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大人の作文教室:研究者によるルポ・ライティング
- 22. 文献・資料の書誌情報記録が大事!
論文
石森大知, 2001, 「ソロモン諸島の親族組織と資源保有・利用形態―西部州
ニュージョージア島の事例を中心に」『オセアニア』19(4):203-219.
菅豊, 1999, 「川に生きる男と女の"伝承的エコシステム"―新潟県、大川の菜園
(女たち)とサケ漁(男たち)」『BIO-City』16:74-80
本の一章
坂本寧男, 1995, 「半栽培をめぐる植物と人間の共生関係」福井勝義編『講座地
球に生きる・4・自然と人間の共生』雄山閣, pp.17-36
本
佐藤元彦, 2002, 『脱貧困のための国際開発論』築地書館
守田志郎, 1978, 『日本の村』朝日新聞社
新聞
『北海道新聞』2012年6月22日
ネット情報
鶴居村ホームページ http://www.vill.tsurui.lg.jp/(2014年7月2日閲覧)
• 自分のための記録として
• 執筆の時の根拠の提示として
- 27. 聞き取り調査
誰に?
イモヅル方式、アポ
何を聞く?
縦糸と横糸
どう聞く?
受容的に聞く。柔軟に聞く。頭をフル回転させな
がら聞く。テープをとる。
どうテープ起こしする?
Okoshiyasu2
聞き取りデータをどう使う?
- 28. インタビュー(聞き取り)のしかた
• リラックスした雰囲気で。日
常会話的に聞く
• 相手の話をすべて受け入れ
る
• 聞き取りは「コミュニケーショ
ン」であることを忘れずに
• 詰問しない。圧迫的な聞き方
は絶対にしない
• 答えやすい質問を
• あらかじめ用意した質問項
目にこだわらない
• 話の流れを重視する
• 聞き取りの中で新たなポイン
トが出てくることがある。それ
を逃さないように
• しかし大事な質問項目は落
とさないように
受容的に聞く 柔軟に聞く
• まずは簡単に調査の趣旨説明
と自己紹介をする
• 名簿を渡す
• 趣旨説明をする
趣旨説明と自己紹介
• 基本情報=役職・正確な氏名・
年齢(生年月日)など
基本情報を押さえる
• 最初に「記録のため録音させて
いただいてよいですか」とさりげ
なく了解をとる
• ICレコーダーがちゃんと動いて
いるかどうか確認する
ICレコーダーによる記録をとる
• 各自メモ帳を用意してください
• メモは大事。しかし、メモを取るこ
とに忙しく下を向きながら聞くの
は避けるべし。
• メモは、インタビューの間に適宜
ふりかえって次の質問を考える
ために重要。
メモを取る
- 45. <読者の声>豊かな時代こそ食べ物を大切に2004/05/11, , 北海道新聞朝刊
全道
主婦 A.K.(B市・70歳)
街のレストランや食べ放題の店で、テーブルに食べ残しの料理や食材を目
にするたびに、「何ともったいないことをするのだろうか」とつくづく思う。
私は戦中、戦後の食料不足の時代に育ち盛りだっただけに、食べ物を粗末
にすることは考えられない。
外食して特に気になるのが食べ放題の店での光景だ。家族連れや若い人の
グループが、焼き肉や野菜からデザートまでを大皿に山ほど持ってきて、食
べ切れずに残してゆく。これがすべて生ごみになるのかと思うと情けなくも
なる。一般のレストランでもたくさんの食べ物を残して帰る若い女性が目に
つく。本当にもったいないことだ。
家庭でも余った料理を簡単に捨てている。宴会ではアルコールや清涼飲料
の栓を開けて飲み残し、コップに満たしたままで帰る。何とももったいない
ことばかりで、お金も無駄にしている。
何事かがあって、また食糧難時代が来たときを考えると本当に不安になる。
豊富に食料がある今だからこそ、もっと食べ物を大切にしなければならない
と思う。
45
- 46. <読者の声>豊かな時代こそ食べ物を大切に2004/05/11, , 北海道新聞朝刊
全道
主婦 A.K.(B市・70歳)
街のレストランや食べ放題の店で、テーブルに食べ残しの料理や食材を目
にするたびに、「何ともったいないことをするのだろうか」とつくづく思う。
私は戦中、戦後の食料不足の時代に育ち盛りだっただけに、食べ物を粗末
にすることは考えられない。
外食して特に気になるのが食べ放題の店での光景だ。家族連れや若い人の
グループが、焼き肉や野菜からデザートまでを大皿に山ほど持ってきて、食
べ切れずに残してゆく。これがすべて生ごみになるのかと思うと情けなくも
なる。一般のレストランでもたくさんの食べ物を残して帰る若い女性が目に
つく。本当にもったいないことだ。
家庭でも余った料理を簡単に捨てている。宴会ではアルコールや清涼飲料
の栓を開けて飲み残し、コップに満たしたままで帰る。何とももったいない
ことばかりで、お金も無駄にしている。
何事かがあって、また食糧難時代が来たときを考えると本当に不安になる。
豊富に食料がある今だからこそ、もっと食べ物を大切にしなければならない
と思う。
46
- 62. おすすめ本
• 立花 隆, 1984, 『「知」のソフトウェア』(講談社
現代新書)講談社
• 佐野 眞一, 2001, 『私の体験的ノンフィクショ
ン術』(集英社新書)集英社
• 宮内泰介, 2004, 『自分で調べる技術』岩波
書店
• 野村 進, 2008, 『調べる技術・書く技術』(講
談社現代新書)講談社