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研究と実践2.0 国保さんのプレゼン
- 2. Copyright@2013
Akiko
Kokubo,
University
of
Shizuoka
2
実務家教育 V.S. 学部教育
実務家は、理論だけを教えるより、
ケース・ディスカッションで自分の思
考の限界を感じてもらった後に理論を
紹介する方が好評であることが多い。
学部生は、経営理論を説明してもイ
メージができず自分ごとになりにくい。
経営学(理論)を学ぶ学生(実務未経
験者)が実務家に批判されるのを目の
当たりにしたことで、実務と理論の乖
離を実感。
- 3. Copyright@2013
Akiko
Kokubo,
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Shizuoka
3
実務×理論=フューチャーセンター
溝は実務と理論の間ではなく、実務家
と理論家の間にある。ならば、人のつ
ながりを先に作ればいいのでは?
経営学は問題解決のための学問。なら
ば「問題解決」を中心に据え、そのプ
ロセスで理論を学べばいいのでは?
→学生と実務家が共に問題解決を行う
場として、研究室をフューチャーセン
ターに。2011年以降毎週、約70回開催。
- 4. Copyright@2013
Akiko
Kokubo,
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Shizuoka
4
フューチャーセンターとは
北欧を中心に広がっている未来のため
の対話スペース。企業、政府、自治体
などが、課題解決やイノベーションの
創造といった、何らかの目的を帯びた
対話を未来思考で行うための空間。
- 5. Copyright@2013
Akiko
Kokubo,
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Shizuoka
5
“KOKULABO”コミュニティ設立
地域の知的インフラ&問題解決のハブ
“KOKULABO”とは、教育現場と地域社会との深い溝を埋めるために、学生と社会
人が対等に交わる場を提供し、問題解決や未来への提案を行うための活動です。
- 11. Copyright@2013
Akiko
Kokubo,
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11
KOKULABOにおけるゼミの位置づけ
ゼミは3年次はプロジェクト経験、4年
次には経験の中で抱いた問題意識をも
とにした卒業研究(卒論)。卒論は
フューチャーセンターにて実務家の前
で発表する。
1,2年生
授業
3年生 4年生
輪読
プロジェクト
の実施
卒業研究
- 12. Copyright@2013
Akiko
Kokubo,
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Shizuoka
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成果?らしきもの
問題解決の場として認識されつつあり、
毎週いろんな相談事が実務家や学生か
ら持ち込まれている。小さな行動の灯
を持続させることで大きな影響力に。
学生と実務家の関係性は増え、イノ
ベーションの土壌となるweak tiesは生
まれつつある気がする。
フューチャーセンター参加者が大学院
の授業を履修してくれたり、その逆も
発生中。
- 13. Copyright@2013
Akiko
Kokubo,
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13
今後の課題
大学へ足を運ぶための精神的ハードル
はかなり下げたが、協働研究という面
ではまだ模索中というところ。院生・
研究者の不在、機密保持がネックか。
市場主導型イノベーション(らしきも
の)への偏り。技術主導型は今後の課
題。
2年が経った今、そろそろこの実践を研
究にまとめ、他所で転用可能な知識に
するべきではないかと感じている。
- 15. Copyright@2013
Akiko
Kokubo,
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Shizuoka
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自己紹介
経営学博士。修士までは実務家の立場
で経営学を学び、その後研究者に転向。
ビジネススクールに実務で味わってい
た苦労を解決するような知識がたくさ
ん転がっていたことで、理論なき実践
の非効率さに気づく。
静岡県立大学で経営学(組織マネジメ
ント)を教える一方で、個人として社
会人向け経営教育を請け負う。