データ活用と聞くと、最近ではビッグデータというワードを思い浮かべるのではないでしょうか。ビッグデータを扱うためには、数学、統計学、機械学習、ディープラーニング…などなど様々な分野の知識を取り入れなくてはならず、若干ハードルが高いのではないかと敬遠しがちな人もいるのではないでしょうか。
また、ビッグデータを扱うインフラコストを気にしたり、そもそもそんなにデータがないと考えて、なかなか手が出せないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに先進的な企業においては、そのような取り組みも行われているのは事実ですが、組織に合わせて小さく始めることも可能です。小さく始めるが指す箇所としては、いきなり難しいロジックを使わずに早いサイクルで行うという点と、最初から大量のデータを扱わなくとも実施可能な範囲から始めるという点の2つの意味を指しています。
今回の発表では、ビッグデータとは言わず、まずはサービスが保有するデータとSQLを用いて、エンジニアがデータを活用し、サービス、組織に貢献する手段をいくつか提案します。また、難しい数式をエンジニアが理解しやすいSQLをベースに解説し、データ活用に踏み込めるような内容にしたいと考えております。
データ活用は昨今注目を浴びていますが、どのように進めればよいかわからない人、推進する動きがあっても実際はあまりうまくいっていないと悩んでいる人、とにかく売上を上げるために何かしら動いている人に対して、今回の発表が何らかの解決の糸口になればと思います。