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s09_2022sli_【北大水】株)大納鈑金.pdf

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s09_2022sli_【北大水】株)大納鈑金.pdf

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「アカイカ」は日本で多く漁獲されるイカの一種で、北太平洋の沖合に広く生息し、スルメイカの代替として裂きイカの原料に使われている。日本以外でも中国、韓国、台湾、ロシアなどがアカイカを漁獲しており、近年その資源量は減少傾向にある一方、具体的な管理方策は未だ確立されていない。アカイカ資源を適切に管理し、持続可能な漁業を可能にするためには、自国だけでなく他国がいつどこで漁業を行っているかを知る必要があるが、他国の活動を把握するのは容易ではない。そこで注目したのが、人命安全のために漁船に搭載されている自動船舶識別装置(AIS)である。AISは人工衛星からデータの取得が可能で、国籍、速度、位置情報などが含まれていることから、各国の漁船の動きをつぶさに観察することができる。我々はAISデータを用いて、日本漁船団だけでなく中国、台湾漁船団を追跡し、その動きから漁場の分布と変動の解析を行った。

「アカイカ」は日本で多く漁獲されるイカの一種で、北太平洋の沖合に広く生息し、スルメイカの代替として裂きイカの原料に使われている。日本以外でも中国、韓国、台湾、ロシアなどがアカイカを漁獲しており、近年その資源量は減少傾向にある一方、具体的な管理方策は未だ確立されていない。アカイカ資源を適切に管理し、持続可能な漁業を可能にするためには、自国だけでなく他国がいつどこで漁業を行っているかを知る必要があるが、他国の活動を把握するのは容易ではない。そこで注目したのが、人命安全のために漁船に搭載されている自動船舶識別装置(AIS)である。AISは人工衛星からデータの取得が可能で、国籍、速度、位置情報などが含まれていることから、各国の漁船の動きをつぶさに観察することができる。我々はAISデータを用いて、日本漁船団だけでなく中国、台湾漁船団を追跡し、その動きから漁場の分布と変動の解析を行った。

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s09_2022sli_【北大水】株)大納鈑金.pdf

  1. 1. 宇宙からイカ漁船団追ってみた 株)⼤納鈑⾦ ⼤納進太郎 北海道⼤学⽔産科学院 衛星資源計測学研究室
  2. 2. 研究背景~アカイカについて~ アカイカ(Ommastrephes Bartramii) 世界中の温帯に広く分布 スルメイカの代替品として裂きイカやイカロールの原料として利⽤ 世界のイカの分布(⾕津ら, 1999) アカイカ(市場⿂⾙類図鑑)
  3. 3. 研究背景~アカイカの研究⽅法~ 今までの研究⽅法 航海⽇誌に記載される位置情報、漁獲量データ (Liu et al., 2015) ⼈⼯衛星の夜間可視画像で⾒える漁船位置と漁⽕ (NASA World View操作画⾯) どこの国の漁船︖ 他の国の情報は 取得が難しい ⾃分の国の情報だけ=広く⽣息するアカイカの⼀部しか観測されない
  4. 4. 研究背景~AIS~ ⾃動船舶識別装置(AIS) (第七管区海上保安本部 ホームページ) 船上のモニター画⾯ (FURUNO ホームページ) AISから分かること 国籍、船名、速度、針路、 船⾸⽅位など 2008年に衛星からも取得が可能 になった。 このデータを使えば、国籍を問わず アカイカ漁船⾒れるかも︖︖
  5. 5. 研究⽅法 Global Fishing Watch 操作画⾯ (イカ釣り漁船 のみ表⽰) ⽇本のアカイカ漁場 中国、台湾、韓国などの漁場 ⽇本22隻、中国45隻、台湾69隻のデータを取得 ⽇本22隻、中国45隻、台湾69隻のデータを取得
  6. 6. 研究結果 ⽇本、中国、台湾漁船の2018年7⽉23⽇10時のスナップショット
  7. 7. まとめ 国籍の判別が可能な⾃動船舶識別装置(AIS)データを⽤いて, ⽇本,中国,台湾のアカイカ漁船の活動を追跡。 ・⽇本漁船団は東経180°付近で操業。 ・中国漁船団は5⽉~7⽉上旬は⽇本漁船団の近く、それ以降は東経160°付近。 ・台湾漁船団は東経160°付近、中国漁船団の北東域で操業。
  8. 8. これからの展望 中国、台湾の「漁場」と海⾯⽔温データ、海⾯⾼度データ • ⽇本の漁船データだけではわからな かった漁場の特性が⾒える︕ • 新たな漁場を特定できるかも︖︖ AISデータから「漁場」を特定 漁場と⼈⼯衛星取得の環境データを合わせる

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