ドメイン名・DNS勉強会20140123 ドメイン名の部

基本の基本の勉強会その1
「ドメイン名・DNS」の部
2014年1月23日
ファーストサーバドメイン名チーム

2014年1月23日 19:30スタート
本日のお品書き
・ドメイン名の話
・DNSの話
・質問・相談タイム
個別相談あれば終わってからでも。
ハッシュタグ＃Doレジ123
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自己紹介
■西口昌宏
技術サポートや運用に従事していました。
DNSやSSLが専門分野。
情報セキュリティスペシャリストだったりします。
Twitter: @mahbo
■小島健司
サポート・企画・営業など色々なんでも担当。
ドメイン名とCMS好き。
WordBench Osakaに大体いてます。
個人的にクリエイターさんなどが集まる交流会
「関西メディコミ会」主催してます。

Doレジご存知ですか？

ファーストサーバの
ドメイン名登録サービスのブランドで
す。


Office365とは相性が良いらしいです
マイクロソフトさんのサイトで紹介いただきました。

http://community.office365.com/ja-jp/wikis/domains/dns-setting-in-japanese-major-registrers.aspx

「ドメイン名・DNS」
エンドユーザとお話しされる機会も
多いと思いますが・・・
・ちゃんと習ってない
・この題材の勉強会はあまり見かけない（特に関西）
・結構難しそうな本が多い。
買ったけどインテリアになった・・・。
・ググって出て来るblog記事もなんだか難しそう

・詳しい人もあまり知らない。
誰に聞いたらいいかわからない・・・

ドメイン名のお話


新gTLD
2014年
色々なドメイン名が
登録できるよう着々と準備が進んでいます！
.inc
.shop
.sports .cafe
.tokyo .osaka
.nagoya
.sexy
.moe（萌え）
.dance .club
・・・などなど

「新gTLD」で検索するといろいろな情報が出ます。

年始からニュースでも
1月6日インターネットwatch

1月8日MSN産経ニュース


先週は「.みんな」が話題でしたね


サンライズ期間

・・・商標登録者優先登録期間

ランドラッシュ期間・・・事前登録期間
オーク
ションなどで

一般登録
ち


・・・通常登録期間
→早い者勝

gTLDとccTLD


TLD
Top Level Domain トップレベルドメイン

firstserver.ne.j
p fsv.jp
do-reg.com

TLDは「.jp」

TLDは「.com」

「.（ドット）」で区切られた一番右側の文字列がTLD

gTLDとccTLD

gTLD・・・ generic Top Level Domain
.com .net .orgなど制限なく登録できるものと
登録対象者が制限されているものがあります。
(.coop＝協同組合のみなど)


ｇTLDとｃｃTLD

ccTLD・・・country code Top Level Domain
.jpなど国や地域ごとに割り当てられたもの。

登録を全世界にオープンにしているccTLD
「.tv」「.to」など
国/地域内に限定しているccTLD
「.jp」「.au」「.us」など

.jpは最も安全なドメイン名

.jpは日本国内に住所をもつ個人・団体・組織や国内で登記を行っている
会社等に限られる。

安心と信頼の「co.jp」

http://nippon-kigyo.jp/


例示ドメイン名を使おう
例示ドメイン名
1. EXAMPLE.COM
2. EXAMPLE.JP
EXAMPLE0.JP
EXAMPLE1.JP
・・・ .jpは0～9まで予約ドメイン名
3. ドメイン名例.JP
4. XN--ECKWD4C7CU47R2WF.JP
（「ドメイン名例.JP」のpunycode表記）


18

【参考】IPアドレスも例示用があります
192.0.2.0/24
192.0.2.0 ～ 192.0.2.255
198.51.100.0/24
203.0.113.0/24
※IPアドレス群の先頭のものはネットワークアドレス，
最後のものはブロードキャストアドレスといってホストに
割り付けることはできない。

ドメイン名の話によくでてくる用語

レジストリ？
レジストラ？
レジストラント？


レジストリ・レジストラ・レジストラント

・レジストリ
登録ドメイン名のデータベースを
維持管理する機関

・レジストラ
ドメイン名登録をする組織

・レジストラント
登録者

会社に例えてみると
1. Registry
① 記録簿、登録簿
② 登録、登記、記録

2. 商業登記
① 会社名、代表者
② 登記簿で公開


≒ドメイン名、担当者
≒Whoisで公開

gTLDの場合
レジストリ
データベース登録

レジストラ
さくらさんや
NTTさんはココ

登録申請等手続き

リセラー
代理店

など国内では十数社のみ
ドメイン名
登録契約


レジストラント
登録者

国内レジストラ一覧
2014/1/21現在
1 21Company, Inc. dba 21-domain.com (Japan)
2 Brights Consulting Inc. (Japan)
3 DataHotel Co., Ltd. (Japan)
4 Firstserver, Inc. (Japan)
5 GMO Domain International, Inc. (Japan)

6 GMO Internet, Inc. d/b/a Onamae.com (Japan)
7 Humeia Corporation (Japan)
8 Interlink Co., Ltd. (Japan)
9 Japan Registry Services Co., Ltd. (Japan)
10 JPRS Registrar Co., Ltd. (Japan)
11 Kagoya Japan Inc. (Japan)
12 Netowl, Inc. (Japan)

13 PSI-Japan, Inc. (Japan)
14 Purenic Japan Inc. (Japan)
15 RIDE Co., Ltd. (Japan)
16 WIXI Incorporated (Japan)


メジャーな海外のレジストラ例

http://www.melbourneit.com.au/

http://www.enom.com/


http://www.networksolutions.com/

http://www.godaddy.com/

.JPの場合
レジストリ
大体のレンタル
サーバ会社は
指定事業者
レジストラ

指定事業者
リセラー
代理店
登録申請等
手続き

登録申請等
手続き

登録者
レジストラント

ドメイン名
登録契約
登録申請等の手続きはすべて
指定事業者を通じるが
登録契約は登録者とJPRS直接の
契約関係

主なドメイン名のレジストリ
.com

VeriSign Global Registry Services

.net

VeriSign Global Registry Services

.org

Public Interest Registry (PIR)

.info

Afilias Limited

.biz

NeuStar, Inc.

.jp

日本レジストリサービス


レジストリ・レジストラ・レジストラント
~2013年話題になったニュースから~
2013年4月末頃
「.in」が利用できなくなる事象が多発。


「.in」のニュースを要約すると
.inのレジストリであるINRegistryが

レジストラやリセラーが提供する
「whois情報公開代行サービス」を利用しているドメイン名を
停止。
ドメイン名の復帰には、whois情報公開代行サービスの利用を
停止し、レジストラント自身の連絡先を記載する必要が
ある。
もともと「.in」では一切のwhois情報公開代行サービスが禁
止されていて、それに反しているドメインが停止された。

【参考】海外ccTLDにはこんな可能性も
2012/10/5
INTERNET Watch


海外ccTLDでなくても

ドメイン名の有効期限にはご注意を


有効期限が切れた場合
・メインで利用しているサイト
・メールを利用しているドメイン名
→すぐ気づく

・必要だけどWEBなどでは利用していない
・「去年のキャンペーンサイト」等
WEBのみで利用しているがあまり見ない
→要注
意！！


有効期限を過ぎてしばらくして
気づいた・・・

復活できる??


汎用JPドメイン名の場合
登録
例：2013年1月10
日
有効期限
2014年1月31日

回復可能な期間
(指定事業者による)

回復不可
待つしかない

1ヶ月の凍結期間
(例)3/1から再登録可
能但し早い者勝ち

・ .jpの有効期限は必ず月末です。
・有効期限の翌日いきなりサイトがみれなくなりま
す。
・復活には手数料がかかることが多いです。

ｇTLDの有効期限が切れたら
回復不可能
待つしかない

登録
例：2013年1月10
日

有効期限
2014年1月10日

自動更新猶予期間
最長45日間

レジストラによって
は
使用不可にせず
WEB・メールが引き
続き利用できること
も

削除保留
期間
請戻猶予期間
5日
30日

誰でも登録可
能

・ gTLDの有効期限は登録日による
・有効期限後「自動更新猶予期間」に入ります。
レジストラ・リセラーによって対応が違う。
・復活には手数料がかかることが多いです。

gTLD

ドメイン名の種類による
WHOIS情報の有効期限日の延長形式
.jp

更新手続きを行えば
有効期限の記載が変わる。
ただし有効期限が切れた際に
も
一旦更新されたかのように
なる場合もあるので注意

更新手続きを行っても
現在の有効期限までは
記載が変わらない。
翌日に変更

レジストラ変更
指定事業者変更


おさらい・・・レジストラ


gTLD レジストラ変更の流れ

申
請

移
行
先
レ
ジ
ス
ト
ラ

ドメイン名の登録者（Registrant）または
管理担当者（AdminstrativeContact）へ
確認メールが送信されます

承認作業
移行元からAUTH CODEを
もらっておく

レジストリ
移行元レジストラ

.jp指定事業者変更の流れ

申
請

移
行
先
指
定
事
業
者

申請

申請結果


J
P
R
S

移
連絡
行
元
指
定
承認・不承認
事
業
者

複数汎用JPを登録している場合

指定事業者B

指定事業者A

登録者情報
REG-00-0000-0000
example1.jp

example2.jp

example3.jp

１.登録者番号単位で
指定事業者を変更する
すべてのドメイン名の
→指定事業者が変更となりま
す
2. あるドメイン名のみ
登録者番号を分けて独立させ
る
→「移転」の手続き


レジストラ変更・指定事業者変更など
不承認で手戻りが発生することで
ある程度かかってしまう場合があります
↓
レンタルサーバの契約期間もあわせて
移行のスケジュール調整には注意！


ドメイン名に関しては時間の都合上
一旦ここまで
ドメイン名に関して
ご質問ありますか？

引き続いてDNSのお話です。

(「DNSのお話」は別ファイルで)


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