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赤外線でつながる協調ユニット 
[ ミニ ]組立説明 
<オークボ電子機巧> 
2014.08 Ver.2.01
制作するユニットの全体像です。上が実際の画像,下が模式図(配線図)です。 
ユニット:完成図 
ユニット:配線図 
×7 
×5 
×3 
×3 
30 30 30 30 30 
×8 
×7 
55 
25 
40 30 
30 
25 25 
30 
40 
40 
25 
数値:配線の長さの目安(mm) 
40 ×N:リードベンダーの目盛
ワイヤーストリッパー 
電線の被覆を剥くのに使います。 
※ない場合は,ニッパやカッターなどで 
被覆を切ることになりますが,導線を傷 
つけないよう注意してください。 
使用する工具 
☆キットの電線はΦ0.65mmです 
ピンセット 
先が丸く曲がっているタイプが 
パーツを掴みやすいです。 
パーツをブレッドボードに抜き 
差しするときに便利です。 
リードベンダー 
抵抗器のリード線などを決まっ 
た幅に折り曲げるときに便利で 
す。電線等の長さを揃えるのに 
も使えます。 
ラジオペンチ 
電線・リード線等の 
加工に使います。 
ニッパ 
電線,リード線の 
カットに使います。 
制作に使用する工具(一例)です。 
☆その他,必要に応じてカッター,千枚通しなどを使います。 
制作 
準備
ブレッドボードの基本 
左図の赤い線で示した穴同士(縦の列)が,中でつながっています(=導通)。 
列同士はつながっていません(=絶縁)。上下2段に分かれています。 
● 穴と穴の間隔は 0.1インチ(2.54mm)です。 
● キットのブレッドボードの穴の数は,5個×17列×2段=170個です。 
● キットで使用するブレッドボードは 裏面が粘着シートになっています。剥離 
紙を剥がすとかなり強く貼りつきます。 
パーツの配置と加工について 
● AVRマイコンとスイッチを先に配置すると,他の部品の配置がわかりやすくなります。 
AVRマイコンはちょうど中央に,スイッチは両端に配置します。 
※ただしスイッチの被さる穴にも配線しますので,その部分は先に配線しておきます。(右 
の画像を照参) 
● スイッチの足は曲げ加工されていますので,ラジオペンチでまっすぐに伸ばして使います。 
● LEDの足は短くカットしたほうが収まりがよいです。5mmほどの長さがちょうどよいと思 
いますが,少しずつ短くしながら感じをつかむとよいでしょう。 
● コンデンサの足も短くしましょう(穴に挿さる分が5mmほど)。短い方が効果的です。 
● 赤外線LEDには拡散キャップをとりつけます。静電気に注意してください。 
● 抵抗器:赤LEDには10kΩを接続,黄LEDには3kΩを接続,緑LEDには1kΩを接続,赤外線 
LEDには330Ωを接続します。(輝度のバランス,赤外線の到達範囲の調整のため) 
● 電線の被覆は数mmくらい剥きます。剥き方が短かすぎても長すぎても,接触不良やショー 
トの原因となりますので注意してください。 
制作 
準備 
先にこれらのパーツを取 
り付けておくと,配置が 
分かりやすくなります。 
ブレッドボード
LEDの極性 
電極の形状にも着目! 
明かりに透かすと影が見えます。 
スイッチの向き 
半円状のくぼみを 
左側に向けると, 
左下に1番ピンが 
きます。 
AVRの向き 
注意:AVRマイコン,スイッチ,LEDには向きがあります。(図を参考にしてください) 
● AVRマイコンは,半円状のくぼみが左側にくるようにします。 
そうすると,左下に1番ピンがきます。 
● スイッチは,足幅の広い面が,図の手前方向に向くようにします。 
● LEDの極性(アノードとカソード)に注意します。 
足の長い方,電極の小さい方がアノードです。 
● 抵抗器,コンデンサには極性はありません。 
足幅の広い面を 
こちらに向けます。 
1番ピン 
制作 
準備 
足の長い方が 
アノードです。 
スイッチの足はラジ 
オペンチでまっすぐ 
に伸ばして使います
AVR 
●VCCピン 
コンデンサ 
LED 
●アノード 
抵抗器 
IR-LED 
●アノード 
タクト 
スイッチ 
10k 
1k 
10k 
3k 
1k 
330Ω 
1k 
IR受光 
モジュール 
●VCCピン 
[ミニ]ユニットのときは 
必ずこの配線をしておきます! 
パーツの配置は図のようになります。 
パーツの配置 
制作 
手順 
①
VCCとGNDの配線は左図のようになります。 
立体配線のところに注意してください。 
※模式図には全パーツとここで追加する配線のみ 
を記載しています。 
VCCの配線 
GNDの配線 
図の見方 
※GNDの配線を1色で揃えようと 
すると線材が足りませんので,配 
色を混在させています。 
配線:VCCとGND 
制作 
手順 
② 
立体配線
スタートボタンとリセットボタンの配線は左図の 
ようになります。 
※模式図には全パーツとここで追加する配線のみ 
を記載しています。 
スタート 
ボタンの 
配線 
※抵抗器を配置することがそのまま配線になります。 
配線:スタートボタンとリセットボタン 
制作 
手順 
③ 
リセット 
ボタンの 
配線
表示LEDの配線は左図のようになります。 
抵抗器を配置することがそのまま配線になりますので, 
電線を配線する必要はありません。 
配線:表示LED 
制作 
手順 
④
IR受信の配線は左図のようになります。 
※模式図には全パーツとここで追加する配線のみ 
を記載しています。 
配線:IR受信(赤外線受信) 
制作 
手順 
⑤ 
IR受信の配線 
IR受信の配線
IR発信の配線は左図のようになります。 
※模式図には全パーツとここで追加する配線のみ 
を記載しています。 
配線:IR発信(赤外線発信) 
IR発信の配線 
IR発信の配線 
制作 
手順 
⑥
仕上げです。 
装飾の足 
お好みで「足」を付けます。(たぶん)すこし可愛くなります。ブレッボード裏面の剥 
離紙の四隅をカッターなどで切って剥がし,足クッションを貼り付けます。画像を参考 
にしてください。 
電池モジュール 
文房具のガチャ玉を使って簡易電池フォルダにします。これに,コイン電池(CR2032) 
を組み込みます。画像と動画(リンク)を参考にしてください。 
※この電池モジュールをブレッドボードに取り付けるとユニットは稼動状態となります。 
電源スイッチはありませんので,電池の消耗を防ぐには電池モジュールを取り外してお 
くのが手っ取り早いです。 
制作 
手順 
⑦ 
①”+−”用の2本の電線を用意し 
てビニルチューブで束ねます。 
②絶縁用の普通紙を折って穴を 
空けます。 
③”−”側の電線だけを穴に通しま 
す。 
④”−”側の電線を下にしてそのままコ 
イン電池の"−”側に重ねます。 
⑤重ねたまま ”+”側の電線,紙,”−” 
側の電線,コイン電池を「ガチャ玉」 
で圧えるようにグッと挟みます。 
※"−”側の電線が電池の”+”部分に接 
触しないよう注意してください。 
⑥制作した電池モジュールをユ 
ニットに取り付けます。”+”配線 
をVCCに,”−”配線をGNDに接 
続します。コイン電池の”+”面が 
上になるようにそのまま挿せば 
OKです。 
装飾の足
これで完成です。 
最後に,制作したユニットの動作チェック 
をしましょう。 
以上で終了です。ありがとうございました。 
制作 
手順 
⑧ 
動作チェックの方法 
設定モード【※】に入った状態で,START/STOP(右スイッチ)を押すと4つの LED が順番に点灯します。 
うまく点灯しないときは,配線などを再確認してみてください。 
【※】設定モード 
・START/STOP(右スイッチ)を押したまま,RESET(左スイッチ)を操作すると(押して放す)設定モードに入ります。 
・このとき,LEDが4つ同時に「点灯→消灯」して,設定モードに入ったことを知らせます。 
・設定モードを抜けるには,通常の RESET 操作をします。 
通常モード設定モード 
START/STOPを押したまま 
RESET操作 
通常のRESET操作
改訂履歴 
Ver.2.01 ・配線図を見やすくしました【2014.08】 
配線の流さの目安を記載しました。 
配線自体には変更ありません。 
Ver.2.00 ・配線図を改訂【2014.07】 
制作手順の模式図には,機能ごとの配線のみを記載するようにしました。 
配線の全体像は冒頭にのみ記載しています。 
Ver.1.01 ・配線図の誤りを改訂【2013.11.03】 
p2, p7~11 配線図の VCCラインとGNDラインに配線ミスがありました。 
実体画像のほうは問題なく正しい配線になっています。 
Ver.1.00 ・初版公開【2013.11】
参考資料 
AVRマイコン:ATtiny84A- Atmel Corporation 
http://www.atmel.com/devices/ATTINY84A.aspx 
赤外線でつながる協調ユニット 
[ミニ]組立説明 
2014.08 Ver.2.01 
著作:オークボ電子機巧 
無断複製を禁じます 
お問合せ: 
karakuri.okubo@office.nifty.jp 
最新情報: 
http://www.facebook.com/KarakuriOkubo
付録:ユニット[ミニ]回路図NT金沢2014/OMMF2014版
赤外線でつながる協調ユニット[ミニ]RTU84 mini / 2014版 
抵抗 1kΩ カラーコード=茶黒赤;LED-緑用, スイッチ用 
抵抗 3kΩ カラーコード=橙黒赤;LED-黄用 
抵抗 10kΩ カラーコード=茶黒橙;LEDー赤用 
抵抗 2.2kΩ カラーコード=赤赤黒;I2Cバス プルアップ用 
抵抗 330Ω カラーコード=橙橙黒;LED-赤外線用;到達距離を数十cmに調整 
コンデンサ 0.1μF 
<オークボ電子機巧> 
パーツリスト 
赤外線でつながる協調ユニット 
[ミニ] 
オークボ電子機巧 
部品名個数予備合計備考 
ブレッドボード1 1 
配線材Φ0.65mm 1.0m 1.0m10cm×10色 
LED-赤2 1 3 
10kΩ抵抗と組合わせて使用 
LED-緑2 1 3 
1kΩ抵抗と組合わせて使用 
LED-黄1 2 3 
3kΩ抵抗と組合わせて使用 
LED-赤外線1 1 2 
330Ω抵抗と組合わせて使用 
LED拡散キャップ1 1 2 
LED-赤外線用 
赤外線 受光モジュール1 1 
AVR ATTiny84A 1 1 
3 1 4 
1 1 2 
2 2 4 
2 2 
1 1 2 
3 1 4 
タクトスイッチ2 1 3 
1 1 
プログラム書込済チップ 【RTC84 TWI】 
赤/黄/緑 
コイン電池(CR2032) 
ガチャ玉1 1簡易式の電池モジュールに使用します 
ビニルチューブ1 1簡易式の電池モジュールに使用します 
クッション足4 4 ブレッドボードの裏面に貼り付けます 
備考: 
○LEDの配色は自由です。ただし,LED-赤には10kΩ抵抗を,LED-黄には3kΩ抵抗を,LED-緑には1kΩ抵抗を組合わせて使 
用します。(輝度のバランスをとるためです) 
○I2C接続を行なう場合は,I2Cバスを2.2kΩ抵抗でプルアップしてください。 
○透明レンズのLEDが赤外線です。このLEDに拡散キャップを取り付けます。拡散キャップは静電気の起きやすい素材のため,取り 
付けの際にあまりこすらないようにしましょう。 
○電源は 3.0V~4.5Vの範囲であれば,付属電池以外も使用可能です。たとえば,一般の乾電池(1.5V)であれば 2~3 
本で動作します。 
○抵抗器の区別はカラーコードを見て下さい。 
最新情報 
http://www.facebook.com/KarakuriOkubo 
Twitter: @KarakuriOkubo 
お問合せ 
Mail: karakuri.okubo@office.nifty.jp

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協調ユニット組立説明[ミニ]2014

  • 1. 赤外線でつながる協調ユニット [ ミニ ]組立説明 <オークボ電子機巧> 2014.08 Ver.2.01
  • 2. 制作するユニットの全体像です。上が実際の画像,下が模式図(配線図)です。 ユニット:完成図 ユニット:配線図 ×7 ×5 ×3 ×3 30 30 30 30 30 ×8 ×7 55 25 40 30 30 25 25 30 40 40 25 数値:配線の長さの目安(mm) 40 ×N:リードベンダーの目盛
  • 3. ワイヤーストリッパー 電線の被覆を剥くのに使います。 ※ない場合は,ニッパやカッターなどで 被覆を切ることになりますが,導線を傷 つけないよう注意してください。 使用する工具 ☆キットの電線はΦ0.65mmです ピンセット 先が丸く曲がっているタイプが パーツを掴みやすいです。 パーツをブレッドボードに抜き 差しするときに便利です。 リードベンダー 抵抗器のリード線などを決まっ た幅に折り曲げるときに便利で す。電線等の長さを揃えるのに も使えます。 ラジオペンチ 電線・リード線等の 加工に使います。 ニッパ 電線,リード線の カットに使います。 制作に使用する工具(一例)です。 ☆その他,必要に応じてカッター,千枚通しなどを使います。 制作 準備
  • 4. ブレッドボードの基本 左図の赤い線で示した穴同士(縦の列)が,中でつながっています(=導通)。 列同士はつながっていません(=絶縁)。上下2段に分かれています。 ● 穴と穴の間隔は 0.1インチ(2.54mm)です。 ● キットのブレッドボードの穴の数は,5個×17列×2段=170個です。 ● キットで使用するブレッドボードは 裏面が粘着シートになっています。剥離 紙を剥がすとかなり強く貼りつきます。 パーツの配置と加工について ● AVRマイコンとスイッチを先に配置すると,他の部品の配置がわかりやすくなります。 AVRマイコンはちょうど中央に,スイッチは両端に配置します。 ※ただしスイッチの被さる穴にも配線しますので,その部分は先に配線しておきます。(右 の画像を照参) ● スイッチの足は曲げ加工されていますので,ラジオペンチでまっすぐに伸ばして使います。 ● LEDの足は短くカットしたほうが収まりがよいです。5mmほどの長さがちょうどよいと思 いますが,少しずつ短くしながら感じをつかむとよいでしょう。 ● コンデンサの足も短くしましょう(穴に挿さる分が5mmほど)。短い方が効果的です。 ● 赤外線LEDには拡散キャップをとりつけます。静電気に注意してください。 ● 抵抗器:赤LEDには10kΩを接続,黄LEDには3kΩを接続,緑LEDには1kΩを接続,赤外線 LEDには330Ωを接続します。(輝度のバランス,赤外線の到達範囲の調整のため) ● 電線の被覆は数mmくらい剥きます。剥き方が短かすぎても長すぎても,接触不良やショー トの原因となりますので注意してください。 制作 準備 先にこれらのパーツを取 り付けておくと,配置が 分かりやすくなります。 ブレッドボード
  • 5. LEDの極性 電極の形状にも着目! 明かりに透かすと影が見えます。 スイッチの向き 半円状のくぼみを 左側に向けると, 左下に1番ピンが きます。 AVRの向き 注意:AVRマイコン,スイッチ,LEDには向きがあります。(図を参考にしてください) ● AVRマイコンは,半円状のくぼみが左側にくるようにします。 そうすると,左下に1番ピンがきます。 ● スイッチは,足幅の広い面が,図の手前方向に向くようにします。 ● LEDの極性(アノードとカソード)に注意します。 足の長い方,電極の小さい方がアノードです。 ● 抵抗器,コンデンサには極性はありません。 足幅の広い面を こちらに向けます。 1番ピン 制作 準備 足の長い方が アノードです。 スイッチの足はラジ オペンチでまっすぐ に伸ばして使います
  • 6. AVR ●VCCピン コンデンサ LED ●アノード 抵抗器 IR-LED ●アノード タクト スイッチ 10k 1k 10k 3k 1k 330Ω 1k IR受光 モジュール ●VCCピン [ミニ]ユニットのときは 必ずこの配線をしておきます! パーツの配置は図のようになります。 パーツの配置 制作 手順 ①
  • 7. VCCとGNDの配線は左図のようになります。 立体配線のところに注意してください。 ※模式図には全パーツとここで追加する配線のみ を記載しています。 VCCの配線 GNDの配線 図の見方 ※GNDの配線を1色で揃えようと すると線材が足りませんので,配 色を混在させています。 配線:VCCとGND 制作 手順 ② 立体配線
  • 8. スタートボタンとリセットボタンの配線は左図の ようになります。 ※模式図には全パーツとここで追加する配線のみ を記載しています。 スタート ボタンの 配線 ※抵抗器を配置することがそのまま配線になります。 配線:スタートボタンとリセットボタン 制作 手順 ③ リセット ボタンの 配線
  • 12. 仕上げです。 装飾の足 お好みで「足」を付けます。(たぶん)すこし可愛くなります。ブレッボード裏面の剥 離紙の四隅をカッターなどで切って剥がし,足クッションを貼り付けます。画像を参考 にしてください。 電池モジュール 文房具のガチャ玉を使って簡易電池フォルダにします。これに,コイン電池(CR2032) を組み込みます。画像と動画(リンク)を参考にしてください。 ※この電池モジュールをブレッドボードに取り付けるとユニットは稼動状態となります。 電源スイッチはありませんので,電池の消耗を防ぐには電池モジュールを取り外してお くのが手っ取り早いです。 制作 手順 ⑦ ①”+−”用の2本の電線を用意し てビニルチューブで束ねます。 ②絶縁用の普通紙を折って穴を 空けます。 ③”−”側の電線だけを穴に通しま す。 ④”−”側の電線を下にしてそのままコ イン電池の"−”側に重ねます。 ⑤重ねたまま ”+”側の電線,紙,”−” 側の電線,コイン電池を「ガチャ玉」 で圧えるようにグッと挟みます。 ※"−”側の電線が電池の”+”部分に接 触しないよう注意してください。 ⑥制作した電池モジュールをユ ニットに取り付けます。”+”配線 をVCCに,”−”配線をGNDに接 続します。コイン電池の”+”面が 上になるようにそのまま挿せば OKです。 装飾の足
  • 13. これで完成です。 最後に,制作したユニットの動作チェック をしましょう。 以上で終了です。ありがとうございました。 制作 手順 ⑧ 動作チェックの方法 設定モード【※】に入った状態で,START/STOP(右スイッチ)を押すと4つの LED が順番に点灯します。 うまく点灯しないときは,配線などを再確認してみてください。 【※】設定モード ・START/STOP(右スイッチ)を押したまま,RESET(左スイッチ)を操作すると(押して放す)設定モードに入ります。 ・このとき,LEDが4つ同時に「点灯→消灯」して,設定モードに入ったことを知らせます。 ・設定モードを抜けるには,通常の RESET 操作をします。 通常モード設定モード START/STOPを押したまま RESET操作 通常のRESET操作
  • 14. 改訂履歴 Ver.2.01 ・配線図を見やすくしました【2014.08】 配線の流さの目安を記載しました。 配線自体には変更ありません。 Ver.2.00 ・配線図を改訂【2014.07】 制作手順の模式図には,機能ごとの配線のみを記載するようにしました。 配線の全体像は冒頭にのみ記載しています。 Ver.1.01 ・配線図の誤りを改訂【2013.11.03】 p2, p7~11 配線図の VCCラインとGNDラインに配線ミスがありました。 実体画像のほうは問題なく正しい配線になっています。 Ver.1.00 ・初版公開【2013.11】
  • 15. 参考資料 AVRマイコン:ATtiny84A- Atmel Corporation http://www.atmel.com/devices/ATTINY84A.aspx 赤外線でつながる協調ユニット [ミニ]組立説明 2014.08 Ver.2.01 著作:オークボ電子機巧 無断複製を禁じます お問合せ: karakuri.okubo@office.nifty.jp 最新情報: http://www.facebook.com/KarakuriOkubo
  • 17. 赤外線でつながる協調ユニット[ミニ]RTU84 mini / 2014版 抵抗 1kΩ カラーコード=茶黒赤;LED-緑用, スイッチ用 抵抗 3kΩ カラーコード=橙黒赤;LED-黄用 抵抗 10kΩ カラーコード=茶黒橙;LEDー赤用 抵抗 2.2kΩ カラーコード=赤赤黒;I2Cバス プルアップ用 抵抗 330Ω カラーコード=橙橙黒;LED-赤外線用;到達距離を数十cmに調整 コンデンサ 0.1μF <オークボ電子機巧> パーツリスト 赤外線でつながる協調ユニット [ミニ] オークボ電子機巧 部品名個数予備合計備考 ブレッドボード1 1 配線材Φ0.65mm 1.0m 1.0m10cm×10色 LED-赤2 1 3 10kΩ抵抗と組合わせて使用 LED-緑2 1 3 1kΩ抵抗と組合わせて使用 LED-黄1 2 3 3kΩ抵抗と組合わせて使用 LED-赤外線1 1 2 330Ω抵抗と組合わせて使用 LED拡散キャップ1 1 2 LED-赤外線用 赤外線 受光モジュール1 1 AVR ATTiny84A 1 1 3 1 4 1 1 2 2 2 4 2 2 1 1 2 3 1 4 タクトスイッチ2 1 3 1 1 プログラム書込済チップ 【RTC84 TWI】 赤/黄/緑 コイン電池(CR2032) ガチャ玉1 1簡易式の電池モジュールに使用します ビニルチューブ1 1簡易式の電池モジュールに使用します クッション足4 4 ブレッドボードの裏面に貼り付けます 備考: ○LEDの配色は自由です。ただし,LED-赤には10kΩ抵抗を,LED-黄には3kΩ抵抗を,LED-緑には1kΩ抵抗を組合わせて使 用します。(輝度のバランスをとるためです) ○I2C接続を行なう場合は,I2Cバスを2.2kΩ抵抗でプルアップしてください。 ○透明レンズのLEDが赤外線です。このLEDに拡散キャップを取り付けます。拡散キャップは静電気の起きやすい素材のため,取り 付けの際にあまりこすらないようにしましょう。 ○電源は 3.0V~4.5Vの範囲であれば,付属電池以外も使用可能です。たとえば,一般の乾電池(1.5V)であれば 2~3 本で動作します。 ○抵抗器の区別はカラーコードを見て下さい。 最新情報 http://www.facebook.com/KarakuriOkubo Twitter: @KarakuriOkubo お問合せ Mail: karakuri.okubo@office.nifty.jp