SlideShare a Scribd company logo
1 of 13
Download to read offline
高齢者施設
①シーサイドかろ他(山田)
②さんりくの園(越喜来)
③リバーサイド春圃(気仙沼)
④慈恵園(南三陸)
⑤不老園(東松島)
⑥潮音荘(仙台)
⑦うらやす(名取)
⑧梅香園・福寿の園(山元)
⑨ヨッシーランド(南相馬)
参考1:双葉病院
参考2:高野病院
①シーサイドかろ他(山田)
・海岸に面した標高4mで・一部3階建て。
・山田湾よりも背後の船越湾から大きな津波が襲った。
・施設裏手の1次避難先の広場から高台(海洋センター)へ
の避難が遅れ、利用者96名の内74名、職員48名の内1
4名が犠牲となった。
・隣接の重度障害者施設「はまなす学園」は海洋センター
に無事避難。
・越喜来湾の海岸から1km、標高15m、2階建て
・1段高い隣接の越喜来中学校は津波被害なし
・津波避難を想定できず、余震に備え中庭に1次避
難中に津波が襲来
・入所者56名、職員1名が犠牲に。
さんりくの園
②さんりくの園(越喜来)
・海岸線から約400m、河川沿いの2階建て
・2階に避難するも津波は2階に到達、犠牲者は47
名、翌日に避難所でも低体温で12名が死亡
・河口付近の光が丘保養園では津波は1階を超えた
が人命被害なし(ただし、ガレキによって孤立)
リバーサイド春圃
光が丘保養園
③リバーサイド春圃(気仙沼)
・標高12mの中学校跡地にできた地域の福祉拠点
・津波避難場所にも指定されていた。
・津波に気づき、隣接する標高40mの志津川高校に避難開始す
るも間に合わず、入所者48名職員1名が犠牲となった。
④慈恵園(南三陸)
震災翌年の慈恵園
跡地にできたJA南三陸 内陸側で再開した慈恵園
2012年4月
2016年4月 2016年4月
・松島湾に面した標高1mにある平屋の特養グルー
プホーム、デイサービス施設
・津波は東の野蒜海岸から襲来
・津波避難途中、および避難先の野蒜小学校
体育館で入所者・利用者66名、職員11名が犠牲と
なった。
⑤不老園(東松島)
・海岸から約800mに位置する2階建ての特養。
・車で避難中に入所者6名、職員2名が死亡
・2階に避難した残留者は無事
⑥潮音荘(仙台)
・特養は平屋、ケアハウスは3階建て
・第1陣はケアハウスに避難し無事
・第2陣は警察官の指示で閖上中学校に向か
うも避難途中で被災
・第3陣も避難前に被災
・犠牲者は入所者43名、職員4名
⑦うらやす(名取)
・海岸から松林を挟んだ所にある平屋
・車で内陸部へ避難途中に被災
・入所者59名、職員23名が犠牲となった
梅香園・福寿の園
山下駅
⑧梅香園・福寿の園(山元)
・海岸から2kmにある平屋
・津波浸水想定区域外。
・車で避難を開始するが、2順目直前に
津波が襲来
・利用者36名、職員1名が犠牲に
発災直後の施設(市道側の被害は軽微)
⑨ヨッシーランド(南相馬)
・解体は2013年4月に始まった
・移設しての再建は2017年10月予定
参考1:双葉病院(大熊)
・原発からの避難対策の失敗で病院
と介護施設を合わせて50名が死亡。
双葉病院
福島第1原発
参考2:高野病院(広野)
・広野町が全町避難する中で町
に残ることを決断。
高野病院
参考3:特養サンライト大熊の避難
デンソー福島(当時は操業開始前)
原発避難者2,000名が一時避難(特養(サンライト大熊)を含む)

2)高齢者施設