More Related Content
More from Toshio Taki (9)
2018
- 5. ④電子決済等代行業の始動(からの横断法制) 4
(出所)金融庁『金融制度スタディ・グループ中間整理 ― 機能別・横断的な金融規制体系に向けて ―」』(平成30年6月)
• 6月1日より改正銀行法が始動。本日時点で9社が登録、みなし事業者を含めて
当面登録が続く
• 契約の標準化、アクセスのあり方、多数の銀行の接続方針等、年を通じて細
かなマイルストンが多数あった
• 登録数に現れているように、当初期待されたプレーヤーがまずは始動した形。
今後の横断法制の整備の中で、事業の広がりが本格化
• 2019年の注目:新規プレーヤーの参入、金融機関における異なるアングルの
ユースケース、銀行外のデータ・アクセス事例、送金・決済業の今後
- 6. ⑤米国におけるFintech政策 5
(出所)米国財務省 “Report on Nonbank Financials, Fintech, and Innovation” (July 31, 2018)
• Fintech「振興」というよりは消費者保護や競争促進の見方で政策を敷く方向
性は継続。財務省7月に包括的な提言を含む報告書を公表
• 「スタートアップ」と呼べる規模を越えて顧客へのアプローチが可能となっ
ていることを踏まえ、規制のスリム化・分断排除を行う
• 米国においてもデータ・アグリゲーション事業者のアクセス権が取り上げら
れ、消費者の定義のうちに含まれるものと位置づけ。同時に、同事業者にお
けるデータ保護等の対応も提言
• 2019年の注目:Fintech専業銀行の行方、データ・アクセスの制度化
- 7. (番外)「Fintech」はどうなる 6
(出所)Googleトレンドより弊社作成
• 検索数だけを見れば、米・英が継続上昇。それだけ、社会からの
期待値が高い
• 社会からの期待値=既存金融への満足度
• 既存金融の満足度を揺るがしうる要素:キャッシュレス化、消費者中心のエ
コノミクス、データ経済圏の考え方、イノベーション促進の考え方
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
Jan-04
Jun-04
Nov-04
Apr-05
Sep-05
Feb-06
Jul-06
Dec-06
May-07
Oct-07
Mar-08
Aug-08
Jan-09
Jun-09
Nov-09
Apr-10
Sep-10
Feb-11
Jul-11
Dec-11
May-12
Oct-12
Mar-13
Aug-13
Jan-14
Jun-14
Nov-14
Apr-15
Sep-15
Feb-16
Jul-16
Dec-16
May-17
Oct-17
Mar-18
Aug-18
国ごとに見た検索数(ピーク=100)
日本
米国
英国
ドイツ