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受託開発会社による「受託開発と自社サービス開発の両立」と新サービス「Board」ができるまで
- 15. 受託開発
<成長する点>
• 顧客からの厳しい要求に対応するためスキルの向上
• 自分たちだけではできない分野に携わることによって
幅が広がる
<課題>
• 受け身な姿勢になりがち
• 作ることが目的になってしまう
• エンジニアにとってモチベーション維持が難しい
個人的には自社開発よりも受託開発の方が
スキルは伸びると考えている
- 16. 自社開発
<成長する点>
• 開発だけでなく、事業性・マーケティングまで考える
ことで、プロジェクトを俯瞰できるようになる
• 自力でサービスを成功させないといけないので、主
体的に考えるようになり、リスク感覚・チームで仕事
をする力など、受託開発に比べて格段に成長
• 高いモチベーションが維持できる
<課題>
• 身内・自分に甘くなりがち
• スキル・経験の幅が狭くなってしまう
- 22. バランスを取るポイント
• 自分の直接原価(給与+α)くらいは稼ぐ
ことで、他のメンバに迷惑をかけない
• 受託・自社の割合の公平性を追い求めない
• タイミングや内容によって割合は異なる
• 自社開発をとにかくスモールスタートで
• 両立のために求められていることは多いの
で、溢れないためのコントロール
→現時点ではかなり自分のさじ加減
- 29. iPhoneアプリで取り組んだこと
• 企画の精度を高める取り組み
• 最初は社内でディスカッション
• 徐々にディスカッションのレベルアップ
• 企画段階から外部の人に話してフィード
バックをもらう
• プロモーションはじめの一歩
• 本を読んだり勉強会に行ったりして、見
聞きしたことをやってみる
• 両立のバランスの試行錯誤
- 36. Pattoで取り組んだこと
• インバウンドで問い合わせを獲得できるよ
うにする。(営業がいないので、これがこ
の製品の生命線)
• マーケティング・プロモーションはド素人
だったので、未熟な頭で考えず、とにかく
プロに言われたことを全部やってみる(テ
レアポ除く)
• トライ&エラーを繰り返して、自分たちで
継続可能で効果的なものを見つけていく
- 43. コンセプト
• ベンチャー経営者など、自分自身がプレ
イヤー・マネージャーとして現場にいつ
つ、総務・経理・経営業務をこなす人た
ちの負担を軽減したい(自分含む)
• 単なる「機能の提供」ではなく「業務へ
のフィット感」を再優先に
• 実務担当者として本当に効率的なシステ
ム、経営者として本当に見たい数字が見
れるシステムを目指す
- 64. 受託開発脳から自社開発脳へ切り替えの7つの壁
• 2年以上前に書いたブログ
http://blog.velc.jp/post/26303968292/7
• ほんとうの意味でのブレスト
• 自分のアイデアの問題点を直視するのが苦手
• 人を巻き込むのが苦手
• 誰かが答えを持っていると思ってしまう
• 自分たちとの戦い
• 最初にウケなかったら諦めてしまう
• 継続的改善が苦手
• 壁自体は今でもだいたい同じだと思う
- 65. 今回感じた課題
• ユーザからのフィードバックの扱い
• 対応する・しない、優先順位、スケ
ジュール感など
• Webサービスの場合のプロモーション
• PattoはB向けソリューション型だった
ので、目指すユーザ数が全然違う
• 直接ユーザからヒアリングする重要性
• 特に「どう使っているのか」
- 69. • オーバーアサインにならないように
• 続けられないと意味がない
• マネージャーの舵取りが最重要
• 自社サービス開発を急がない・焦らない
• それぞれの違いを意識して学ぶ姿勢
• 好き嫌いをしない
• 技術分野以外への興味・取り組み