会津若松市の情報化の取り組みと防災分野へのオープンデータ活用について紹介します。

2. 自己紹介
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目黒 純
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平成6年入庁
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会津若松市 危機管理課
※情報管理部門に１４年在籍
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LibreOffice日本語チーム
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OSMマッパー

3. について会津若松市
福島県西部に位置
人口約12万人
農業・観光業
会津大学・ICT
歴史

4. いまだ戦火に晒される城下町

5. 時には昔の話を。

7. による職員 開発・運用
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システム開発
– COBOL
– YPS
– JCL
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オンラインシステムの運用
– 基幹システム運用、バックアップ、DB最適化 etc...
全て職員が対応
– 数々の伝説が生み出される
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市役所内に電算処理経験者が多数存在

8. ITに強い職員を育てる土壌

9. 汎用機以後
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平成１５～１６年の市町村合併の時期にオープ
ン系システムに移行
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市WEBサイトの各種サービスも職員が独自開発
－新着情報RSS
－イベントカレンダー
－施設マップ

11. OSSオフィススイートの活用
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OpenOffice・LibreOfficeを全庁導入
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公文書のオープンドキュメント形式への移行
●
導入ノウハウを公開

12. スマートシティ会津若松

13. GIS活用
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住民基本台帳をGIS上のポイントとして管理
●
毎日更新

14. の空家 状況把握
© hygeta：CC-BY

15. ポイントと を例：住民 住宅地図 突合
人が住んでいない
（住民ポイントが無い）建物
↓
居住目的外の建物
↓
空家
神社店舗
空家

16. い空家疑 家屋約5,000 を件 抽出

17. ハザードマップ

18. 平成26年6月頃
防災計画の更新と合わせて
ハザードマップの更新に向けた検討を開始
●
土砂災害情報の追加
●
避難所の更新
オーバーフロー気味の担当から
業務を引き継ぐ事に

19. ハザードマップの目標
低コストかつ高クォリティな地図
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地図の状態が新しいこと
●
一軒一軒の家屋が見える
職員による作成作業が可能
●
GISによる編集
編集と再配布に制限が無いこと
●
オープンライセンスなデータ

20. OpenStreetMap

21. OpenStreetMap
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通称：地図のWikipedia
●
自由に作成・配布が可能な
地図を皆で作成
●
ソースデータを入手しGISで
扱うことが可能
創始者：Steve Coast

22. き む が なければ書 込 人 少
も ない情報 少

23. の が み市内全域 建物・道路 整備済

24. のベンチや まで公園 遊具

25. ヶ は まで鶴 城 立木一本一本

27. や は、 、 な建物 道路 航空写真 地理院地図
どから ずつトレース一軒

28. OSM Fukushima

29. QGIS
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オープンソースな汎用GIS
– 高機能
– 豊富なプラグイン
– 高品質なデザイン性能
●
H26.3福島県砂防課が
「ハザードマップ作成支援ツール」
と称してCD-ROMを各自治体に配布
– QGIS本体
– 土砂災害関連shapeデータ

30. その データが から他各種 各方面 公開
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避難所・避難場所データ
会津若松市オープンデータ
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河川浸水域データ
国土数値情報

31. データ国土地理院 標高点
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等高線の生成に必要な高度データ
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測量法の制限から、配布の際には申請を行い許
可を得る必要がある
– 配布の度に申請が必要
※地理院の中の皆さんはデータ利用の垣根を下げるた
め
並々ならぬ努力をされています。
特にWEB地図の技術はトップクラス

32. SRTM データ標高
●
Shuttle
Rader
Topography
Mission
●
スペースシャトルからのレー
ザー計測による地表面の地形
データ

33. データから を標高 等高線 作成

34. OSMから と のインポート道路 建物

35. の土砂災害情報 追加

36. の浸水情報 追加

37. など の避難場所 施設 追加

40. 1mm
OSM＞QGIS>PDF
しても くならない拡大 荒

41. 1mm
OSMソースデータ ベクトルデータ＝

42. 約52,000 へ世帯 配布

43. WEB版：拡大表示可能

44. いたいこと今後行

45. 今後：立体版HMの提供

46. プロジェクトそのものを今後： 配布

47. の今後：地域独自 HMを に作成可能

48. あなたのまちのハザードマップも
その で れるはず手 作

49. の データと行政 地理 地図

50. の富田林市 事例
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市が所有する測量データをオープンデータとし
て公開
●
OSMにインポート
●
OSMを業務利用

51. データの市有 公共化
OSM
測
量
情
報
OD
地
図
の
更
新
地
図
の
利
用
楽
し
く
地
図
づ
く
り
地
図
の
利
用

53. は であるべき地図 公共的
●
あらゆる行政情報が位置情報に関連付けされて
いく
●
地図同士には必ずズレがある
●
特定地図に対するデータの精度向上
＝データがロックインされやすくなる
●
OSMを自治体と市民との協業によって高精度か
つ公共性の高い地図として育てていきたい

54. ありがとうございました。