DX化概念のカバー範囲は非常に広く、そのため企業が具体的に取組む際、どこから取組んだらよいか曖昧な面がある。そこで、より具体的な取組み指針を示唆するため、DX化概念をかみ砕く目的でビジネスモデル論と両利きの経営を援用し、これらの理論で登場する概念間の関係性を検討する。その際、ビジネス環境の変動要因として技術的混乱、激しい競争も考慮する。そして、仮説を設定し、具体的企業のデータによってそれらの仮説を検証する。そして、得た結果を解釈することでDX化推進に向けて各企業が参考にするに足るより具体的な指針を抽出する。