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2011年12月10日
         第4回知識共有コミュニティワークショップ




 非常時と知識共有を考える
‐‐saveMLAKの活動を通して‐‐

         国立教育政策研究所
        教育研究情報センター
             主任研究官
              江草由佳
自己紹介
      江草由佳(えぐさゆか)
• 研究所の附属図書館(教育図書館)担当の研究員
 – 教育図書館が作成・提供しているDBのブラッシュアップや
   プロトタイプシステムの構築
 – 図書館システムの仕様策定委員
 – もちろん研究もやってます
   • 最近はWeb利用者の情報探索行動
• saveMLAK システムチームリーダー(Tシャツ着てます)
• Code4Lib JAPAN Coreメンバー
• Next‐L プロジェクト
 – オープンソース図書館システムプロジェクト
• 鶴見大学で非常勤講師(情報検索演習など)
自己紹介:私のモットー
• 覚えてくれる外部記憶があるならそいつに覚
  させてやれ
 – 覚えるのが大の苦手・嫌い。私の記憶容量は貴
   重→外部記憶(Web、HDD)に覚えさせる
 – 自分が覚えなくてすむようにマニュアルを書く
• 人にやってもらうため(自分がしなくてすむ)な
  ら少々のコストは厭わない
今日の講演:
「遠隔地」でできる非常時での知識共有
• 平時の備えとしての知識共有
 – 大規模災害がおきてあわててやるしかなかった
   が。。。
 – 本当は、平時からしておくとよかったと思うこと3つ
  • 知識共有プラットフォームを用意しておく
  • 入力用基本データを整備しておく
  • 共同入力・編集コミュニティを作っておく

   saveMLAK の活動を通して得た
       「知識共有」のための
    ノウハウ・課題について話す
目次
• saveMLAKとは
• saveMLAKサイトの紹介
• 私の考えるsaveMLAKのモチベーション
• 情報がまとめられるとなにがうれしい?
• saveMLAK的平時の備えとは
• 共同入力・編集コミュニティの形成・維持
• 入力が進まない3つの恐怖症
• 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ
  た対策
• 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制
• 現在の課題
• まとめ
目次
• saveMLAKとは
• saveMLAKサイトの紹介
• 私の考えるsaveMLAKのモチベーション
• 情報がまとめられるとなにがうれしい?
• saveMLAK的平時の備えとは
• 共同入力・編集コミュニティの形成・維持
• 入力が進まない3つの恐怖症
• 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ
  た対策
• 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制
• 現在の課題
• まとめ
呼び方:saveMLAK(セーブ・ムラック)
• 呼び方(特に決まってない)
    – セーブ・ムラック(この講演ではこちらに統一)
    – セーブ・エムエルエーケー
•   M: Museum・・・博物館・美術館等
•   L: Library・・・図書館
•   A: Archives・・・文書館
•   K: Kominkan・・・公民館
saveMLAKの目指すこと※
   ‐‐忘れない・忘れさせない‐‐
• 支援を必要としている文化・教育施設を
• 災害の被害を
• 将来の有事に向けた備えを

   忘れない・忘れさせない
            そのための情報整備
            間接支援活動が主
  ※あくまでも私が考えているsaveMLAKとはです。
saveMLAK誕生の経緯
• 元々は東日本大震災被害・救援情報まとめサイトとし
  て、 M・L・A・K それぞれの別個にサイト開設
              サイト名           開設日
              savelibrary    2011年3月12日
              savemuseum     2011年3月12日
              savearchives   2011年3月13日
              sevakominkan   2011年3月16日

• 2011年4月にはこの4つのサイトを統合
• saveMLAKとして http://savemlak.jp/ を開設
• saveMLAK プロジェクト
  – 有志の集まり、緩やかなネットワーク
saveMLAKとは:人
• どんな人がやっている?
 – MLAKの関係者、支援者の有志
• 何人くらい?
 – MLの参加者は282人(2011/12/10時点)
 – 打ち合わせ(Meet up)に参加する人は20~30人
   (異なり)
 – ウィキ(Webサイト)の更新者は273人(2011/12/10
   時点)
   (一度でも更新したことがあるID)
saveMLAKとは:やってきたこと
      ‐‐情報の収集・発信‐‐
• 東日本大震災をはじめとした災害において支
  援が必要となったのMLAK施設の被害・救援・
  運営情報、関連情報の収集・発信
• ウィキシステムを使って多人数で共同編集
 – セマンティックメディアウィキというウィキペディア
   とほぼ同じシステム

    他にも、被災地へのヒアリングや、ボランティア派遣仲
    介、など直接支援に近いことや、被災したMLAK施設
    や関係者の支援、全国のMLAKが今回の震災に対し
    て行なっている活動の推進、将来の震災に備えるた
     めにMLAKができる活動の推進なども行っている
目次
• saveMLAKとは
• saveMLAKサイトの紹介
• 私の考えるsaveMLAKのモチベーション
• 情報がまとめられるとなにがうれしい?
• saveMLAK的平時の備えとは
• 共同入力・編集コミュニティの形成・維持
• 入力が進まない3つの恐怖症
• 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ
  た対策
• 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制
• 現在の課題
• まとめ
収集・発信している情報:目次
1. 施設情報
2. 被災者、避難・疎開をしている方
   向けの情報
3. 被災地で復旧活動をしている方
   むけの情報
4. 全国の施設関係者の方向けの情報
5. これからボランティア・支援活動を
   したい方むけの情報
1. 施設の情報
• 各施設ごとに、情報をまとめWebサイトで公
  開
 – 施設名称
 – 所在地
  • 地図上に近隣施設ともに表示(Googleマップ上)
 – 被害情報
 – 救援情報
 – 運営情報
施設の基本情報
                      施設ページ      名称
                                所在地
                              電話番号 など
                              近隣施設の地図
• 施設に
                              近隣施設の一覧
  ついての
  情報                           被害状況

                               運営情報

                               救援状況

                               情報源
                               記入者
                               元情報

                               カテゴリ

http://savemlak.jp/東松島市図書館      RDF   15
新規ページの登録状況
2.被災者、避難・疎開をしている方
      向けの情報
3.被災地で復旧活動をしている方
      むけの情報
4.全国の施設関係者の方向けの情報
5.これからボランティア・支援活動を
     したい方むけの情報
目次
• saveMLAKとは
• saveMLAKサイトの紹介
• 私の考えるsaveMLAKのモチベーション
• 情報がまとめられるとなにがうれしい?
• saveMLAK的平時の備えとは
• 共同入力・編集コミュニティの形成・維持
• 入力が進まない3つの恐怖症
• 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ
  た対策
• 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制
• 現在の課題
• まとめ
私の考えるsaveMLAKのモチベーション
• 困っている仲間(友達・知人・・・)に何かしたい
                直接面識がなくても、同じコミュニティの
 – 仲間の安否を知りたい     人は仲間という意識がある。

 – 被災したことによって困っている仲間を助けたい
• 被災した、被害のあった施設の把握が必要
 – 被災状況・運営(再開など)状況を施設ごとに共同
   で収集し・共有しよう!    そもそも被災地域に
 – 困った:          どれくらい施設がある
                      かわからない
  • 施設の網羅的なリストがない
  • 共同入力する・できる人が少ない
被害状況・運営状況が一か所にまと
 められるとなにがうれしいのか?
• 被災した施設の状況を世の中に広報できる
 – 文化・教育施設が被災して困っているという状況
   はあまり報道されない。報道されないと、困って
   いることが伝わらず支援も来ない。
 – 通常のサービスができないことへの周知にも役
   に立つ。
• 支援団体への支援ができる(間接支援)
 – まず、どこの施設から行かなければならないかわ
   かる。
 – 支援団体の御用聞きの基礎データ提供になる。
目次
• saveMLAKとは
• saveMLAKサイトの紹介
• 私の考えるsaveMLAKのモチベーション
• 情報がまとめられるとなにがうれしい?
• saveMLAK的平時の備えとは
• 共同入力・編集コミュニティの形成・維持
• 入力が進まない3つの恐怖症
• 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ
  た対策
• 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制
• 現在の課題
• まとめ
saveMLAK的平時の備えとは(1)
• 現実は:
    – 共同入力プラットフォームはなかった
    – 網羅的なリスト(入力用基本データ)が整備されて
      いなかった
    – 共同入力者(編集者)コミュニティが形成されていな
      かった(コミュニティ中に共同入力できる人は少数)
          災害発生
時
間

    • 被災地域をゼロから調べて入力しつつ
    • 網羅的なリストの作成しつつ
    • 共同入力者の育成
saveMLAK的平時の備えとは(2)
• 理想的には
    – 共同入力プラットフォームがある
    – 網羅的なリストが整備されている
    – 共同入力者(編集者)コミュニティが形成されてい
      る
    • 網羅的なリストがある
    • 地域を超えた共同入力者が各地にたくさんいる
時
間
               災害発生

    • 網羅的なリストの被災地域の中から
    • 入力できる人がどんどん入力!
saveMLAK的平時の備えとは(3)
• 知識共有プラットフォームを用意しておく
 – 共同入力用システムの設置・・・ウィキに
 – 入力規則・方針の作成・・・後で人が読んでわかればよい
• 入力用基本データを整備しておく
 – 網羅的リストの入手・・・各種団体と交渉
 – 入力用基本データの入力・更新・・・みんなでやる
• 共同入力・編集コミュニティを作っておく・維持する
 –   共同入力者を増やす
 –   共同入力方法の教育          とくに詳しく
 –   共同入力・編集コミュニティの維持
 –   (運営の仕組みの工夫:チーム制)
共同入力・編集コミュニティの
       形成・維持
• saveMLAK ウィキに多くの人に入力してほしい
 – ウィキに入力してくれる人が少ない・増えない・減っていく
 – 1人に100編集ではなく、100人で1編集を目指す
• 2つのキーポイント(原因と対策)
 – 入力・更新が進まない3つの恐怖症
   • ウィキシステム恐怖症
   • (記述)ルール恐怖症
   • 共同編集恐怖症
   → TwitterやMLでサポート、ウィキ祭の開催、編集候補
 の提示
 – 正解がない・わからない、やってみないとわからないこと
   だらけ
   → チーム制の導入
入力が進まない3つの恐怖症
1. ウィキシステム恐怖症
2. (記述)ルール恐怖症
3. 共同編集恐怖症
1. ウィキシステム恐怖症
• ウィキシステムの使い方がわからない
 – どうやって入力したらよいかわからない
 – 新しいページの作成方法がわからない
 – ページ名の変え方がわからない
• 対処法:
 – わからなかったらすぐに人に聞くように(twitterやML)
   • ヘルプをみろ/検索しろなんてことは絶対に言わない
   • わかる人ができる範囲で答える
 – 以前にだれかが質問したことでもいいから聞くように
 – 難しいことはできる人にしてもらえばいい
 – 中身を入力できるのはあなたしかできないとエンカレッジ
2. (記述)ルール恐怖症
• 記述ルールを知らないと書けない
 –   施設の名前の付け方がわからない
 –   住所は郵便番号からつけるべき?
 –   新しいものは上にかく?下にかく?
 –   ちょっと離れている間に新ルールができたかも?
• 対処法:
 – ゆるいルールしかつくらない
     • 基本ルールは1つ:「あとから人が見てわかるように書く」
 – ルール破りの記述を批判しない
     • 他の人が直せるので気にせず書くように伝える
 – 追加する方向の記述は積極的に応援する
3. 共同編集恐怖症
• 勝手に書き換えて変えたらだれかに怒られるか
  も
• 勝手に情報追加したらだれかに怒られるかも
• 対処法:
 – だれも怒りませんと伝える
 – クリック2回で簡単に元に戻せるので安心して編集し
   ろと伝える
 – 追加する方向の編集はじゃんじゃんやるように伝え
   る
  • 「書式をなおすのはほかの人でもできるけど、情報を追加
    するのはあなたしかできません」
3つの恐怖症克服と更新促進に対して
    具体的に行った対策
• TwitterやMLを使ったサポート・よびかけ
• 初心者用編集候補の作成
 – Twitter, ML, うきうきウィキ祭でよびかけ
 – 要更新が減っていく、更新済みが増えていく楽しさ
• うきうきウィキ祭の開催
 – リアルのサポート
 – リアルに会うことの重要性(懇親会も開催)
• チュートリアルの開催
• 編集者用FAQページの作成
Twitter
                         情報追加の
                         エンカレッジ



                       あやまることなんて
                          ない




                       残り件数の通知



                         サポート




     http://twilog.org/yegusa/date‐110502
Twitter                       ケースバイケースで
                                       よろしく(人が読んで
                                        わかるならOK)



                                       感謝の気持ちを言
                                         葉で伝える



                                        無理しないように



                                       間違えていいんだよ


                                       ケースバイケースで
                                       よろしく(人が読んで
                                        わかるならOK)
http://twilog.org/yegusa/date‐110502
Twitter

                                       残り件数の通知




                                       感謝の気持ちを言
                                         葉で伝える




                                         サポート



http://twilog.org/yegusa/date‐110502
メールの例
• カテゴリ:博物館になんで「ペンション」が入ってるの?
 – https://groups.google.com/group/saveMLAK/msg/1cc893ec035fd9
   29?hl=ja
 – → カテゴリの説明を追加するとよい
• 位置情報をいれるためのgecodingを別ウインドウで開くように
  してほしい
 – https://groups.google.com/group/saveMLAK/msg/ebb58d94b1882
   3e6?hl=ja
 – →ブラウザの機能をつかってやってみてください
• 被災した施設へのリンクを自動でつけたい
 – https://groups.google.com/group/saveMLAK/msg/ebb58d94b1882
   3e6?hl=ja
 – →各施設ページに[[Category:被害あり]]を入力しておけば、自動
   的に、被害のあった施設へのリンクがつくれます。

注:URLはグループのページへのリンクなのでグループ内の人しかアクセスできません。
初心者用編集候補の作成
• やりたいけど。。。という人を取り込む作戦
 – そもそもどこから編集すればわからない
 – 難しいものはいきなり編集できない
    簡単なもの、やりやすいウィキページ編集候補リスト、
    書き方のドキュメントを作成した

• 初心者用編集候補の作成
 – Twitter, ML, うきうきウィキ祭でよびかけ
 – 要更新が減っていく、更新済みが増えていく楽し
   さ
http://savemlak.jp/wiki/saveMLAK:施設基本データ加筆
編集候補呼びかけ(twitter)




         http://twilog.org/yegusa/date‐110430
要更新が減っていく、
更新済みが増えていく楽しさ
うきうきウィキ祭の開催
• うきうきウィキ祭の開催
 – リアルのサポート
 – リアルに会うことの重要性(懇親会も開催)
• 参加方法
 – 基本的な参加方法は、この日程中のどこかで、
   saveMLAKのどこかのページを作ったり、修正するな
   ど、なんらかの更新作業を行う。ただこれだけです。
 – これだけだとつまらないので、twitter の#saveMLAKを
   使って、今なにをやっているかつぶやいたり、 疑問点
   をつぶやいたり、#saveMLAKをウオッチしたりしましょ
   う。また、Ustreamで更新の様子を配信している会場
   もあります。それをながめながら更新するのもよいで
   しょう。
http://savemlak.jp/wiki/saveMLAK:第1回saveMLAKうきうきウィキ祭り
http://twilog.org/yegusa/date‐110424
チュートリアル(60分)の開催
• スライド
  http://www.slideshare.net/yegusa/20110613‐savemlak
• 映像 http://www.ustream.tv/recorded/15476104
• 内容:
  – saveMLAKとは
  – savemlak.jpにどんなページが?
     • メイン、施設、コンテンツ、編集者用
  – ウィキ(wiki)とは
  – ウィキ記法
  – やってみよう!
     • 閲覧、(アカウント作成、)編集
  – わからない・できないことがあったら?
  – まずはやってみる、そして、聞く
編集者用FAQページの作成




 http://savemlak.jp/wiki/saveMLAK:編集者のためのお困り相談ページ
共同入力・編集コミュニティの
       形成・維持
• saveMLAK ウィキに多くの人に入力してほしい
 – ウィキに入力してくれる人が少ない・増えない・減っていく
 – 1人に100編集ではなく、100人で1編集を目指す
• 2つのキーポイント(原因と対策)
 – 入力・更新が進まない3つの恐怖症
   • ウィキシステム恐怖症
   • (記述)ルール恐怖症
   • 共同編集恐怖症
   → TwitterやMLでサポート、ウィキ祭の開催、編集候補
 の提示
 – 正解がない・わからない、やってみないとわからないこと
   だらけ
   → チーム制の導入
saveMLAKの活動において
     決めなきゃならないことがたくさん

• 正解がない・わからない、やってみないとわからない
  ことだらけ
    • コンセンサスを得るのには時間がかかりすぎる、そもそも
      全体のコンセンサスを得るのは不可能なことも
•   スピード命
•   「こうやればいいと思いますがどうですか?」
•   「もう少し議論が必要ですね」
•   「検討をお願いします」ではなにも前にすすまない
•   まずは「こう」やっちゃいましょうと決めて、実行して
    いく必要がたくさんでてくる。
saveMLAKのチーム制
• チームメンバーはようは「決める人」
 – (結果として「やる人」になることが大半だが「やる人」を割り振
   るのもあり)
• チームメンバーは担当する事柄の様々なことを決める権
  利がある
• 問題がもしあれば手戻りすればよいことになっている
 – うまくいかなかったとしてもチーム(メンバー)を責めない
• 基本は仕事はチーム(複数人)で担当する
 – 負荷分散のため
• チームリーダー
 – 仕事が複数あるときに「決める人」(やる人)を割り振る人
 – チーム内で意見が分かれることもあるので、チームリーダーを
   そのなかのさらに上位の決める人としての役割も
 – チームリーダーはそういう強い権限があるのでもちろんこの権
   限を行使する配慮は必要
目次
• saveMLAKとは
• saveMLAKサイトの紹介
• 私の考えるsaveMLAKのモチベーション
• 情報がまとめられるとなにがうれしい?
• saveMLAK的平時の備えとは
• 共同入力・編集コミュニティの形成・維持
• 入力が進まない3つの恐怖症
• 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ
  た対策
• 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制
• 現在の課題
• まとめ
現在の課題
• 消えつつある・変わりつつある外部Webページの対策
 – Jdarchiveとの連携
• 更新の手がとまりつつある
 – 飽きてきた?日々の暮らしに忙殺?
 – どこから手をつけていいかわからない?
 – 対策の案
   • きっかけがあればなんとかなる?
   • 一日一回の修正がモチベーションupになるような仕掛けがいるか
     な
      – 英語のヒアリングマラソンとかDSのドラクエのようなイメージ
• 東日本震災以外の地域・災害のための施設ページの
  充実
 – 先日の新潟、福島の大雨・浸水被害など
まとめ
• 「遠隔地」でできる非常時での知識共有
• 平時からしておくとよかったと思うこと3つ
 – 知識共有プラットフォームを用意しておく
 – 入力用基本データを整備しておく
 – 共同入力・編集コミュニティを作っておく
• saveMLAKコンテンツ:メインページ、施設ページ、コンテ
  ンツページ、編集者用ページ
• 入力が進まない3つの恐怖症と対策
 1. ウィキシステム恐怖症・・・人に聞け、中身だけやれ
 2. (記述)ルール恐怖症・・・緩いルール1つのみ
 3. 共同編集恐怖症・・・だれも怒らない、いつでも直せる
• Twitter、ML、ウィキ祭り、チュートリアル
• saveMLAKのチーム制
さいごに
   • saveMLAKプロジェクトでは活動を共にする同
     志を常に募集しています
   • saveMLAK ウィキ はだれでも編集大歓迎です
   • 多くの方の参加をお待ちしております




                                      53
MLAKくん by 渡辺ゆきの(http://kumori.info)

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2011-12-10-第4回知識共有コミュニティワークショップ

  • 1. 2011年12月10日 第4回知識共有コミュニティワークショップ 非常時と知識共有を考える ‐‐saveMLAKの活動を通して‐‐ 国立教育政策研究所 教育研究情報センター 主任研究官 江草由佳
  • 2. 自己紹介 江草由佳(えぐさゆか) • 研究所の附属図書館(教育図書館)担当の研究員 – 教育図書館が作成・提供しているDBのブラッシュアップや プロトタイプシステムの構築 – 図書館システムの仕様策定委員 – もちろん研究もやってます • 最近はWeb利用者の情報探索行動 • saveMLAK システムチームリーダー(Tシャツ着てます) • Code4Lib JAPAN Coreメンバー • Next‐L プロジェクト – オープンソース図書館システムプロジェクト • 鶴見大学で非常勤講師(情報検索演習など)
  • 3. 自己紹介:私のモットー • 覚えてくれる外部記憶があるならそいつに覚 させてやれ – 覚えるのが大の苦手・嫌い。私の記憶容量は貴 重→外部記憶(Web、HDD)に覚えさせる – 自分が覚えなくてすむようにマニュアルを書く • 人にやってもらうため(自分がしなくてすむ)な ら少々のコストは厭わない
  • 4. 今日の講演: 「遠隔地」でできる非常時での知識共有 • 平時の備えとしての知識共有 – 大規模災害がおきてあわててやるしかなかった が。。。 – 本当は、平時からしておくとよかったと思うこと3つ • 知識共有プラットフォームを用意しておく • 入力用基本データを整備しておく • 共同入力・編集コミュニティを作っておく saveMLAK の活動を通して得た 「知識共有」のための ノウハウ・課題について話す
  • 5. 目次 • saveMLAKとは • saveMLAKサイトの紹介 • 私の考えるsaveMLAKのモチベーション • 情報がまとめられるとなにがうれしい? • saveMLAK的平時の備えとは • 共同入力・編集コミュニティの形成・維持 • 入力が進まない3つの恐怖症 • 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ た対策 • 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制 • 現在の課題 • まとめ
  • 6. 目次 • saveMLAKとは • saveMLAKサイトの紹介 • 私の考えるsaveMLAKのモチベーション • 情報がまとめられるとなにがうれしい? • saveMLAK的平時の備えとは • 共同入力・編集コミュニティの形成・維持 • 入力が進まない3つの恐怖症 • 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ た対策 • 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制 • 現在の課題 • まとめ
  • 7. 呼び方:saveMLAK(セーブ・ムラック) • 呼び方(特に決まってない) – セーブ・ムラック(この講演ではこちらに統一) – セーブ・エムエルエーケー • M: Museum・・・博物館・美術館等 • L: Library・・・図書館 • A: Archives・・・文書館 • K: Kominkan・・・公民館
  • 8. saveMLAKの目指すこと※ ‐‐忘れない・忘れさせない‐‐ • 支援を必要としている文化・教育施設を • 災害の被害を • 将来の有事に向けた備えを 忘れない・忘れさせない そのための情報整備 間接支援活動が主 ※あくまでも私が考えているsaveMLAKとはです。
  • 9. saveMLAK誕生の経緯 • 元々は東日本大震災被害・救援情報まとめサイトとし て、 M・L・A・K それぞれの別個にサイト開設 サイト名 開設日 savelibrary 2011年3月12日 savemuseum 2011年3月12日 savearchives 2011年3月13日 sevakominkan 2011年3月16日 • 2011年4月にはこの4つのサイトを統合 • saveMLAKとして http://savemlak.jp/ を開設 • saveMLAK プロジェクト – 有志の集まり、緩やかなネットワーク
  • 10. saveMLAKとは:人 • どんな人がやっている? – MLAKの関係者、支援者の有志 • 何人くらい? – MLの参加者は282人(2011/12/10時点) – 打ち合わせ(Meet up)に参加する人は20~30人 (異なり) – ウィキ(Webサイト)の更新者は273人(2011/12/10 時点) (一度でも更新したことがあるID)
  • 11. saveMLAKとは:やってきたこと ‐‐情報の収集・発信‐‐ • 東日本大震災をはじめとした災害において支 援が必要となったのMLAK施設の被害・救援・ 運営情報、関連情報の収集・発信 • ウィキシステムを使って多人数で共同編集 – セマンティックメディアウィキというウィキペディア とほぼ同じシステム 他にも、被災地へのヒアリングや、ボランティア派遣仲 介、など直接支援に近いことや、被災したMLAK施設 や関係者の支援、全国のMLAKが今回の震災に対し て行なっている活動の推進、将来の震災に備えるた めにMLAKができる活動の推進なども行っている
  • 12. 目次 • saveMLAKとは • saveMLAKサイトの紹介 • 私の考えるsaveMLAKのモチベーション • 情報がまとめられるとなにがうれしい? • saveMLAK的平時の備えとは • 共同入力・編集コミュニティの形成・維持 • 入力が進まない3つの恐怖症 • 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ た対策 • 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制 • 現在の課題 • まとめ
  • 13. 収集・発信している情報:目次 1. 施設情報 2. 被災者、避難・疎開をしている方 向けの情報 3. 被災地で復旧活動をしている方 むけの情報 4. 全国の施設関係者の方向けの情報 5. これからボランティア・支援活動を したい方むけの情報
  • 14. 1. 施設の情報 • 各施設ごとに、情報をまとめWebサイトで公 開 – 施設名称 – 所在地 • 地図上に近隣施設ともに表示(Googleマップ上) – 被害情報 – 救援情報 – 運営情報
  • 15. 施設の基本情報 施設ページ 名称 所在地 電話番号 など 近隣施設の地図 • 施設に 近隣施設の一覧 ついての 情報 被害状況 運営情報 救援状況 情報源 記入者 元情報 カテゴリ http://savemlak.jp/東松島市図書館 RDF 15
  • 21. 目次 • saveMLAKとは • saveMLAKサイトの紹介 • 私の考えるsaveMLAKのモチベーション • 情報がまとめられるとなにがうれしい? • saveMLAK的平時の備えとは • 共同入力・編集コミュニティの形成・維持 • 入力が進まない3つの恐怖症 • 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ た対策 • 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制 • 現在の課題 • まとめ
  • 22. 私の考えるsaveMLAKのモチベーション • 困っている仲間(友達・知人・・・)に何かしたい 直接面識がなくても、同じコミュニティの – 仲間の安否を知りたい 人は仲間という意識がある。 – 被災したことによって困っている仲間を助けたい • 被災した、被害のあった施設の把握が必要 – 被災状況・運営(再開など)状況を施設ごとに共同 で収集し・共有しよう! そもそも被災地域に – 困った: どれくらい施設がある かわからない • 施設の網羅的なリストがない • 共同入力する・できる人が少ない
  • 23. 被害状況・運営状況が一か所にまと められるとなにがうれしいのか? • 被災した施設の状況を世の中に広報できる – 文化・教育施設が被災して困っているという状況 はあまり報道されない。報道されないと、困って いることが伝わらず支援も来ない。 – 通常のサービスができないことへの周知にも役 に立つ。 • 支援団体への支援ができる(間接支援) – まず、どこの施設から行かなければならないかわ かる。 – 支援団体の御用聞きの基礎データ提供になる。
  • 24. 目次 • saveMLAKとは • saveMLAKサイトの紹介 • 私の考えるsaveMLAKのモチベーション • 情報がまとめられるとなにがうれしい? • saveMLAK的平時の備えとは • 共同入力・編集コミュニティの形成・維持 • 入力が進まない3つの恐怖症 • 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ た対策 • 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制 • 現在の課題 • まとめ
  • 25. saveMLAK的平時の備えとは(1) • 現実は: – 共同入力プラットフォームはなかった – 網羅的なリスト(入力用基本データ)が整備されて いなかった – 共同入力者(編集者)コミュニティが形成されていな かった(コミュニティ中に共同入力できる人は少数) 災害発生 時 間 • 被災地域をゼロから調べて入力しつつ • 網羅的なリストの作成しつつ • 共同入力者の育成
  • 26. saveMLAK的平時の備えとは(2) • 理想的には – 共同入力プラットフォームがある – 網羅的なリストが整備されている – 共同入力者(編集者)コミュニティが形成されてい る • 網羅的なリストがある • 地域を超えた共同入力者が各地にたくさんいる 時 間 災害発生 • 網羅的なリストの被災地域の中から • 入力できる人がどんどん入力!
  • 27. saveMLAK的平時の備えとは(3) • 知識共有プラットフォームを用意しておく – 共同入力用システムの設置・・・ウィキに – 入力規則・方針の作成・・・後で人が読んでわかればよい • 入力用基本データを整備しておく – 網羅的リストの入手・・・各種団体と交渉 – 入力用基本データの入力・更新・・・みんなでやる • 共同入力・編集コミュニティを作っておく・維持する – 共同入力者を増やす – 共同入力方法の教育 とくに詳しく – 共同入力・編集コミュニティの維持 – (運営の仕組みの工夫:チーム制)
  • 28. 共同入力・編集コミュニティの 形成・維持 • saveMLAK ウィキに多くの人に入力してほしい – ウィキに入力してくれる人が少ない・増えない・減っていく – 1人に100編集ではなく、100人で1編集を目指す • 2つのキーポイント(原因と対策) – 入力・更新が進まない3つの恐怖症 • ウィキシステム恐怖症 • (記述)ルール恐怖症 • 共同編集恐怖症 → TwitterやMLでサポート、ウィキ祭の開催、編集候補 の提示 – 正解がない・わからない、やってみないとわからないこと だらけ → チーム制の導入
  • 30. 1. ウィキシステム恐怖症 • ウィキシステムの使い方がわからない – どうやって入力したらよいかわからない – 新しいページの作成方法がわからない – ページ名の変え方がわからない • 対処法: – わからなかったらすぐに人に聞くように(twitterやML) • ヘルプをみろ/検索しろなんてことは絶対に言わない • わかる人ができる範囲で答える – 以前にだれかが質問したことでもいいから聞くように – 難しいことはできる人にしてもらえばいい – 中身を入力できるのはあなたしかできないとエンカレッジ
  • 31. 2. (記述)ルール恐怖症 • 記述ルールを知らないと書けない – 施設の名前の付け方がわからない – 住所は郵便番号からつけるべき? – 新しいものは上にかく?下にかく? – ちょっと離れている間に新ルールができたかも? • 対処法: – ゆるいルールしかつくらない • 基本ルールは1つ:「あとから人が見てわかるように書く」 – ルール破りの記述を批判しない • 他の人が直せるので気にせず書くように伝える – 追加する方向の記述は積極的に応援する
  • 32. 3. 共同編集恐怖症 • 勝手に書き換えて変えたらだれかに怒られるか も • 勝手に情報追加したらだれかに怒られるかも • 対処法: – だれも怒りませんと伝える – クリック2回で簡単に元に戻せるので安心して編集し ろと伝える – 追加する方向の編集はじゃんじゃんやるように伝え る • 「書式をなおすのはほかの人でもできるけど、情報を追加 するのはあなたしかできません」
  • 33. 3つの恐怖症克服と更新促進に対して 具体的に行った対策 • TwitterやMLを使ったサポート・よびかけ • 初心者用編集候補の作成 – Twitter, ML, うきうきウィキ祭でよびかけ – 要更新が減っていく、更新済みが増えていく楽しさ • うきうきウィキ祭の開催 – リアルのサポート – リアルに会うことの重要性(懇親会も開催) • チュートリアルの開催 • 編集者用FAQページの作成
  • 34. Twitter 情報追加の エンカレッジ あやまることなんて ない 残り件数の通知 サポート http://twilog.org/yegusa/date‐110502
  • 35. Twitter ケースバイケースで よろしく(人が読んで わかるならOK) 感謝の気持ちを言 葉で伝える 無理しないように 間違えていいんだよ ケースバイケースで よろしく(人が読んで わかるならOK) http://twilog.org/yegusa/date‐110502
  • 36. Twitter 残り件数の通知 感謝の気持ちを言 葉で伝える サポート http://twilog.org/yegusa/date‐110502
  • 37. メールの例 • カテゴリ:博物館になんで「ペンション」が入ってるの? – https://groups.google.com/group/saveMLAK/msg/1cc893ec035fd9 29?hl=ja – → カテゴリの説明を追加するとよい • 位置情報をいれるためのgecodingを別ウインドウで開くように してほしい – https://groups.google.com/group/saveMLAK/msg/ebb58d94b1882 3e6?hl=ja – →ブラウザの機能をつかってやってみてください • 被災した施設へのリンクを自動でつけたい – https://groups.google.com/group/saveMLAK/msg/ebb58d94b1882 3e6?hl=ja – →各施設ページに[[Category:被害あり]]を入力しておけば、自動 的に、被害のあった施設へのリンクがつくれます。 注:URLはグループのページへのリンクなのでグループ内の人しかアクセスできません。
  • 38. 初心者用編集候補の作成 • やりたいけど。。。という人を取り込む作戦 – そもそもどこから編集すればわからない – 難しいものはいきなり編集できない 簡単なもの、やりやすいウィキページ編集候補リスト、 書き方のドキュメントを作成した • 初心者用編集候補の作成 – Twitter, ML, うきうきウィキ祭でよびかけ – 要更新が減っていく、更新済みが増えていく楽し さ
  • 40. 編集候補呼びかけ(twitter) http://twilog.org/yegusa/date‐110430
  • 42. うきうきウィキ祭の開催 • うきうきウィキ祭の開催 – リアルのサポート – リアルに会うことの重要性(懇親会も開催) • 参加方法 – 基本的な参加方法は、この日程中のどこかで、 saveMLAKのどこかのページを作ったり、修正するな ど、なんらかの更新作業を行う。ただこれだけです。 – これだけだとつまらないので、twitter の#saveMLAKを 使って、今なにをやっているかつぶやいたり、 疑問点 をつぶやいたり、#saveMLAKをウオッチしたりしましょ う。また、Ustreamで更新の様子を配信している会場 もあります。それをながめながら更新するのもよいで しょう。
  • 45. チュートリアル(60分)の開催 • スライド http://www.slideshare.net/yegusa/20110613‐savemlak • 映像 http://www.ustream.tv/recorded/15476104 • 内容: – saveMLAKとは – savemlak.jpにどんなページが? • メイン、施設、コンテンツ、編集者用 – ウィキ(wiki)とは – ウィキ記法 – やってみよう! • 閲覧、(アカウント作成、)編集 – わからない・できないことがあったら? – まずはやってみる、そして、聞く
  • 47. 共同入力・編集コミュニティの 形成・維持 • saveMLAK ウィキに多くの人に入力してほしい – ウィキに入力してくれる人が少ない・増えない・減っていく – 1人に100編集ではなく、100人で1編集を目指す • 2つのキーポイント(原因と対策) – 入力・更新が進まない3つの恐怖症 • ウィキシステム恐怖症 • (記述)ルール恐怖症 • 共同編集恐怖症 → TwitterやMLでサポート、ウィキ祭の開催、編集候補 の提示 – 正解がない・わからない、やってみないとわからないこと だらけ → チーム制の導入
  • 48. saveMLAKの活動において 決めなきゃならないことがたくさん • 正解がない・わからない、やってみないとわからない ことだらけ • コンセンサスを得るのには時間がかかりすぎる、そもそも 全体のコンセンサスを得るのは不可能なことも • スピード命 • 「こうやればいいと思いますがどうですか?」 • 「もう少し議論が必要ですね」 • 「検討をお願いします」ではなにも前にすすまない • まずは「こう」やっちゃいましょうと決めて、実行して いく必要がたくさんでてくる。
  • 49. saveMLAKのチーム制 • チームメンバーはようは「決める人」 – (結果として「やる人」になることが大半だが「やる人」を割り振 るのもあり) • チームメンバーは担当する事柄の様々なことを決める権 利がある • 問題がもしあれば手戻りすればよいことになっている – うまくいかなかったとしてもチーム(メンバー)を責めない • 基本は仕事はチーム(複数人)で担当する – 負荷分散のため • チームリーダー – 仕事が複数あるときに「決める人」(やる人)を割り振る人 – チーム内で意見が分かれることもあるので、チームリーダーを そのなかのさらに上位の決める人としての役割も – チームリーダーはそういう強い権限があるのでもちろんこの権 限を行使する配慮は必要
  • 50. 目次 • saveMLAKとは • saveMLAKサイトの紹介 • 私の考えるsaveMLAKのモチベーション • 情報がまとめられるとなにがうれしい? • saveMLAK的平時の備えとは • 共同入力・編集コミュニティの形成・維持 • 入力が進まない3つの恐怖症 • 3つの恐怖症克服と更新促進に対して具体的に行っ た対策 • 「決定」を進めるしくみ saveMLAKのチーム制 • 現在の課題 • まとめ
  • 51. 現在の課題 • 消えつつある・変わりつつある外部Webページの対策 – Jdarchiveとの連携 • 更新の手がとまりつつある – 飽きてきた?日々の暮らしに忙殺? – どこから手をつけていいかわからない? – 対策の案 • きっかけがあればなんとかなる? • 一日一回の修正がモチベーションupになるような仕掛けがいるか な – 英語のヒアリングマラソンとかDSのドラクエのようなイメージ • 東日本震災以外の地域・災害のための施設ページの 充実 – 先日の新潟、福島の大雨・浸水被害など
  • 52. まとめ • 「遠隔地」でできる非常時での知識共有 • 平時からしておくとよかったと思うこと3つ – 知識共有プラットフォームを用意しておく – 入力用基本データを整備しておく – 共同入力・編集コミュニティを作っておく • saveMLAKコンテンツ:メインページ、施設ページ、コンテ ンツページ、編集者用ページ • 入力が進まない3つの恐怖症と対策 1. ウィキシステム恐怖症・・・人に聞け、中身だけやれ 2. (記述)ルール恐怖症・・・緩いルール1つのみ 3. 共同編集恐怖症・・・だれも怒らない、いつでも直せる • Twitter、ML、ウィキ祭り、チュートリアル • saveMLAKのチーム制
  • 53. さいごに • saveMLAKプロジェクトでは活動を共にする同 志を常に募集しています • saveMLAK ウィキ はだれでも編集大歓迎です • 多くの方の参加をお待ちしております 53 MLAKくん by 渡辺ゆきの(http://kumori.info)