2015年9月7日に火の国ハイツで蜂対策セミナーをさせていただきました。その時の資料です。

1. 株式会社 熊本美水
藤井 靖光

2. スズメバチ
・強烈な毒針を持っている
・人間への攻撃性が非常に高い
・毎年夏から秋にかけて活発になる
・年間20～30人程度の方が亡くなる
スズメバチは
日本で人間にとって最も危険な生物
と呼んでも過言はありません。

3. オオスズメバチ
【活動期間】
春から秋
※特に夏から秋にかけて非常に活発
【被害月】
８～１０月に集中
【要因】
ハチの数が一気に増える時期で、
それに伴いハチ自体が活発にな
り攻撃性を増すため。
また秋口になると、エサが減少す
るため、エサがとれない苛立ちな
どから、さらに攻撃性が増します。
キイロスズメバチ
特に危険な種

5. 服装：白い服 ・髪の毛の黒い色にも反応するので帽子を
かぶったり染めたりする。
・黒が駄目なので黒色のサングラスも不可。
・厚手で長袖の服を着る(肌の露出を控え
る)。
・ひらひらとした服もハチが反応するので良
くない。
・純毛製品も良くない。
・光るものにも反応するので、ブレスレットな
ど光を反射するものにも注意する。

6. 匂い：蜂は匂い
に敏感
蜂が寄ってくる匂い
・汗、タバコ、香水、整髪料
・甘い匂いのする食べ物
(果物)、ジュースなど
匂いの強いものを身に着け
たり、携帯は避けましょう。

7. 蜂を刺激する
行動を避ける
・やってはいけない行動
－大声を出す、叫ぶ
－大きく身振り手振り
－急に速い動きをする
－団体行動(振動が大きい)

11. －静かに後ずさりする（できるだけ音を立てない）
－横切る場合は走らず、振動を与えないようにする
－頭部（黒い部分）を隠して、身を低くして動く
－カチカチ音がない状態で飛び回っている時は
追い払ったり、逃げたりせず飛び去るのを待つ
－カチカチ音がしたら、速やかに静かに逃げる

13. －逃げるときは直線で下がる（ジグザグ
はNG） この時は走ってOK
－距離は巣から10m～50m離れるくらい
－刺されたときに、毒液が散布され、よ
り多くの蜂が集まるため、止まらずに逃
げる

14. 害虫駆除スプレー
・あくまで一時的な退避用
・噴射の距離を知っておく
・噴射時間は短い

16. 1.針の除去（ピンセットを準備しておく）
2.幹部からの毒液除去 ※口では吸い
ださず、市販の器具を使う
3.治療（冷湿布、抗ヒスタミン剤を含む
ステロイド軟こうを塗る）
※おしっこはかけないでください！！！

17. 刺されたらできるだけ早く、（遅
くとも２分以内）に「ポイズンリ
ムーバー」を使用し応急手当を
する事が最も効果的です。
15分後の使用では効果が少な
く、30分後では効果がほとんど
ありません。

18. アナフィラキシーがあらわれた
ときに使用し、医師の治療を受
けるまでの間、症状の進行を
一時的に緩和し、ショックを防
ぐための補助治療剤（アドレナ
リン自己注射薬）です。