランザクション ログの切り捨てを有効にするために、Log Reader Agentを実行す る必要があります。 Log Reader Agentが実行されていない場合、アクティブなログがいっぱいになり、問題が解決されるまでソース データベ ースが基本的に "読み取り専用" になる可能性があります。 ※ このオプションを選択すると、レプリケートによってソース データベースにattrep_truncation_safeguardという名前が付けられたテーブル が作成されます。これは、データベース内のトランザクションを模倣してトランザクション ログの切り捨てを防ぐことを目的とする、非常に小さいで すが重要なテーブルです。メンテナンスジョブが失敗する可能性があるため、表がメンテナンスプランに含まれていないことを確認してください。 [Start transactions in the database] オプションを使用して構成されたタスクがない場合、テーブルを安全に削除できます。
  • 26. 26 高度な接続プロパティの設定 • Exclusively use sp_repldone within a single task:  Qlik Replicateは変更を読み取り、 sp_repldoneを使ってTLOG トランザクションを切り捨て準備完了としてマークします。  このメソッドにはトランザクションアクティビティは含まれませんが、Microsoft Replicationが実行されていない場合にのみ使用できます。  また、この方法を使用すると、Qlik Replicateタスクは、いつでも1つの Qlik Replicate タスクしかデータベースにアクセスできません。したがって、同 じデータベースに対してQlik レプリケートタスクを並列実行する必要がある場合は、既定の方法を使用します。 ※ この方法では、データベースでLog Reader Agentを停止する必要があります。タスクの開始時にLog Reader Agentが実行されている場 合、Qlik Replicateは強制的に停止します。または、Qlik Replicateタスクを開始する前に、手動でLog Reader Agentを停止すること もできます。この操作の手順については、マイクロソフト SQL Server 管理スタジオのヘルプを参照してください。 ※ MS-CDC でこのメソッドを使用する場合は、CDC Capture ジョブと CDC Cleanup ジョブを停止し、無効にする必要があります。 ※ レプリケートはリモート コンピューターにアクセスできないので、Microsoft SQL Server ReplicationジョブがリモートのDistributorマシン上 にある場合、この方法は使用できません。 • Apply TLOG truncation prevention policy every (seconds): 上記のいずれかの方法を使用して TLOG の切り捨てを防ぐ頻度を指定 します。ポリシーの頻度を決定する際に考慮すべき要素には、ストレージの可用性、バックアップとログのルーチン、および Qlik Replicateがイベントを処理 する頻度などがあります。 ※ [Exclusively use sp_repldone within a single task ] オプションも選択されている場合、非常に短い間隔 (たとえば 1) を設定す ると、タスクの処理に悪影響を及ぼし、エラーが発生する可能性があります。
  • 27. 27 高度な接続プロパティの設定 • Alternate backup folder:  サードパーティのユーティリティを使用して(Microsoft SQL Server 独自のバックアップ メカニズムではなく)トランザクションログをバックアッ プする場合のバックアップ ログの場所 。  バックアップ ユーティリティは、自分で実行することも、後述の「Backup file preprocessing command」で説明するように実行するよ うにQlik Replicateを構成することもできます。  バックアップ ファイルは、指定した場所に標準の Microsoft SQL Server 形式でエクスポートする必要があります。
  • 28. 28 高度な接続プロパティの設定 • Change processing mode: 次のいずれかの変更処理モードを選択します。  Prioritize Online Logs  これがデフォルトです。Qlik Replicateは、まずオンライン トランザクション ログの変更を探します。  Replicateがオンライン トランザクションログの変更を見つけることができない場合、バックアップトランザクションログでそれらの変更を検索します。  Prioritize Backup Logs  Qlik Replicateはまずバックアップ トランザクション ログの変更を探します。  オンライントランザクションログからの読み取りが遅い (ロックの競合など) 場合や、ファイルレベルのアクセスを使用してバックアップトランザクション ロ グにアクセスする場合に、パフォーマンスが向上します。  レプリケートがバックアップトランザクションログの変更を見つけることができない場合、オンライントランザクションログでそれらの変更を検索します。  Backup Logs Only  Qlik Replicate はバックアップ トランザクションログ内の変更のみを検索しようとします。  バックアップの間隔が長くなるため、待機時間が長くなります。実際の待機時間は一定ですが、バックアップ スケジュールによって異なります。  Online Logs Only  Qlik Replicateはオンライン トランザクション ログでのみ変更を検索しようとします。
  • 29. 29 高度な接続プロパティの設定 • Replicate has file-level access to the backup log files: Qlik ReplicateにAlternate backup folder内のバックアップログファイルへの ファイル レベルのアクセス権が与えられている場合は、このオプションを選択します。 ※ Qlik Replicateがバックアップトランザクションログにファイルレベルでアクセスできる場合は、次の規則が適用されます:  Alternate backup folderは、共有ネットワーク フォルダとして、たとえば tempbackup である必要があります。  Attunity Replicate Serverサービスは、[Backup folder user name] フィールドおよび [Backup folder password] フィール ドで指定されたユーザー名とパスワードを使用してログオンするように構成する必要があります。 • Windowsサービスコンソールで、Attunity Replicate Serverサービスをダブルクリックします。[ログオン] タブで[アカウント]を選択し、この ユーザー名とパスワードを入力します。  指定されたユーザーには、代替バックアップフォルダ (共有ネットワークフォルダ) に対する読み取りアクセス許可が付与されている必要があります。 ※ ファイルレベルのアクセスに影響する制限事項の完全な一覧については、制限事項を参照してください。 • Backup folder user name: Qlik Replicateにファイル レベルのアクセス権がある場合にバックアップフォルダにアクセスするために必要なユーザー名。 • Backup folder password: 上記ユーザーのパスワード。
  • 30. 30 高度な接続プロパティの設定 • Backup folder preprocessing command  サードパーティのユーティリティを使用して、トランザクション ログを標準の Microsoft SQL Server 形式に変換し (異なる形式の場合)、代替バックアップ フォルダにバックアップすることができます。このオプションは、上記の Alternate backup folderオプションと組み合わせて使用する必要があります。  前提条件と注意事項: コマンドは、XP_CMDSHELL拡張プロシージャーを介して呼び出されます。  バックアップユーティリティは、システムのリターン コード (成功時は 0、失敗の場合1) を設定する必要があります。  XP_CMDSHELLによって起動されるバックアップ ユーティリティは、Microsoft SQL Server サービス アカウントと同じセキュリティ権限を持っている 必要があります。  通常、XP_CMDSHELLは無効化されています。ポリシーベースの管理を使用するか、SP_CONFIGUREを実行して、有効または無効にできます。  この拡張プロシージャーを使用するには、(少なくとも) CONTROL SERVER 権限が必要です。  コマンドの使用法: バックアップ ユーティリティは、次のパラメータを使用してQlik Replicateを提供する必要があります。  {BACKUP_INFILE} - 元のバックアップされたトランザクション ログへの完全パス。  {ALTDIR_OUTFILE} - 代替バックアップ フォルダに転送するターゲット ファイルの仕様。  {BACKUP_SET}- バックアップ ログ内で処理されるバックアップ セット。  コマンドの例: C:¥Temp¥YourBackupUtility.exe -B{BACKUP_INFILE} -A{ALTDIR_OUTFILE}" 実際のコマンド内のスペースを含むコマンドパスまたはファイル名のディレクトリ名は、二重引用符で囲む必要があります。 例:C:temptest"my program""new version"converter.exe -A{"input file"} -B{outfile}
  • 31. 31 高度な接続プロパティの設定 • Delete processed backup logs: バックアップ ログを読み取った後で削除するには、このオプションを選択します。 • Select virtual backup device types: このオプションを選択すると、Qlik Replicateは指定された仮想デバイスから変更を読み取ります。通常、こ のオプションは、サードパーティのバックアップ ユーティリティ (仮想デバイスとして記録される) を使用する場合にのみ有効にする必要があります。
  • 32. 32 レプリケートによってデータベースに作成されるアイテム Qlikレプリケートは、変更をキャプチャするために、タスクの開始時に Microsoft SQL Serverデータベースのdboスキーマにさまざまなア イテムを作成します。タスクが完了したら、安全に削除できます。 • 未処理トランザクションを追跡するために、次のアーティファクトが作成されます。  #attrep_dbcc_open_trans_table • LSN (ログ シーケンス番号) が有効であることを確認するために、次の関数が作成されます。  attrep_fn_LsnSegmentToHexa  attrep_fn_NumericLsnToHexa
  • 34. 34 サポートされている圧縮方法 次の表は、Qlik レプリケートがサポートする各バージョンの圧縮方法を示しています。 Microsoft SQL Server バージョン Row/Page Compression (at Partition Level) Vardecimal Storage Format Vardecimal Storage Format Sparse Columns Vardecimal Storage Format Sparse Columns Columnar Structure Compression 2012-2016 Yes No No No
  • 35. 35 ソースデータ型 • Qlik ReplicateのMicrosoft SQL Server ソースは、ほとんどの SQL Server データ型をサポートしています。次の表は、Qlik レプリケートを使用する場合にサポートされる Microsoft SQL Server のソース データ型と、Qlik Replicateデータ型への既定の マッピングを示しています。対象のエンドポイントがMicrosoft SQL Server ではない場合、Microsoft SQL Server データ型は Qlik Replicateデータ型にのみマップされることに注意してください。ターゲット エンドポイントが Microsoft SQL Server の場合の データ型マッピングと照合順序のサポートについては、同種レプリケーションを参照してください。 • ターゲットにマップされているデータ型を表示する方法については、使用しているターゲット エンドポイントのセクションを参照してください。 ※ 行サイズが 8060 を超えると、VARCHAR、NVARCHAR、および VARBINARY データ型は行外に格納されます。このよう なデータをレプリケートするには、「データ の情報付加」で説明されているソースルックアップ関数を使用します。 ※ Collatable data types は、アスタリスク (*) で示されます。
  • 36. 36 ソースデータ型 Microsoft SQL Server データ型 Qlik Replicate データ型 BIGINT INT8 BIT BOOLEAN DECIMAL NUMERIC INT INT4 MONEY NUMERIC (19,4) NUMERIC (p,s) NUMERIC SMALLINT INT2 SMALLMONEY NUMERIC (10,4) TINYINT UINT1 REAL REAL4 FLOAT REAL8 DOUBLE REAL8 DATETIME DATETIME DATETIME2 DATETIME SMALLDATETIME DATETIME DATE DATE TIME STRING (16) DATETIMEOFFSET STRING *CHAR STRING *VARCHAR STRING *VARCHAR (max) *TEXT Qlik Replicateでこのデータ型を使用するには、特定のタス クに対して CLOB を使用できるようにする必要があります。 SQL Server の LOB 列の値を変更しなかった UPDATE ステートメントの場合でも、ターゲットの LOB 列が更新されま す。 CDC 中または [Allow unlimited LOB size] オプション が有効になっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は 主キーを持つテーブルでのみサポートされます。 CLOB *NCHAR WSTRING *NVARCHAR (length) WSTRING Microsoft SQL Server データ型 Qlik Replicate データ型 *NVARCHAR (max) *NTEXT このデータ型をQlik レプリケートで使用するには、特定のタスクに対して NLOB の使用を有効にする必要があります。 SQL Server の LOB 列の値を変更しなかった UPDATE ステートメン トの場合でも、ターゲットの LOB 列が更新されます。 CDC 中または [Allow unlimited LOB size] オプションが有効に なっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブ ルでのみサポートされます。 NCLOB BINARY BYTES VARBINARY BYTES VARBINARY (max) IMAGE SQL Server の LOB 列の値を変更しなかった UPDATE ステートメン トの場合でも、ターゲットの LOB 列が更新されます。 このデータ型をQlik Replicateで使用するには、特定のタスクに対して BLOB の使用を有効にする必要があります。 CDC 中または [Allow unlimited LOB size] オプションが有効に なっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブ ルでのみサポートされます。 BLOB TIMESTAMP BYTES UNIQUEIDENTIFIER STRING HIERARCHYID HIERARCHYID - Microsoft SQL Serverにレプリケートするとき。 STRING (250) - Microsoft SQL Serverにレプリケートするとき。 XML SQL Server の LOB 列の値を変更しなかった UPDATE ステートメン トの場合でも、ターゲットの LOB 列が更新されます。 このデータ型をQlik レプリケートで使用するには、特定のタスクに対して NLOB の使用を有効にする必要があります。 CDC 中または [Allow unlimited LOB size] オプションが有効に なっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブ ルでのみサポートされます。 CLOB GEOMETRY CLOB GEOGRAPHY CLOB
  • 37. 37 サポートされていないデータ型 次のデータ型のフィールドを含むテーブルは、Qlik Replicateではサポートされていません。 • CURSOR • SQL_VARIANT • TABLE ※ ユーザー定義データ型は、基本型に従ってサポートされます。たとえば、DATETIME に基づくユーザー定義データ型は、 DATETIME データ型として扱われます。
  • 38. 38 同種レプリケーション • Microsoft SQL Server ソースからターゲットにレプリケートする場合、ソースとターゲットのデータ型の大部分は同一になります。 ※ 同種レプリケーションでは、ソース データは最初にQlik Replicateデータ型を通過するため、その種類の制限が適用されます。 • データ型のレプリケートとその制限 (関連する場合) については、「データ型のレプリケート」を参照してください。 • Microsoft SQL Server からレプリケートするときにソースデータが通過するレプリケート データ型については、Qlik Replicateの データ型へのマッピング テーブルを参照してください。 ※ XMLデータ・タイプを使用して列を複製する際にデータが切り捨てられないようにするために、タスク設定で「Allow unlimited LOB size」オプションを有効にすることを強くお勧めします。 • さらに、同種レプリケーションでは、ソース列とテーブルの照合順序は、「列照合およびテーブル照合順序」で説明されているようにター ゲットに複製されます。
  • 39. 39 同種レプリケーションでのデータ型の例外 Microsoft SQL Server ソース Microsoft SQL Server ターゲット DATETIME Microsoft SQL Server 2016より前のサポートされている バージョン: DATETIME Microsoft SQL Server 2016以降: DATETIME2 VARCHAR VARCHAR (x) (when x=0 or x>8000) else VARCHAR (max) NVARCHAR (length) NVARCHAR (x) (when x=0 or x>8000) else NVARCHAR (max) VARBINARY VARBINARY (x) (when x=0 or x>8000) else VARBINARY (max) HIERARCHYID VARCHAR (x) TIMESTAMP VARBINARY ある Microsoft SQL Server データベースから別のデータベースにレプリケートする場合、ソースデータとターゲットデータ型は、サポート されているすべてのバージョンの Microsoft SQL Server で同じになりますが、次の例外があります。
  • 40. 40 同種レプリケーションでの列とテーブルの照合順序 ある Microsoft SQL Server データベースから別のSQL Serverにレプリケートする場合、列とテーブルの照合順序がターゲット にレプリケートされます。 ※ 照合順序のレプリケーションをサポートするには、DBA は、ソースの Microsoft SQL Server データベースに対して定義され ている照合順序が、ターゲットの SQL Server データベースに対して定義されている照合順序と同じであることを確認する必 要があります。 Non-nullable列とプライマリ/一意インデックス名 プライマリ/一意のインデックス名は、同種レプリケーション時に保持されます。Non-nullable列は、次のデータ型を除き、同種レプリ ケーション中も保持されます。 • text • ntext1 • varchar(max) • nvarchar(max) • varbinary(max) • image • xml
  • 42. 42 一般的な前提条件 • 特定のアクセス権限を持つ SQL Server アカウントが必要です。詳細については、「ソース権限」を参照してください。 • 完全バックアップをQlik レプリケートと連携させるには、ソースとしての SQL Server を構成する必要があります。詳細について は、「SQL Server のバックアップと回復の準備」を参照してください。 • 圧縮されたバックアップトランザクション ログを圧縮解除すると、レプリケートは圧縮されたログと同じ場所に圧縮解除されたログ を書き込みます。したがって、圧縮バックアップ トランザクション ログの場所には、圧縮解除されたログを格納するのに十分な領 域が必要です。 • ご使用の環境が次の場合:  Microsoft SQL Server バージョン 2012 または 2014  Red Hat 8.1 にインストールされたMicrosoft ODBC Driver 17 TLS 1.2 を使用するには、Microsoft SQL Server がインストールされているWindows マシンに特定のサービスパックを インストールする必要があります。詳細については、次のマイクロソフトの記事を参照してください。
  • 43. 43 制限事項 レプリケートタスクで Microsoft SQL Server ソース エンドポイントを使用する場合は、次の制限が適用されます。 • レプリケーションタスクで Microsoft SQL Server のソース データベースを使用している場合、タスクを削除しても、タスクで使用されていたデータベースの Microsoft SQL Serverレプリケーションパブリッシャー定義は削除されません。SQL サーバーのシステム管理者は、これらの定義を SQL Server から 削除する必要があります。 • スパース テーブルはサポートされていません。 • インデックス付きビューからのデータのレプリケートはサポートされていません。 • sp_renameを使用してテーブルの名前を変更することはサポートされていません (例:sp_rename 'Sales.SalesRegion', 'SalesReg;) • sp_renameを使用して列の名前を変更することはサポートされていません (例:sp_rename 'Sales.Sales.Region', 'RegID', 'COLUMN';) • TRUNCATE イベントはキャプチャされません。 • 計算列(Computed Column)のレプリケーションは、Full Loadレプリケーションタスクでのみサポートされます。変更処理中は、計算列を持つテーブル はすべてサスペンドされます。したがって、計算列を持つテーブルから変更をキャプチャするApply ChangeやStore Changesタスクを実行する必要があ る場合は、タスクからそのような列を除外する変換を定義する必要があります。 • SQL Server パーティションの切り替えはサポートされていません。 • WRITETEXT ユーティリティおよび UPDATETEXT ユーティリティを使用する場合、Qlik Replicateはソース データベースに適用されたイベントをキャプ チャしません。 • 次の DML パターンはサポートされていません。 select <*> into <new_table> from <existing_table> • 列レベルの暗号化はサポートされていません。
  • 44. 44 制限事項 • バックアップ トランザクションログにアクセスする場合は、次の制限が適用されます。  暗号化されたバックアップはサポートされていません。  URL または Windows Azure に保存されたバックアップはサポートされていません。 • ファイルレベルでバックアップ トランザクションログにアクセスする場合は、次の制限が適用されます。  バックアップトランザクションログは、適切なアクセス許可とアクセス権を持つ共有フォルダに存在する必要があります。  アクティブなトランザクション ログには、ファイル レベルではなく、Microsoft SQL Server API を介してアクセスされます。  Qlik Replicateと SQL Server のコンピューターは、同じドメインに存在する必要があります。  圧縮されたバックアップ トランザクションログは、Windows Server 2008ではサポートされていません。  透過的なデータ暗号化 (TDE) はサポートされていません。SQL Serverのネイティブ機能 (つまり、ファイル レベルのアクセスを使用しな い) を使用してバックアップ トランザクションログにアクセスする場合、TDE暗号化がサポートされます。  Unix プラットフォームはサポートされていません。  複数のストライプからバックアップ ログを読み取ることはサポートされていません。  エンドポイントのReplicateにバックアップ ログ ファイルへのファイル レベルのアクセス権がある場合、ファイルストリーム機能とフルテキスト機 能はサポートされません。 • ファイル レベルのアクセスでバックアップ トランザクション ログにアクセスするようにQlik Replicateを構成する方法の詳細については、「高度な接 続プロパティの設定」を参照してください。 • 複数のディスクへのバックアップ (ミラーからディスク) はサポートされていません。 • SQL Serverの空間データタイプ(GEOGRAPHYとGEOMETRY)に値を挿入するとき、SRID(Spatial Reference System Identifier)プロパティを無視するか、または別の番号を指定することができます - この場合、デフォルトのSRIDが使用されます (GEOMETRYの場合は0、GEOGRAPHYの場合は4326)。空間データタイプを持つテーブルを複製する場合、Qlik Replicateはユーザー が挿入したSRIDをデフォルトのSRIDに置き換えます。GEOGRAPHY データ型とジオメトリ データ 型のレプリケーションは、制限付き LOB モー ドでのみサポートされます。
  • 45. 45 制限事項 • データベースが MS-REPLICATION または MS-CDC 用に設定されていない場合でも、主キーを持たないテーブルをキャプチャできますが、そのようなセッ トアップでは INSERT/DELETE DML イベントのみがキャプチャされることを覚えておいてください。UPDATE イベントは無視されます。 • 列ストアインデックスはサポートされていません。 • メモリ最適化テーブル (インメモリ OLTP を使用) はサポートされていません。 • テンポラルテーブルはサポートされていません。 • 遅延持続性(Delayed durability)はサポートされていません。 • テーブル変更追跡はサポートされていません。 • ODBCの制限により、16列以上を主キーの一部にすることはできません。 • マスクされたデータは、マスクなしでターゲットに作成されます。 • OpenLDAPはサポートされていません。 • 2019 年に導入された VARCHAR、CHAR、および CLOB の UTF8 照合順序はサポートされていません。 • セカンダリ SQL Server データベースから直接レプリケートすることはサポートされていません。したがって、プライマリ データベースまたは AlwaysOn リスナー に接続するように、Microsoft SQL Server のレプリケート エンドポイントを構成する必要があります。 サポートされていないマイクロソフト SQL Server のセキュリティ機能 次のマイクロソフト SQL Server セキュリティ機能を使用するテーブルはサポートされていません。 • Always Encrypted • Row-Level Security
  • 48. 48 Microsoft ODBC Driverの導入 Qlik Replicate for Windows • Qlik ReplicateサーバーマシンにWindows 用Microsoft ODBC Driver 17.6をインストールし、接続を確認します。 • ドライバーについては以下をご参照下さい:  Microsoft ODBC Driver for SQL Server on Windows のリリース ノート Qlik Replicate for Linux • Qlik Replicateサーバー マシンに Linux 用のMicrosoft ODBC Driver 17.6をインストールし、接続を確認します。 • ドライバーについては以下をご参照下さい:  Microsoft ODBC Driver for SQL Server をインストールする (Linux) • Microsoft SQL Serverをソースとして利用する場合と同様、ターゲットと利用する場合でも以下のODBCドライバを導入します。 詳細については「 Microsoft SQL Serverのソースとしての利用」の項をご参照ください。
  • 50. 50 必要なアクセス許可 • Qlik Replicateユーザーは、接続先の SQL Server データベースに対して少なくともdb_ownerユーザーロールを持ってい る必要があります。
  • 52. 52 一般的な接続プロパティの設定 SQL Server ソース エンドポイントをQlik レプリケートに追加するには、次の手順を実行します。 1. Qlik レプリケートコンソールで、[Manage Endpoints Connections ] をクリックし、[New Endpoint Connection] ボタンをクリックします。 2. [Name]フィールドに、データベースの名前を入力します。 3. [Description]フィールドに、SQL Server データベースを識別するための説明を入力します。これはオプションです。 4. データベースRoleとして[Target] を選択します。 5. データベースの種類として [Microsoft SQL Server]を選択します。 6. Server nameを指定します。これは、ソース データベースを含む SQL Server インスタンスを持つコンピュータのホスト名または IP アドレスです。 ※ AlwaysOn 可用性グループを使用する場合は、AlwaysOn リスナーの IP アドレス/ホスト名とアクセス資格情報を指定する必要があります。デフォ ルトのポートをオーバーライドするには、ポートをサーバー名に追加します(カンマで区切ります)。たとえば、サーバー名がmyserver.company.localで 、ポートが3333の場合、サーバー名は次のように入力する必要があります。 myserver.company.local,3333
  • 53. 53 一般的な接続プロパティの設定 7. [Windows 認証] または[SQL Server 認証] を選択します。 • [Windows 認証]  Qlik Replicateサービス用に設定されたアカウントを使用してSQL Server に接続します。  Qlik Replicateが Windows にインストールされている場合にのみ選択可能です。  以下のユーザー設定が必要です:  SQL Serverインスタンスは、Windowsログオンを許可するように設定します。  Qlik Replicateユーザーは、“Qlik Replicate Server” サービス アカウントの “ログオン” ユーザーとして指定されており、SQL Serverは、Qlik Replicate Serverサービスアカウントのログインを許可するように構成されている必要があります。 • [SQL Server 認証]  SQL Server に接続するためのユーザー名とパスワードを指定します。  SQL Serverユーザーが正しいアクセス権限を持っていることが必要です。 8. データベース名を入力するか、[参照]をクリックして、使用可能なデータベースの一覧からデータベースを選択します。これは、データのレプリケーショ ン元のデータベースの名前です。
  • 54. 54 高度な接続プロパティの設定 [詳細設定] タブでは、次のプロパティを設定できます。 • Use BCP for loading tables : BCP を使用して全ロード操作のデータを転送する場合に選択します。 • ターゲット表に、ソース表に存在しない ID 列が含まれている場合は、[Use BCP for loading tables]オプションを無効にする必要があります。 • BCP packet size : BCP を使用してデータを転送するために使用されるパケットの最大サイズ (バイト単位)。 • Filegroup for Qlik Replicate internal tables :必要に応じて、Qlik Replicate内部テーブルのファイル グループを指定します。レプリケーションタス クが開始されると、すべての内部Qlik Replicate control tablesが指定されたファイル グループに作成されます。 • ファイルグループを作成するコマンドの例を次に示します。 ALTER database replicate ADD FILEGROUP Test1FG1; GO ALTER database replicate ADD FILE ( NAME = test1dat5, FILENAME = 'C:tempDATAt1dat5.ndf', SIZE = 5MB, MAXSIZE = 100MB, FILEGROWTH = 5MB ) TO FILEGROUP Test1FG1; GO
  • 56. 56 ターゲットデータ型 Qlik Replicateデータ型 Microsoft SQL Serverデータ型 BOOLEAN TINYINT BYTES VARBINARY(length) DATE DATE TIME TIME(0) DATETIME DATETIME2(scale) INT1 SMALLINT INT2 SMALLINT INT4 INT INT8 BIGINT NUMERIC NUMERIC(p,s) REAL4 REAL REAL8 FLOAT STRING 列が日付または時刻の場合: DATETIME2 列が日付または時刻でない場合: VARCHAR(length) UINT1 INT2 UINT2 INT4 UINT4 INT8 UINT8 NUMERIC(20) WSTRING NVARCHAR(length) BLOB VARBINARY(max) IMAGE このデータ型をQlik Replicateで使用するには、特定のタスクに対して BLOB の使用を有効にする必要があります。 CDC 中または [ Allow unlimited LOB size] オプションが有効になっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブルでのみサポートされます。 CLOB VARCHAR(max) TEXT Qlik Replicateでこのデータ型を使用するには、特定のタスクに対して CLOB を使用できるようにする必要があります。 CDC 中または [ Allow unlimited LOB size] オプションが有効になっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブルでのみサポートされます。 NCLOB NVARCHAR(max) NTEXT このデータ型をQlik レプリケートで使用するには、特定のタスクに対して NLOB の使用を有効にする必要があります。 CDC 中または [ Allow unlimited LOB size] オプションが有効になっている場合のフル ロード中は、LOB データ型は主キーを持つテーブルでのみサポートされます。
  • 58. 58 制限事項 レプリケートタスクのターゲットとして Microsoft SQL Server データベースを使用する場合、次の制限が適用されます。 • [Advanced]タブで[Use BCP for loading tables]が選択されている場合(デフォルト) 、 Batch optimized applyモードでは無制限の LOB 列はサポートされません。この制限を回避するには、タスク設定で LOB 列のサイズを制限するか、 [Use BCP for loading tables]オプションをオフにす るか、 Transactional applyモードに切り替えます。 • [Advanced]タブで[Use BCP for loading tables]オプションが有効になっている場合、トリガーは実行されません。 • Microsoft SQL Server 2012 ターゲット: ターゲット テーブルが計算列を使用して手動で作成される場合、フル ロードレプリケーションは BCP モードでは サポートされません。[Advanced ]タブの [テーブルのロードに BCP を使用する] オプションを無効にすると、この問題は解決します。BCP モードの詳細につ いては、接続の詳細プロパティの設定を参照してください。 • [Batch Optimized Apply] オプションと[Limit LOB size to] オプションの両方が有効になっている場合、ターゲットの BLOB 列は、[LOB サイズの 制限] フィールドで指定されたサイズの 4 分の 1 に切り捨てられます。