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Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI
ギアと開発とわたし
~愛するあなたのため毎日磨いていたい自動テスト~
2015年6月27日(土)
Asiyan Automation Alliance 2015
@芦屋市民センター
鈴木 一裕 @kz_suzuki
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 2 / 75
お話の前に、いつもの免責
 プレゼンターは、繊細な心の持ち主です。
 「うなずき」が推奨されます。
 「首かしげ」「眉ひそめ」は推奨されません。
 プレゼンターは、有識者ではありません。
 ギア本で知識を得ただけの初級実践者です。
 みなさんに何かを「教える」ものではありません。
 初級者disは、若い可能性の芽を摘むことになります!
 このプレゼンは、ステマではありません。
 印税は受領済みです。
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自己紹介: 関西の人との思い出
関西におったら
いじめられてるで。
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 4 / 75
自己紹介: 基本情報
 鈴木 一裕 @kz_suzuki
 以前: いわゆるSIerにて、業務システムのテスト・品質管理
 最近: インフラ機器の組込みソフトの評価、テスト自動化
 コミュニティ末端系人財
 ブログ・『ソフトウェアの品質を学びまくる』
- 最近、帰宅後力の低下のため、投稿率が悪化
 テスト自動化研究会、探索的テスト研究会
- 最近、週末力の低下のため、出席率が悪化
 ギア本関係者
 全体まとめと翻訳パートの監修を担当
 CodeZineに補足記事を寄稿
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自己紹介: 翻訳にチャレンジしてみて
 翻訳と自動化の共通点
片手間で取り組むのは
死亡フラグ
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 6 / 75
自己紹介: 翻訳にチャレンジしてみて
 全国の技術書翻訳者に感謝
 自分が翻訳素人であることを差し引いても・・・
 出版されたものは直接修正できないという恐怖
 情熱か強迫観念のいずれかが必要
 質問に答えてくれた原著者に感謝
 “test automation regime”という謎の表現
- 戦後レジームからの脱却、アンシャンレジーム、・・・
 “exemplary”という謎のダジャレ
 floppy disk, word processorという謎のガジェット
- Win10ではUSBフロッピードライブがデフォルトではサポートされない
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これまでかじった自動化。
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 UWSCで操作をキャプチャ・リプレイ!
自己紹介: 俺の自動化 (黎明編)
テスト対象
ポイント❷
複数端末から同一対象への操作を
ランダムに繰り返し実行させたら、
排他についてのバグ見つかるかも!
ポイント❸
うおお何か出たー!!
ポイント❶
記録したスクリプトをそのまま使うん
じゃなく、変数化したり構造化した
りしたんだ!
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自己紹介: 俺の自動化 (羽衣編)
 DOSプロンプトベースドアプローチ!
ポイント❶
呼び出す機能とパラメタをExcelで管理!
Excelなのでパラメタの追加が容易!
Excelマクロでコマンドプロンプトをキック!
ポイント❷
コマンドプロンプトがTeraterm
マクロを起動!
ポイント❸
Teratermでテスト自動実行!
マクロ同士は特に連携せず!
テスト端末
テスト対象 テスト対象
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自己紹介: 俺の自動化 (復活編)
 キーワード駆動の世界に入門
 新しい職場、キーワード駆動フレームワーク完備!
 自分のプロジェクトに導入するにあたり、ギア本を超参照!
 このセッションの中で、少しお話しします。
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おはなしすること
 なぜテストを自動化したいのか
 ギア本を使ってみた
 ギア本にあまり書かれていないこと
 まとめ
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なぜ、テストを自動化したいのか。
製品の品質を手軽に確認したい・・・
手動テストのコストを下げたい・・・
テストをもっと増やしたい・・・
テスト工程を短くしたい・・・
テストをサボりたい・・・
テストをサボりたい・・・
テストをサボりたい・・・
テストをサボりたい・・・
テストをサボりたい・・・
テストをサボりたい・・・
テストをサボりたい・・・
テストをサボりたい・・・
テストをサボりたい・・・
テストをサボりたい・・・
テストをサボりたい・・・
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テストの期間を短くするには
どうすればいい?
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テスト実行時間を支配する式
 テスト期間をスケジュール内におさめねば!
𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 : 納期までのテスト期間
𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 : 実際のテスト期間
𝑷 𝒏 : テスト担当者の人数
𝑺 : テストの消化速度
𝑪 𝒏 : テストケース数
𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 > 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝
𝑪 𝒏
𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
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テスト実行時間を支配する式
 Tplanned(納期までの期間)を長くするには?
 納期変更
- 政治力や土下座などを駆使
 この世の時間を消し去る
- テストの「過程」は消し飛び、納期遅延という「結果」だけが残る
 相対論的効果による「時間の遅れ」の利用
 精神と時の部y
𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 > 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝
𝑪 𝒏
𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
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テスト実行時間を支配する式
 満たすべき不等号の向きを変えるには?
 なにジョジョ?
テストが期日までに終わらない?
 ジョジョ それは無理やりテストを終わらせようとするからだよ
 逆に考えるんだ
「納期遅延してもいいさ」と
考えるんだ
𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 < 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝
𝑪 𝒏
𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 17 / 75
テスト実行時間を支配する式
 Cn(テストケース数)を小さくするには?
 テスト設計の見直しによるテストケース合理化
 リスクに基づいたテストケースの優先順位づけ
 テストケースを無作為に間引く!
 間引かない、でも実際には実行しない!
𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 > 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝
𝑪 𝒏
𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
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テスト実行時間を支配する式
 Pn(テスト担当者の人数)を大きくするには?
 人数を倍にすれば、半分の時間で終わるじゃない!
- 対象プロダクトを知っている人なら有効
- 何も知らない人が来ると、Brooksの法則が発動
「要員追加が、遅れているソフトウェアプロジェクトはさらに遅らせる」
𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 > 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝
𝑪 𝒏
𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
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テスト実行時間を支配する式
 S(テストの実行速度)を大きくするには?
 テストしやすいプロダクト設計
 効率のよい実行順序
 労働環境の向上
- ハイスペックマシン、広い画面、青い空、白い雲、さわやかな風・・・
 テスト担当者の熟練
 手抜き文化の醸成
 自動化
𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 > 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝
𝑪 𝒏
𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
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テスト実行時間を支配する式
納期変更
優先順位づけ
いい増員
実行順序改善
テスト再設計
プロダクト設計
労働環境
熟練
自動化
間引き
サボり
悪い増員
手抜き文化長
期
短
期
光 闇
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI
自動化、そこでギア本です。
※「詳しい要約」はコチラにも。
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 22 / 75
 原著 『Software Test Automation』のスコープ
ギア本に書かれていること
QA
テスト
デベロッパ
テスト
機能
テスト
非機能
テスト
テスト
実行
テスト設
計・実装
ツール・
言語非依
存
ツール・
言語依存
ユニットテストより後の、主に画面系のテストが
対象
いわゆる非機能テストは対象外。
ただし、大量ユーザの模擬など、性能テストに
力を発揮することに言及
テスト実行(検証を含む)を対象とする。
テスト設計・実装については、第2部第15章で
補足
Chapter 1は、ツールや言語に依存しない、一
般的な解説。なおギア本では第2部で、具体
的なツールや言語を使っての実例を紹介
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 23 / 75
 第1部: テストの実行を自動化する技法
 テスト自動化において考慮すべき事項を網羅的に扱う
- 第1~2章: 概論
- 第3~9章: 技術的な側面
- 第10~11章: ビジネス・組織的な側面
 ドメイン・言語・ツールへの依存性が低い
 第2部: システムテスト自動化のケーススタディ
 テスト自動化研究会 有識者による書下ろし
 原著Part2のケーススタディを、現代的な内容でリプレース
- 第12章: 第3章の「共有スクリプト」(Selenium)
- 第13章: 第3章の「キーワード駆動スクリプト」(Silk Test)
- 第14章: 第5章のテストウェアアーキ、第6章の前・後処理(Travis CI)
- 第15章: 第1章のテストケース自動生成・選択・実行(Groovy、JUnit4)
ギア本に書かれていること
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 24 / 75
ギア本に書かれていること
 全体イメージはこんな感じ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI
各章を実践してみて感じたこと。
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 26 / 75
第1章 テスト自動化のコンテキスト
 全体イメージ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
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第1章 テスト自動化のコンテキスト
 自動テストの限界 (ギア本1.9)
 手動テストの方が、多くの結果が見つかる
 テスト自体の品質に依存する
 ツールは臨機応変にがんばらない
 テスト自動化の問題 (ギア本1.6)
 品質向上についての過剰な期待
- 安定したリグレッションテストを自動化する場合、欠陥は少ない傾向
 自動テストで欠陥ゼロ→品質OKという誤解
- テストの7原則 其の1: テストは欠陥があることしか示せない
 テスト自動化のGIGO
 コスト削減についての過剰な期待
- 金がかかるのは、ツールのコストや自動化の初期コストだけではない
 組織サポート不足
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 28 / 75
第1章 テスト自動化のコンテキスト
 「カオスを自動化しても、カオスが速くなるだけ」
 「何もしないテストを自動化しても、何もしないテストを効率化
するだけである」
 テストの品質と、テスト自動化の品質は別物
 既存のテストをそのまま自動化する前に考えよう
 そのテストケースは必要なのか?
- 紙の帳票をネ申Excel (pdf) にして「デジタル化」するのに近い
 そのテストケースの手順は明確か?
- 実行手順が不明だと自動化が難しい
- 「ユーザ登録機能が妥当な時間内で正しく動作すること」
 そのテストケースの実行結果の検証方法は明確か?
- 検証内容が不明だと(実行しか)自動化できない
- そもそも手動でも実行できていたのか・・・?
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 29 / 75
第1章 テスト自動化のコンテキスト
 自動化が難しいテストもあるよね
 自動化が無為に終わりかねないもの
- 品質が安定していないソフトウェアでのテスト
- 仕様が安定していないソフトウェアでのテスト
- 長いシナリオを通してのテスト
 ハードウェア的な関与が必要なもの
- 物理的な障害を発生させるようなテスト
- システム構成のバリエーションがキーとなるテスト
 人が判断しながらテストすべきもの
- ユーザビリティに関するテスト
- 探索的テスト
 膨大なリグレッションテストの犠牲になってできて
いなかった、人ならではのテストを強化しよう!
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 30 / 75
第1章 テスト自動化のコンテキスト
拡充
自動化
削減
削減
自
動
化
可
自
動
化
不
可
意味ある 意味ない
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第2章 キャプチャーリプレイはテスト自動化ではない
 全体イメージ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 32 / 75
第2章 キャプチャーリプレイはテスト自動化ではない
 自動化にはどんな課題があるのかを知る
 自動化の対象は、「実行」部分だけではない
 単純なアプリの自動化でさえ多くの検討事項がある
 画像は懐かしい感じのWin9xアプリケーションだけどな!
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 33 / 75
第3章 スクリプティングの技法
 全体イメージ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 34 / 75
 リニアスクリプト
 一つのテストケースが一つのスクリプトに対応
 構造化スクリプト
 分岐・反復・呼び出しを導入する
 スクリプトの柔軟性向上、冗長性低減
 共有スクリプト
 スクリプトを機能ごとに切り離し、再利用する
 スクリプトの組み合わせによるテストケースの追加が容易
 変数はスクリプトに含まれたまま
第3章 スクリプティングの技法
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 35 / 75
 データ駆動スクリプト
 スクリプトで使う値を、変数として切り離す
 データセットを増やすことで、テストケースを容易に追加可能
- テストケースを適切に増やすためにはテスト設計技法が必要!
 自動化のご利益が得られるアプローチとしてギア本が推奨
A: ログイン
B: 登録
C: 変更
Z: ログアウト
第3章 スクリプティングの技法
a1
b1
c1
元のテストケース
A: ログイン
B: 登録
C: 変更
Z: ログアウト
a1
b1
c1
a2
b2
c2
データが分離された
テストケース
追加されたデータセット
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 36 / 75
 キーワード駆動スクリプト
 スクリプトの機能を分割し、データも切り離す
 各機能を「キーワード」として抽象化し、実装を隠蔽する
 キーワードとデータの組み合わせで、テストケースを柔軟に
追加できる
第3章 スクリプティングの技法
ログインする
登録する
変更する
ログアウトする
a1
b1
c1
ログインする
登録する
ログアウトする
a2
b2
元のテストケース 機能とデータを分割
されたテストケース
追加されたテストケース
A: ログイン
B: 登録
C: 変更
Z: ログアウト
a1
b1
c1
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 37 / 75
テストファイル
 キーワード駆動スクリプト (ちょっと補足)
第3章 スクリプティングの技法
ログインする
登録する
変更する
ログアウトする
a1
b1
c1
補助
スクリプト
制御
スクリプト
制御スクリプト
 テスト実行の全体をつかさどる
 テストファイルを1行ずつ読み、補
助スクリプトを呼び出す
テストファイル
 テストケースに相当する
 キーワードとパラメタの組み合わせ
補助スクリプト
 キーワードに対応するスクリプト
 具体的な操作が実装される
※あくまでギア本での呼び方です。
組織全体のテスト
自動化エンジニア
プロジェクトのテスト
自動化エンジニア
テストエンジニア/
ドメインエキスパート
必ずしも役割を分ける必要はないが、
キーワード駆動だと分けやすい。
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 38 / 75
第3章 スクリプティングの技法
 ギア本勉強会ではこんな声が。
 データ駆動スクリプト
- コストと効果のバランスがちょうどいい
- ツールが標準的にサポートしているので取り組みやすい
- ドメインによっては、データの種類を増やすことの嬉しさは少な目
 キーワード駆動スクリプト
- 学習コストは低い ※テスト実装部分のみ
- 複数の環境でテストケースが使いまわせる
- フレームワーク構築から安定までに時間がかかる
 後で少しキーワード駆動の話をします。
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 39 / 75
第4章 自動比較
 全体イメージ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 40 / 75
第4章 自動比較
 実行結果と期待結果の単純な比較こそ自動化!
何を
どれだけ
どのように
 画面の表示結果だけ確認すればいい?
 データベースのレコードは?
 ユーザに見えないログは?
 画面全体を比較する? 一部だけ比較する?
 値だけ比較する? 体裁まで比較する?
 実行中に比較? 実行後に比較?
 毎回変わるようなID・日付けはどう扱う?
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第4章 自動比較
 比較は、しょせん比較でしかない
 「事前に定義した期待値と一致したかどうか」だけ
- 期待値が間違っていれば、比較の判定も間違う
- 定義されていない期待値は、そもそも比較されない
- 人間の持つ「違和感」は、自動比較では得られない
 本当に機械に任せていいのか・・?
- 今取り組んでいるプロダクトだと、情報がコマンドラインから取れるので、
楽な部分もある
- テストケースに明示されている検証内容で十分かは要確認
- 検証内容は継続的にブラッシュアップしていくのがよさそう
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 42 / 75
第5章 テストウェアアーキテクチャ
 全体イメージ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 43 / 75
第5章 テストウェアアーキテクチャ
 管理しなければならない山のようなテストウェア
 とにかく種類と数が多くなる
- テストケースが増えてもそれほど増えないもの
> テスト仕様書、共有スクリプト、・・・
- テストケースが倍になると、一緒に倍になるもの
> テストケース中に操作するファイル、固有のスクリプト、・・・
- テストケースの実行回数が倍になると、一緒に倍になるもの
> テストケース中に操作したファイル、差分レポート、ログ、・・・
> エビデンスとして、あるいは資料として残しておく必要がある
 テストの本質ではないが、きちんと考えないと破綻
- ソフトウェアのバージョンに対する、テストウェアのバージョン管理
- 環境ごとのテストウェア
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 44 / 75
第6章 前処理と後処理の自動化
 全体イメージ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 45 / 75
第6章 前処理と後処理の自動化
 テストケース実行前後の作業こそ退屈です
 ギア本にあるざっくり分類
- ファイルの生成・削除・再配置
- テストケースの事前条件を満たしているかのチェック
- 入力や比較のための変換
 実際に取り組んでみると・・・
- テストケースを実行するまでの条件を整えるのが大変
- 自動化しないテストケースでも、準備部分を自動化できれば福音
- テストケースに「前提条件」が明記されていないと、自動化で詰む
しかし前提条件ってどこまで書いておくものなんだろう・・・
- 物理的な「装置」が制約になることも。
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 46 / 75
第7章 保守性の高いテストを構築する
 全体イメージ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 47 / 75
第7章 保守性の高いテストを構築する
 第7章はテストウェア全体の保守性
 アンチパターン
- テストケースはガンガン増やしていいのか?
- 前処理後処理を省くために、テストケースを結合しまくっていいのか?
 規約とドキュメンテーション
- どんなスクリプトが、どんな仕様で、どんな名前で、どこにあるか、の
認識が組織内で合っていないといけない
- スクリプトを修正した際の影響範囲が特定できないといけない
 第12章はテストスクリプトの保守性
 Selenium WebDriverでのスクリプト
- メソッドとして切り出す粒度はどう考える?
- その他実装における注意点やノウハウ・・・
 キーワード駆動は保守コストが低い?
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 48 / 75
第8章 メトリクス
 全体イメージ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 49 / 75
第8章 メトリクス
 はい、いつもの「測れなければ、改善できない」
 テストと自動テストは、分けて考える
 ダメなテストを自動化してもダメ。テストをまず測る
 ギア本推奨キット ・・・「時間」の観点は?
テスト
自動
テスト
 重大な欠陥のDDP
※その工程までの発見された全欠陥のうち、
その工程で発見された欠陥の割合
 自動化に要する時間
 スクリプトの保守に要する時間
 実行できるテストケース数、回数
>
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第8章 メトリクス
 組織・立場によって自動化に求める効能は異なる
 自動化の目的に沿ったメトリクスを取ろう!
- テスト期間短縮が目的なのに、テストケース自動化率?
- 品質確認が目的なのに、実行時間短縮率?
 目的の不明確なメトリクス収集は、現場が疲弊するだけ
- 自動化に限らず、必要十分なデータを簡単に取れるように工夫
- 数字だけじゃなく中身も見ようね・・・
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 51 / 75
第9章 その他の課題
 全体イメージ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 52 / 75
第9章 その他の課題
 「その他」に詰め込まれた重要な事柄
手動テスト
ケース1
自動化の
優先順位
実行する
テストの選択
テストの実行
順序の決定
テストステータス、
結果のレポート
❶
❸
❹
❷
手動テスト
ケース2
手動テスト
ケース3
手動テスト
ケース4
手動テスト
ケース5
自動テスト
ケース1
自動テスト
ケース2
自動テスト
ケース3
自動テスト
ケース4
自動テスト
ケース3
自動テスト
ケース1
自動テスト
ケース4
前処理
後処理
自動テスト
ケース2
前処理
後処理
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第9章 その他の課題
 テスト自動化の優先順位
 どんな基準がある?
- 重要な機能に対するテスト
- 単純で自動化の容易なテスト
- 人間にとっては手間でストレスだが、機械には楽なテスト
- 実行と検証の手順が明確に定義されているテスト
 何を目的に自動化しているのか振り返る
- テスト工程を短くすることが目的なら・・・
→ 待ち時間ばかり長いテストケースを自動化して夜流すとか
- つまらんテストからテストエンジニアを解放したいなら・・・
→ 細かくて数の多いテストケースを優先するとか
- パラメタの組み合わせで起こる欠陥を攻めたいなら・・・
→ データ駆動で、既存のテストセットにはないケースを追加するとか
 手っ取り早く成果が見えることも、組織としては大事
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第9章 その他の課題
 テストケースを完全に自動化する?
 テスト実行部分だけの自動化
- 検証部分の判定条件が定量的に表現できないもの
- 「問題ないこと」をこれから精緻にしていきたい場合
- 特に新しいテストケースは、人の目が重要になることも
 前提条件を揃える自動化
- 毎回の同じ作業を省けるだけでも嬉しさはある
- 一方、その準備段階で見つけられたかも知れない欠陥は隠れる
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第10章 テスト自動化ツールの選択
 全体イメージ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
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 ツールの購入、そして導入は、一大プロジェクト
第10章 テスト自動化ツールの選択
購入
プロセス
導入
プロセス
ロールの
割当
変革の
管理
コミット
メント確
保
パイロッ
トプロ
ジェクト
段階的
導入
継続的
改善
要件の
把握
チーム作
り
制約の
把握
市場の
調査
デモ
評価・決
定
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 そもそも、ツールで解決できる問題なのか?
第10章 テスト自動化ツールの選択
購入
プロセス
要件の
把握
チーム作
り
制約の
把握
市場の
調査
デモ
評価・決
定
 ツールと自動化の限界を把握
- テスト自動化より先に(あるいは同
時に)進めるべきテーマはないか?
- ソフトウェア設計段階での品質確保
が必要でないか・・・?
- 手動テストをそのまま自動化すれ
ば問題が解決するのか・・・?
 自動化への幻想の芽を撲滅
- ソフトウェアの品質を高めるための
施策を同時に進める
- 自動化への過剰な期待を抑える
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第11章 組織内へのツールの導入
 全体イメージ
テストケース
実行
❺物理
アーキテクチャ
❻前処理
❻後処理
❹比較
❼メンテナンス
❾テストケース選択、
順番付け、etc
❿ツール
選定
⑪ツール
導入
❽メトリクス
❶❷全体の俯瞰
前処理
後処理
自動テスト
手動テスト
スクリ
プト
ドキュ
メント
テスト
データ
テスト
結果
❸スクリプ
ティング技法
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 購入よりも、実は導入こそがハードル
第11章 組織内へのツールの導入
導入
プロセス
ロールの
割当
変革の
管理
コミット
メント確
保
パイロッ
トプロ
ジェクト
段階的
導入
継続的
改善
 ロールをしっかり定義する
- キーワード駆動で三つのロールに分
けると取り組みやすかった
- ロールを分けると、開発のルールと
ドキュメンテーションがより重要に
 できる限り、専任に
- 自動化は中期的に成果が出る
- 工数を減らしたいからこその自動化
- 「1日のうち、テストに5時間、自動化
に2時間」という目論見は・・・
 上層部からのコミットメント
- 継続的に声を出してもらおう
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というギア本だが、実際の作業
手順はあまり書いていない。
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キーワード駆動の実装を例に、
自動化の手順を考えてみる。
(試行中です、no more dis)
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テスト自動化の手順 (あくまでも例)
1. テストケースを作成する
2. テストケースごとに自動化の可否を分ける
3. 自動化の優先順位を決める
4. テストケースの手順を標準化する
5. 必要なキーワードを抽出する
6. テストケースとキーワードの関係を整理する
7. キーワード実装の優先順位を決める
8. キーワードの仕様を決める
9. キーワードを実装する
10. テストケースをキーワードで記述する
11. 自動テストを実行する
12. キーワードとテストケースを保守する
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テスト自動化の手順 (あくまでも例)
 前準備
1. テストケースを作成する
- 既存のテストケースがあれば、それが対象になる
ただし自動化の作業は、テストケース自体の見直しの機会
- 手動での実行時間や、自動化作業の工数も測定しておくといい
- 自動化の目的に合わせてメトリクスも決めよう!
2. テストケースごとに自動化の可否を分ける
- 組込み系だと、操作・検証両面で、ハードウェア的な制約が多い
- 可否の割合は、自動化のプロジェクトのメトリクスにも
3. 自動化の優先順位を決める
- あまり細かく分けてもしょうがないので、高・中・低くらいで
- 優先順位の基準を決めておくといい。詳しくは第9章
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テスト自動化の手順 (あくまでも例)
 キーワードの抽出 (この三つは同時並行)
4. テストケースの手順を標準化
- 記述の粒度や、表現方法をそろえる
- テストケースの記述流儀が人依存だと苦労する
- 手順に具体的な「操作」が書かれ過ぎると凶
5. 必要なキーワードを抽出する
- テストケースがきれいになると、必要なキーワードが見えてくる
逆に、見えたキーワードでテストケースを書き直すことも
- 手順のみでなく、検証もキーワード化する
- 前提条件をそろえるためのキーワードも
6. テストケースとキーワードの関係を整理する
- どのテストケースでどのキーワードが使われている?
- キーワード実装の優先度と、実装後の保守に必要な情報
- 自動化しておくのが吉
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テスト自動化の手順 (あくまでも例)
 キーワードの実装
7. キーワード実装の優先順位を決める
- テストケースの優先度や、キーワードの使用頻度から
8. キーワードの仕様を決める
- テストケースに記述された手順がベース
- 前提条件が満たされていないケース、エラーとなるケースの考慮
- 最初から作りこむか、まずは動くものを作るか
- パラメタ追加にどこまで柔軟に対応させるか
9. キーワードを実装する
- 仕様に基づいてキーワードを実装
- スクリプティングの規約に従う
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テスト自動化の手順 (あくまでも例)
 運用・保守
10. テストケースをキーワードで記述する
- 既存のテストケースとのトレーサビリティはどうする?
- ハイパーExcelに比べて、一覧性が低くなることも
11. 自動テストを実行する
- コケたところからの復帰はできているか?
- 手動と自動をシームレスに進捗管理できるか?
- 偽陰性・偽陽性の経過観察・・・
12. キーワードとテストケースを保守する
- キーワードの仕様変更に伴うテストケース全修正
- フレームワークの仕様変更に伴うテストケース全修正
- バージョン管理
このように、手順を整理し、知見を重ねていきたい。
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI
ところで、こんなことが心配になる。
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 68 / 75
自動化で心配されること
 実行時間はそれほど改善されないのでは?
 ネガティブ派: よくわからんが手でやった方が速いだろ!
 ポジティブ派: 操作を自動化しても、待ち時間部分はそう変
わらないことや、検証部分に人の関与が残るケースを理解し
ている
→同時実行数や、検証部分の精緻化を進める
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自動化で心配されること
 検証部分は本当に自動化してよいのか?
 ネガティブ派: よくわからんが人間が関与しないと不安だろ!
 ポジティブ派: ベテランが、テストケースに明示されない部分
まで気にしてテストを実行したり、探索的にテストしていること
を理解している
→検証部分が安定しているものを自動化対象とする
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 70 / 75
自動化で心配されること
 自動化しても、品質の劇的な改善はないのでは?
 ネガティブ派: よくわからんが、欠陥が出ないなら自動化する
必要ないだろ!
 ポジティブ派: おかしな影響を受けていないことを確認するリ
グレッションテストでは、「欠陥があまり出ないこと」が前提で
あることを理解している
→正しい理解だと思われる
自動化に対する正当な不安感は、
ちゃんと吸収して進めましょう。
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI
まとめに入ります。
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 72 / 75
実践してみて感じたこと
 テスト設計大事だよね
 人間ならではのテストをしたいよね
 そんなにサクサク自動化って進まないよね
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 73 / 75
実践してみて感じたこと
 ギア本のご利益は、人による
 すごく役に立つ章もあれば、とりあえずスルーな章も
 読み直すと含蓄のある言葉が埋もれている
 ギア本は完璧じゃない
 足りない部分、情報が古いところもあるので、一般論の把握
に使ってほしい
 Webで補足しているから合わせて読んでほしい
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI
いいテストと、いい自動化で、
きっと幸せになれる。
Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI
ご清聴ありがとうございました。

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ギアと開発とわたし_AAA2015

  • 1. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI ギアと開発とわたし ~愛するあなたのため毎日磨いていたい自動テスト~ 2015年6月27日(土) Asiyan Automation Alliance 2015 @芦屋市民センター 鈴木 一裕 @kz_suzuki
  • 2. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 2 / 75 お話の前に、いつもの免責  プレゼンターは、繊細な心の持ち主です。  「うなずき」が推奨されます。  「首かしげ」「眉ひそめ」は推奨されません。  プレゼンターは、有識者ではありません。  ギア本で知識を得ただけの初級実践者です。  みなさんに何かを「教える」ものではありません。  初級者disは、若い可能性の芽を摘むことになります!  このプレゼンは、ステマではありません。  印税は受領済みです。
  • 3. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 3 / 75 自己紹介: 関西の人との思い出 関西におったら いじめられてるで。
  • 4. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 4 / 75 自己紹介: 基本情報  鈴木 一裕 @kz_suzuki  以前: いわゆるSIerにて、業務システムのテスト・品質管理  最近: インフラ機器の組込みソフトの評価、テスト自動化  コミュニティ末端系人財  ブログ・『ソフトウェアの品質を学びまくる』 - 最近、帰宅後力の低下のため、投稿率が悪化  テスト自動化研究会、探索的テスト研究会 - 最近、週末力の低下のため、出席率が悪化  ギア本関係者  全体まとめと翻訳パートの監修を担当  CodeZineに補足記事を寄稿
  • 5. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 5 / 75 自己紹介: 翻訳にチャレンジしてみて  翻訳と自動化の共通点 片手間で取り組むのは 死亡フラグ
  • 6. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 6 / 75 自己紹介: 翻訳にチャレンジしてみて  全国の技術書翻訳者に感謝  自分が翻訳素人であることを差し引いても・・・  出版されたものは直接修正できないという恐怖  情熱か強迫観念のいずれかが必要  質問に答えてくれた原著者に感謝  “test automation regime”という謎の表現 - 戦後レジームからの脱却、アンシャンレジーム、・・・  “exemplary”という謎のダジャレ  floppy disk, word processorという謎のガジェット - Win10ではUSBフロッピードライブがデフォルトではサポートされない
  • 7. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI これまでかじった自動化。
  • 8. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 8 / 75  UWSCで操作をキャプチャ・リプレイ! 自己紹介: 俺の自動化 (黎明編) テスト対象 ポイント❷ 複数端末から同一対象への操作を ランダムに繰り返し実行させたら、 排他についてのバグ見つかるかも! ポイント❸ うおお何か出たー!! ポイント❶ 記録したスクリプトをそのまま使うん じゃなく、変数化したり構造化した りしたんだ!
  • 9. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 9 / 75 自己紹介: 俺の自動化 (羽衣編)  DOSプロンプトベースドアプローチ! ポイント❶ 呼び出す機能とパラメタをExcelで管理! Excelなのでパラメタの追加が容易! Excelマクロでコマンドプロンプトをキック! ポイント❷ コマンドプロンプトがTeraterm マクロを起動! ポイント❸ Teratermでテスト自動実行! マクロ同士は特に連携せず! テスト端末 テスト対象 テスト対象
  • 10. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 10 / 75 自己紹介: 俺の自動化 (復活編)  キーワード駆動の世界に入門  新しい職場、キーワード駆動フレームワーク完備!  自分のプロジェクトに導入するにあたり、ギア本を超参照!  このセッションの中で、少しお話しします。
  • 11. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 11 / 75 おはなしすること  なぜテストを自動化したいのか  ギア本を使ってみた  ギア本にあまり書かれていないこと  まとめ
  • 12. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI なぜ、テストを自動化したいのか。 製品の品質を手軽に確認したい・・・ 手動テストのコストを下げたい・・・ テストをもっと増やしたい・・・ テスト工程を短くしたい・・・ テストをサボりたい・・・ テストをサボりたい・・・ テストをサボりたい・・・ テストをサボりたい・・・ テストをサボりたい・・・ テストをサボりたい・・・ テストをサボりたい・・・ テストをサボりたい・・・ テストをサボりたい・・・ テストをサボりたい・・・ テストをサボりたい・・・
  • 13. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI テストの期間を短くするには どうすればいい?
  • 14. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 14 / 75 テスト実行時間を支配する式  テスト期間をスケジュール内におさめねば! 𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 : 納期までのテスト期間 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 : 実際のテスト期間 𝑷 𝒏 : テスト担当者の人数 𝑺 : テストの消化速度 𝑪 𝒏 : テストケース数 𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 > 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝ 𝑪 𝒏 𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
  • 15. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 15 / 75 テスト実行時間を支配する式  Tplanned(納期までの期間)を長くするには?  納期変更 - 政治力や土下座などを駆使  この世の時間を消し去る - テストの「過程」は消し飛び、納期遅延という「結果」だけが残る  相対論的効果による「時間の遅れ」の利用  精神と時の部y 𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 > 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝ 𝑪 𝒏 𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
  • 16. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 16 / 75 テスト実行時間を支配する式  満たすべき不等号の向きを変えるには?  なにジョジョ? テストが期日までに終わらない?  ジョジョ それは無理やりテストを終わらせようとするからだよ  逆に考えるんだ 「納期遅延してもいいさ」と 考えるんだ 𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 < 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝ 𝑪 𝒏 𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
  • 17. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 17 / 75 テスト実行時間を支配する式  Cn(テストケース数)を小さくするには?  テスト設計の見直しによるテストケース合理化  リスクに基づいたテストケースの優先順位づけ  テストケースを無作為に間引く!  間引かない、でも実際には実行しない! 𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 > 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝ 𝑪 𝒏 𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
  • 18. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 18 / 75 テスト実行時間を支配する式  Pn(テスト担当者の人数)を大きくするには?  人数を倍にすれば、半分の時間で終わるじゃない! - 対象プロダクトを知っている人なら有効 - 何も知らない人が来ると、Brooksの法則が発動 「要員追加が、遅れているソフトウェアプロジェクトはさらに遅らせる」 𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 > 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝ 𝑪 𝒏 𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
  • 19. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 19 / 75 テスト実行時間を支配する式  S(テストの実行速度)を大きくするには?  テストしやすいプロダクト設計  効率のよい実行順序  労働環境の向上 - ハイスペックマシン、広い画面、青い空、白い雲、さわやかな風・・・  テスト担当者の熟練  手抜き文化の醸成  自動化 𝑻 𝒑𝒍𝒂𝒏𝒏𝒆𝒅 > 𝑻 𝒂𝒄𝒕𝒖𝒂𝒍 ∝ 𝑪 𝒏 𝑷 𝒏 ∗ 𝑺
  • 20. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 20 / 75 テスト実行時間を支配する式 納期変更 優先順位づけ いい増員 実行順序改善 テスト再設計 プロダクト設計 労働環境 熟練 自動化 間引き サボり 悪い増員 手抜き文化長 期 短 期 光 闇
  • 21. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 自動化、そこでギア本です。 ※「詳しい要約」はコチラにも。
  • 22. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 22 / 75  原著 『Software Test Automation』のスコープ ギア本に書かれていること QA テスト デベロッパ テスト 機能 テスト 非機能 テスト テスト 実行 テスト設 計・実装 ツール・ 言語非依 存 ツール・ 言語依存 ユニットテストより後の、主に画面系のテストが 対象 いわゆる非機能テストは対象外。 ただし、大量ユーザの模擬など、性能テストに 力を発揮することに言及 テスト実行(検証を含む)を対象とする。 テスト設計・実装については、第2部第15章で 補足 Chapter 1は、ツールや言語に依存しない、一 般的な解説。なおギア本では第2部で、具体 的なツールや言語を使っての実例を紹介
  • 23. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 23 / 75  第1部: テストの実行を自動化する技法  テスト自動化において考慮すべき事項を網羅的に扱う - 第1~2章: 概論 - 第3~9章: 技術的な側面 - 第10~11章: ビジネス・組織的な側面  ドメイン・言語・ツールへの依存性が低い  第2部: システムテスト自動化のケーススタディ  テスト自動化研究会 有識者による書下ろし  原著Part2のケーススタディを、現代的な内容でリプレース - 第12章: 第3章の「共有スクリプト」(Selenium) - 第13章: 第3章の「キーワード駆動スクリプト」(Silk Test) - 第14章: 第5章のテストウェアアーキ、第6章の前・後処理(Travis CI) - 第15章: 第1章のテストケース自動生成・選択・実行(Groovy、JUnit4) ギア本に書かれていること
  • 24. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 24 / 75 ギア本に書かれていること  全体イメージはこんな感じ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 25. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 各章を実践してみて感じたこと。
  • 26. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 26 / 75 第1章 テスト自動化のコンテキスト  全体イメージ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 27. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 27 / 75 第1章 テスト自動化のコンテキスト  自動テストの限界 (ギア本1.9)  手動テストの方が、多くの結果が見つかる  テスト自体の品質に依存する  ツールは臨機応変にがんばらない  テスト自動化の問題 (ギア本1.6)  品質向上についての過剰な期待 - 安定したリグレッションテストを自動化する場合、欠陥は少ない傾向  自動テストで欠陥ゼロ→品質OKという誤解 - テストの7原則 其の1: テストは欠陥があることしか示せない  テスト自動化のGIGO  コスト削減についての過剰な期待 - 金がかかるのは、ツールのコストや自動化の初期コストだけではない  組織サポート不足
  • 28. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 28 / 75 第1章 テスト自動化のコンテキスト  「カオスを自動化しても、カオスが速くなるだけ」  「何もしないテストを自動化しても、何もしないテストを効率化 するだけである」  テストの品質と、テスト自動化の品質は別物  既存のテストをそのまま自動化する前に考えよう  そのテストケースは必要なのか? - 紙の帳票をネ申Excel (pdf) にして「デジタル化」するのに近い  そのテストケースの手順は明確か? - 実行手順が不明だと自動化が難しい - 「ユーザ登録機能が妥当な時間内で正しく動作すること」  そのテストケースの実行結果の検証方法は明確か? - 検証内容が不明だと(実行しか)自動化できない - そもそも手動でも実行できていたのか・・・?
  • 29. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 29 / 75 第1章 テスト自動化のコンテキスト  自動化が難しいテストもあるよね  自動化が無為に終わりかねないもの - 品質が安定していないソフトウェアでのテスト - 仕様が安定していないソフトウェアでのテスト - 長いシナリオを通してのテスト  ハードウェア的な関与が必要なもの - 物理的な障害を発生させるようなテスト - システム構成のバリエーションがキーとなるテスト  人が判断しながらテストすべきもの - ユーザビリティに関するテスト - 探索的テスト  膨大なリグレッションテストの犠牲になってできて いなかった、人ならではのテストを強化しよう!
  • 30. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 30 / 75 第1章 テスト自動化のコンテキスト 拡充 自動化 削減 削減 自 動 化 可 自 動 化 不 可 意味ある 意味ない
  • 31. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 31 / 75 第2章 キャプチャーリプレイはテスト自動化ではない  全体イメージ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 32. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 32 / 75 第2章 キャプチャーリプレイはテスト自動化ではない  自動化にはどんな課題があるのかを知る  自動化の対象は、「実行」部分だけではない  単純なアプリの自動化でさえ多くの検討事項がある  画像は懐かしい感じのWin9xアプリケーションだけどな!
  • 33. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 33 / 75 第3章 スクリプティングの技法  全体イメージ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 34. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 34 / 75  リニアスクリプト  一つのテストケースが一つのスクリプトに対応  構造化スクリプト  分岐・反復・呼び出しを導入する  スクリプトの柔軟性向上、冗長性低減  共有スクリプト  スクリプトを機能ごとに切り離し、再利用する  スクリプトの組み合わせによるテストケースの追加が容易  変数はスクリプトに含まれたまま 第3章 スクリプティングの技法
  • 35. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 35 / 75  データ駆動スクリプト  スクリプトで使う値を、変数として切り離す  データセットを増やすことで、テストケースを容易に追加可能 - テストケースを適切に増やすためにはテスト設計技法が必要!  自動化のご利益が得られるアプローチとしてギア本が推奨 A: ログイン B: 登録 C: 変更 Z: ログアウト 第3章 スクリプティングの技法 a1 b1 c1 元のテストケース A: ログイン B: 登録 C: 変更 Z: ログアウト a1 b1 c1 a2 b2 c2 データが分離された テストケース 追加されたデータセット
  • 36. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 36 / 75  キーワード駆動スクリプト  スクリプトの機能を分割し、データも切り離す  各機能を「キーワード」として抽象化し、実装を隠蔽する  キーワードとデータの組み合わせで、テストケースを柔軟に 追加できる 第3章 スクリプティングの技法 ログインする 登録する 変更する ログアウトする a1 b1 c1 ログインする 登録する ログアウトする a2 b2 元のテストケース 機能とデータを分割 されたテストケース 追加されたテストケース A: ログイン B: 登録 C: 変更 Z: ログアウト a1 b1 c1
  • 37. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 37 / 75 テストファイル  キーワード駆動スクリプト (ちょっと補足) 第3章 スクリプティングの技法 ログインする 登録する 変更する ログアウトする a1 b1 c1 補助 スクリプト 制御 スクリプト 制御スクリプト  テスト実行の全体をつかさどる  テストファイルを1行ずつ読み、補 助スクリプトを呼び出す テストファイル  テストケースに相当する  キーワードとパラメタの組み合わせ 補助スクリプト  キーワードに対応するスクリプト  具体的な操作が実装される ※あくまでギア本での呼び方です。 組織全体のテスト 自動化エンジニア プロジェクトのテスト 自動化エンジニア テストエンジニア/ ドメインエキスパート 必ずしも役割を分ける必要はないが、 キーワード駆動だと分けやすい。
  • 38. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 38 / 75 第3章 スクリプティングの技法  ギア本勉強会ではこんな声が。  データ駆動スクリプト - コストと効果のバランスがちょうどいい - ツールが標準的にサポートしているので取り組みやすい - ドメインによっては、データの種類を増やすことの嬉しさは少な目  キーワード駆動スクリプト - 学習コストは低い ※テスト実装部分のみ - 複数の環境でテストケースが使いまわせる - フレームワーク構築から安定までに時間がかかる  後で少しキーワード駆動の話をします。
  • 39. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 39 / 75 第4章 自動比較  全体イメージ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 40. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 40 / 75 第4章 自動比較  実行結果と期待結果の単純な比較こそ自動化! 何を どれだけ どのように  画面の表示結果だけ確認すればいい?  データベースのレコードは?  ユーザに見えないログは?  画面全体を比較する? 一部だけ比較する?  値だけ比較する? 体裁まで比較する?  実行中に比較? 実行後に比較?  毎回変わるようなID・日付けはどう扱う?
  • 41. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 41 / 75 第4章 自動比較  比較は、しょせん比較でしかない  「事前に定義した期待値と一致したかどうか」だけ - 期待値が間違っていれば、比較の判定も間違う - 定義されていない期待値は、そもそも比較されない - 人間の持つ「違和感」は、自動比較では得られない  本当に機械に任せていいのか・・? - 今取り組んでいるプロダクトだと、情報がコマンドラインから取れるので、 楽な部分もある - テストケースに明示されている検証内容で十分かは要確認 - 検証内容は継続的にブラッシュアップしていくのがよさそう
  • 42. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 42 / 75 第5章 テストウェアアーキテクチャ  全体イメージ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 43. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 43 / 75 第5章 テストウェアアーキテクチャ  管理しなければならない山のようなテストウェア  とにかく種類と数が多くなる - テストケースが増えてもそれほど増えないもの > テスト仕様書、共有スクリプト、・・・ - テストケースが倍になると、一緒に倍になるもの > テストケース中に操作するファイル、固有のスクリプト、・・・ - テストケースの実行回数が倍になると、一緒に倍になるもの > テストケース中に操作したファイル、差分レポート、ログ、・・・ > エビデンスとして、あるいは資料として残しておく必要がある  テストの本質ではないが、きちんと考えないと破綻 - ソフトウェアのバージョンに対する、テストウェアのバージョン管理 - 環境ごとのテストウェア
  • 44. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 44 / 75 第6章 前処理と後処理の自動化  全体イメージ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 45. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 45 / 75 第6章 前処理と後処理の自動化  テストケース実行前後の作業こそ退屈です  ギア本にあるざっくり分類 - ファイルの生成・削除・再配置 - テストケースの事前条件を満たしているかのチェック - 入力や比較のための変換  実際に取り組んでみると・・・ - テストケースを実行するまでの条件を整えるのが大変 - 自動化しないテストケースでも、準備部分を自動化できれば福音 - テストケースに「前提条件」が明記されていないと、自動化で詰む しかし前提条件ってどこまで書いておくものなんだろう・・・ - 物理的な「装置」が制約になることも。
  • 46. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 46 / 75 第7章 保守性の高いテストを構築する  全体イメージ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 47. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 47 / 75 第7章 保守性の高いテストを構築する  第7章はテストウェア全体の保守性  アンチパターン - テストケースはガンガン増やしていいのか? - 前処理後処理を省くために、テストケースを結合しまくっていいのか?  規約とドキュメンテーション - どんなスクリプトが、どんな仕様で、どんな名前で、どこにあるか、の 認識が組織内で合っていないといけない - スクリプトを修正した際の影響範囲が特定できないといけない  第12章はテストスクリプトの保守性  Selenium WebDriverでのスクリプト - メソッドとして切り出す粒度はどう考える? - その他実装における注意点やノウハウ・・・  キーワード駆動は保守コストが低い?
  • 48. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 48 / 75 第8章 メトリクス  全体イメージ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 49. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 49 / 75 第8章 メトリクス  はい、いつもの「測れなければ、改善できない」  テストと自動テストは、分けて考える  ダメなテストを自動化してもダメ。テストをまず測る  ギア本推奨キット ・・・「時間」の観点は? テスト 自動 テスト  重大な欠陥のDDP ※その工程までの発見された全欠陥のうち、 その工程で発見された欠陥の割合  自動化に要する時間  スクリプトの保守に要する時間  実行できるテストケース数、回数 >
  • 50. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 50 / 75 第8章 メトリクス  組織・立場によって自動化に求める効能は異なる  自動化の目的に沿ったメトリクスを取ろう! - テスト期間短縮が目的なのに、テストケース自動化率? - 品質確認が目的なのに、実行時間短縮率?  目的の不明確なメトリクス収集は、現場が疲弊するだけ - 自動化に限らず、必要十分なデータを簡単に取れるように工夫 - 数字だけじゃなく中身も見ようね・・・
  • 51. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 51 / 75 第9章 その他の課題  全体イメージ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 52. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 52 / 75 第9章 その他の課題  「その他」に詰め込まれた重要な事柄 手動テスト ケース1 自動化の 優先順位 実行する テストの選択 テストの実行 順序の決定 テストステータス、 結果のレポート ❶ ❸ ❹ ❷ 手動テスト ケース2 手動テスト ケース3 手動テスト ケース4 手動テスト ケース5 自動テスト ケース1 自動テスト ケース2 自動テスト ケース3 自動テスト ケース4 自動テスト ケース3 自動テスト ケース1 自動テスト ケース4 前処理 後処理 自動テスト ケース2 前処理 後処理
  • 53. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 53 / 75 第9章 その他の課題  テスト自動化の優先順位  どんな基準がある? - 重要な機能に対するテスト - 単純で自動化の容易なテスト - 人間にとっては手間でストレスだが、機械には楽なテスト - 実行と検証の手順が明確に定義されているテスト  何を目的に自動化しているのか振り返る - テスト工程を短くすることが目的なら・・・ → 待ち時間ばかり長いテストケースを自動化して夜流すとか - つまらんテストからテストエンジニアを解放したいなら・・・ → 細かくて数の多いテストケースを優先するとか - パラメタの組み合わせで起こる欠陥を攻めたいなら・・・ → データ駆動で、既存のテストセットにはないケースを追加するとか  手っ取り早く成果が見えることも、組織としては大事
  • 54. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 54 / 75 第9章 その他の課題  テストケースを完全に自動化する?  テスト実行部分だけの自動化 - 検証部分の判定条件が定量的に表現できないもの - 「問題ないこと」をこれから精緻にしていきたい場合 - 特に新しいテストケースは、人の目が重要になることも  前提条件を揃える自動化 - 毎回の同じ作業を省けるだけでも嬉しさはある - 一方、その準備段階で見つけられたかも知れない欠陥は隠れる
  • 55. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 55 / 75 第10章 テスト自動化ツールの選択  全体イメージ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 56. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 56 / 75  ツールの購入、そして導入は、一大プロジェクト 第10章 テスト自動化ツールの選択 購入 プロセス 導入 プロセス ロールの 割当 変革の 管理 コミット メント確 保 パイロッ トプロ ジェクト 段階的 導入 継続的 改善 要件の 把握 チーム作 り 制約の 把握 市場の 調査 デモ 評価・決 定
  • 57. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 57 / 75  そもそも、ツールで解決できる問題なのか? 第10章 テスト自動化ツールの選択 購入 プロセス 要件の 把握 チーム作 り 制約の 把握 市場の 調査 デモ 評価・決 定  ツールと自動化の限界を把握 - テスト自動化より先に(あるいは同 時に)進めるべきテーマはないか? - ソフトウェア設計段階での品質確保 が必要でないか・・・? - 手動テストをそのまま自動化すれ ば問題が解決するのか・・・?  自動化への幻想の芽を撲滅 - ソフトウェアの品質を高めるための 施策を同時に進める - 自動化への過剰な期待を抑える
  • 58. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 58 / 75 第11章 組織内へのツールの導入  全体イメージ テストケース 実行 ❺物理 アーキテクチャ ❻前処理 ❻後処理 ❹比較 ❼メンテナンス ❾テストケース選択、 順番付け、etc ❿ツール 選定 ⑪ツール 導入 ❽メトリクス ❶❷全体の俯瞰 前処理 後処理 自動テスト 手動テスト スクリ プト ドキュ メント テスト データ テスト 結果 ❸スクリプ ティング技法
  • 59. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 59 / 75  購入よりも、実は導入こそがハードル 第11章 組織内へのツールの導入 導入 プロセス ロールの 割当 変革の 管理 コミット メント確 保 パイロッ トプロ ジェクト 段階的 導入 継続的 改善  ロールをしっかり定義する - キーワード駆動で三つのロールに分 けると取り組みやすかった - ロールを分けると、開発のルールと ドキュメンテーションがより重要に  できる限り、専任に - 自動化は中期的に成果が出る - 工数を減らしたいからこその自動化 - 「1日のうち、テストに5時間、自動化 に2時間」という目論見は・・・  上層部からのコミットメント - 継続的に声を出してもらおう
  • 60. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI というギア本だが、実際の作業 手順はあまり書いていない。
  • 61. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI キーワード駆動の実装を例に、 自動化の手順を考えてみる。 (試行中です、no more dis)
  • 62. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 62 / 75 テスト自動化の手順 (あくまでも例) 1. テストケースを作成する 2. テストケースごとに自動化の可否を分ける 3. 自動化の優先順位を決める 4. テストケースの手順を標準化する 5. 必要なキーワードを抽出する 6. テストケースとキーワードの関係を整理する 7. キーワード実装の優先順位を決める 8. キーワードの仕様を決める 9. キーワードを実装する 10. テストケースをキーワードで記述する 11. 自動テストを実行する 12. キーワードとテストケースを保守する
  • 63. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 63 / 75 テスト自動化の手順 (あくまでも例)  前準備 1. テストケースを作成する - 既存のテストケースがあれば、それが対象になる ただし自動化の作業は、テストケース自体の見直しの機会 - 手動での実行時間や、自動化作業の工数も測定しておくといい - 自動化の目的に合わせてメトリクスも決めよう! 2. テストケースごとに自動化の可否を分ける - 組込み系だと、操作・検証両面で、ハードウェア的な制約が多い - 可否の割合は、自動化のプロジェクトのメトリクスにも 3. 自動化の優先順位を決める - あまり細かく分けてもしょうがないので、高・中・低くらいで - 優先順位の基準を決めておくといい。詳しくは第9章
  • 64. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 64 / 75 テスト自動化の手順 (あくまでも例)  キーワードの抽出 (この三つは同時並行) 4. テストケースの手順を標準化 - 記述の粒度や、表現方法をそろえる - テストケースの記述流儀が人依存だと苦労する - 手順に具体的な「操作」が書かれ過ぎると凶 5. 必要なキーワードを抽出する - テストケースがきれいになると、必要なキーワードが見えてくる 逆に、見えたキーワードでテストケースを書き直すことも - 手順のみでなく、検証もキーワード化する - 前提条件をそろえるためのキーワードも 6. テストケースとキーワードの関係を整理する - どのテストケースでどのキーワードが使われている? - キーワード実装の優先度と、実装後の保守に必要な情報 - 自動化しておくのが吉
  • 65. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 65 / 75 テスト自動化の手順 (あくまでも例)  キーワードの実装 7. キーワード実装の優先順位を決める - テストケースの優先度や、キーワードの使用頻度から 8. キーワードの仕様を決める - テストケースに記述された手順がベース - 前提条件が満たされていないケース、エラーとなるケースの考慮 - 最初から作りこむか、まずは動くものを作るか - パラメタ追加にどこまで柔軟に対応させるか 9. キーワードを実装する - 仕様に基づいてキーワードを実装 - スクリプティングの規約に従う
  • 66. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 66 / 75 テスト自動化の手順 (あくまでも例)  運用・保守 10. テストケースをキーワードで記述する - 既存のテストケースとのトレーサビリティはどうする? - ハイパーExcelに比べて、一覧性が低くなることも 11. 自動テストを実行する - コケたところからの復帰はできているか? - 手動と自動をシームレスに進捗管理できるか? - 偽陰性・偽陽性の経過観察・・・ 12. キーワードとテストケースを保守する - キーワードの仕様変更に伴うテストケース全修正 - フレームワークの仕様変更に伴うテストケース全修正 - バージョン管理 このように、手順を整理し、知見を重ねていきたい。
  • 67. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI ところで、こんなことが心配になる。
  • 68. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 68 / 75 自動化で心配されること  実行時間はそれほど改善されないのでは?  ネガティブ派: よくわからんが手でやった方が速いだろ!  ポジティブ派: 操作を自動化しても、待ち時間部分はそう変 わらないことや、検証部分に人の関与が残るケースを理解し ている →同時実行数や、検証部分の精緻化を進める
  • 69. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 69 / 75 自動化で心配されること  検証部分は本当に自動化してよいのか?  ネガティブ派: よくわからんが人間が関与しないと不安だろ!  ポジティブ派: ベテランが、テストケースに明示されない部分 まで気にしてテストを実行したり、探索的にテストしていること を理解している →検証部分が安定しているものを自動化対象とする
  • 70. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 70 / 75 自動化で心配されること  自動化しても、品質の劇的な改善はないのでは?  ネガティブ派: よくわからんが、欠陥が出ないなら自動化する 必要ないだろ!  ポジティブ派: おかしな影響を受けていないことを確認するリ グレッションテストでは、「欠陥があまり出ないこと」が前提で あることを理解している →正しい理解だと思われる 自動化に対する正当な不安感は、 ちゃんと吸収して進めましょう。
  • 71. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI まとめに入ります。
  • 72. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 72 / 75 実践してみて感じたこと  テスト設計大事だよね  人間ならではのテストをしたいよね  そんなにサクサク自動化って進まないよね
  • 73. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI 73 / 75 実践してみて感じたこと  ギア本のご利益は、人による  すごく役に立つ章もあれば、とりあえずスルーな章も  読み直すと含蓄のある言葉が埋もれている  ギア本は完璧じゃない  足りない部分、情報が古いところもあるので、一般論の把握 に使ってほしい  Webで補足しているから合わせて読んでほしい
  • 74. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI いいテストと、いい自動化で、 きっと幸せになれる。
  • 75. Copyright 2015 Kazuhiro SUZUKI ご清聴ありがとうございました。