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社内研修や勉強会の事後テストを作るとき気をつけたい9つのこと
- 19. Mariko Hayashi
前提情報が不⾜していないか?
➤ 仕事場⾯では、その多くがケースバイケース
➤ だからこそ、問題⽂の中で⼀定の⽂脈を情報提⽰して、「こ
ういう⽴場、こういう状況だったら、何が妥当か」というふ
うにシチュエーションを絞り込んだ問い⽅が必要になる
➤ 問題作成者が⽂脈情報の作り込みを⼿抜きすると、「ケース
バイケース」としか⾔えない問題となり、正答も誤答もなく
なるため、テスト問題の体をなさなくなる
➤ クライアントの業種業態や規模、案件の予算感や想定期間、
クライアントとの関係性など、そこの情報がないと熟練者ほ
ど回答を窮するような⽋陥問題にしないこと
19
- 22. Mariko Hayashi 22
どちらのほうが回答(採点/評価)しやすい問題か
無駄に情報を盛りすぎても悪問に…
Q. あなたはWeb制作会社に勤める
ディレクター。3年前サイトリニュー
アル案件を⼿がけて以来、サイト運⽤
を継続的にサポートしている業界最⼤
⼿の製薬会社から、今回改めてサイト
リニューアルの相談がありました。来
週訪問して詳しくヒアリングすること
に。あなたはそれまでにどんな下調べ
をしますか。⼤まかな確認項⽬、打合
せ項⽬を箇条書きで挙げて、全⾓100
⽂字以内で答えてください。
Q. あなたは、都内の中堅Web制作会社に勤め
るディレクター。勤続年数は7年で、⼀⼈前と
して案件を任されています。この度、3年前サ
イトリニューアル案件を⼿がけて以来のつきあ
いとなる重要クライアントのWeb担当者、鈴
⽊さんから、サイトをまたリニューアルしたい
から⼀度相談に乗ってもらえないかと電話を受
けました。⼀度訪問して詳しく話を聴きたい
と申し出たところ、鈴⽊さんの上司、ネット
戦略部の佐々⽊部⻑も同席のもと、来週打合
せの場をもてることに。打合せまでは3営業⽇
ありますが、業務は⽴てこみ気味で、下準備に
さほど時間は使えません。あなたは、それま
でにどんな下調べをしますか。
- 24. Mariko Hayashi 24
⽂脈情報が適量あることで、問題に正解と不正解ができる
➤ Webディレクターなのだから、来週のヒアリングを
リードできるようアジェンダを⾃分で作成できるべき
➤ 3年前のサイトリニューアル以降、運⽤もずっと⼿がけ
てきたのだから、⾃⾝が認識するサイトの問題点や課
題認識も整理して、先⽅で話せるようにして臨むべき
➤ ⽂字数制限があるのだから、全⾓100⽂字以内で要点
を絞って⼤まかな確認項⽬、打合せ項⽬を⽰すべき