pmconf2020に参加した時のレポートを社内共有用にまとめてみました。

1. CONFIDENTIAL
【2020_11_05 】
立野 雅也
pmconf2020に参加して

2.  pmconf2020に行ってきました

3.  プロダクトマネージャーカンファレンス 2020

4.  PM プロダクトマネージャーって知っていますか？

5.  プロダクトマネージャーとは？
→ 「プロダクトの成功に対して責任を持つ人」
のこと

6.  背景には、プロダクトの性質が変わり、
単なる製品から“事業”に近くなっていることが挙げられる
 これまで
「ものづくり」はプロダクト、すなわちソフトウエアや
ハードウエアなどの製品づくりに限定されていた。
事業は、プロダクトの周辺を企画、営業やマーケティング、
広報、顧客サポート、運用保守、サプライチェーンマネジメント
といった役割が取り巻く形で成立
 現在
プロダクトとその他の部分との垣根があいまいになり、
業界によっては、プロダクトが事業とほとんど
一体化してきた
事業
営業
プロダク
ト
企画 SCM
事業
営業
プロダク
ト
企画 SCM

7.  なぜ参加したのか？

8.  理由１
 スクラムマスターの勉強を進めるうちに、
用語、各役割がやや混同ぎみに・・・
プロダクトマネージャーっ
てたまに聞くけど何する人
なんだろう？
プロダクトオーナーとは違
うのか・・・

9.  理由２
 『ソフトウェアファースト』の著者である
及川卓也さんが運営に関わっているpmconfってどんなものなのか
気になっていた

10.  pmconf プロダクトマネージャーカンファレンス 2020 とは

11.  2020テーマ
見えない未来をリードするプロダクトマネジメント
 カンファレンスコンセプト
プロダクトマネージャーが良いプロダクトを作り、世界を救う
 タイムテーブル (10:00開始のKeynoteを皮切りに4つのTrack<部屋＞で並列開催)
https://2020.pmconf.jp/timetable
 2016年に初回開催で今年で5年目
開催年 参加人数
2016 405
2017 471
2018 563
2019 1119
2020 1623

12.  私が参加したセッション

13.  宮坂副都知事が考える行政におけるプロダクト開発とは？（Keynote）
・東京都副知事 宮坂 学氏 及川さん質問 (10:10-11:05)
 モビリティカンパニーへのモデルチェンジ：トヨタ主査制度の進化とソフトウェアファース
トに基づく製品化開発(11:15-11:45)
・TRIーAD株式会社 国狭 亜輝臣氏 / トヨタ自動車株式会社 中西 博之氏
 いま、PMに求められる本質的な力 ~満足度No.1プロダクトを生む組織、3つの条件~
・エン・ジャパン株式会社 岡田康豊氏 (11:55-12:10)
 あなたは他社でも通用するか？！ 300名、100社のプロダクトマネージャーの採用ニーズか
らキャリアを考える(13:10-13:40)
・株式会社エクサウィザーズ:石山 洸氏 ラクスル株式会社:水島 壮太氏
・株式会社クライス＆カンパニー 工藤 直亮氏 株式会社クライス＆カンパニー:及川 卓也氏
 40人が8ヶ月間フルリモートで10回リリースした話(13:50-14:05)
・株式会社アジャイルウェア 代表 川端 光義氏
 自己流から一流プロダクトマネージャーになるために学ぶべきこと（14:35-15:05）
・Tably株式会社 小城 久美子氏
 atama plusのプロダクト開発とそれを支える組織のカルチャー(15:55-16:25)
・atama plus株式会社 江波 拓郎氏
 前例が無い音声市場に挑戦するプロダクト体験設計(16:35-17:05)
・株式会社Voicy 大枝 史典氏

14.  気になったエピソードをいくつか紹介

15.  宮坂副都知事が考える行政におけるプロダクト開発とは？（Keynote）
・東京都副知事 宮坂 学氏 及川さん質問 (10:10-11:05)
 モビリティカンパニーへのモデルチェンジ：トヨタ主査制度の進化とソフトウェアファース
トに基づく製品化開発(11:15-11:45)
・TRIーAD株式会社 国狭 亜輝臣氏 / トヨタ自動車株式会社 中西 博之氏
 いま、PMに求められる本質的な力 ~満足度No.1プロダクトを生む組織、3つの条件~
・エン・ジャパン株式会社 岡田康豊氏 (11:55-12:10)
 あなたは他社でも通用するか？！ 300名、100社のプロダクトマネージャーの採用ニーズか
らキャリアを考える(13:10-13:40)
・株式会社エクサウィザーズ:石山 洸氏 ラクスル株式会社:水島 壮太氏
・株式会社クライス＆カンパニー 工藤 直亮氏 株式会社クライス＆カンパニー:及川 卓也氏
 40人が8ヶ月間フルリモートで10回リリースした話(13:50-14:05)
・株式会社アジャイルウェア 代表 川端 光義氏
 自己流から一流プロダクトマネージャーになるために学ぶべきこと（14:35-15:05）
・Tably株式会社 小城 久美子氏
 atama plusのプロダクト開発とそれを支える組織のカルチャー(15:55-16:25)
・atama plus株式会社 江波 拓郎氏
 前例が無い音声市場に挑戦するプロダクト体験設計(16:35-17:05)
・株式会社Voicy 大枝 史典氏

17.  東京都副知事は4人おられる、宮坂氏は、東京都の情報技術を主幹
 やってること
①5G 東京都でやってほしいとの知事からオーダー
「つながる」「東京データハイウェイ」パブリックスペースでのネット環境軽視→重視へ
②東京都の事業、デジタル化
福祉サービス、建設など よりよくする
③行政インフラよくない、民間の20年遅れている、情報環境の構築
＋１ デジタル組織の構築 デジタル人材がいない、
手の内化が重要、中身が分かった状態で外注に出す
 問題点
・他の都市と比べて、デジタル技術活用、スマホのサービスがない、
例：ラグビーワールドカップ ハーフタイムに回線が落ちる
・デジタル組織がない、人も育っていない
 ミッション
・東京都の長期戦略：都民の幸福、誰一人こぼすことなく、QOLを上げる
→情報技術を使って貢献すること
東京都に住んでよかったと思える、生まれ変わってもそう思える、自分の子供にも

18.  中でも気になったエピソード

19.  G to C あるいは G to B

20.  Government To Consumer、 Government To Business
 民間だとマーケットの2割を取ればよかった、
・行政はセーフティネットが本質
・福祉など、こぼれ落ちそうな人を行政でどう救い上げていくかが課題
 成長産業を作るのも行政の仕事だが、非常に難しい
 例えば、紙は高齢者にはやさしいが、海外の人には難しい
 行政はユーザーから評価されることはあまりない、できて当然、できないとぼろくそ

21.  次に気になったセッションは

22.  宮坂副都知事が考える行政におけるプロダクト開発とは？
・東京都副知事 宮坂 学氏 及川さん質問 (10:10-11:05)
 モビリティカンパニーへのモデルチェンジ：トヨタ主査制度の進化とソフトウェアファース
トに基づく製品化開発(11:15-11:45)
・TRIーAD株式会社 国狭 亜輝臣氏 / トヨタ自動車株式会社 中西 博之氏
 いま、PMに求められる本質的な力 ~満足度No.1プロダクトを生む組織、3つの条件~
・エン・ジャパン株式会社 岡田康豊氏 (11:55-12:10)
 あなたは他社でも通用するか？！ 300名、100社のプロダクトマネージャーの採用ニーズか
らキャリアを考える(13:10-13:40)
・株式会社エクサウィザーズ:石山 洸氏 ラクスル株式会社:水島 壮太氏
・株式会社クライス＆カンパニー 工藤 直亮氏 株式会社クライス＆カンパニー:及川 卓也氏
 40人が8ヶ月間フルリモートで10回リリースした話(13:50-14:05)
・株式会社アジャイルウェア 代表 川端 光義氏
 自己流から一流プロダクトマネージャーになるために学ぶべきこと（14:35-15:05）
・Tably株式会社 小城 久美子氏
 atama plusのプロダクト開発とそれを支える組織のカルチャー(15:55-16:25)
・atama plus株式会社 江波 拓郎氏
 前例が無い音声市場に挑戦するプロダクト体験設計(16:35-17:05)
・株式会社Voicy 大枝 史典氏

24.  車を作る会社を支えてきた製品開発の主査制度
・主査＝CE Chef Engineer
・企画、開発、生産、販売、品質保証、サービス全てに責任を負う
→ プロダクトマネージャーの位置づけ（と理解した）

25.  「主査に関する十カ条」が心に響きました

26.  「主査に関する十カ条」
第一条:主査は常に広い知識、見識を学べ。
第二条:主査は自分自身の方策を持て。
第三条:主査は大きく、かつ良い調査の網を張れ。
第四条:主査は良い結果を得るためには全知全能を傾注せよ。
第五条:主査は物事を繰り返すことを面倒がってはならぬ。
第六条:主査は自分に対して自信（信念）を持つべし。
第七条:主査は物事の責任を他人のせいにしてはならぬ。
第八条:主査と主査付き（補佐役）は同一人格であらねばならぬ。
第九条:主査は要領よく立ちまわってはならない。

27. 第十条:主査に必要な資質
（1）知識、技術力、経験
（2）判断力、決断力
（3）度量、スケールが大きいこと
（4）感情的でないこと、冷静であること
（5）活力、ねばり
（6）集中力
（7）統率力
（8）表現力、説得力
（9）柔軟性
（10）無欲という欲
 要するに総合能力が必要。それは「人格」

28.  「主査に関する十カ条」は「長谷川龍雄氏」が書かれたもの
 長谷川龍雄氏
1939年に東京帝国大学航空学科を卒業後、立川飛行機に入社。
キ94の設計主務などを務める。
終戦に伴い、1946年にトヨタ自動車工業（現在のトヨタ自動車）に入社。
初代トヨエースの主査を皮切りに、初代パブリカ、トヨタスポーツ800、初代カローラの主査を
歴任した。
1967年に取締役製品企画室副室長に就任、その傍ら初代セリカ・カリーナの開発主査を務める。
1972年に常務に就任、1978年から1982年まで専務取締役を経て退任。
2004年に日本自動車殿堂入りを果たす。

29.  今まで継承されているってスゴイ・・・
 改めてトヨタの底力を見せつけられたように思いました。

30.  車を作る会社 から 「モビリティカンパニー」へ
・ソフトウェアファーストな車作り
・ソフトウェアを上位概念に ハードの強みを活かす
・社会システムと結びついたクルマ
CASEの技術革命でモノ、サービスとつながる
※CASE
Connected（コネクティッド）、Autonomous/Automated（自動化）、
Shared（シェアリング）、Electric（電動化）

31.  開発手法
・ウォータフォールとスクラムの融合（要求定義→イテレーション1~3週を回す）
・テスト駆動開発：コードを書く前にテストケースを作成
・インフラとツールの整備：
自動運転のテストケースは膨大すぎる、実車テストは10%程度、シミュレーションを利用
・データ駆動開発：開発段階データ、市販車データ(各種センサー)、
バーチャルデータ をクラウドに貯めテストカバレッジを向上
 AreneOS（プラットフォーム）による開発
Areneは、自動運転のアプリケーションやナビゲーションシステムなどの機能と
車両やシミュレーションプラットフォームをつなぐAPI
車両のソフトウェアの開発やテスト、展開を容易にしながら、
安全性とセキュリティを担保することをコンセプトとしている。

32.  次に気になったセッションは

33.  宮坂副都知事が考える行政におけるプロダクト開発とは？（Keynote）
・東京都副知事 宮坂 学氏 及川さん質問 (10:10-11:05)
 モビリティカンパニーへのモデルチェンジ：トヨタ主査制度の進化とソフトウェアファース
トに基づく製品化開発(11:15-11:45)
・TRIーAD株式会社 国狭 亜輝臣氏 / トヨタ自動車株式会社 中西 博之氏
 いま、PMに求められる本質的な力 ~満足度No.1プロダクトを生む組織、3つの条件~
・エン・ジャパン株式会社 岡田康豊氏 (11:55-12:10)
 あなたは他社でも通用するか？！ 300名、100社のプロダクトマネージャーの採用ニーズか
らキャリアを考える(13:10-13:40)
・株式会社エクサウィザーズ:石山 洸氏 ラクスル株式会社:水島 壮太氏
・株式会社クライス＆カンパニー 工藤 直亮氏 株式会社クライス＆カンパニー:及川 卓也氏
 40人が8ヶ月間フルリモートで10回リリースした話(13:50-14:05)
・株式会社アジャイルウェア 代表 川端 光義氏
 自己流から一流プロダクトマネージャーになるために学ぶべきこと（14:35-15:05）
・Tably株式会社 小城 久美子氏
 atama plusのプロダクト開発とそれを支える組織のカルチャー(15:55-16:25)
・atama plus株式会社 江波 拓郎氏
 前例が無い音声市場に挑戦するプロダクト体験設計(16:35-17:05)
・株式会社Voicy 大枝 史典氏

35.  Tably株式会社というPM育成のサービスをやられている会社の方
だけあって、PMとは、どうプロダクトを作っていくか、
教科書的なお話が聞けました。

36.  成功しているプロダクトは顧客価値が最重要

37.  プロダクトライフサイクル 頭ではわかっていますが、日々意識して仕事しているかという
とあやしいですよね・・・

38.  ビジョンミッションから降りてきて、我々System屋はHowの所を主に担当しますが、
Howだけではどうにもならない、独りよがりの仕事になっていないか・・・

39.  成れの果てが下記・・・

40.  まとめ
 スクラムマスターの勉強では、あまり上流部にクローズされた話は出てきませんが、
やはり、上流部をきちんと意識できているとそうでない場合では、サービスの質や
結果に差が出てくるのは、 開発手法が変わっても同じ、
なんなら、戦前から・・・？ 永遠の課題
 「主査に関する十カ条」にもありました
第一条:主査は常に広い知識、見識を学べ。
 教育業界は、G to C に近しい要素が多いと感じました。

41.  最後に

42.  コロナ禍で、ある意味、外部セミナー参加の距離的制約がなくなった

43.  時間が許す限り参加したいですね。

44.  以上です