石巻ハッカソン2015で披露したアイデアをちょっと詳しく解説。 課題がいっぱい。

1. 養殖業を職人の世界から工学へ
~ 潜水センサー ~

2. なぜなぜ分析
● 養殖業の経営が安定しない
→ 成長の出来が予想出来ない
→ 感と経験と運に頼り、科学的でない
→ 分析するためのデータが無い
→ データーを集めるのに金が掛かり過ぎる

3. 養殖用センサーの課題
● 測りたい場所へアクセスが難しい
– 船が必要な上に海面下50mとか
● 防水が必要
– 海面下50mでは10気圧程度の防水が望ましい
– 防水した上での測定方法
● 潮流で流される
● 藻などの付着
– 定期的に清掃が必要
● 漁船や魚との接触

4. 現状の養殖用センサー
● 重量 10kg~
● 測定項目 海水温など(価格次第)
● 測定方法 全自動
● 測定時間 24時間
● 価格 50万円~500万円
● 通信費 3,000 ~ 10,000円/月
初期投資、維持費が高過ぎる

5. 投資を一桁下げる為に
● 設置数を減らす
● 高いセンサーの数を減らす
● 24時間、全自動を諦める
移動式センサー
測定したい時に現場に持って行く
海面下へはウインチで上下させる
不便だけど無いより良い、高いより良い

6. 実施例
センサー
WiFi
YSI 600QS他
● 石巻ハッカソンで作ってみた

7. TTR-SB SEAWOLF
● 欲しいけど浮力が足り無さそうなので不採用

8. 今後の検討課題
● 手間をかける価値があるデータが取れる?
● 何箇所も同時に取る事が出来ないが良い?
● 時化の時などはデータが取れないが良いか?
● 潮の流れに負けない重りはどれぐらい?
● ウインチは~2万円位の物で能力と質は十分?
● Arduinoなどからデータを取れるセンサーは?
● センサーの配線を切って接続する場合、防水性
は?