"コンテンツで勝負をする" 骨のあるスライドライティング。 Lecture on Slide Writing
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10名ほどで実施したスライドライティング研修の投影資料です。
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- 2. ● 田中 志 Noxomi Tanaka ● 長野生まれ、大学から神戸、大学院から東京 ● Lead Solution Designer@日本エンブレース ○ 新卒でBoston Consulting Group、そのあと QUANTUMでビジネスデザインを担当 ○ いま医療分野でソリューション・プロダクト作り ● 趣味は読書、料理、ランニング ○ 読書ブログをかいています（たなかの読書記録） 自己紹介 2
- 5. よく言われる、悪いスライド例① 5 良いポイント ● データ・ファクトがありそう 一方、いまいちポイント ● 資料としてのメッセージが「？」 ● 文章が構造化されていない ● 色・オブジェクトが揃っていない・複雑 ● 結果、何をどの順番で見たらよいか わからない Source: http://id.fnshr.info/2016/10/04/13rules/ 前段
- 6. よく言われる、悪いスライド例② 6 良いポイント ● ストーリーがありそう 一方、いまいちポイント ● タイトルと内容があっていない ○ タイトルは「～とは何か？」 ○ 内容は「○○を作ります」 ● インデントの1~4の番号に意味がない Source: http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/kourei/ jigyousya/kaigo/syouta/st-sympotokita.html 前段
- 7. よく言われる、悪いスライドの例③ 7 良いポイント ● 後に充実した内容が続くことを 期待させる 一方、いまいちポイント ● 読めない Source: https://www.slideshare.net/ericpesik/ zombie-powerpoint-by-ericpesik/27-Bad_PowerPoint_slide_example 前段
- 9. 悪いスライド・重症例（私見） 9 良いポイント ● それっぽい いまいちポイント ● 「新規事業やります！」という メッセージしかなく、具体がない ● 経営目標、というタイトルだが コンテンツが目標の体をなしていない ● 右側の地図が意味しているものが不明 Source: http://logmi.jp/200462 前段
- 10. 悪いスライド・重症例（私見） 10 良いポイント ● それっぽい いまいちポイント ● メッセージが不明 ● 従来・未来の差分が不明瞭 Note:スライド資料ではなくWebページ内における図表。『富士通マーケティングでは、環境変化、ビジネス変化、技術革新を見据えながらお客様の「実現したいコト」「やりたいコト」を反映させ たIT投資計画を策定します。』という文章とともに啓示されているが、それと対応したコンテンツには見えない Source: http://www.fujitsu.com/jp/group/fjm/ mikata/useful/know/fjm-recent-support/ 前段
- 11. 11 前段
- 12. 一般に叩かれるけど現場では普通に良いスライドの例 12 良いポイント ● 目的にあっている分量 ○ 見せるだけでなく 議論するため ○ 誤解を生まないよう、 明確な定義を示す ● メッセージとボディの内容一致 ● クラスターのブレークダウンが 明確（類型/意味合い/具体例） Source: https://www.gixo.jp/blog/4341/ 前段
- 24. 進め方3ステップ 24 読み手の 具体化 Why？ How？ So What？ の具体化 中身 見栄え Step1. 「誰に何と言わせたい？」コンセプト化 Step2. メッセージ結晶化＋ストーリー立て Step3. ”Less is More”の徹底
- 25. 頭のほうが大事 25 読み手の 具体化 Why？ How？ So What？ の具体化 中身 見栄え Step1. 「誰に何と言わせたい？」コンセプト化 Step2. メッセージ結晶化＋ストーリー立て Step3. ”Less is More”の徹底 雰囲気スライドを つくらないために必ず 必要なステップです。
- 26. Step.1: 「誰に何と言わせたい？」固め 26Source: kintone devCamp Vol.10 developer networkリニューアル（https://www.slideshare.net/kintone-papers/kintone-devcamp-vol10-developer-network） Step 1
- 29. Step2. メッセージ結晶化＋ストーリー立て 29 Source:http://president.jp/articles/-/17619 メッセージ結晶化 ● メインとなるメッセージを一言で 言い切る ● メインメッセージを言い切るために 必要な要素=サブメッセージとする ● サブメッセージを言い切るために 必要な要素=サブサブメッセージ... ストーリー化 ● 読み手の視点に立って、メッセージの 大きな流れを考える（部・章立て） ● 大きな流れを小さく分ける （節・項立て） Step 2
- 36. コンサルタントが大好き、4/9/16マス手書き 36 Step 3 Source:https://cyber-synapse.com/training/ presentation/logical_presentation.html 1. A4の紙を縦横それぞれ2~4等分します ○ それぞれ2等分なら4マス、4等分なら16マス ○ 私は3等分ずつの9マスくらいがサイズ感的に好き 2. 左上からZの流れで、それぞれ伝えるべきメッセージの流れを書いて いきます 3. そのメッセージを伝える時に使うであろうボディ部分の構造を さらっとイメージで書きます。 4. （各マス毎にハサミで切ってストーリーを組み替えたりもします）
- 37. 個別スライド：メッセージ⇨構造⇨内容の順で 37 Step 3 Source:http://ok-gaishishukatsu.blogspot.jp/2014/01/blog-post.html タイトル 構造 内容 何を言いたいか・メッセージ をまず書ききる どの軸で事実・根拠を示すか を定める データを集め、埋める （場合によりメッセージを 書き直す）
- 38. パターン6つ、この組合せで98%のスライドができる 38 Step 3 ● AA ○ aa ■ 11 ■ 22 ○ bb ○ cc 縦横構造 プロセス 概念図 図表・グラフ 構造テキスト ポンチ絵
- 39. 左4つで95%のスライドができる 39 Step 3 ● AA ○ aa ■ 11 ■ 22 ○ bb ○ cc 縦横構造 プロセス 概念図 図表・グラフ 構造テキスト ポンチ絵
- 40. 頑張れば縦横構造で80%のスライドができる 40 Step 3 ● AA ○ aa ■ 11 ■ 22 ○ bb ○ cc 縦横構造 プロセス 概念図 図表・グラフ 構造テキスト ポンチ絵
- 41. 整理：↓のリンク先なんかでどうぞ 41 Step 3 Note：そこら中で言われている（むしろスライドについてはこれしか言われていない）ことなのでさらりと。調べればいくらでも参考資料でてきますが、内容は似たり寄ったりです。 Source:https://www.slideshare.net/yutamorishige50/how-to-present-better ぱぱっとサマリ ● わかりやすいフォントで文字大きく ○ メイリオ&18pt以上 ● 言葉のかたまり意識して改行 ● 行間・余白をたっぷり持たせる ● とはいえ似た内容は近接/グループ化 ● オブジェクトは配置揃え等距離整列 ● 色は総数抑えつつ差し色入れる ○ ベース/メイン/アクセントで3つ
- 43. 資料の確認方法 43 Step 3 Source:https://works.sagooo.com/kobuta/2597/ クライアントに出す前に、 以下は必ずやろう。 1. 他人に読んでもらう 2. 時間をあけ、文章を寝かせて から読み返す 3. 声に出して読んで見る 頑張って作った資料、 自分ではミスに気づきにくい ● 自分だけロジックの実装 ● 疲労で認知機能低下 ● 「愛を込めた作品、 ミスなんて...」という過信