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20120729 ODbL勉強会
- 4. 地図(絵柄)とデータ
<OSM地理データベース>
・道路
・地形
・POI(Point Of Interest)
・植生
・電力線
・禁煙/喫煙
・車椅子利用可否
・…
OSMでは完全に別物
3
- 9. OKFについて
Open Knowledge Foundation
2004年に設立。拠点は英国
あらゆる知識をオープンに
サブプロジェクト
Open Data
Commons
8
http://okfn.org/ http://opendatacommons.org/
- 12. 登場人物
投稿規約
(CT)に基づ ODbL/DbCL
き管理を委 の下に利用
投稿者 許諾 利用者
託 OSMF
(マッパー)
11
- 20. 集合データベース
◆ ODbLを継承する必要が無いケースを明らかにするための
概念のひとつ。何をもって「集合データベース」と判断する
かは、まだ合意形成の途上。
◆現在のところ、Leagal FAQ
(http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Legal_FAQ/ODbL)
の3c.にあるように「名前」や「位置」のようなシンプルな判
断基準だけで他の地理データベースとゆるやかに連携し
ている場合は「集合データベース」と考えられる、とされて
います。
◆OSMと他の地理データベースを組み合わせたサービス提
供等を考える場合には、「集合データベース」とみなされる
使い方から外れると、他の地理データベースにもODbLを
適用する必要があるため重要なポイントです。
19
- 28. 製作著作物
◆Workには「作品」の訳語もありますが、データベースではないことを明確
化するために「著作物」の訳を当てています。ODbLの文脈で頭に
Producedと付いているのは、データベースを元に製作された著作物の意
味合いがあります。この用語もかなり重要で、例えば画像としてのマップ
(Mapnikのタイル画像など)を指し、データベースではないのでODbLの継
承条項は及びません。製作した人が、自由にライセンスを設定すること
ができます。OSM地理データベースがODbLに移行した後も、OSMの
Mapnik画像はCC BY-SA 2.0のままです。日本ではヤフーさんがOSM地
理データベースを元に独自にレンダリングしたタイルを配信されています
が、このタイルのライセンスは何であっても構いません。
Leagal FAQ (http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Legal_FAQ/ODbL) の3c.
を参照。
参考:
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Open_Data_License/Produced_Wo
rk_-_Guideline
27
- 31. よくある質問と回答
A1.下記は1例です
<現行>
(c)2012 MapQuest - "Map Data (c)OpenStreetMap and
contributors, CC-BY-SA".
<切替後>
(c)2012 MapQuest - "Map Data (c)OpenStreetMap and
contributors, ODbL".
注:OpenStreetMapからはhttp://osm.org へ、ODbLからは
http://www.opendatacommons.org/licenses/odbl へリンク
30
- 35. よくある質問と回答
A3.
◆現在のCC BYやCC BY-SAライセンスはデータには及ばないとする考え
方が一般的です。従って、まずその「データ」が著作権を認められる「デー
タベース」に相当するかどうか判断する必要があります。
◆例えばデータ発生日時など、ごくありふれた順序で並んだ事実情報の羅
列であるCSVファイルやXMLファイルの場合には、CC BYライセンスと明
記されていても著作物のデータベースとは考えにくいので、元〄CC BY
のライセンスは及んでいないものと考えられます。従ってODbLのデータ
ベースに投入してもライセンス侵害は無いものと思われます。
◆ただし、そのライセンサーの意図と食い違う可能性もあるので、ライセン
サーに確認した方がベターと思われます。
◆その際、ODbLについての説明が必要ですが、理解を得られやすくするた
めにも、その認知度の向上が望まれます。
34
- 37. よくある質問と回答
A4.自由なライセンスは無条件、表示、表示・継承の3つに大別されます。
◆無条件に誰にでも自由に使って欲しい場合にはパブリック・ドメイン系の
「CC0」が最も汎用的です。このライセンスは著作物とデータの両方に及
ぶ、とされています。ODCにも「PDDL」がありますが、こちらはデータのみ
が対象です。
◆出典(クレジット、帰属)表示を求める場合は著作物系には「CC BY」、デー
タ系には「ODC by」が適当と思われます。データは更新・追加される性質
があるので、履歴をたどったり、整合性を確認したい場合には出典表記
があった方が分かりやすい場合が多いと思われます。
◆表示に加え、派生物にも同じライセンスを適用したい場合には著作物系で
は「CC BY-SA」、データ系では「ODbL」となります。強制力の強いライセ
ンスなので、ライセンス間の互換性は上記ライセンスと比べて低くなりま
す。自由な利用を広げることを優先したい場合などに使われます。
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- 38. 参考(OKF関連)
◆ Open Definition
: (OKFから見た)オープンの定義
http://opendefinition.org/okd/japanese/
◆Guide to Open Data Licensing
:オープンなデータのライセンス適用ガイド
http://opendefinition.org/guide/data/
◆Conformant Licenses
: (OKFから見た) オープンに適合するライセンスの一覧
http://opendefinition.org/licenses/
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