Weitere ähnliche Inhalte Ähnlich wie オープンデータディ2018 基調講演 (20) Mehr von Hiroyuki Ichikawa (20) オープンデータディ2018 基調講演3. ・透明性・信頼性の向上
・市民参加・公民協働の推進
・経済の活性化・行政の効率化
オープンデータとは何か?
行政の透明性を高める
市民と一緒に地域・経済に価値を出す
Code for Numazu 3
人口減少
税金
増えない
インフラ
維持大変
行政サービス
減らせない
オープン
データ
市民企業 行政
今までの行政がすべてのサービスを
行うことに無理が生じている。
オープンデータの登場
市民
企業
行政
サービスA
サービスB
・
サービスXXX
サービス A
サービスB
・
サービスXXX
新サービス1
地域課題解決
「膨大な」
サービス
提供
行政が一括管理
行政データ
未活用
市民の要望
増やせない
①お金がかかる、新規に出来ない
②見える化によって効果を発揮
行政、市民、企業
様々な組み合わせ
でサービスを提供
市民自ら、地域課題に
対して解決サービスを
作ることができる!
公民協業を通じ、市民がより地域に参加。その一歩目がオープンデータである。
③市民の力を活用
市民自治への道筋
有るのに出
来ないサー
ビスもある
④行政、市民、企業トータルで
地域運営することが可能になる
ビジネス
チャンスも
ある。
地域の産
業育成。
変
化
7. 2.1 官民データ活用推進基本法までの流れ
No. 法案・指針 方針
1 「電子行政オープンテータ戦略」
(平成24年7月4日IT本部 決定)
国、地方公共団体、事業者において取組を開始した。現在は課題解決型オオープ
ンデータの推進として「一億総活躍社会の実現」等を強化分野に設定し、国・地方
のみならず事業者の協力を求めながら進めている。 (平成29年5月時点で、国の
データセット29数は19,422件、取組済の地方公共団体は279団体。)
2 官民データ活用推進基本法
2016/12/7に成立
・国・自治体・民間企業が保有するデータを効果的に活用し、自立的で個性豊かな
地域社会の形成、新事業の創出、国際競争力の強化などを目指す
・必要に応じて既存の法制度の改正も進める。首相には、関係行政機関の長に
勧告できる権限も付与。都道府県に対して「官民データ活用推進基本計画」の
策定を義務付けたほか、市町村には努力義務を課した。
3 世界最先端IT国家創造宣言・
官民データ活用推進基本計
画
2017/5/30閣議決定
・平成29年内に実施する行政データの棚卸し結果を踏まえ、平成29年度下期に重
点分野を中心に官民ラウンドテーブルを開催し、地方公共団体や 事業者が保有
するデータを含め、データの公開・活用の在り方(目標値や 効果指標を含む。)を
整理し、更なるオープンデータ化を推進。
Code for Numazu 7
オープンデータに関する、今までの政府・地方自治体の政策
9. 総論
世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画は
日本のIT戦略の新たなフェーズとなる
Code for Numazu 9
平成13年 e-Japan戦略Ⅰ
平成15年 e-Japan戦略Ⅱ
平成29年 「データ」大流通時代
・ネットワークインフラの整備
・電子商取引
・電子政府等のルール整備
・人材育成等を柱
IT利活用に重点を移し、電
子政府の実現に向けた情報
システム改革・業務の見直し
(BPR)に一定の効果あった
IT革命のスピードは「速い!」 時代に合わせた戦略が必要
(産業革命は約70年)
【AIブームの再到来】
・ネットワークされたAIや
ロボットによって「生活は
一変する」
ネットワークイン
フラの発展(光
ファイバー、4G)
利用環境の技術
進歩(クラウド、
スマフォ、SNS)
モノのインター
ネット、IoTの爆発
的普及
政府・地方公共
団体の電子行政
推進
【多種多様大量データが流通】
【データ利活用の
国民の期待高まる】
・防犯、防災、課題解決
分野
10. 総論
「データ」の上で、ヒト、モノ、カネが活きる社会は社会構造も変える
Code for Numazu 10
ヒト
モ
ノ
カ
ネ
ヒト
職
人
工
場
データ
GPS
匠の技
受発注
センサー
医療情報
リアルタイムに蓄積・発信
アメリカ
南米
アジア
EU
アフリカ
医
療
分野・場所も超え情報が
世界中即座につながる
(例:ヒトの★情報は全てにつながる)
知識・知恵のデータも
横断的につながる
(例:緑枠のように、アメリカの医療機
関のノウハウと、職人の医療器具技術、
個人の病歴から新たな発見が起こる)
社会構造の大きな変化が起こる
日本
12. 総論
データが人を豊かにする社会をめざして!
Code for Numazu 12
1、全ての国民がIT利活用やデータ利活用を
意識せずその便益を享受し、真に豊かさを
実感できる社会である「データがヒトを豊か
にする社会」のモデルを世界に先駆けて
構築する。
2、将来的に、このモデルを途上国をはじめと
する他国に展開していくことを通じ、これまで
以上に我が国がより高い尊敬の念を持って
世界的に認められるよう「官民データ利活用
社会」の実現を目指していく。
【データ利活用をいつでも誰でもできるよう環境整備】
つながりを深める
ヒト
ヒト
多種多様
大量の
データ
共有
【データ利活用社会が価値を生み出す】
共存と
価値の創出
ヒト AI
ロ
ボ
民 民 民
官 官 官
官民連携の
仕組みの構築
つながってこそ
価値がある!
官には政府CIOが横串をさし
政府一丸で取り組む
データの品質
安全性
信頼性確保
利活用の
人材育成
研究開発
オープン化
最終ゴール
ヒト
モノ
モノ
モノ
14. 総論
データ活用への期待の高まり
Code for Numazu 14
社会全体の
Internetを介し
た相互のつな
がりが広まる
個人の発言が
高まる
データ流通大
スマフォの
普及 IoTの
進展
回線の高速・
大容量化
画像・映像
データ
リアルタイム
情報流通蓄積
【新しいサービス】
・AI、データ利活用、ロボット・ドローン
・VR、ARコンテンツ
【情報自体の対策】
・個人情報、プライバシーに対する意識高まる
・事業者の風評リスクの対応
・サイバーセキュリティ、知的財産権のあり方
・データの品質や、信頼性・安全性の確保
・AI、ロボット時代の倫理のあり方
データの「見える化」比較分析
による無駄の排除
分野横断的なデータの組み合わせ
によるイノベーションの創出
無駄がわかる スリムに
A
B
C
D
E
F
G H I J
A B C D
E F G H
I J
各分野内 分野横断的
データ利活用を通じ人類の知識や
知恵を共有することにより個人、
家族、地域社会、事業者等、政府、
世界の各々のレベルにおいて価
値を高めていくこと可能な時代
「サービス増やし、対策も進める」
15. 総論
「官民データ利活用社会」のモデルの構築
Code for Numazu 15
日本の置かれている状況 具体的対策
国民が生活において
求めるもの
【人口構造の変化等に伴う諸課題】
高齢化率・上昇スピードが高水準
人口構造の変化で、65歳以上に
なっても元気に働く人が増えている
・期待成長率の低下
・生産性の低い働き方の継続
・子育て環境等の改善
・イノベーションの創出
・地域の隅々へのアベノミクスの
効果の波及
・経済再生と財政健全化の
一体的な実現
・安全・安心な社会の実現
1、大きな災害の発生により顕著化
したリスクへの対応、安全・安心な
生活への期待
2、人の豊かさの尺度(価値観)の変
容(生活の利便性快適などの質の
向上の考え方)
3、豊かさを表現する手段として、所
有から共有へという考え方
各種政策
に
ビルトイン!
【日本の置かれた諸状況を踏まえたデータ利活用による新たなライフスタイルの提案】
1、【経済再生・財政健全化】
・社会保証制度改革を含む行財政改
革の推進
・生産性の向上、イノベーションの創出
と人材の強化、働き方改革の実現
2、【地域の活性化】
・地域資源の有効活用、地域の中小
企業や篤農家の匠の技の蓄積・継承
3、【国民の安全・安心の確保】
・東日本大震災や熊本地震等の経験
を踏まえた防災・減災の対策等
17. 官民データ活用推進基本計画
基本計画の策定と、その着実な実施に向けた取り組み
Code for Numazu 17
施策は下記を踏まえて取り組む
政策目標を、国民・
事業者の便益や公
共価値(PublicValue)
の向上に繋がるか適
切かつ明確にする
課題・課題解決に向
け具体的な事実関係
に基づいた施策とす
る
他の施策と重複なし、
関係者と効率的な
分担・連携
スケジュール、KPIは
国民・事業者の視点
を重視し、定量的に
示す
周知
国民・事業者への
メリットを共有
2017 2018 2019 2020
事業を徹底的に把握し課題の可視化と因果関係の調整をし
成果の達成度合いを評価する
2020年を
マイルストーンとし
達成目標を決める
18. 官民データ活用推進基本計画
官民データ利活用の推進で解決が期待される重点8分野
Code for Numazu 18
横断的なデータ
連携整備
プラットフォーム
の整備
プラットフォーム
の整備
プラットフォーム
の整備
データ標準化
データ標準化
データ標準化
各
プ
ラ
ッ
ト
フ
ォ
ー
ム
の
デ
ー
タ
連
携
経
済
再
生
・
財
政
健
全
化
行政改革
(社会保障も含む)
生産性向上、イノベー
ション、働き方改革
地域の活性化
国民生活の安全・安心の確保
①電子行政分野 IT化、BPRによる国民の利便性
向上、行政コストの削減
②健康・医療・介護
分野
重症化予防、遠隔医療、エビ
デンスに基づく治療・介護
③観光分野 観光需要に応じた
地域の高齢者の雇用創出
④金融分野 FinTechなどの新サービスやイ
ノベーションの創出
⑤農林水産分野 篤農家技の蓄積・継承
生産性の向上、雇用創出
⑥ものづくり分野 産業革新、生産性向上、働き方
改革、匠の技の蓄積・継承
⑦インフラ・防災・減災
等分野
災害リスクの予防、発災・復旧
時の円滑な支援
⑧移動分野 自動運転による地域の高齢者
等の移動支援、物流効率化
課題 重点8分野 期待される効果(例)
22. オープンデータの取り組み方
オープンデータの利用用途には大きく2つあります。
Code for Numazu 22
すべての基盤となる確認
比較に必要なデータ
必要かどうかお互い確認し
協働で作成するデータ
「アイデアや課題解決の裏づけ
背景の確認に利用する」
「課題解決のための
仕組みに利用する」
統計データなどの行政の基礎データは
そもそも市民が考えている課題が、本当に
課題なのか、アイデアで解決できる
ターゲット数が本当に存在するのか
確認する際に必要となります。
課題解決時には、既存のデータだけでなく
新しいデータが必要になることもある。
民でもできるのか、公の力が必要なのか
確認し、データを作る効果があると判断
したなら一緒に協力して課題解決に向かう。
30. 家計簿 Zaim
日本最大級のオンライン家計簿ソフトZaim (650万DL)でも
オープンデータを利用しています。
最初に採用されたデータは、オープンガバメント推進協議会の会
員である室蘭市、日南市、浜松市の3都市。
できることは何?
自治体の給付金情報を独自に収集した「わたしの給付金」サービスで
Zaimの登録ユーザーは、家計簿や家族構成の情報から「受けられる
可能性のある給付金」を自動的に抽出して情報提供する。
ここでも、普段利用しているアプリにオープンデータを組みことで
市民サービスの向上を図っている。
Code for Numazu 30
34. 能登半島 活用事例
のとノットアローン
仕組み紹介
特徴
行政も巻き込み、イベント情報をオープンデータとして利用
ソースコードもオープン化、どの地域の方々も利用できる
お金ではない、自分たちのことだから、自分たちでやる。Code for Numazu 34
自治体
主婦 Code for
Kanazawa
地域の
団体
能登地方、子育てを始めたばかり
引っ越したばかりの人たち
「子どもといけるイベントが
いつあるのか知りたい」
「どこに何があるのか知りたい」
「相談できるところをしりたい」
を何とか解決したい
課題
地域の課題を地域の人たちが
中心となって解決
のとノットアローンの完成
奥能登地方(輪島市、珠洲市、能
登町、穴水町)の子育て応援情報
を集約。子育て向けのイベント、
マップ、相談の機能を実現。
「のとノットアローン」の基本理念
・自分たちで自分たちのための子育て
応援アプリを作ります。
・地域で孤立してるかもしれない子育て
世代に向けた情報発信を行います。
・子育てを応援したい人たちの活動情
報を集約して発信します。
36. 課題を確認するためのデータ
Code for ふじのくには、市民団体と共に活動しており、民間側から
オープンデータの利活用が進まない理由は、自分たちがデータと
はなんなのか、データの使い方を知らないからであるという課題を
もらっています。今年は、データを共に作り、使うこと、それが自治
体と連携する鍵だと思っています。
問題だ
と思う
問題だ
と思う
問題だ
と思う
オープン
データ
【仮説の集まり】
仮説のままでは、意見は空中戦になり
いつまでもまとまらない
本当の課題
今は、ここの使い方、作り
方がわからないから自分
たちで試してみる。
38. Code for Japan Summit 2017
静岡県と台湾のオープンデータ団体も交流を続けています。
今月末にも、台湾のカンファレンスに参加します。
台湾の取り組み方、g0vの特徴
政府が公共サービスをつくれないなら、市民が見本をつくる
シビックテック → 地域の課題を、住民自ら解決する
市民が政府を監視 → 行政の透明化を市民側も行う
エネルギーが大きい → ソーシャルイノベーション
ボランティアで成り立っている → 自分ごとで行う
民の側の力、住民の力が地域の価値を出す時代に変わってきた。
Code for Numazu 38
39. Ask no why nobody is doing this.
You are the “nobody”!
誰もやらないのなら、
まず自分からその「誰」になれ!
Code for Numazu 39