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Stac2021 [初学者向け]ローコード開発におけるテストの考え方
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Satoshi Sakashita
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ローコード開発ガイドラインをもとにPJへ適用した際に得た知識を紹介しています。
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1.
© NEC Corporation
2021 [初学者向け] ローコード開発におけるテストの考え方 2021年12月11日 日本電気株式会社 坂下 聡 ソフトウェアテスト自動化カンファレンス2021
2.
3.
ローコード開発テストガイドライン ローコード開発テストガイドラインの適用
ローコード開発テストガイドラインを適用してわかった こと 考察と今後の展望 本日の発表
4.
© NEC Corporation
2021 4 自己紹介 坂下 聡(さかした さとし) 日本電気株式会社 ソフトウェアエンジニアリング本部 エキス パート テストソリューション、テスト自動化推進担当 経歴 1993年入社 システムコンサルティングやインフラ構築、テ スト自動化ツールの開発や導入を経て、現在は テスト全般のソリューション提供とテスト自動 化技術の普及活動を担当
5.
© NEC Corporation
2021 5 ローコード開発テストガイドライン 標準部品を使う限り、単体テストや製造受入テストは不要と定義 カスタムコード部分は単体テストが必須 直接的に影響するアクティビティ 間接的に影響するアクティビティ 1.要件定義 2.外部設計 3.内部設計 4.製造・単体テスト 5.結合テスト 6.総合テスト 基本設計 機能設計 製造 単体テスト 製造 テスト 設計 テスト 実施 総合テスト計画 結合テスト計画 単体テスト計画 単体テスト設計 再確認 単体テスト準備 単体テスト実施 製造受入 テストデータ 準備 単体テスト設計 結合テスト準備 結合テスト実施 総合テスト準備 結合テスト実施 この赤枠内の アクティビティが影響し 実施、繰返実施、不要となる STAC2020再掲
6.
© NEC Corporation
2021 6 ローコード開発テストガイドラインの適用 今回はアジャイル開発での適用検証を実施 要件 定義 従来の開発 詳細 設計 コーディング & 単体テスト 要件定義 &設計 基本 設計 結合 テスト 総合 テスト ローコード 開発 (工数イメージ) 結合 テスト 総合 テスト 基本的には同じ 自動生成に より短縮 モデル適用に より一体的 短期に繰返すことで 精度向上が可能 アジャイル型 リリース 要件定義 ~総合テスト リリース 要件定義 ~総合テスト リリース 要件定義 ~総合テスト … 開発スタイルは 大きく2パターン 基本的には従来と同じ WF型(プロトタイプ開発) 結合 テスト 総合 テスト … 要件定義 ~単体テスト リリース UI開発をイテレーティブに実施 UI開発後は通常のWFと同様 今回はこちらに 適用
7.
© NEC Corporation
2021 7 今回利用したローコード開発ツール Mendixについて 各種コンポーネントを活用したブロックプログラミングで作らない開発をサポート アプリケーションの要件定義から実装までを高速化し、リリースサイクルを大幅に 短縮 UMLベースでオブジェクト、属性、関連を定義し データ設計 アプリのページ構成や表示項目・ボタン等を配置 UI部品を再利用できるUI設計 フローチャート形式のビジネスロジック設計と カスタムコードによる拡張に対応 •設計要素であるモデルを解釈して アプリケーションを実行します。 •フローチャートで表現できない処理や、 既存の非Mendix部品の組み込みは、 サーバ側はJavaで、クライアント側は JavaScriptで記述し、それぞれ マイクロフロー、ナノフローから 呼び出します。 ユーザインターフェース (ページ) アプリケーションロジック (マイクロフロー・ナノフロー) データ構造 (ドメインモデル) • ウィジェット • コネクタ • モジュール • デザイン • アプリサンプル 要件定義・設計・実装の スピードアップ Marketplace
8.
© NEC Corporation
2021 8 ローコード開発テストガイドラインを適用してわかったこと 標準部品といえど、設定情報の確認レビューは品質を担保する意味で必要 作成した処理フローの単体テストは想定通り必要 Mendixで作成した画面(Page) 標準部品 処理フロー(アプリケーションロジック)
9.
© NEC Corporation
2021 9 ローコード開発テストガイドラインを適用してわかったこと オウンコーディングを極力へらすことでテスト範囲を削減可能 複数のPJで共通する機能があれば、共通部品化して品質担保したものを整備する ことで、該当機能のホワイトボックステストが不要になる 基本設計書は、記載量を減らすことは可能 画面のキャプチャーを貼り付けて、各項目の仕様を一覧で記載 処理仕様は、処理フローで記載できる粒度で記入 テスト仕様書を基本設計書の内容と対になるように記載 詳細設計書は、各部品の実際の設定自体を詳細設計書として扱うと便利 レビューは設定を見ながら実施 など
10.
© NEC Corporation
2021 10 ローコード開発テストガイドラインを適用してわかったこと 単体テストは一部省略可能だが、結合テスト以降は通常の開発と変わらない 単体テスト ローコード開発ツールの提供元(今回はMendix)から提供される、標準部品や部品提供サイト (MendixではMarketPlace)の部品に対しては、ホワイトボックステストは不要 処理フロー(アプリケーションロジック)には、分岐を網羅するテストは必要 結合テスト以降 通常の開発と同じく、アプリ内の画面遷移、アプリ間のインターフェースのテスト、外部シス テムとのインターフェースのテストを実施
11.
© NEC Corporation
2021 11 ローコード開発テストガイドラインを適用してわかったこと メトリクスの測定にはサードパーティ製ツールは必要である コード分析例
12.
© NEC Corporation
2021 12 考察と今後の展望 ローコード開発の普及にともなうテストの事例増加に期待 考察 ローコード開発テストガイドラインの方向性は間違っていなかった 自動テストの導入評価が現状できていないので、ツールの適正評価も今後要検討 今後の展望 開発方式(ウォーターフォール、アジャイル)でのテストガイドラインを精査 品質指標との関連性を明確化 自動テストの導入とテスト管理ツール利用時の評価
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