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C32 DB Performance on Cloud by 安藤賀章
- 2. 自己紹介
• 名前 :安藤賀章
• 会社 :(株)インターネットイニシアティブ
データベース技術課
• DB暦:データベースと出会って二十有余年。
業務系のデータベース設計、開発から
始まり、データベースの機能検証担当、
プロジェクトのDBAとして従事。現在
はクラウドのサービス企画・開発を担
当。
• 趣味: 野球と子育て。最近は子育ての比重が
大きく、野球が出来ないためストレス
が溜まっている。
2
- 13. オンプレミスとクラウドの性能比較
クラウドでも何とかしてみましょう
対応1 I/Oパフォーマンス
外部ディスクをI/O性能の高いIP-SANストレージに切り替える
⇒ すぐにリソースを調達できるのはクラウドの最大のメリット
IOパフォーマンスが約2倍に向上
ただしネットワーク帯域の上限は変えられない
対応2 MySQLの設定
InnoDBバッファプールとInnoDBログファイルを適切なサイズに設定
チェックポイントの遅延化
I/OリソースをInnoDBログファイルへの書込みを優先
クラウドは名誉挽回できるか??
13
- 14. オンプレミスとクラウドの性能比較
再度トランザクション性能で比較
tpm
10000
9000
8000 8,810
7000
オンプレミス比
6000
85%の性能 7,504
5000
4000 4,334
3000
2000
1000
0
オンプレミス クラウド クラウド
MySQL設定有 MySQL設定有 MySQL設定有+ディスク変更 14
- 18. IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオンの特長
高い品質と性能のデータベースをDBaaSとして月額提供
IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオンは、Oracle Database、MySQLをDBaaS(DataBase as a Service)と
して提供します。 IIJ GIOコンポーネントサービスの各サービスとリソースを自由に組み合わせ、エンタープライズシステムの用
途にご利用いただける高品質、高性能、耐障害性を考慮したデータベースサービスです。
Oracle Databaseライセンスを月額利用
データベース IIJGIOコンポーネン
インスタンス
トサービス
Oracle DB MySQL
標準設計で利便性を向上
冗長
構成
データベース基盤
FC-SAN
高品質、高性能な基盤
ストレージ基盤
※OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
18
- 20. IIJが考えるデータベースサービス ~構築の課題~
構築の課題
– ソフトウェアライセンス
( 例 )4core2CPU x86 サ ー バ 上 に 仮 想 化 ソ フ ト で 4
VM×2サーバ構築
●ライセンス数
クラウドでは物理サーバ何台でサーバ Oracle マイグレーション Oracle
プールを構成しているかわからない。 DB DB
サービス事業者に確認が必要。
VM VM VM VM VM VM VM VM
●高額な初期投資 core core core core core core core core core core core core core core core core
サーバプールを構成する物理サーバの
台数分ライセンスが対象。
●資産保持 ライセンス:
クラウドのメリットが活かせない。 Oracle Databaseが稼働する
物理サーバ2台がライセンス対象 8core×2×50%
Oracle Databaseライセンスを月額利用
20
- 22. IIJが考えるデータベースサービス ~構築の課題~
構築の課題
– クラウド上で可用性・耐障害性に関する配慮
・自動フェイルオーバ ・自動フェイルオーバ
・データベースインスタンス再起動
通常構成 IIJ GIO データベースアドオン
インスタンス
インスタンス インスタンス再起動
障害発生
障害発生
DB DB
F/O F/O
VM VM
物理サーバ
物理サーバ
障害発生
障害発生
– 自動フェイルオーバ、データベースインスタンス再起動の機能
により可用性を向上
22
- 24. IIJが考えるデータベースサービス ~運用の課題~
運用の課題
– データベースを運用するのは専門のエンジニアを必要とし
お客様にとっては非常に手間とコストのかかる作業
通常構成 IIJ GIO データベースアドオン
IaaS型サービス提供 PaaS型サービス提供
・ハードウェア監視
・OS監視
・データベースインスタンス
利用者はデータベー 監視
スにログインし操作。 ・データベースバックアップ
利用者はOSにロ
OS,ハードウェアは ・領域監視
グインし操作。
透過的で運用負荷
自由度は高いが
軽減。
運用負荷も高い。
運 運 運
データ
用
ベース
用 データベース 用
視 監 監
OS 視 OS 視 :サービスの
運用監視の
範囲
ハードウェア ハードウェア (標準提供)
– PaaS提供によるマネジメント型サービスによりお客様の煩わ
しい作業軽減
24
- 26. IIJが考えるデータベースサービス ~運用の課題~
運用の課題
– バックアップ構築、バックアップ運用も手間です。
通常構成 IIJ GIO データベースアドオン
サーバ
お客様 お客様
ネットワーク ネットワーク
データベース
IPネットワーク インスタンス
ストレージ 自動バックアップ
リソース
プール
DB Backup Backup
– バックアップの作り込みも不要。万一の障害に備えるバック
アップも自動実行。
26
- 28. IIJが考えるデータベースサービス ~パフォーマンスの課題~
パフォーマンスの課題
– IPネットワークによるIP-SANのストレージによりパフォーマ
ンス問題がある
通常構成 IIJ GIO データベースアドオン
サーバ データベース
アドオンプール
お客様 お客様
・・・・
ネットワーク ネットワーク
ファイバーチャネル
IPネットワーク ネットワーク
ストレージ ストレージ
リソース ・・・ リソース ・・・
プール プール
iSCSIストレージ SANストレージ
– 高パフォーマンス、高信頼性を実現するFC-SANの共用スト
レージ
28
- 29. IIJが考えるデータベースサービス ~パフォーマンスレポート~
ベンチマークテスト
– 測定条件
• ベンチマーク:IOバウンドモード
• データベース:Oracle Database 11g R2
• DBメモリ:MEMORY_TARGET=8G
• 同時実行数:150プロセス
– 測定パターン
• データベースアドオン TypeC
• クラウドA環境 : VCPU8 高性能ストレージ
• クラウドB環境 : VCPU8 標準ストレージ
• オンプレミス: 2P12C HDD SAS 300GB (10krpm×2 RAID1+0)
29
- 30. IIJが考えるデータベースサービス ~パフォーマンスレポート~
ベンチマークテスト
– データベースアドオンでオンプレミス環境と同等の結果を記録
TPS
グラフを乗せる
100% 105%
・V80の測定結果
・TypeC Oracle
65%
・TypeC MySQL
・オンプレ参考値
5%
DBアドオンTypeC クラウドA クラウドB オンプレミス
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- 32. まとめ ~データベースをクラウド環境で利用する上での課題~
データベースを利用するには問題が多くないですか。
構築の課題
・ソフトウェアライセンス サービス事業者に確認
・可用性/耐障害性の配慮 HA等の冗長化を配慮したクラウド
・動作保障 サービス事業者に確認
運用の課題
・手間、コストがかかる 頑張ってやるしかない
バックアップボリュームは要注意
パフォーマンスの課題
・処理(SQL)が遅い 高性能ストレージを選びましょう
データベースアドオンをご検討ください!
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