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〜 孫子に学ぶ 〜
QA組織の立上げカタ
2019年07月18日
やまもと くにお
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アジェンダ
■ はじめに
■ 基本のカタ
■ プロジェクト毎の入りカタ
■ プロジェクト毎の捌きカタ
■ QA・テスト組織の育てカタ
■ 終わらせカタ・・・
■ まとめ
(孫武)
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はじめに
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はじめに
■ 本資料は、講演者の考え方をベースに推進した事例をご紹介したもの
であり、全ての組織で適用可能な内容ではありませんので、ご注意くだ
さい。
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はじめに 〜 自己紹介 〜
■■■■ 職 歴 ■■■■
[~‘03] 日本プロセス株式会社
[~‘05] アットネットホーム株式会社
[~‘11] ソニーDNA株式会社
[~‘13] NHN Japan 株式会社
[~‘15] 株式会社 ディー・エヌ・エー
[~‘16] 株式会社 メルカリ
[~‘17] 株式会社 mediba
[~‘18] 株式会社 アカツキ 
[現 職] 株式会社 ビズリーチ 
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基本のカタ
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「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」

■ 彼を知る(プロジェクト、組織)

• SW開発規模
• SW開発方法論
• プロジェクトの特性
■ 己を知る(組織、業界、自身)

• QA工数の比率
• QAメンバーの単価感
• QAメンバーの人員計画
基本のカタ 〜 知彼知己、百戰不殆 〜
(荘子)
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■ 彼を知る(プロジェクト、組織)

• SW開発規模
– 工数(人月・人日・人時)
– 画面数・アイテム数
– ファンクションポイント数・機能数
• SW開発方法論
– ウォーターフォール
– 反復型・スパイラル・RUP
– アジャイル・スクラム・リーン
• プロジェクトの特性
– 自社サービス・自社開発
– 自社サービス・社外開発
– 他社サービス・受注開発(社内)
– 他社サービス・受発注開発(社外)
基本のカタ 〜 知彼知己、百戰不殆 〜
(老子)
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■ 己を知る(組織、業界、自身)

• QA工数の比率
– ソフトウェア開発データ白書(IPA)
– 他社の事例
– サービス・プロダクトのフェーズ
• QAメンバーの単価感
– 直接雇用(正社員・契約社員・アルバイト)
– 業務委託・常駐派遣
– リモート(ニアショア・オフショア)
• QAメンバーの人員計画
– 事業計画&人員計画(With トレーニング計画)
– 母集団形成・面談・面接・採用
– 予約・発注・調達
基本のカタ 〜 知彼知己、百戰不殆 〜
(孟子)
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■ 事例:組織立上げ時
基本のカタ 〜 知彼知己、百戰不殆 〜
QA組織って、どれくらい人が必要なの?
IPA(経産省所管)の情報によると・・・
情報通信業のソフトウェア開発データ白書に
は、結合・総合テストで 30−40%です
30−40%って、多すぎない?
結合・総合テストの合計値なので、
総合テストだけだと、 20%くらいです
20%って、IPAのデータだから、大手のメー
カーとかじゃないの?
M社でも、スクラムチームに 1名QAがいて、
約15〜30%だそうです
またアジャイルサムライでも 5つのロールの1
つとして、QAが定義されています
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■ 工程別の工数比率
「ソフトウェア開発データ白書 2018−2019 情報通信作業編」から抜粋
基本のカタ 〜 知彼知己、百戰不殆 〜
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プロジェクト毎の入りカタ
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「兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり」

■ 兵は拙速なるを聞く

• 稚拙・少数でも入る
• ともに戦う姿勢を見せる
• 勝算なきは戦わず
■ 巧久なるを睹ざるなり

• 長大な計画
• 重厚なプロセス・ロジック
• 時間こそが最強のリソース
プロジェクト毎の入りカタ 〜 兵聞拙速、未睹巧之久也 〜
(諸葛亮)
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■ 兵は拙速なるを聞く(早くてうまくいったという話は聞く)
〜 基本のカタが、できていることが前提です 〜

• 稚拙・少数でも入る
– 何をしていいかわからない (斥候 :分析・調査)
– 急な依頼で、とにかくバグ検出 (遊撃 :探索的テスト)
– 重要機能・メインパスのテスト (工兵 :スモークテスト)
• ともに戦う姿勢を見せる
– 並行実施によるリードタイム削減(兵力展開 :リソース調達)
– 既存データから可視化・分析 (武器供給 :テスト専門性)
– 仕様不十分・変更への対応 (臨機応変 :変化への適応性)
• 勝算なきは戦わず
– ビジョン・スコープ (主義 :夢)
– 段取り・人員・工数 (作戦 :階段)
– 予算・スキル・調達 (兵站 :現実)
プロジェクト毎の入りカタ 〜 兵聞拙速、未睹巧之久也 〜
(曹操)
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■ 巧久なるを睹ざるなり(遅くなって上手くいったのは見たことない)

〜 基本のカタが、できていることが前提です 〜

• 長大な計画
– 数カ月先まで、詳細なガントチャートを引くと、
メンテナンスコストが膨大・増大
• 重厚なプロセス・ロジック
– プロジェクト全体を詳細に網羅したプロセス・
フロー・ロジック判断基準は、参照・変更が大変
• 時間こそが最強のリソース
– あるコンサル組織では、時間以外のリソースは
取り戻せるので、時間の有効活用を最優先
プロジェクト毎の入りカタ 〜 兵聞拙速、未睹巧之久也 〜
(贏政)
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プロジェクト毎の捌きカタ
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「それ兵の形は水に象る」

 〜 夫兵形象水、水之形、避高而趨下、兵之形、避實而撃虚、水因地而制流、兵因敵而制勝、故兵無常勢、水無常形 〜

■ 水の形は高きを避けて低きにおもむく、兵の形は実を避けて虚を撃つ

〜 水之形避高而趨下、兵之形避實而撃虚 〜

• より重要&要求が高い部分に注力
• 分析して弱点・リスクが高い部分に注力
■ 水は地によりて流を制し、兵は敵によりて勝を制す

〜 水因地而制流、兵因敵而制勝 〜

• プロジェクトの序盤に応じて、勝ち筋を考える
• プロジェクトの状況に応じて、勝ち方・落とし所を決める
■ 故に兵に常勢なく、水に常形なし

〜 故兵無常勢、水無常形 〜

• 同じプロジェクトは存在しない
• 常に変化できる備えを怠らない
プロジェクト毎の捌きカタ 〜 夫兵形象水 〜
(孔子)
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「算多きは勝つ」

 〜 多算勝 〜

■ 算多きは勝ち、算少なきは勝たず

• 戦う前に、勝算が多ければ勝ち、少なければ負ける
– 目的・目標(勝利条件)は、なに?
– Q:品質? C:コスト? D:期日?
– 戦略目的に即しているのか?(勝つことが至上?)
– 対象の分析は、十分?
– 規模(画面・機能・組合せ・ etc)
– 難易度(機能複雑度・テスト容易性・ etc)
– リソースは、十分?
– 人数・バランスは、十分?
– トレーニング・技術は、十分?
プロジェクト毎の捌きカタ 〜 多算勝 〜
(達磨大師)
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「兵とは国の大事なり

 死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり」

  〜 兵者國之大事也。死生之地、存亡之道、不可不察也。 〜

■ 死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり

• テスト・QAに、ヒト・モノ・カネ・時間をかけるのは、
組織によっては、とても大きな判断である
• デスマーチを引き起こし、プロジェクト・組織の存亡に
かかわることも、あるだろう
• だからこそ、プロフェッショナルとして、考え抜いて、
最善を尽くし、自己研鑽を重ね、変化し続ける
プロジェクト毎の捌きカタ 〜 兵者國之大事也 〜
(武王)
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QA・テスト組織の育てカタ
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「善く戦う者は、之を勢に求め、人に責めず」

  〜 故善戦者、求之於勢、不責於人 〜

■ 之を勢に求め

〜 求之於勢 〜

• 戦が巧みなものは、全体の勢い・流れを重視する

• 計画・アプローチに課題を求め・メソッド化する

■ 人に責めず

〜 求之於勢 〜

• 戦が巧みなものは、個々人の能力に過度な期待と

責任をかけない(失敗を個人のせいにしない)

QA・テスト組織の育てカタ 〜 〜
(劉備)
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「上下の欲を同じうする者は勝つ」

 〜 上下同欲者勝、以虞待不虞者勝、將能而君不御者勝 〜

■ 上下の欲を同じうする者は勝つ 

〜 上下同欲者勝 〜

• メンバー全員の目的(欲)が一つ(同じ)になっていること
– バグを出すのか? 品質を保証するのか? 重要機能だけなのか?
■ 虞を以て不虞を待つ者は勝つ
〜 以虞待不虞者勝 〜
• 自組織の準備・鍛錬をおこたらずコトにあたること
– 準備・鍛錬の状況により、相対すれば自ずと結果が出る
■ 将の能にして君の御せざる者は勝つ
〜 將能而君不御者勝 〜

• 優秀な現場リーダーを配置して、現場に権限委譲すること
QA・テスト組織の育てカタ 〜 上下同欲者勝 〜
(張飛)
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「数々賞する者は、窘しむなり

 数々罰する者は、困るるなり」

  〜 數賞者、窘也、 數罰者、困也 〜

■ 数々賞する者は、窘しむなり

• 無闇に賞・報酬を与えるのは、苦しい状況だから

• 中長期的に考えれば、正しく評価をすることが良い

■ 数々罰する者は、困るるなり

• 無闇に罰するのは、疲れている・困っているから

• 法に従わず、相手のことを思わない、ダメ出し・指摘は、

業務に窮しているためで、中長期的に賢明とは言えない

QA・テスト組織の育てカタ 〜 〜
(関羽)
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テスト・QAのキャリアパス

24

コネタ
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テスト・QAのキャリアパス

ISTQB・IVECを参考
にして

キャリアパスを

考えました!

25

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QA

スペシャリスト

(QA_SP)

QA

アナリスト

(QA_Anly)

QA

リーダー

(QA_Leader)

テストオペレーター

(Test_Operater)

テストスクリプター(実装者)

(Test_Script)

SET

プログラマー

(SET_Prog)

テスト

デザイナー(設計者)

(Test_Design)

テストリーダー

(Test_Leader)

テスト

マネージャ

(Test_Mgr)

テスト

スペシャリスト

(Test_SP)

SET

エンジニア

(SET_Eng)

SET

スペシャリスト

(SET_SP)

テスト

アーキテクト

(Test_Arc)

テスト・QAのキャリアパス(QA部署内)

Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 

QA

スペシャリスト

(QA_SP)

QA

アナリスト

(QA_Anly)

QA

リーダー

(QA_Leader)

テストオペレーター

(Test_Operater)

テストスクリプター(実装者)

(Test_Script)

SET

プログラマー

(SET_Prog)

テスト

デザイナー(設計者)

(Test_Design)

テストリーダー

(Test_Leader)

テスト

マネージャ

(Test_Mgr)

テスト

スペシャリスト

(Test_SP)

SET

エンジニア

(SET_Eng)

SET

スペシャリスト

(SET_SP)

テスト

アーキテクト

(Test_Arc)

テスト・QAのキャリアパス(外部での呼称)

QA

スペシャリスト

QA

リーダー

QAオペレーター

SET

スペシャリ
スト

SET

Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 

QA

スペシャリスト

(QA_SP)

QA

アナリスト

(QA_Anly)

QA

リーダー

(QA_Leader)

SET

プログラマー

(SET_Prog)

テスト

デザイナー(設計者)

(Test_Design)

テストリーダー

(Test_Leader)

テスト

マネージャ

(Test_Mgr)

テスト

スペシャリスト

(Test_SP)

SET

エンジニア

(SET_Eng)

SET

スペシャリスト

(SET_SP)

テスト

アーキテクト

(Test_Arc)

テスト・QAのキャリアパス(他職種へのパス)

SEPG
PM

バックエンド

エンジニア

PMO

フロント

エンジニア

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テスト・QAのスキル・評価方法
4-2

29

コネタ
Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 

テスト・QAのスキル・評価方法

Test.SSF

を参考にして

スキル&評価方法

を考えました!

30

Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 

テスト・QAのスキル・評価方法

31

■ 各項目をチェック

項目 出典
レベル



Level1 Level2 Level3 Level4 Level5 Level6 Level7
基礎・リテラシー 
 対象デバイス (PC・スマホ) 
 
 
 
 
 
 

基礎・リテラシー 
 対象サービス (Web・アプリ) 
 
 
 
 
 
 

基礎・リテラシー 
 業務ツール (Slack・Wiki・Git ) 
 
 
 
 
 
 

基礎・リテラシー 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 

基礎・リテラシー 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 

テスト実行 IVEC テスト実施能力 
 
 
 
 
 
 

テスト実行 IVEC 不具合報告 
 
 
 
 
 
 

テスト実行 IVEC UX(ユーザー目線) 
 
 
 
 
 
 

テスト実行 - DB・SQL 
 
 
 
 
 
 

テスト実行 - Webシステム基礎 
 
 
 
 
 
 

テスト設計 IVEC チェックリスト作成 
 
 
 
 
 
 

テスト設計 JSTQB テスト技法 
 
 
 
 
 
 

テスト設計 - ドキュメント作成 
 
 
 
 
 
 

テスト設計 
 仕様書レビュー 
 
 
 
 
 
 

テスト設計 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 

テストマネージメント JSTQB テスト計画 
 
 
 
 
 
 

テストマネージメント JSTQB テスト管理 
 
 
 
 
 
 

テストマネージメント iCD 見積もり 
 
 
 
 
 
 

テストマネージメント iCD
 リスクマネージメント 
 
 
 
 
 
 

テストマネージメント iCD プロジェクトマネージメント 
 
 
 
 
 
 

テストエンジニア 
 テスト自働化 
 
 
 
 
 
 

テストエンジニア 
 ツール 
 
 
 
 
 
 

テストエンジニア 
 CI・構成管理 
 
 
 
 
 
 

テストエンジニア 
 Web開発基礎 
 
 
 
 
 
 

テストエンジニア 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 

品質管理 iCD・QC 
 品質基礎 - 
 
 
 
 
 

品質管理 iCD・QC 品質マネージメント 
 
 
 
 
 
 

品質管理 iCD・QC 
 品質測定・評価 
 
 
 
 
 
 

品質管理 iCD・QC 品質分析・評価 
 
 
 
 
 
 

品質管理 iCD・QC 品質計画に関する手法 
 
 
 
 
 
 

プロセスQA PMBOK・TPI NEXT プロセス改善 
 
 
 
 
 
 

プロセスQA PMBOK・TPI NEXT プロセス設計 
 
 
 
 
 
 

プロセスQA 
 KPI作成 
 
 
 
 
 
 

プロセスQA 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 

プロセスQA 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 

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■ キャリアとスキルセットをあわせて評価

テスト・QAのスキル・評価方法

32

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終わらせカタ
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終わらせカタ
・・・世の中には・・・

意図して終わらせる時と

意図しないで終わる時と

あります!!

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「メテオ」「ハルマゲドン」「ラグナログ」

■ メテオ
• 滅亡レベルの天災が発生して、終焉を迎える
■ ハルマゲドン
• 親会社・経営層の判断で、終焉を迎える
■ ラグナロク
• 組織・組織長(神々)同士の争いに巻き込まれ、
終焉を迎える
・・・終わらせりカタ・・・
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「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。

 戦はずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」

  〜 百戰百勝、非善之善者也、不戰而屈人之兵、善之善者也 〜

■ 戦はずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり
〜 不戰而屈人之兵、善之善者 〜

• 戦わずして兵を屈し、テストせずしてバグがないことが望ましい
・・・見たことないですけど・・・
■ 国を全うするを上と為し、国を破るは之に次ぐ
〜 不戰而屈人之兵、善之善者也 〜

• 敵国を保全した状態で傷つけずに攻略するのが上策であり、
敵国を撃ち破って勝つのは次善の策である
• QA組織がない状態でも健全な状態が最良!
終わらせカタ・・・ 〜 不戰而屈人之兵、善之善者也 〜
(太公望)
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まとめ
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まとめ
■ 予算&ニュースソース重要
• 予算感:結合・総合テスト工数:40%、総合テスト工数:20%
• 出典元:IPAのソフトウェア開発データ白書(2018-2019)
■ 拙速&臨機応変
• 時間は取り戻せない、まずは共に戦う
• チームと計画は、水のごとし
■ チーム一丸
• バグを憎んで、ヒトを憎まず、All For One
• 公平な評価・法が、組織を作る
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おしまい
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ご清聴

ありがとう

ございました!

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  • 1. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 〜 孫子に学ぶ 〜 QA組織の立上げカタ 2019年07月18日 やまもと くにお
  • 2. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. アジェンダ ■ はじめに ■ 基本のカタ ■ プロジェクト毎の入りカタ ■ プロジェクト毎の捌きカタ ■ QA・テスト組織の育てカタ ■ 終わらせカタ・・・ ■ まとめ (孫武)
  • 3. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. はじめに
  • 4. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. はじめに ■ 本資料は、講演者の考え方をベースに推進した事例をご紹介したもの であり、全ての組織で適用可能な内容ではありませんので、ご注意くだ さい。
  • 5. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. はじめに 〜 自己紹介 〜 ■■■■ 職 歴 ■■■■ [~‘03] 日本プロセス株式会社 [~‘05] アットネットホーム株式会社 [~‘11] ソニーDNA株式会社 [~‘13] NHN Japan 株式会社 [~‘15] 株式会社 ディー・エヌ・エー [~‘16] 株式会社 メルカリ [~‘17] 株式会社 mediba [~‘18] 株式会社 アカツキ  [現 職] 株式会社 ビズリーチ 
  • 6. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 基本のカタ
  • 7. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
 ■ 彼を知る(プロジェクト、組織)
 • SW開発規模 • SW開発方法論 • プロジェクトの特性 ■ 己を知る(組織、業界、自身)
 • QA工数の比率 • QAメンバーの単価感 • QAメンバーの人員計画 基本のカタ 〜 知彼知己、百戰不殆 〜 (荘子)
  • 8. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. ■ 彼を知る(プロジェクト、組織)
 • SW開発規模 – 工数(人月・人日・人時) – 画面数・アイテム数 – ファンクションポイント数・機能数 • SW開発方法論 – ウォーターフォール – 反復型・スパイラル・RUP – アジャイル・スクラム・リーン • プロジェクトの特性 – 自社サービス・自社開発 – 自社サービス・社外開発 – 他社サービス・受注開発(社内) – 他社サービス・受発注開発(社外) 基本のカタ 〜 知彼知己、百戰不殆 〜 (老子)
  • 9. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. ■ 己を知る(組織、業界、自身)
 • QA工数の比率 – ソフトウェア開発データ白書(IPA) – 他社の事例 – サービス・プロダクトのフェーズ • QAメンバーの単価感 – 直接雇用(正社員・契約社員・アルバイト) – 業務委託・常駐派遣 – リモート(ニアショア・オフショア) • QAメンバーの人員計画 – 事業計画&人員計画(With トレーニング計画) – 母集団形成・面談・面接・採用 – 予約・発注・調達 基本のカタ 〜 知彼知己、百戰不殆 〜 (孟子)
  • 10. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. ■ 事例:組織立上げ時 基本のカタ 〜 知彼知己、百戰不殆 〜 QA組織って、どれくらい人が必要なの? IPA(経産省所管)の情報によると・・・ 情報通信業のソフトウェア開発データ白書に は、結合・総合テストで 30−40%です 30−40%って、多すぎない? 結合・総合テストの合計値なので、 総合テストだけだと、 20%くらいです 20%って、IPAのデータだから、大手のメー カーとかじゃないの? M社でも、スクラムチームに 1名QAがいて、 約15〜30%だそうです またアジャイルサムライでも 5つのロールの1 つとして、QAが定義されています
  • 11. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. ■ 工程別の工数比率 「ソフトウェア開発データ白書 2018−2019 情報通信作業編」から抜粋 基本のカタ 〜 知彼知己、百戰不殆 〜
  • 12. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. プロジェクト毎の入りカタ
  • 13. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 「兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり」
 ■ 兵は拙速なるを聞く
 • 稚拙・少数でも入る • ともに戦う姿勢を見せる • 勝算なきは戦わず ■ 巧久なるを睹ざるなり
 • 長大な計画 • 重厚なプロセス・ロジック • 時間こそが最強のリソース プロジェクト毎の入りカタ 〜 兵聞拙速、未睹巧之久也 〜 (諸葛亮)
  • 14. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. ■ 兵は拙速なるを聞く(早くてうまくいったという話は聞く) 〜 基本のカタが、できていることが前提です 〜
 • 稚拙・少数でも入る – 何をしていいかわからない (斥候 :分析・調査) – 急な依頼で、とにかくバグ検出 (遊撃 :探索的テスト) – 重要機能・メインパスのテスト (工兵 :スモークテスト) • ともに戦う姿勢を見せる – 並行実施によるリードタイム削減(兵力展開 :リソース調達) – 既存データから可視化・分析 (武器供給 :テスト専門性) – 仕様不十分・変更への対応 (臨機応変 :変化への適応性) • 勝算なきは戦わず – ビジョン・スコープ (主義 :夢) – 段取り・人員・工数 (作戦 :階段) – 予算・スキル・調達 (兵站 :現実) プロジェクト毎の入りカタ 〜 兵聞拙速、未睹巧之久也 〜 (曹操)
  • 15. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. ■ 巧久なるを睹ざるなり(遅くなって上手くいったのは見たことない)
 〜 基本のカタが、できていることが前提です 〜
 • 長大な計画 – 数カ月先まで、詳細なガントチャートを引くと、 メンテナンスコストが膨大・増大 • 重厚なプロセス・ロジック – プロジェクト全体を詳細に網羅したプロセス・ フロー・ロジック判断基準は、参照・変更が大変 • 時間こそが最強のリソース – あるコンサル組織では、時間以外のリソースは 取り戻せるので、時間の有効活用を最優先 プロジェクト毎の入りカタ 〜 兵聞拙速、未睹巧之久也 〜 (贏政)
  • 16. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. プロジェクト毎の捌きカタ
  • 17. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 「それ兵の形は水に象る」
  〜 夫兵形象水、水之形、避高而趨下、兵之形、避實而撃虚、水因地而制流、兵因敵而制勝、故兵無常勢、水無常形 〜
 ■ 水の形は高きを避けて低きにおもむく、兵の形は実を避けて虚を撃つ
 〜 水之形避高而趨下、兵之形避實而撃虚 〜
 • より重要&要求が高い部分に注力 • 分析して弱点・リスクが高い部分に注力 ■ 水は地によりて流を制し、兵は敵によりて勝を制す
 〜 水因地而制流、兵因敵而制勝 〜
 • プロジェクトの序盤に応じて、勝ち筋を考える • プロジェクトの状況に応じて、勝ち方・落とし所を決める ■ 故に兵に常勢なく、水に常形なし
 〜 故兵無常勢、水無常形 〜
 • 同じプロジェクトは存在しない • 常に変化できる備えを怠らない プロジェクト毎の捌きカタ 〜 夫兵形象水 〜 (孔子)
  • 18. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 「算多きは勝つ」
  〜 多算勝 〜
 ■ 算多きは勝ち、算少なきは勝たず
 • 戦う前に、勝算が多ければ勝ち、少なければ負ける – 目的・目標(勝利条件)は、なに? – Q:品質? C:コスト? D:期日? – 戦略目的に即しているのか?(勝つことが至上?) – 対象の分析は、十分? – 規模(画面・機能・組合せ・ etc) – 難易度(機能複雑度・テスト容易性・ etc) – リソースは、十分? – 人数・バランスは、十分? – トレーニング・技術は、十分? プロジェクト毎の捌きカタ 〜 多算勝 〜 (達磨大師)
  • 19. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 「兵とは国の大事なり
  死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり」
   〜 兵者國之大事也。死生之地、存亡之道、不可不察也。 〜
 ■ 死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり
 • テスト・QAに、ヒト・モノ・カネ・時間をかけるのは、 組織によっては、とても大きな判断である • デスマーチを引き起こし、プロジェクト・組織の存亡に かかわることも、あるだろう • だからこそ、プロフェッショナルとして、考え抜いて、 最善を尽くし、自己研鑽を重ね、変化し続ける プロジェクト毎の捌きカタ 〜 兵者國之大事也 〜 (武王)
  • 20. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. QA・テスト組織の育てカタ
  • 21. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 「善く戦う者は、之を勢に求め、人に責めず」
   〜 故善戦者、求之於勢、不責於人 〜
 ■ 之を勢に求め
 〜 求之於勢 〜
 • 戦が巧みなものは、全体の勢い・流れを重視する
 • 計画・アプローチに課題を求め・メソッド化する
 ■ 人に責めず
 〜 求之於勢 〜
 • 戦が巧みなものは、個々人の能力に過度な期待と
 責任をかけない(失敗を個人のせいにしない)
 QA・テスト組織の育てカタ 〜 〜 (劉備)
  • 22. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 「上下の欲を同じうする者は勝つ」
  〜 上下同欲者勝、以虞待不虞者勝、將能而君不御者勝 〜
 ■ 上下の欲を同じうする者は勝つ 
 〜 上下同欲者勝 〜
 • メンバー全員の目的(欲)が一つ(同じ)になっていること – バグを出すのか? 品質を保証するのか? 重要機能だけなのか? ■ 虞を以て不虞を待つ者は勝つ 〜 以虞待不虞者勝 〜 • 自組織の準備・鍛錬をおこたらずコトにあたること – 準備・鍛錬の状況により、相対すれば自ずと結果が出る ■ 将の能にして君の御せざる者は勝つ 〜 將能而君不御者勝 〜
 • 優秀な現場リーダーを配置して、現場に権限委譲すること QA・テスト組織の育てカタ 〜 上下同欲者勝 〜 (張飛)
  • 23. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 「数々賞する者は、窘しむなり
  数々罰する者は、困るるなり」
   〜 數賞者、窘也、 數罰者、困也 〜
 ■ 数々賞する者は、窘しむなり
 • 無闇に賞・報酬を与えるのは、苦しい状況だから
 • 中長期的に考えれば、正しく評価をすることが良い
 ■ 数々罰する者は、困るるなり
 • 無闇に罰するのは、疲れている・困っているから
 • 法に従わず、相手のことを思わない、ダメ出し・指摘は、
 業務に窮しているためで、中長期的に賢明とは言えない
 QA・テスト組織の育てカタ 〜 〜 (関羽)
  • 24. Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 
 テスト・QAのキャリアパス
 24
 コネタ
  • 25. Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 
 テスト・QAのキャリアパス
 ISTQB・IVECを参考 にして
 キャリアパスを
 考えました!
 25

  • 26. Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 
 QA
 スペシャリスト
 (QA_SP)
 QA
 アナリスト
 (QA_Anly)
 QA
 リーダー
 (QA_Leader)
 テストオペレーター
 (Test_Operater)
 テストスクリプター(実装者)
 (Test_Script)
 SET
 プログラマー
 (SET_Prog)
 テスト
 デザイナー(設計者)
 (Test_Design)
 テストリーダー
 (Test_Leader)
 テスト
 マネージャ
 (Test_Mgr)
 テスト
 スペシャリスト
 (Test_SP)
 SET
 エンジニア
 (SET_Eng)
 SET
 スペシャリスト
 (SET_SP)
 テスト
 アーキテクト
 (Test_Arc)
 テスト・QAのキャリアパス(QA部署内)

  • 27. Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 
 QA
 スペシャリスト
 (QA_SP)
 QA
 アナリスト
 (QA_Anly)
 QA
 リーダー
 (QA_Leader)
 テストオペレーター
 (Test_Operater)
 テストスクリプター(実装者)
 (Test_Script)
 SET
 プログラマー
 (SET_Prog)
 テスト
 デザイナー(設計者)
 (Test_Design)
 テストリーダー
 (Test_Leader)
 テスト
 マネージャ
 (Test_Mgr)
 テスト
 スペシャリスト
 (Test_SP)
 SET
 エンジニア
 (SET_Eng)
 SET
 スペシャリスト
 (SET_SP)
 テスト
 アーキテクト
 (Test_Arc)
 テスト・QAのキャリアパス(外部での呼称)
 QA
 スペシャリスト
 QA
 リーダー
 QAオペレーター
 SET
 スペシャリ スト
 SET

  • 28. Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 
 QA
 スペシャリスト
 (QA_SP)
 QA
 アナリスト
 (QA_Anly)
 QA
 リーダー
 (QA_Leader)
 SET
 プログラマー
 (SET_Prog)
 テスト
 デザイナー(設計者)
 (Test_Design)
 テストリーダー
 (Test_Leader)
 テスト
 マネージャ
 (Test_Mgr)
 テスト
 スペシャリスト
 (Test_SP)
 SET
 エンジニア
 (SET_Eng)
 SET
 スペシャリスト
 (SET_SP)
 テスト
 アーキテクト
 (Test_Arc)
 テスト・QAのキャリアパス(他職種へのパス)
 SEPG
PM
 バックエンド
 エンジニア
 PMO
 フロント
 エンジニア

  • 29. Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 
 テスト・QAのスキル・評価方法
4-2
 29
 コネタ
  • 30. Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 
 テスト・QAのスキル・評価方法
 Test.SSF
 を参考にして
 スキル&評価方法
 を考えました!
 30

  • 31. Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 
 テスト・QAのスキル・評価方法
 31
 ■ 各項目をチェック
 項目 出典 レベル
 
 Level1 Level2 Level3 Level4 Level5 Level6 Level7 基礎・リテラシー 
 対象デバイス (PC・スマホ) 
 
 
 
 
 
 
 基礎・リテラシー 
 対象サービス (Web・アプリ) 
 
 
 
 
 
 
 基礎・リテラシー 
 業務ツール (Slack・Wiki・Git ) 
 
 
 
 
 
 
 基礎・リテラシー 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 
 基礎・リテラシー 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 
 テスト実行 IVEC テスト実施能力 
 
 
 
 
 
 
 テスト実行 IVEC 不具合報告 
 
 
 
 
 
 
 テスト実行 IVEC UX(ユーザー目線) 
 
 
 
 
 
 
 テスト実行 - DB・SQL 
 
 
 
 
 
 
 テスト実行 - Webシステム基礎 
 
 
 
 
 
 
 テスト設計 IVEC チェックリスト作成 
 
 
 
 
 
 
 テスト設計 JSTQB テスト技法 
 
 
 
 
 
 
 テスト設計 - ドキュメント作成 
 
 
 
 
 
 
 テスト設計 
 仕様書レビュー 
 
 
 
 
 
 
 テスト設計 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 
 テストマネージメント JSTQB テスト計画 
 
 
 
 
 
 
 テストマネージメント JSTQB テスト管理 
 
 
 
 
 
 
 テストマネージメント iCD 見積もり 
 
 
 
 
 
 
 テストマネージメント iCD
 リスクマネージメント 
 
 
 
 
 
 
 テストマネージメント iCD プロジェクトマネージメント 
 
 
 
 
 
 
 テストエンジニア 
 テスト自働化 
 
 
 
 
 
 
 テストエンジニア 
 ツール 
 
 
 
 
 
 
 テストエンジニア 
 CI・構成管理 
 
 
 
 
 
 
 テストエンジニア 
 Web開発基礎 
 
 
 
 
 
 
 テストエンジニア 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 
 品質管理 iCD・QC 
 品質基礎 - 
 
 
 
 
 
 品質管理 iCD・QC 品質マネージメント 
 
 
 
 
 
 
 品質管理 iCD・QC 
 品質測定・評価 
 
 
 
 
 
 
 品質管理 iCD・QC 品質分析・評価 
 
 
 
 
 
 
 品質管理 iCD・QC 品質計画に関する手法 
 
 
 
 
 
 
 プロセスQA PMBOK・TPI NEXT プロセス改善 
 
 
 
 
 
 
 プロセスQA PMBOK・TPI NEXT プロセス設計 
 
 
 
 
 
 
 プロセスQA 
 KPI作成 
 
 
 
 
 
 
 プロセスQA 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 
 プロセスQA 
 ・・・ 
 
 
 
 
 
 

  • 32. Copyright (C) 2019 BizReach, Inc. 
 ■ キャリアとスキルセットをあわせて評価
 テスト・QAのスキル・評価方法
 32

  • 33. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 終わらせカタ
  • 34. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 終わらせカタ ・・・世の中には・・・
 意図して終わらせる時と
 意図しないで終わる時と
 あります!!

  • 35. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 「メテオ」「ハルマゲドン」「ラグナログ」
 ■ メテオ • 滅亡レベルの天災が発生して、終焉を迎える ■ ハルマゲドン • 親会社・経営層の判断で、終焉を迎える ■ ラグナロク • 組織・組織長(神々)同士の争いに巻き込まれ、 終焉を迎える ・・・終わらせりカタ・・・
  • 36. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. 「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。
  戦はずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」
   〜 百戰百勝、非善之善者也、不戰而屈人之兵、善之善者也 〜
 ■ 戦はずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり 〜 不戰而屈人之兵、善之善者 〜
 • 戦わずして兵を屈し、テストせずしてバグがないことが望ましい ・・・見たことないですけど・・・ ■ 国を全うするを上と為し、国を破るは之に次ぐ 〜 不戰而屈人之兵、善之善者也 〜
 • 敵国を保全した状態で傷つけずに攻略するのが上策であり、 敵国を撃ち破って勝つのは次善の策である • QA組織がない状態でも健全な状態が最良! 終わらせカタ・・・ 〜 不戰而屈人之兵、善之善者也 〜 (太公望)
  • 37. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. まとめ
  • 38. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. まとめ ■ 予算&ニュースソース重要 • 予算感:結合・総合テスト工数:40%、総合テスト工数:20% • 出典元:IPAのソフトウェア開発データ白書(2018-2019) ■ 拙速&臨機応変 • 時間は取り戻せない、まずは共に戦う • チームと計画は、水のごとし ■ チーム一丸 • バグを憎んで、ヒトを憎まず、All For One • 公平な評価・法が、組織を作る
  • 39. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. おしまい
  • 40. Copyright © BizReach, Inc. All Right Reserved. ご清聴
 ありがとう
 ございました!