Anzeige
Anzeige

Más contenido relacionado

Último(20)

Anzeige

リモートワークで使えるノイズキャンセリングヘッドセットを.NETで定量評価してみた.pptx

  1. リモートワークで使える ノイズキャンセリング ヘッドセットを.NETで 定量評価してみた 2023/02/24 Y24be
  2. 1.はじめに
  3. オンライン会議、辛くないですか?
  4. こんな経験ないですか?  自分が「家」相手が「会社」にいる時 • 周りの声や雑音が入っていて正直聞き取りにくい • 少しなら気にならないがずっと聞こえていると会議に集中できない  自分が「会社」相手が「家」にいる時 • 自分が話しているときに周りの音が入っていないか心配になる • 静かな場所を求めて右往左往… • 申し訳ないからミュートしとこ→話し手を不安にさせてしまう うるせえ!
  5. ノイズキャンセリング  ノイズキャンセリングとは? 周囲の雑音を低減させて聞こえにくくする技術 外部音に対して逆位相の音を重ね雑音を打ち消す仕組みが主流 ⇒Teamsにも搭載されているが、雑音は消せてもどうやら人の声は消せなさそう  ノイズキャンセリングマイク付きヘッドセット 様々なメーカーから発売されているが性能はピンキリ(値段が高ければいいってものでもない) レビューサイトなどを見ても、主観的な感想ばかりで本当に性能が良いか分からない… 引用 KDDIトビラ 騒音だけなぜ消える?「ノイズキャンセリング」の仕組みとは https://time-space.kddi.com/ict-keywords/kaisetsu/20160427/
  6. ノイキャン性能を、定量的に評価したい …!
  7. やったこと 1. 音声入力を可視化するプログラム作成 2. プログラムを使用して各ヘッドセットマイクの評価 ⇒総額:15万円相当(標準価格) 3. 評価結果の比較 4. 優秀なヘッドセットマイクの選定
  8. 自己紹介 名前:西部 祐希 所属:リコージャパン株式会社 普段やっていること: 主に金融系システムの設計・開発をするソフトウェアデベロップメント SE歴は6年くらい。今回が外部で話す初めての体験なので生温かく見守っ てください!
  9. 2.評価方法
  10. 評価方法 ① 1. スピーカーから音声再生(PC-Bから再生する)
  11. 評価方法 ① ② 1. スピーカーから音声再生(PC-Bから再生する) 2. スピーカーの音を拾う
  12. 評価方法 PC-A MicrophoneLevelLogger ① ② ③ 1. スピーカーから音声再生(PC-Bから再生する) 2. スピーカーの音を拾う 3. 音声の保存(Teamsノイキャンなし)、PC-Bへの転送
  13. 評価方法 PC-A MicrophoneLevelLogger PC-B MicrophoneLevelLogger.Remote ① ② ③ ④ 1. スピーカーから音声再生(PC-Bから再生する) 2. スピーカーの音を拾う 3. 音声の保存(Teamsノイキャンなし)、PC-Bへの転送 4. 音声の保存(Teamsノイキャンあり)
  14. 評価方法 PC-A MicrophoneLevelLogger PC-B MicrophoneLevelLogger.Remote ① ② ③ ④ 1. スピーカーから音声再生(PC-Bから再生する) 2. スピーカーの音を拾う 3. 音声の保存(Teamsノイキャンなし)、PC-Bへの転送 4. 音声の保存(Teamsノイキャンあり) プログラムはこちら https://github.com/nuitsjp/MicrophoneLevelLogger 作成にあたり上司である中村充志さん(nuitsjp)に多大なるご協力を頂きました! 質問や詳細な解説は中村さんに聞いてみて下さい(丸投げ)
  15. 評価対象(1/3) N o 製品名 会社 am azon U R L イメ ージ 値段 1 A nker Pow erC onfH 700 A nker https://am zn.asi a/d/3U O ucgD ¥12,980 2 A ppl e EarPods A ppl e https://am zn.asi a/d/h6o6l R E ¥2,668 3 audi o-techni ca A TH -102U SB audi o-techni ca https://am zn.asi a/d/fV C tFl C ¥2,727 4 EPO S PC 5 C hat Sennhei ser https://am zn.asi a/d/asK E1tL ¥3,500 https://amzn.asia/d/3UOucgD https://amzn.asia/d/h6o6lRE https://amzn.asia/d/fVCtFlC https://amzn.asia/d/asKE1tL
  16. 評価対象(2/3) N o 製品名 会社 am azon U R L イメ ージ 値段 5 Jabra Evol ve 20 Jabra https://am zn.asi a/d/dV P7R gK ¥5,200 6 Jabra Evol ve2 30 Jabra https://am zn.asi a/d/agi A 3X d ¥12,870 7 Logi coolH 340 Logi cool https://am zn.asi a/d/b9G 5O N x ¥3,480 8 Logi coolH 111 Logi cool https://am zn.asi a/d/a3Ia19n ¥1,330 https://amzn.asia/d/dVP7RgK https://amzn.asia/d/agiA3Xd https://amzn.asia/d/b9G5ONx https://amzn.asia/d/a3Ia19n
  17. 評価対象(3/3) N o 製品名 会社 am azon U R L イメ ージ 値段 9 Logi coolH 390 Logi cool https://am zn.asi a/d/dD Q Q ErJ ¥3,600 10 Shokz O penC om m Shokz https://am zn.asi a/d/82B IF4S ¥22,880 11 A nker Soundcore Li berty 2 Pro A nker https://am zn.asi a/d/3A ZguvH ¥12,980 12 R econ A i r Turtl e B each https://am zn.asi a/d/f8dG aul ¥4,433 https://amzn.asia/d/dDQQErJ https://amzn.asia/d/82BIF4S https://amzn.asia/d/3AZguvH https://amzn.asia/d/f8dGaul Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
  18. 3.評価結果
  19. EarPods 横軸…秒数 縦軸…db数 1.4mくらい
  20. 22,800 12,980 12,870 OpenComm H700 Evolve2 30
  21. 3,600 H390 3,480 H340
  22. Soundcore Liberty Air 2 Pro 12,980
  23. 4.講評
  24. 青:ローカル オレンジ:リモート 3,600 H390 Why?
  25. Remote 青:Evolve2 30 オレンジ:H390
  26. Remote Local 青:Evolve2 30 オレンジ:H390
  27. 12,870 Evolve2 30 Left Right 青:ローカル オレンジ:リモート
  28. 5.まとめ
  29. まとめ • Teamsのノイキャン性能謎が残った • 見えない数値をプログラムで可視化できたことがいい経験になった • 他にいいヘッドセットがあったら教えてください!!
  30. ご清聴ありがとうございました。

Hinweis der Redaktion

  1. それでは、「リモートワークで使えるノイズキャンセリングヘッドセットを.NETで定量評価してみた」というタイトルでお話させて頂きたいと思います。 よろしくお願いいたします。
  2. さてみなさん、唐突ですが、オンライン会議って辛くないでしょうか?
  3. きっと皆さまもこんな経験があることでしょう。 例えば、自分が家などにいて、話し相手が会社やカフェなど周りに雑音がある環境にいる時です。  ・周りの声や雑音が入っていて正直相手が何話しているか聞き取りにくい  ・少しならまあ気にならないけど、ずっと聞こえているとうるさくて集中できない 逆もまたあって、自分がうるさい環境にいるときは  ・周りの音が入っていないか心配になる  ・静かな場所を求めて右往左往移動する  ・どうにもならないのでとりあえずミュートしておこう…でミュートすると切り替えのONOFFがめんどくさいし相手に違和感を感じさせてしまうかもしれない… 弊社でも、出社している人はそれなりにいますので、声の大きいおじさまが近くにいると、会議中に相手に全部声が筒抜けになってしまっています…
  4. ただ最近では技術も進歩していて、最近のヘッドセットにはノイズキャンセリング機能が搭載されたものが多いですよね。 ノイズキャンセリングの仕組みとしては、外部音に対して逆位相の音を重ねて雑音を打ち消す仕組みが主流なんだそうです。 しかし、ノイキャン付きのヘッドセットといっても、性能はピンキリだし、値段が高ければノイキャン性能がいいかと言われるとそうでもなかったりします。 一口にノイキャンと言っても雑音を消す機能のみ搭載されているものや人の声まで消せるもの、中にはノイキャンとうたいながらむしろ人の声がとてもよく聞こえる始末のヘッドセットもあったりします。 レビューサイトを見ても、仕方がないことですが主観的な感想ばかりで、本当に良い性能なのかは買って使ってみないと分からないというのが悩みの種でした。
  5. はあ、ノイキャン性能を定量的に、数値的に評価できたらいいのになあ…
  6. というわけで、音声入力を可視化するプログラムを作成して、ヘッドセットのノイキャン性能を評価してみました。 評価したヘッドセットは、オーディオ沼にハマりかけた上司の協力もあり、なんと総額約15万円分の機材を試すことができました。 そして集めた評価結果を比較して、リモートワークで使えそうなヘッドセットを探そう!というのが今回の主旨になります。
  7. 本題に入る前に簡単な自己紹介をさせて頂きます。 名前は西部といいます。所属はリコージャパン株式会社で、主な業務は金融系のシステム設計と開発を担当しています。 SE歴としては6年くらいなんですが、まだまだひよっこです。 今回が外部のLTで話すはじめての体験なので、生温かく見守って頂けたら幸いです。 ではさっそく、本題に入りたいと思います。 (3:30)
  8. さて、それでは評価の方法を説明したいと思います。 弊社では、オンライン会議の時には基本的にTeamsを使用しているため、今回の実験でもTeamsでの利用を想定して行いました。 まず、周りの雑音を再現するためにスピーカーから音声を大体60デシベル程度で流します。音声は「吾輩は猫である」の冒頭をボイスロイドに読み上げてもらいました。
  9. 次にその音をヘッドセットで拾います。
  10. そして、マイクが接続されているPC-Aでマイクからの入力音声を録音します。こちらが、Teamsを通す前の音声となります。
  11. 最後にTeams会議を繋ぎ、Teamsを通した状態の音声をPC-Bで録音します。 これを、スピーカーの位置を変えて、マイクに対して前後左右の位置で4回行いました。 本来であれば、マイクの入力レベルを合わせるためにキャリブレートをした方がより条件が統一された評価結果になるのですが 実際にマイクを使用するときに、わざわざ入力レベルを下げたり上げたりして使う人は少ないと思うので、今回は実際の使用場面を想定してキャリブレートはしないことにしました。
  12. プログラムのリンクを貼っておきますのでコードの中身についてはこちらからご確認ください。 今回、作成にあたって私の上司である中村充志さんに多大なるご協力を頂きました。 ご協力というか、がっつりコードを書いてもらっているので質問や詳細な解説は中村さんに丸投げしたいと思います。 それでは、実際に少しコードとデモをお見せしたいと思います。 (5:30) (デモ画面へ) (10:00)
  13. 今回評価対象としたのは12個のヘッドセットです。 上から、 Anker… (以後読み上げ)
  14. このほかにもいくつか評価はしたのですが、取得する前から結果が分かってしまったものや 最後まで評価をしなかったりしたヘッドセットもあったので、まとめの結果からは抜いてあります。
  15. それでは評価結果を見ていきましょう。ここから紹介するグラフは全てTeamsを通した後、つまり実際に相手に聞こえている状態の結果になります。 グラフの見方は、横軸が秒数で縦軸がデジベル数になります。 大体-60デシベルを越えてくると音が聞こえているな、となってくると思ってください。 で、これがEarPodsの結果なのですが…あらぶった心電図みたいになってますね。 このレベルだともはや常時相手に聞こえていて、本人が喋っているんじゃないかレベルでうるさいです。 実際に録音した音声を聞いてみましょう。 …はい、この時のスピーカーの位置は1.4m、だいたい隣の席で他の人が喋っているくらいの距離なのですが… そもそもノイキャンついてないので仕方ないですがEarPodsは会議には向いていませんね。
  16. こちらはお値段が高いこともあって期待していた三機種なんですが… はい、めっちゃ音拾っていますね… 総額5万円もしたのになあ…と中村さんと二人でしょんぼりした気持ちになったのは内緒です。 とはいえ、H700とEvolve2 30は意識して聞けば気になるかな、くらいなので 実用的なレベルだとは思います。
  17. こちらはLogicoolのH390とH340です。 おやおや。グラフを見ても分かる通りほとんど音を拾っておらずとても優秀なことが分かりますね。 値段も手の届きやすい範囲で、とても魅力的です。 このあたりで、オーディオ機器ってよく分からん…とふてくされかけたのも内緒にしておきます。
  18. 番外編にはなりますが、私が個人的によく愛用しているLiberty Air 2 Proの性能が結構よかったので紹介しておきます。 ワイヤレスイヤホンで使い勝手も非常によいのですが… 残念ながらオフィスでみんながこれを使うと、Bluetoothが繋がりにくくなるのは分かりきっているので 人数が多い所での使用はできなさそうです。残念ですね。
  19. 結果からみると、LogicoolのH390とH340がノイキャン性能が良いように見える結果となりました。 がしかし…
  20. 掘り下げていくと、謎が残る結果となっていることが分かりました。 このグラフはH390のローカルでの録音とTeamsを通したリモートでの録音の結果です。 ローカルではそれなりに音を拾っているのがTeamsを通すと音がきれいさっぱり消えていることが分かります。
  21. Remoteの音量を例えばJabraのEvolve2 30と比較するとあきらかにH390の方がノイキャン性能がよいという結果になっています。 ところが…
  22. ローカルの音量を見てみると、JabraのEvolve2 30の方がノイキャン性能が高いように見えます。 これらから分かることが二つあります。  ひとつはEvolve2 30もH390も明らかにリモートの方が音量が小さいことからTeams自体のノイキャン性能が非常に高いということ  ふたつめはTeamsを通した場合と通さない場合で性能差が逆転する場合があるということです。 ふたつめの現象がよく分かっていないので、今後もう少し調べてみたいと思っています。 あと、H390と比較したときにEvolve2 30はリモートの性能が低いように見えますが
  23. 左側はややノイズを拾っていますがそれ以外の方向、例えば右側とかはローカルでもリモートでも非常にノイキャン性能が高いことが分かります。 なのでマイクの特徴や向きによって強み弱みがあるのですがEvolve2 30自体は実用レベルにあると感じています。
  24. まとめに入りたいと思います。
  25. 今回の実験では、Teamsを通した場合と通さなかった場合で性能差が変わったことから、Teamsのノイキャン性能についてもう少し調査の必要があると感じました。 また、今後実際に会議でヘッドセットを使ってみて色々試していく必要はありますが、今までできなかった比較を数値的に可視化できたことがいい経験となりました。 詳細なデータは今後GitHubの持ち主の人が公開すると言っているので、興味のある方は続報をお待ちください。 最後に、皆さまのお気に入りのヘッドセットがあったら是非教えてください。多分中村さんが買ってくれるので試したいと思います。
  26. 以上で終わります。 ご清聴ありがとうございました。 (14:30)
Anzeige