明日の郊外用アップロードファイル。スライド4枚 タイトル「みちのクリニック」 取手市は人口減少、高齢化という問題を抱えている。情況は空き家を多く都市内に生み出し、空間が隔絶されていく。私たちは空き家を診療所に転換する仕組みを提案する。それらの診療所は医療系ネットワークで結ばれ相互に協力し合う事で高齢者が住み易いまちづくりを目指す。その結果整備されたネットワークは高齢者のみではなく、多くの人々にとって普遍的に良好な住環境となり、取手は新たな賑わいが生まれる街へと変貌をとげるだろう。

1. み ち の ク リ ニ ッ ク
取手市は人口減少、高齢化という問題を抱えて
いる。情況は空き家を多く都市内に生み出し、
空間が隔絶されていく。私たちは空き家を診療
所に転換する仕組みを提案する。それらの診療
所は医療系ネットワークで結ばれ相互に協力し
合う事で高齢者が住み易いまちづくりを目指す。
その結果整備されたネットワークは高齢者のみ
ではなく、多くの人々にとって普遍的に良好な
住環境となり、取手は新たな賑わいが生まれる
街へと変貌をとげるだろう。

2. house converted into clinic
2008
107,000
108,500
110,000
2009 2010 2011 2012 2013
0 10 20 30 40 50
取手市
筑西市
2009
2012
2019
2029
2039
n
内科 診察室
小児科 託児所
診察室
院長室
院長室
検査室
検査室
待合室
待合室
待合室 院長室
診察室
診察室
診察室
診察室
食堂
居室 休憩室
訓練室
検査室
検査室
洗浄室
洗浄室
X 線室
歯科
眼科
耳鼻科
介護
L D K
取手市
老人ホーム等 一般病院 診療所
21 8 117
28 5 131
筑西市
普通の住居にあてがわれている nLDK という概念が、それぞれ異なる診療所の機能に入れ替わる。以下の表はそれぞれの医療福祉施設に転換されたときに nLDK が何にあてがわれるか
を予測して記したものである。住宅には nLDK 以外にも様々な機能があり、それらも医療施設の一部として変容する。いくつかのデータが示すように取手市の人口は特に 3.11 の震災
以降減少傾向にあり、同じ茨城県の他市と比べて高齢化率も深刻な問題となっている。しかしその情況化にも関わらず医療福祉施設は筑西市に劣っている。
■ 茨城県取手市、筑西市 高齢化率将来予想
■ 茨城県取手市、筑西市 医療福祉施設数比較
■ 茨城県取手市 人口推移
普通の住宅を増減築することで様々なクリニックに転換される
nLDK、及び各所室が診療所の様々な機能におきかわる

3. before
after
病院を介した街の
ネットワーク
家と家の間にデッキ ガレージが待合所に 公園をリハビリ
空間へと転用
隣接する道が
ベンチで
つながる
青空医療教室
0 20m

4. before
after
取手市に存在する典型的な核家族向けの分譲住宅
リビング
洗面所
診察室
X 線室
待合室
入院室
テラス
院長室
個室 1
個室 2
個室 3
テラス
個室の数は 3 つ、テラスは 1 つ
ガレージに建築が増設され待合室に転換 一部屋必要なくなるため壁を撤去しテラスとして使用
車一台分の駐車スペースがある
外部にウッドデッキを増設することで隣接する敷地と接続される