プロジェクト内で行ったGit・Github勉強会の資料です。 実践もありますが、ほとんど概念的説明です

1. GitHub勉強会
Git・GitHubを使って共同開発＆バージョン管理をしよう

2. バージョン管理とは？
• ファイルの変更履歴を管理
• ファイルをいつ，誰が，どのように変更したかを記録する
• 特定の段階(バージョン)に戻したり，間違えて消したファイルを復活
させたりすることができる

3. Gitとは？
• 分散型バージョン管理システムの一つ
• ローカル環境(自分のパソコンなど)に全履歴を含んだリポジトリの複製がで
きる
→オフラインでもファイル編集可能で、その変更履歴も管理できる
• 同じチーム内でファイル変更履歴などが共有できる
→複数人で仕事をやる時起こりがちな問題を回避

4. Gitとは？

5. GitHubとは？
• Gitの仕組みを利用した、開発者を支援するWebサービス
• Gitのホスティングサービスの一つ
→こういったGitを利用したホスティングサービスは
Bitbucket・SourceTree・GitLabなど複数ある
UE４のソースコードなどもGithubに上がっていて、自由に触ることが可能

6. SourceTreeとは？
• Gitのホスティングサービスの一つ
• クリックしながら視覚的に操作していくGUI形式のGitツール
• しかし細かい操作など応用力はコマンド操作の方がよい

7. 同じGitのホスティングサービスなら
なぜSourceTreeを使うの？
GitHubだけ使ったらよいのでは？

8. SourceTree
• 誰が，いつ，どのような作業をしたかや，ブランチの状態が見やすい！
• スタッシュという変更を一時的に別の場所に保持し，別の作業ができる機能がある
Github
SourceTreeを使うメリット

9. SourceTree
• Fetch，Pullなどの基本作業が視覚的に操作でき
初心者でも扱いやすく簡単！
Github
SourceTreeを使うメリット
実はSouceTreeはコマンドでも使用可能

10. あれ？SourceTree神じゃね？
GitHubとかいらなくね？

11. • SouceTree上でプルリクエストが送れない！
• Issuesなどのチームで行うための機能が備わっていない！
→これらすべてSouceTreeで開くとGithubのホームページに
飛びます
どちらも使って効率よく行おう！
SouceTreeのデメリット

12. リポジトリをクローンしよう！
• Cloneから一番上にhttps://github.com/murati111/GithubStudyを入力
• 二個目はパソコン内の保存したい場所を選択しCloneをしましょう！
→用語解説はのちほど
→できない人はプロキシの設定が必要なので設定しましょう！
→パブリックリポジトリの場合URLがわかるだけでクローン出来ます！

13. Repositoryとは？
• ファイルの状態を記録する場所
• リモートリポジトリ
→専用のサーバーを配置して複数人で共有するためのリポジトリ
• ローカルリポジトリ
→一人ひとりが利用するために、自分のパソコン上に配置するリポジトリ

14. Cloneとは？
• リモートリポジトリを複製すること
→複製したものは自分のパソコンにローカルリポジトリとして作成されます
→こうすることで同じファイルを共有、編集が可能に！
※GitにはCloneとは別にForkという機能がありますが
Forkは他者が作ったリモートリポジトリを複製し、新たに自分の
リモートリポジトリを作成する機能です。
→これは自分だけが触る用

15. Fetch、Pullをしよう！
• 左上にあるフェッチを押したらOKを押します
• 次にプルを押します設定が色々ありますが、とりあえずそのままOK
を押します
→そうしたら右上のExploerを押してフォルダ内を確認すると
テスト用.txtが入っていると思います

16. Fetch、Pullとは？
• Fetch？
→リモートリポジトリからローカルリポジトリへバージョン履歴を変更すること
→SouceTree上ではブランチの状態などが更新される
• Pull？
→リモートリポジトリからローカルリポジトリのバージョン履歴と
作業フォルダを更新すること(Fetchと違い，自動でMargeされる)
→リモートの中にあるファイルを自分のフォルダに持ってくること
※Pullをすれば自動でFetchもされますが，競合が起こっていた時大変なことに
なるので必ずFetchして確認してからPullをしましょう

17. BranchとGit-Flowを使ってみよう！
• ブランチとは？
→履歴の流れを分岐して記録していくためのもの
→分岐したブランチは他のブランチの影響を受けないため、同じリポジトリ内で
複数の変更を同時に進めていくことができる
→分岐したブランチは他のブランチと合流(マージ)することで、一つのブランチに
まとめなおすことができる

18. Git-Flowについて
• Git-Flowとは？
→ブランチの作り方、マージの仕方、ブランチの閉じ方などのGitの運用ルール
→特定の役割を持った５種類のブランチに使い分ける
• 右上のGit-Flowを押しOKを押して初期化しましょう！
developfeature release masterhotfix
みんなが触るのは基本この２つ

19. Git-Flowについて
• Master：完成品を本番環境にリリースするためのブランチ
• Develop：開発の起点となるブランチ
• Feature：特定の機能開発のためのブランチ
• Release：リリースの準備を行うブランチ
• Hotfix：リリース済みの製品のバグ修正するためのブランチ

20. それぞれブランチを分けよう！
• もう一度右上にあるGit-Flowを押します、その中の新規フィーチャー
を選択
→名前は自分の名前などに！
• ブランチが切り替わったらいったんFetch,Pullをしましょう！

21. Add(Staging)、Commit、Pushをしよう！
• GithubStudyのフォルダの中にテキストファイルを作成する
→ファイル名を自分の名前にしておくとわかりやすい！
• SourceTreeに戻り左上のコミットを押します
• Indexに追加を押します
• 下にある空欄に「【Add】(自分の作ったファイル名)を追加」と入力して
• そして変更をすぐにプッシュするにチェックをしてコミットを押します！

22. Add(Staging)、Commit、Pushとは？
• Add(Staging、indexに追加)
→Git特有の機能でコミットの前段階にファイルをいったんまとめておくことができる
→これにより複数回にわけてコミットすることが可能
• Commit
→作業ディレクトリからローカルリポジトリへ変更を記録する
• Push
→ローカルリポジトリからリモートリポジトリに変更を記録する

23. Add(Staging)、Commit、Pushとは？
• なぜAdd(Staging)があるの？Commitとの違いは？
→さまざまな変更を一度にコミット
すると結局なんの変更かわからなく
なる
→コミット(コミットメッセージ)を
分けることでわかりやすく，修正の
手間が省ける

24. Fetch、Pull、Add(Staging)、Commit、Push
一連の流れ
ローカルPC
Add(インデックスに追加)
Staging状態
ローカル
リポジトリ
Commit
リモートリポジトリ
Push
ローカル
リポジトリ
Fetch
Pull

25. 命名規則、スタイルガイドについて
• UE4班ではファイル名や変数，関数名やフォルダ階層など共同作業が
しやすいように定めたルール
→ソースコードの可読性、視認性の向上やプログラミング効率の改善が目的
• Githubのコミットメッセージにもあり【Add】などがある
→スタイルガイド9章に記載
スタイルガイド：UE4スタイルガイド.pdf

26. 変更破棄の仕方
• テスト用.txtを編集し保存します
• しかしこれではブランチを一つにしたとき競合するので破棄します！
→変更に対して右クリックで破棄を選択
※削除ではなく破棄をおします！(Shit+Ctrl+Rでもできます)
削除はファイルごと消してしまうものです！

27. Pullリクエストを作成しよう！
• Pullリクエスト
→開発者のローカルリポジトリでの変更を他の開発者に通知する機能
→主にFeatureブランチからDevelopブランチにマージしたいときに作成する
→Git管理者がコードを確認し競合やバグを確認してなければマージを行う
→他人の進捗やコミュニケーションとしても有効

28. Pullリクエストを作成しよう！
• 画面上のリポジトリからプルリクエストを作成を押します
• 自分のブランチを選択したらWeb上で作成を押すとGithubの公式ペー
ジに飛びます
※表示されない場合はGithubにログインしてから再度やってみてください！
• Baseにdevelopを選択、compareには自分のブランチを選択してPullリ
クエストを作成します！
→コメントをつけることも可能！

29. Branchと競合について
• なぜブランチを分ける意味があったの？競合って？
同じブランチでみんなが作業した場合
Aさん Bさん
元々あった
ファイル
Aファイル
元々あった
ファイル
Bファイル
Push Push
元々あった
ファイル
Aファイル
Bファイル
AファイルがあってBファイルがない BファイルがあってAファイルがない
競合！
どっちのPushが正しい？？
→変更だけを合体することができないためどちらかを削除
しなければならない！！

30. Bファイル
Branchと競合について
それぞれ違うブランチでみんなが作業した場合
Push Bさん
元々あった
ファイル
Aファイル
元々あった
ファイル
Bファイル
Aブランチ Bブランチ
Aさん Push
Developブランチ
Pullリクエスト＆マージ Pullリクエスト＆マージ
元々あった
ファイル
Aファイル
→競合が起きずAとBが合成された状態にGitが勝手にしてくれる！

31. Branchと競合について
しかし、ブランチを分けていても同じファイルを触ると競合が起きてしまう！
コードベースのプログラムの場合
→このようにコードの差分が
わかり競合が解決しやすいように
なっている！

32. Branchと競合について
しかし、ブランチを分けていても同じファイルを触ると競合が起きてしまう！
対策：ファイル名を変更する・どちらか一方を削除する
プラグインなどを利用して差分ツールを用いる
実はUE4にはGitPluginが存在しコードを差分することができる！
→https://srombauts.github.io/UE4GitPlugin/
UE4のようなビジュアルスクリプトや，画像データの場合
→差分は出てこず，手動で見つけていくしかない

33. まとめ
feature
develop

34. まとめ
• こういった作業が最初はすごくめんどうだと思います・・・
しかし、共同作業にとってこういったバージョン管理は自分の作業が台無
しにならないためにも非常に大切です！
さらに自分の作業、他人の作業を可視化することで状況や問題把握が迅速
になり、解決も早くなります！
Gitにはもっと便利な機能がたくさんあります、働くときにもきっと役に
立つので興味があれば勉強してみよう！

35. まとめ(資料)
• Git-Flowでの開発の流れ(第８回)
→第８回Web勉強会.pdf
• サルでもわかるGit入門
→https://backlog.com/ja/git-tutorial/
• [git] 基本操作（clone、add、commit、pushなど）を覚えて、開発出来るようになる
→https://www.yoheim.net/blog.php?q=20140104
• コンフリクトって！？Gitバージョン管理でマージしたときに発生した衝突を解決する
→https://tonari-it.com/git-sourcetree-conflict/