青山学院大学大学院　社会情報研究科社会情報学専攻ヒューマンイノベーションコース　2017年度「編集デザイン特論」

1. 感染する社会へ 「表現」の社会性をめぐって
青山学院大学大学院
社会情報研究科 社会情報学専攻
ヒューマンイノベーションコース
博士前期課程１年 鐘ケ江 織代
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2017年度 編集デザイン特論
http://gakkenmu.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/gakkenmu.jp_chansan2.jpg

2. 高校の国語の授業で・・・
夢破れた詩人
なぜ、虎に変身したのか？
臆病な自尊心と
尊大な羞恥心
音楽家を目指す自分と重ねる
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https://blogs.yahoo.co.jp/a_bucha_bucha/39868348.html

3. 虎になったものの・・・
旧友
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偶因狂疾成殊類 災患相仍不可逃
今日爪牙誰敢敵 当時声跡共相高
我為異物蓬茅下 君已乗気勢豪
此夕渓山対明月 不成長嘯但成
一流と呼ぶには何か
が足りない・・・

4. なぜ「表現」することを
やめないのか？
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5. 「他者」から
逃れることはできないから
社会構造主義的アプローチから
5

6. 「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」は
悪なのか？
マスローの欲求５段階説より <http://livedoor.blogimg.jp/kayumiblog/imgs/9/c/9c1b8aeb.png>
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7. 「他者」になるために「表現」する
私 認められうる
「他者」
表現
人間
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8. 「何者か」になる人々
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本当の「他者」になれるのか？
http://www.vintag.es/2017/03/a-beauty-to-give-thrill-20-portraits-of.html

9. 心を揺さぶる「表現」とは何か？
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10. 「ゾーン」に入る
せざるを得ない力
「フロー」体験 ーチクセントミハイ（心理学者）
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11. 「ゾーン」に入る ー 心を揺さぶる「表現」
せざるを得ない力
何者かに動かされている感覚
何者かになる状態
心を揺さぶる「表現」
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12. 「ゾーン」に入る ー 他者になる
何者か＝他者
何者かになる状態
「勇敢な自尊心」
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自分の力ではどうすることもできない
「自律的」放棄する勇気

13. 「勇敢な自尊心」を得るためには
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他者が認める
（「承認」）
❶
「試行錯誤」する
（「自由」）
❸
「失敗しても大丈夫」
（「尊厳」）
（「自由」）
宮台真司『14歳からの社会学』世界文化社 (2008年) 21頁より
「試行錯誤」による
「尊厳」と「承認」の
メカニズム
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14. 自由の意味
スゴイ！
出来事
＝ 「感染」
自由
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15. 福田恆存『藝術とは何か』中公文庫（1977年）50頁 より
“近代人は、けっこう操っているつもりでいるため
に、そしてなにものかに操られているという意識
を失ってしまったために、けっきょくは操り人形
に堕落してしまったのです”
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16. 虎になるとは・・・
❷
他者が認める
（「承認」）
❶
「試行錯誤」する
（「自由」）
❸
「失敗しても大丈夫」
（「尊厳」）
（「自由」）
・・・
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17. 虎になるとは・・・
「試行錯誤」
しない
他者が
認めない
失敗できない
サイクルが回らない
感染しない
自己の力が究極的に自己に向かう
自己
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18. 豊岡市が目指すもの
2017年8月、豊岡市の芸術文化参与に関わる平田オリザ氏は、主宰する
劇団「青年団」の拠点を現在の東京から兵庫県豊岡市に移転する方針で
あることを発表。
「アートや芸術文化、教育などの施策に市が一丸で取り組んでいる情熱
に後押しされた」
「全ての子に文化の自己決定能力を持たせるのが最終目標」
単なる通過儀礼としてではなく
「感染」が伴う儀礼として本腰で取り組む
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阿部江利、秋山亮太（2017）「平田オリザさん劇団の拠点、東京から豊岡へ移転」神戸新聞NEXT,
<https://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201708/0010501065.shtml> より

19. 音楽やアートが持つ「表現」の価値
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20. 「人間」そのものを理解するという
生涯学習
その権利は全ての人にある
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21. 人は虎になってはいけない
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