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= 契約管理 =
(機能説明)
オープンソースのERP iDempiereの日本商習慣対応ディストリビューション
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目次
1:契約管理概要
2:契約管理のマスタ
4:契約書
5:契約定期処理
7:契約の更新と終了
3:契約テンプレート
9:契約管理に関連するカスタマイズ
8:契約の変更と途中解約
6:契約バリデーター
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1 契約管理概要
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契約管理概要
契約管理概要
JPiereの契約管理は、契約書を一元管理し、契約内容に基づいて、販売管理と購買管理の各種伝票(受
注伝票、出荷納品伝票、売上請求伝票、発注伝票、入荷伝票、仕入請求伝票)を作成する事ができます。
JPiereの契約管理は汎用的に作られており、標準機能だけでも様々な契約を管理する事ができます。標
準機能では管理できない特殊な契約を管理する場合でも、カスタマイズのベースとして使用する事ができ
ます。
JPiereの契約管理の特徴
JPiereの契約管理では、契約書を次の3つに区分管理し、契約情報を業務に活用する事ができます。
契約区分による3種類の契約管理形態
iDempiereの標準機能では、1つの取引先マスタに対して、販売管理と購買管理でそれぞれ1つずつの
取引条件(支払条件、支払方法など)しか設定する事ができませんが、”スポット契約”の機能を使用する
事により、1つの取引先に対して複数の取引条件を設定する事ができます。
JPiereの契約管理の開発により、受注伝票、出荷納品売上請求伝票、発注伝票、仕入請求伝票には、契
約書フィールドが追加されています。スポット契約の場合、それらの伝票の契約書フィールドを選択入力
する事で、契約書の取引条件を伝票に自動入力する事ができます。
スポット契約
iDempiereの標準機能では、保守契約やライセンス販売などのように継続的にサービス提供するような
取引を処理する機能があまり充実していません。そこでJPiereでは、継続的にサービス提供するような契
約を期間契約として、契約内容にもとづき、各種伝票を自動作成する事ができるようにするなど、継続的
にサービス提供するような取引を業務処理する機能を充実させています。
期間契約
契約書の一元管理
企業には色々な契約があり、多くは紙として存在しファイリングされています。契約内容を確認したい
場合、大量にファイリングされている契約書の中から、目的の契約書を探さないといけません。その作業
は企業規模が大きくなればなるほど大変です。
JPiereの契約管理機能では、iDempiereの標準機能として提供されている添付ファイルの機能を使用し
て、紙の契約書を電子ファイルとして保存し、共有する事を想定しています。そして目的の契約書が探し
やすいように、検索条件を自由に追加して使用する事を想定しています。もちろんiDempiere標準機能の
権限設定により、ユーザー毎に閲覧できる契約書を制限する事もできます。
スポット契約と期間契約のどちらにも属さない契約です。契約書をJPiere/iDempiere上で一元管理す
る事を目的とした区分です。契約書のデータを登録しておき、情報を共有化します。
一般契約
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契約管理概要
3タブ構成の契約書
JPiereの契約管理の中心となるのが”契約書”です。契約書ウィンドウは次の3つのタブから構成されて
います。
契約書
契約内容
契約内容明細
契約テンプレート 契約区分 契約カテゴリ
伝票タイプ 契約更新期限 更新契約期間
取引先 伝票ステータス 契約ステータス
契約カレンダー 契約処理マスタ
伝票タイプ
取引先
契約処理日(From) 契約処理日(To)
品目
入力数量 数量単位 換算数量
契約カレンダー
(入出荷)
契約処理マスタ
(入出荷)
移動数量
契約カレンダー
(請求)
契約処理マスタ
(請求)
請求数量
入数単価 単価 税金情報
契約書タブ
契約書タブは、紙の契約書と対応する事を意図しています。紙の契約書の情報を入力して検索及び参照
できるようにし、契約書の内容を共有化します。契約区分が”一般契約”の場合、契約書タブのみ表示さ
れます。
契約内容タブ
”契約内容”タブは契約区分が”期間契約”か”スポット契約”の場合に表示されるタブです。”期間契約”の
場合、”契約内容をもとに作成する伝票”のヘッダ情報(鑑となる情報)を入力します。スポット契約の
場合は、取引条件(支払条件、支払方法など)を入力します。
契約内容明細タブ
”契約内容明細”タブは契約区分が”期間契約”か”スポット契約”の場合に表示されるタブです。
”期間契約”の場合、”契約内容をもとに作成する伝票”の明細情報を入力します。”契約内容をもとに
作成する伝票”が受注伝票の場合、出荷納品伝票と売上請求伝票をJPiereの契約管理で自動起票する事
ができます。発注伝票も同様に、入荷伝票を仕入請求伝票をJPiereの契約管理で自動起票する事ができ
ます。
“スポット契約”の場合は、取引する明細情報が契約により決まっているような場合に使用する事を想
定しており、その明細情報を登録しておくことで、受注伝票を作成する際に、契約内容明細の情報をも
とに受注伝票明細を自動作成する事ができます。
紙の契約書は、契約書タブと対応します。契約内容タブ
は、契約書タブの1レコードに対して複数登録する事がで
きます。契約内容タブには、その契約内容が有効な期間を
入力するようになっており、契約内容に変更があった場合
などに履歴管理が行えます。
シ ス テ ム 的 に は 契 約 書 ウ ィ ン ド ウ は 2 つ の ” 伝 票
(Document)”から構成されています。1つは契約書タブ
1つで1枚の伝票を構成し、もうひとつは契約内容タブと
契約内容明細タブの2つのタブで1枚の伝票を構成します。
1つの契約書を2つの”伝票(Document)”として管理する
事で、契約書タブと契約内容タブで、それぞれ伝票として
の機能(ワークフローや、伝票ステータスの更新、伝票番
号の自動採番)を使う事ができます。
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契約管理概要
販売契約と購買契約の管理
契約内容をもとに、iDempiereの伝票を起票したいという場合、販売管理の伝票を起票する契約と購買
管理の伝票を起票する契約に大別する事ができます。JPiereの契約管理では、販売管理の伝票を起票する
契約を”販売契約”とし、購買管理の伝票を起票する契約を”購買契約”として、契約内容をもとに、販売管
理の伝票と購買管理の伝票を起票する事ができます。
契約内容に基づいて、受注伝票、出荷納品伝票、売上請求伝票を作成する事ができます。受注伝票、出
荷納品伝票を作成する必要が無い場合は、売上請求伝票だけを作成する事もできます。
販売契約
契約内容に基づいて、発注伝票、入荷伝票、仕入請求伝票を作成する事ができます。発注伝票、入荷伝
票を作成する必要が無い場合は、仕入請求伝票だけを作成する事もできます。
購買契約
期間契約の契約定期処理と契約カレンダー
“期間契約”の場合、”契約定期処理”を実行する事で販売契約と購買契約の各種伝票を自動起票させる事
ができます。契約定期処理は ”契約カレンダー”をもとに実行されます。契約カレンダーには、各種伝票
を作成する単位で区切られる、”契約処理期間”があります。契約処理期間はその期間の日付をFrom~To
で区切る事で、任意の期間で作成する事ができます。
契約カレンダーは、必要に応じていくつでも作成する事ができます。
契約カレンダー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
契約処理期間
契約定期処理
(期間契約の場合)
受注伝票
【ポイント】期間契約は契約処理期間毎に伝票を管理
期間契約では、契約処理期間毎に作成した伝票を管理します。そのため、同じ契約処理期間で同じ
伝票の重複登録を防止したり、反対に登録忘れを防止したりする事ができます。
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契約管理概要
“契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)”と”派生伝票”
”期間契約”の機能を使用すると伝票を自動作成する事ができます。自動作成するための設定は自動作成
する伝票を”契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)”と”基点となる伝票から派生して作成する
伝票(派生伝票)”に分けると理解しやすくなります。
例えば受注伝票は、”契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)”です。そして受注伝票をもとに
作成する出荷納品伝票や売上請求伝票は、”基点となる伝票から派生して作成する伝票(派生伝票)”です。
基点となる伝票と派生伝票は1:Nの関係になります。
期間契約では、”基点となる伝票”と”派生伝票”を柔軟に自動で作成する事ができます。
契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)は、契約書ウィンドウの契約内容タブと契約内容明細
タブの情報をもとに作成される伝票であり、販売契約では”受注伝票”、”売上請求伝票”、購買契約では”
発注伝票”、”仕入請求伝票”の4種類あります。
販売契約で在庫管理が必要のない契約の場合には、受注伝票と出荷納品伝票は作成せずに、直接売上請
求伝票を、作成する事ができます。この場合、契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)は”売上
請求伝票”という事になります。
購買契約でも在庫管理が必要のない契約の場合には、発注伝票と入荷伝票は作成せずに、直接仕入請求
伝票を、作成する事ができます。この場合、契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)は”仕入請
求伝票”という事になります。
契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)は4種類
契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)が受注伝票の場合、受注伝票から派生して作られる伝
票は出荷納品伝票と、売上請求伝票があります。契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)が発注
伝票の場合は、入荷伝票と仕入請求伝票があります。
基点となる伝票が、売上請求伝票と仕入請求伝票の場合は、派生伝票はありません。
基点となる伝票から派生して作成する伝票(派生伝票)は4種類
【ポイント】契約書ウィンドウの”契約内容”タブと”契約内容明細”タブには基本的に
”基点となる伝票”を作成するための情報を入力します!!
契約書ウィンドウの契約内容タブと契約内容明細タブには、基本的に基点となる伝票を作成するた
めに必要となる情報を入力します。そのため、例えば1年契約のものであっても受注伝票を毎月作成
するようなケースでは、毎月作成する受注伝票の情報を、契約内容タブと契約内容明細タブに登録す
る事になります。
そして、基点となる伝票が受注伝票か発注伝票の場合で、派生伝票を契約定期処理で自動作成した
い場合に、派生伝票を作成するための情報を、契約内容明細タブに追加登録します。
派生伝票を自動作成する情報を契約内容明細毎に設定する事で、基点となる伝票と派生伝票の1:N
の関係を柔軟に定義し、契約定期処理で自動作成する事ができます。
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契約管理概要
契約カレンダーと契約処理マスタ
契約処理マスタには契約内容をもとに各種伝票を作成するプロセスを設定しておく事ができます。契約
処理マスタ毎に各種伝票を作成するプロセスをプラグインとして差し替える事で、伝票を作成する処理を
自由にカスタマイズする事ができます。
期間契約の場合、契約書ウィンドウの契約内容タブと契約内容明細タブに、それぞれ契約カレダ―と契
約処理マスタが設定できるようになっています。
契約内容タブの契約カレンダーと契約処理マスタは”契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)”
を作成する際に使用します。
契約内容明細タブの契約カレンダーと契約処理マスタは”基点となる伝票から派生して作成する伝票(派
生伝票)”を作成する際に使用します。そのため、契約内容明細タブの契約カレンダーと契約処理マスタは、
入出荷伝票(入荷伝票 or 出荷納品伝票)作成用と請求伝票(仕入請求伝票 or 売上請求伝票)作成用の2つを
選択入力する事ができるようになっています。
契約書
契約内容
契約内容明細
契約テンプレート 契約区分 契約カテゴリ
伝票タイプ 契約更新期限 更新契約期間
取引先 伝票ステータス 契約ステータス
契約カレンダー 契約処理マスタ
伝票タイプ
取引先
契約処理日(From) 契約処理日(To)
品目
入力数量 数量単位 換算数量
契約カレンダー
(入出荷)
契約処理マスタ
(入出荷)
移動数量
契約カレンダー
(請求)
契約処理マスタ
(請求)
請求数量
入数単価 単価 税金情報
受注伝票
基点となる伝票
基点となる伝票は、契約内容タブと契約内容明細
タブの情報をもとに、契約内容タブの契約処理マ
スタに設定されているプロセスにより契約カレン
ダーの契約処理期間毎に作成されます。
出荷納品
伝票
売上請求
伝票
派生伝票
派生伝票には、基点となる伝票が受注伝票の場
合は、出荷納品伝票と売上請求伝票が該当しま
す。派生伝票は、基点となる伝票をもとに、契
約内容明細タブの契約処理マスタに設定されて
いるプロセスにより契約カレンダーの契約処理
期間毎に作成されます。
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契約管理概要
スポーツクラブを経営しており、年会費による支払いの会員が1名入会しました。受注伝票は入会時に
1枚起票し、売上を月ごとに計上するために出荷納品伝票と売上請求伝票は毎月作成する事とします。
ケーススタディー
受注伝票
出荷納品
伝票
売上請求
伝票
出荷納品
伝票
売上請求
伝票
出荷納品
伝票
売上請求
伝票
出荷納品
伝票
売上請求
伝票
出荷納品
伝票
売上請求
伝票
契約締結月 2ヶ月目 3ヶ月目 4ヶ月目 5ヶ月目 …
…
…
【ポイント】 受注伝票の明細毎に出荷納品伝票と売上請求伝票の作成を制御する事ができます。
上記の例の場合、“基点となる伝票”となる受注伝票は年に1枚で、”派生伝票”となる出荷納品伝票
と売上請求伝票は月に1枚作成しています。
JPiereの契約管理の標準機能では、”基点となる伝票”は契約内容タブの”契約カレンダー” をもとに
作成し、”派生伝票”は契約内容明細タブの”契約カレンダー(入出荷)”フィールドと”契約カレンダー
(請求)”フィールドに設定されている契約カレンダーをもとに作成します。
伝票の作成タイミングを受注伝票を基点として明細毎に制御する事ができますので、受注伝票1枚
に対して複数の出荷納品伝票や売上請求伝票を作成する事ができます。
【ポイント】派生伝票は契約定期処理で自動作成する事も、手入力する事もできます。
基点となる受注伝票を作成した後の、派生する出荷納品伝票と売上請求伝票の作成は、”契約定期
処理”を実行して自動作成する事もできますし、契約定期処理を使用せずに、既存の機能を使用して
作成する事もできます。
既存機能を使用して作成した後で、契約定期処理を実行しても、契約カレンダーの契約処理期間毎
に伝票の作成を制御する事ができるため、2重登録を防止する事ができます。
【ポイント】基点となる伝票と派生伝票は1:Nの関係。
基点となる伝票と派生伝票の関係は1:N(1:1を含む)の関係を想定しており、基点となる伝票と派
生伝票がN:1になる場合は、契約管理では想定していません。
例えば後払いのケースで複数の受注伝票をまとめて、1枚の請求書を発行したい場合、基点となる
受注伝票と派生する売上請求伝票を1:1の関係で作成し、受注伝票の数だけ作成された売上請求伝票
を”【JPIERE-0106】まとめ請求書”の機能で、まとめて請求する事を想定しています。
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契約管理概要
契約テンプレート
企業活動において、契約は通常、取引の種類毎にある程度定型化されて行きます。JPiereでは定型化さ
れている契約内容を予め登録しておく事ができる”契約テンプレート”の機能を使用する事で、契約内容の
入力を省力化し誤入力を防止します。
契約テンプレート
契約書
契約書
契約書
契約書
契約書
契約テンプレート
契約テンプレートからコピーされた契約書の情報は、必要に応じて修正する事ができます。
コピー
契約内容毎の自動仕訳の勘定科目の制御
計上伝票を活用した売上の認識タイミングの適正化と費用収益の見越し繰延
スポット契約と期間契約では、iDempiereの標準機能の自動仕訳の勘定科目を必要に応じて変更する事
ができます。
グループ会社間取引の把握を勘定科目残高レベルで把握する事が可能
例えば、iDempiereでは売上の勘定科目は品目マスタ毎に決まっています。そのため、連結会計を意識
して、売上の勘定科目をグループ会社とそうではない取引先とで切り分けたいと考えた場合は、それを実
現するためには品目マスタ自体を分けざるを得ません。しかし、JPiereの契約管理を使用すれば、ひとつ
の品目マスタでも契約内容毎に適した勘定科目で自動仕訳を起票する事ができますので、グループ会社間
の取引を勘定科目残高レベルで容易に把握する事ができます。
債権債務勘定科目の切り替え
iDempiereの標準機能では、債権/債務の勘定科目は取引先マスタに1つづつした設定する事ができま
せん。そのため、取引の種類に応じて、債権/債務の勘定科目を切り替えたいと考えた場合に、計上する
債権/債務の勘定科目分だけ取引先マスタを用意する必要がありました。しかし、JPiereの契約管理を使
用すれば、債権/債務の勘定科目を契約内容毎に適した勘定科目で自動仕訳を起票する事ができますので、
そのような必要はありません。
契約管理のオプション機能として、計上伝票(売上計上伝票/仕入計上伝票)があります。計上伝票と請
求伝票(売上請求伝票/仕入請求伝票)を使用する事で、費用と収益の見越繰延を行い、適切なタミングで
収益と費用を認識(計上)する事ができます。
iDempiereの標準機能では、売上は売上請求伝票作成の完成時に計上されますが、前払いの取引など
のように契約内容によっては必ずしも、請求のタイミングで売上が計上されるわけではありません。計上
伝票を使用する事により、売上の計上を売上計上伝票で行い、請求タイミングと売上の計上タイミングを
分離させる事ができます。
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販売契約購買契約
契約管理概要
契約管理の全体イメージと処理の流れ
ここではJPiereの契約管理の全体イメージと処理の流れについて説明します。
契約書
契約カテゴリ
契約カレンダー
契約解約条件
契約延長期間
契約処理
マスタ
契約テンプレート
契約管理のマスタ
契約内容
契約内容明細
契約区分
契約定期処理
(基点となる伝票と
派生伝票の作成)
期間契約の場合、契約内容
タブと契約内容明細タブの
情報をもとに契約定期処理
で各種伝票を作成できる。
契約カレンダー
契約ステータス更新 契約の更新と
終了
発注伝票
入荷伝票
仕入請求伝票
受注伝票
出荷納品伝票
売上請求伝票
契約カテゴリ
契約更新期限 契約更新期間
契約テンプレート
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契約管理概要
事前準備(マスタ設定)
契約カテゴリ―
契約カレンダー
契約解約条件
契約書を入力する前に、あらかじめ関連する各種マスタを登録しておく必要があります。
JPiereの契約管理では、契約カテゴリを使用して、契約書を自由に区分管理する事ができます。契約
カテゴリは階層化する事ができ、JPiereの契約カテゴリは標準機能として3階層まで区分管理できる
ようなっています。
期間契約の場合、契約内容をもとに作成される各種伝票は、契約カレンダーの契約処理期間毎に作成
されます。期間契約の場合、契約書の契約内容に契約カレンダーは必須入力となりますので、予め契
約カレンダーを登録しておく必要があります。
期間契約の自動更新の場合、契約解約条件マスタを使用して契約解約期限日を自動計算し管理する事
ができます。
契約処理マスタ
期間契約の場合、契約内容と契約内容明細に登録されている情報をもとに、契約カレンダーの契約処
理期間毎に、各種伝票を自動作成します。契約処理マスタにより、各種伝票を自動作成するロジック
を自由にカスタマイズする事ができます。
契約延長期間
期間契約の自動更新の場合、契約延長期間マスタを使用して、契約期間を自動的に再計算し管理する
事ができます。
契約テンプレートの作成
契約書を入力する際には、必ず契約テンプレートを選択する必要があります。契約書を入力する際に
契約テンプレートを選択する事で、契約テンプレートの内容が契約書にコピーされます。契約テンプ
レートにより契約書の入力を省力化し、誤入力を少なくする事ができます。
契約会計情報
期間契約とスポット契約の場合、契約内容に応じた自動仕訳の勘定科目を設定する事ができます。ま
た、契約会計情報で計上伝票を使用するかどうか制御する事ができます。
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契約管理概要
契約締結(契約書入力)
契約定期処理
期間契約の場合、契約期間に渡り定期的に、契約書の契約内容をもとに、契約カレンダーの契約処理
期間毎に各種伝票を作成します。
契約更新・終了処理
期間契約で、契約期限が決められている場合、その契約を更新もしくは終了します。
契約管理に関係するマスタを登録し、契約テンプレートを作成すると、契約書の登録を行う事ができ
ます。契約が締結されたら契約書を入力して下さい。
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2 契約管理のマスタ
契約カテゴリ
契約カレンダー
契約解約条件
契約延長期間
契約処理マスタ
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契約カテゴリ―
契約カテゴリ―
契約カテゴリーを使用して、契約書を自由に区分管理する事ができます。JPiereの契約管理では契約書
は必ず1つの契約カテゴリーに属すようになっています。
契約カテゴリー階層レベル1
(JP_ContractCategoryL1)
契約カテゴリー階層レベル2
(JP_ContractCategoryL2)
契約カテゴリー階層
契約カテゴリー
(JP_ContractCategory)
JPiereの契約管理の標準機能では、契約カテゴリーは3階層にする事ができるようにしています。必要
に応じて階層は追加することもできます。
【補足説明】契約カテゴリー階層の使用は任意です。
JPiereの契約管理では、契約書に必ず1つの契約カテゴリーを選択入力する必要があるため、契約カ
テゴリーは使用する必要がありますが、契約カテゴリーを束ねる、契約カテゴリー階層レベル1と、
契約カテゴリー階層レベル2については、必ずしも使用しなければならないというものではありませ
ん。必要に応じて使用して下さい。
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契約カテゴリー
契約カテゴリーウィンドウ
契約カテゴリータブ
契約カテゴリー [ 選択レコード/表示レコード数]
OSS ERP Solutions
契約カテゴリー
クライアント* 組織*
検索キー
名称*
説明
 アクティブ 契約カテゴリー階層L1
JPiereの契約管理では、契約書は必ず1つの契約カテゴリに属す事になります。契約カテゴリーはユー
ザー企業の要件に応じて自由に登録する事ができます。
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契約カテゴリー
契約カテゴリー階層ウィンドウ
契約カテゴリー階層レベル2タブ
契約カテゴリー階層L2 [ 選択レコード/表示レコード数]
OSS ERP Solutions
契約カテゴリー階層
クライアント* 組織*
検索キー
名称*
説明
 アクティブ
契約カテゴリー階層レベル1タブ
契約カテゴリー階層レベル2 > 契約カテゴリー階層レベル1 [ 選択レコード/表示レコード数]
OSS ERP Solutions
契約カテゴリー階層
クライアント* 組織*
検索キー
名称*
説明
 アクティブ
契約カテゴリ階層レベル2*
契約カテゴリー階層を使用する事で、契約カテゴリーを階層化して管理する事ができます。JPiereの契
約管理機能では標準機能として契約カテゴリー階層を2階層用意しており、契約カテゴリーと合わせて3
階層で契約をカテゴライズする事ができます。契約カテゴリー階層の使用は任意です。必要に応じて、3
階層以上の階層に拡張する事もできます。
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契約カレンダー
契約カレンダー
期間契約の販売契約と購買契約の場合、”契約定期処理”で”契約カレンダー”をもとに各種伝票を自動起
票させる事ができます。契約カレンダーは、期間契約の各種伝票を自動作成する単位で区切られる、”契
約処理期間”があります。例えば、家の賃貸借契約で、毎月家賃を売上計上するために売上請求伝票を毎
月1枚起票する場合、契約処理期間が1ヶ月単位の契約カレンダーを作成します。JPiereの契約管理では、
契約処理期間単位で契約内容に基づく各種伝票を作成し管理します。
契約カレンダーは、いくつでも作成する事ができます。
契約カレンダーウィンドウ
“契約内容タブ”と”契約内容明細タブ”の情報をもとに作成される各種伝票は契約カレンダーの”契約処理
期間”単位で作成されます。
契約カレンダウィンドウのタブ構成
契約カレンダー
契約処理期間グループ
契約処理期間
契約処理履歴
期間契約の場合、契約カレダ―は必須入力となります。期間契約の場
合、契約内容にもとづいて伝票を作成する”契約定期処理”は、契約カ
レンダーの契約処理期間単位で行います。契約カレンダーはいくつで
も登録できますので、契約の種類などに応じて登録して下さい。
期間契約の場合、”契約定期処理”により、契約処理期間毎に、伝票が
作成されますが、ある一定期間の契約処理期間をまとめて管理したい
場合があります。例えば、年間契約で、月々の請求金額が同額であり、
売上請求伝票を1年分予め最初に一度に作成するような場合、契約処
理期間は月単位で登録し、それを1年分まとめるために、年単位で契
約処理期間グループを作成します。
期間契約の場合、”契約定期処理”により、”契約内容タブ”と”契約内容
明細タブ”の情報をもとに契約処理期間毎に1枚の伝票を作成します。
契約処理期間毎に”契約定期処理”が実行された履歴が表示されます。
1つの契約処理期間に対して契約定期処理自体は何回でも実行する事
ができます。JPiereの契約管理の標準機能では、契約定期処理で作成
される伝票は、契約期間毎に1枚になるように制御されています。そ
のため同じ契約処理期間で複数回の契約定期処理を実行しても、同じ
伝票が2重登録される事はありません。
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契約カレンダー
契約カレンダー [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約カレンダー
クライアント* *組織*
1月開始年会費カレンダー名称
説明
 アクティブ
契約カレンダータブ
期間契約の場合、契約カレダ―は必須入力となります。期間契約の場合、契約内容にもとづいて伝票を作
成する”契約定期処理”は、契約カレンダーの契約処理期間単位で行います。契約カレンダーはいくつでも
登録できますので、契約の種類などに応じて登録して下さい。
1000000検索キー*
- リファレンス
契約カテゴリ
契約内容 契約内容明細
契約カレンダーが特定の契約内容で使用されている場合、その契約内容を入力する事を意図しています。
契約内容
契約カレンダーがあるひとつの契約カテゴリに属する場合に、その契約カテゴリを入力する事を意図して
います。
契約カテゴリ
契約カレンダーが特定の契約内容明細で使用されている場合、その契約内容を明細を入力する事を意図し
ています。
◆契約内容明細
- リファレンス
契約管理の運用方法によっては、多くの契約カレンダーを作成する必要がある場合があります。その際に
リファレンスの情報を入力する事により契約カレンダーを区分管理する事を意図しています。
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契約カレンダー
契約カレンダー > 契約処理期間グループ [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約カレンダー
クライアント* *組織*
契約処理期間グループタブ
1月開始年会費カレンダー契約カレンダー*
名称
説明
 アクティブ
【補足説明】契約処理期間グループは会計カレンダーの”年”タブに相当します。
会計カレンダーと対比して、契約カレンダーの契約処理期間グループの役割を説明すると、契約処理
期間グループは、会計カレンダーの”年”タブに相当する役割があります。期間契約の場合、数年契約
もありえるため、1年単位で期間をグルーピングする事はできません。そのため、汎用的に抽象化し、
契約処理期間グループとして、契約処理期間を任意にグルーピングできるようにしています。
期間契約の場合、”契約定期処理”により、契約処理期間毎に、伝票が作成されますが、ある一定期間の
契約処理期間をまとめて管理したい場合があります。例えば、年間契約で、月々の請求金額が同額であり、
売上請求伝票を1年分予め最初に一度に作成するような場合、契約処理期間は月単位で登録し、それを1
年分まとめるために、年単位で契約処理期間グループを作成します。
契約処理期間作成
20XX-01検索キー*
- リファレンス
20XX年契約定期処理実行キー
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契約カレンダー
契約処理期間を自動作成するプロセスです。一定間隔の契約処理期間であれば自動作成する事ができま
す。契約処理期間の転記日付フィールドの値は、契約処理期間の開始日付か終了日付を選択できます。同
じく伝票日付フィールドの値は、転記日付の日付を基点として、相対的に計算する事ができます。
契約処理期間を自動作成する日付をFrom~Toで入力します。
契約日付
契約処理期間作成
20X1/1/1契約日付* 20X1/12/131-
0契約処理期間(年)
1契約処理期間(月)
0契約処理期間(日)
契約処理期間作成(Create Contract Process Period)プロセス
1つの契約処理期間が1年以上になる場合に、その年数を整数で入力します。
契約処理期間(年)
1つの契約処理期間が一ヶ月以上になる場合に、その月数を整数で入力します。
契約処理期間(月)
1つの契約処理期間の日数を整数で入力します。
契約処理期間(日)
yyyy年MM月日付書式
終了日付転記日付 ▼
契約処理期間の名称を日付書式をもとに自動作成する事ができます。例えば、”年月”を契約処理期間の名
称に設定したい場合は”yyyy年MM月”と入力します。
日付書式
0伝票日付オフセット(月)
1伝票日付オフセット(日)
固定日付
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契約カレンダー
契約処理期間の転記日付に設定される日付を”開始日付”もしくは”終了日付”のどちらかを選択する事がで
きます。
 開始日付…契約処理期間の伝票日付フィールドにその契約処理期間の開始日付を設定します。
 終了日付…契約処理期間の伝票日付フィールドにその契約処理期間の終了日付を設定します。
転記日付
転記日付をもとに伝票日付を自動作成するのに使用します。転記日付に加算する月数を入力します。翌月
の場合は”1”、前月の場合は”-1”を入力します。
伝票日付オフセット(月)
転記日付をもとに伝票日付を自動作成するのに使用します。転記日付に加算する日数を入力します。翌日
の場合は”1”、前日の場合は”-1”を入力します。
伝票日付オフセット(日)
このフラグをONにすると”伝票日付オフセット”の値が固定日付として処理されます。31を入力すると月
末として処理されます。
固定日
1ヶ月単位の契約処理期間で転記日付と伝票日付は
月初の場合
1ヵ月単位の契約処期間を年初から1年分作成し、
転記日付は契約処理期間の開始日付とし、伝票日
付は転記日付と同じ票日付とする場合、次のよう
に実行条件を入力します。
• 契約日付 … 20X1/01/01 – 20X1/12/31
• 契約処理期間(年) … 0
• 契約処理期間(月) … 1
• 契約処理期間(日) … 0
• 日付書式 … yyyy年MM月
• 転記日付 … 開始日
• 伝票日付オフセット(月) … 0
• 伝票日付オフセット(日) … 0
• 固定日付 … ONでもOFFでも同じ結果。
1ヶ月単位の契約処理期間で転記日付は月末とし、
伝票日付は前月末とする場合
1ヵ月単位の契約処期間を年初から1年分作成し、
転記日付は契約処理期間の終了日付とし、伝票日
付は契約処理期間の前月末とする場合、次のよう
に実行条件を入力します。
• 契約日付 … 20X1/01/01 – 20X1/12/31
• 契約処理期間(年) … 0
• 契約処理期間(月) … 1
• 契約処理期間(日) … 0
• 日付書式 … yyyy年MM月
• 転記日付 … 終了日
• 伝票日付オフセット(月) … -1
• 伝票日付オフセット(日) … 31
• 固定日付 … ON
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契約カレンダー
1年単位の契約処理期間で転記日付は年初として、
伝票日付は前月1日付の場合
年初を開始日付とする1年月単位の契約処期間を
20年分作成し、転記日付は契約処理期間の開始日
付とし、伝票日付は転記日付の前月1日付とする
場合、次のように実行条件を入力します。
• 契約日付 … 2X01/01/01 – 2X20/12/31
• 契約処理期間(年) … 1
• 契約処理期間(月) … 0
• 契約処理期間(日) … 0
• 日付書式 … yyyy年MM月開始
• 転記日付 … 開始日付
• 伝票日付オフセット(月) … -1
• 伝票日付オフセット(日) … 1
• 固定日付 … ON
5年単位の契約処理期間で転記日付と伝票日付は契
約処理期間の初日とする場合
5年単位の契約処期間を年初から20年分作成し、
転記日付と伝票日付は、契約処理期間の開始日付
とする場合、次のように実行条件を入力します。
• 契約日付 … 20X1/01/01 – 20X1/12/31
• 契約処理期間(年) … 5
• 契約処理期間(月) … 0
• 契約処理期間(日) … 0
• 日付書式 … yyyy年MM月開始
• 転記日付 … 開始日付
• 伝票日付オフセット(月) … 0
• 伝票日付オフセット(日) … 0
• 固定日付 … ONでもOFFでも同じ結果。
1ヶ月単位の契約処理期間で転記日付は月初とし、
伝票日付は前月末とする場合
1ヵ月単位の契約処期間を年初から1年分作成し、
転記日付は契約処理期間の開始日付とし、伝票日
付は契約処理期間の前月末とする場合、次のよう
に実行条件を入力します。
• 契約日付 … 20X1/01/01 – 20X1/12/31
• 契約処理期間(年) … 0
• 契約処理期間(月) … 1
• 契約処理期間(日) … 0
• 日付書式 … yyyy年MM月
• 転記日付 … 終了日
• 伝票日付オフセット(月) … 0
• 伝票日付オフセット(日) … -1
• 固定日付 … OFF
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契約カレンダー
契約カレンダー > 契約処理期間グループ > 契約処理期間 [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約カレンダー
クライアント* *組織*
名称
 アクティブ
契約処理期間タブ
説明
20X1/1/1開始日付 20X1/12/31終了日付
1月開始年会費カレンダー契約カレンダー*
期間契約の場合、”契約”と結びついて作成される各種伝票には契約処理期間が必須入力となります。
契約定期処理では、契約内容と契約内容明細の情報をもとに、契約処理期間毎に1枚の伝票を作成します。
イレギュラーな処理により既に、手入力(オペレーション入力)で、既に契約処理期間に伝票が登録され
ていた場合は、重複登録を防止するため、契約定期処理では伝票は作成されません。
20X1/1/1伝票日付*
- リファレンス
20XX年契約定期処理実行キー
”契約定期処理”で作成する伝票の日付の初期値を設定する事ができます。
伝票日付
契約定期処理実行キーは、異なる契約カレンダーの契約処理期間をまとめて1回の契約定期処理で処理し
たい場合に使用する事を想定しています。異なるそれぞれの契約カレンダーの契約処理期間に同じ契約定
期処理実行キーを設定する事で、”契約定期処理”をまとめて実行する事ができます。
契約定期処理実行キー
20XX年契約処理期間グループ*
20X1/1/1転記日付*
”契約定期処理”で作成する伝票の転記の初期値を設定する事ができます。開始日付から終了日付の範囲内
の日付を入力する事ができます。
転記日付
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契約カレンダー
【カスタマイズポイント】契約処理期間に契約定期処理の実行条件を追加する
契約定期処理では契約処理期間をキー情報として伝票を作成するプロセスです。そのためプロセスの実
行条件などを契約処理期間に追加して、より柔軟に各種伝票を作成する事ができます。
例えば、契約処理期間内に作成する伝票の日付があらかじめ決まっているのであれば、その日付を契約
処理期間に設定しておけば、契約定期処理で選択する追加入力する必要が無く、誤入力を防止する事が
できます。
【補足説明】契約定期処理では契約処理期間毎に作成する伝票は1枚
JPiereの契約管理の標準機能では、”契約定期処理”を実行する事で契約書ウィンドウの”契約内容”タ
ブと”契約内容明細”タブの情報をもとに契約処理期間毎に1枚の伝票を起票します。
契約内容をもとに伝票が作成されているかどうか、契約処理期間をキー情報として管理していますの
で、契約定期処理の処理対象となった契約処理期間に、イレギュラー的にもし既に手入力(オペレー
ション入力)等で伝票が作成されていたとしても、契約定期処理では伝票は作成せずに2重登録を防止す
る事ができます。
手入力(オペレーション入力)で伝票を入力する場合は、契約処理期間が重複していてもエラーにはな
りません。そのため、イレギュラーな処理はオペレーション入力で伝票登録し、定期的な処理は契約定
期処理で自動処理する事ができます。
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契約カレンダー
契約カレンダーの作成例
JPiereの契約管理では、”契約定期処理”において、”契約カレンダー”の”契約処理期間”毎に各種伝票を作
成します。この事をよく理解し、契約カレンダーを作成して下さい。
例1: 月単位の契約カレンダー
例2: 年単位の契約カレンダー
例えば、スポーツクラブの月会費の支払いのような、月単位の契約を管理する場合、月単位に契約処理期
間が作成されている下記のようなイメージの契約カレンダーを作成します。
例えば、スポーツクラブの年会費の支払いのような、開始月から1年間という契約を管理する場合、開始
月単位に契約カレンダーを作成し、開始月から1年間の契約処理期間をそれぞれの契約カレンダーに作成
します。
X1年1月
月会費カレンダー
契約カレンダー 契約処理期間
20X1年1月1日~20X1年12月31日1月開始年会費カレンダー
契約カレンダー 契約処理期間
20X1年2月1日~20X2年1月31日2月開始年会費カレンダー
20X1年3月1日~20X2年2月28日3月開始年会費カレンダー
20X1年4月1日~20X2年3月31日4月開始年会費カレンダー
20X1年5月1日~20X2年4月30日5月開始年会費カレンダー
20X1年6月1日~20X2年5月31日6月開始年会費カレンダー
20X1年7月1日~20X2年6月30日7月開始年会費カレンダー
20X1年8月1日~20X2年7月31日8月開始年会費カレンダー
20X1年9月1日~20X2年8月31日9月開始年会費カレンダー
20X1年10月1日~20X2年9月30日10月開始年会費カレンダー
20X1年11月1日~20X2年10月31日11月開始年会費カレンダー
20X1年12月1日~20X2年11月30日12月開始年会費カレンダー
年会費に関する受注伝票を1年間で1枚起票するとした場合、年会費カレンダーは1つで、1年間の契約
処理期間で対応する事もできます。しかし、年会費の契約更新を考えた場合、通常開始月単位で契約更新
業務を行う事が多いのではないかと思いますので、開始月単位で契約カレンダーを作成しておく事で、契
約カレンダー単位で更新対象となる契約を簡単に把握する事ができ、契約更新に関する業務が行いやすく
なるのではないかと思います。
X1年2月 X1年3月 X1年4月 X1年5月 X1年6月 X1年7月 X1年8月 X1年9月 X1年10月 X1年11月 X1年12月
X2年1月 X2年2月 X2年3月 X2年4月 X2年5月 X2年6月 X2年7月 X2年8月 X2年9月 X2年10月 X2年11月 X2年12月
X3年1月 X3年2月 X3年3月 X3年4月 X3年5月 X3年6月 X3年7月 X3年8月 X3年9月 X3年10月 X3年11月 X3年12月
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
20X2年1月1日~20X2年12月31日
20X2年2月1日~20X3年1月31日
20X2年3月1日~20X3年2月28日
20X2年4月1日~20X3年3月31日
20X2年5月1日~20X3年4月30日
20X2年6月1日~20X3年5月31日
20X2年7月1日~20X3年6月30日
20X2年8月1日~20X3年7月31日
20X2年9月1日~20X3年8月31日
20X2年10月1日~20X3年9月30日
20X2年11月1日~20X3年10月31日
20X2年12月1日~20X3年11月30日
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
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契約カレンダー
例3: 5年単位の契約カレンダー
例えば、地震保険などにように5年単位の契約で、月々の売上を計上する場合、次のように5年単位の
カレンダーを毎月作成し、5年単位のカレンダーで受注伝票を作成し、月々の売上は月単位のカレンダー
を使用して処理する事ができます。
5年更新の契約のため、5年間を1つの契約処理期間とするカレンダーを作成します。この5年単位のカレ
ンダーは、運用的には毎月作成するか、5年の周期単位で作成する事を想定しています。
受注伝票を作成するための5年単位のカレンダー
2X01年1月1日~2X05年12月31日
2X01年1月開始
地震保険カレンダー
契約カレンダー 契約処理期間
2X06年1月1日~2X10年12月31日
2X11年1月1日~2X15年12月31日
…
売上請求伝票を作成するために月単位のカレンダーを作成します。この月単位のカレンダーは、月々伝票
を作成するようなケースであれば共通して使用する事ができます。
売上請求伝票を作成するための月単位のカレンダー
X1年1月
月次売上処理
カレンダー
契約カレンダー 契約処理期間
X1年2月 X1年3月 X1年4月 X1年5月 X1年6月 X1年7月 X1年8月 X1年9月 X1年10月 X1年11月 X1年12月
X2年1月 X2年2月 X2年3月 X2年4月 X2年5月 X2年6月 X2年7月 X2年8月 X2年9月 X2年10月 X2年11月 X2年12月
X3年1月 X3年2月 X3年3月 X3年4月 X3年5月 X3年6月 X3年7月 X3年8月 X3年9月 X3年10月 X3年11月 X3年12月
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
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契約カレンダー
【補足説明】1つの契約カレンダーの中に日付が重複する契約処理期間は登録できません
1つの契約の中に、”契約処理期間”が異なる複数のサービスが含まれている場合があるかもしれませ
ん。そのような場合でも、JPiereの契約管理機能は柔軟に対応できるようになっています。しかしなが
ら、1つの”契約カレンダー”の中に、日付が重複する”契約処理期間”は作成できませんので注意して下
さい。1つの契約の中に、契約処理期間が異なる複数のサービスが含まれる場合、契約処理期間の種類
毎に1つの契約カレンダーを作成して下さい。
例えば年初に浄水器のメンテナンスサービスを行う契約を締結したとします。その契約は年単位で、
浄水器の故障に対応するための保守サービスと、3ヶ月に1回浄水器の交換用フィルターを送付すると
いう内容が含まれていたとします。そして、この契約の売上は毎月計上するものとします。
このような場合、次の3つの契約カレンダーを作成する必要があります。
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月売上計上
契約カレンダー 契約処理期間
1月1日~3月31日 4月1日~6月30日 7月1日~9月30日 10月1日~12月31日フィルター送付
契約カレンダー 契約処理期間
1月1日~12月31日浄水器保守契約
契約カレンダー 契約処理期間
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契約カレンダー
契約カレンダー選択リスト
作成した契約カレンダーは、契約カレンダー選択リストに登録し契約テンプレートに割り当てる事によ
り契約書で使用する事ができます。契約カレンダー選択リストは、契約テンプレート毎に契約書で選択で
きる契約カレンダーを制限する役割があります。
契約カレンダー選択リスト
契約カレンダー選択リスト [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約カレンダー選択リスト
クライアント* *組織*
年会費カレンダーリスト名称
説明
 アクティブ
100000検索キー
契約カレンダーリスト
契約カレンダー選択リスト > 契約カレンダーリスト [ 選択レコード/表示レコード数]
AD_Client_ID
契約カレンダー選択リスト
クライアント* AD_Org_ID組織*
 アクティブ(IsActive)
年会費カレンダーリスト
契約カレンダー
選択リスト*
1月開始年会費契約カレンダー*
有効開始日付 有効終了日付
説明
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契約処理マスタ
契約処理マスタ
期間契約の場合、”契約カレンダー”をもとに各種伝票を自動起票させる”契約定期処理”を実行しま
す。”契約処理マスタ”には、契約定期処理時に、各種伝票を自動起票するプロセスを定義します。
契約書の契約内容毎に、契約処理マスタを設定する事ができるので、各種伝票を作成する処理を柔軟に
カスタマイズする事ができます。
契約処理マスタウィンドウ
契約処理マスタウィンドウでは、契約定義処理で各種伝票を作成する際に使用するプロセスを設定します。
契約処理マスタ [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約処理マスタ
クライアント* *組織*
名称
 アクティブ
説明
検索キー
クラス
契約定期処理で呼び出すプロセスのクラス名を所属するパッケージ名から設定します。クラスの入力が無
い場合は、JPiereのデフォルトクラスが呼び出されます。
クラス
受注伝票ベース伝票タイプ* ▼
 基点となる伝票を作成する
契約処理マスタが作成する事のできる伝票のベース伝票タイプを選択入力します。
ベース伝票タイプ
ベース伝票タイプフィールドの値が、”ARI-売上請求伝票”か、”API-仕入請求伝票”の時に表示されるフラ
グです。”基点となる伝票”を作成する契約処理マスタの場合はONにし、”派生伝票”を作成する契約処理
マスタの場合はOFFにします。
基点となる伝票を作成する
契約処理マスタタブ
- リファレンス
完成にする伝票ステータス更新 ▼
- テクニカル
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契約処理マスタ
契約処理マスタ選択リスト
契約処理マスタ選択リストタブ
契約処理マスタ選択リスト [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約処理マスタ選択リスト
クライアント* *組織*
名称
説明
 アクティブ
検索キー
SOO-受注伝票ベース伝票タイプ* ▼
契約処理マスタリストを使用する事ができるベース伝票タイプを選択入力します。契約書の契約内容タブ
には、契約定期処理によって作成される伝票の情報としてベース伝票タイプを1つ選択入力します。契約
内容タブに設定する契約処理マスタリストは、契約内容タブのべ―ス伝票タイプと同じ、ベース伝票タイ
プの契約処理マスタリストだけを選択する事ができます。
ベース伝票タイプ
契約処理マスタは、契約書の契約内容タブと契約内容明細タブに設定する事ができます。基点となる伝票
を作成するフラグは契約内容タブと契約内容明細のどちらで使用する契約処理マスタなのか制御します。
基点となる伝票を作成するフラグがONの場合は、契約内容タブに設定し、”基点となる伝票”を作成する
のに使用されます。OFFの場合は、契約内容明細タブに設定し、”派生伝票”を作成するのに使用されます。
基点となる伝票を作成する
 基点となる伝票を作成する
 販売(ON)/購買(OFF)
ベース伝票タイプにより自動設定されます。
販売(ON) / 購買(OFF)
作成した契約処理マスタは、契約処理マスタ選択リストに登録し契約テンプレートに割り当てる事によ
り契約書で使用する事ができます。契約処理マスタ選択リストは、契約テンプレート毎に契約書で選択で
きる契約処理マスタを制限する役割があります。
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契約処理マスタ
契約処理マスタリストタブ
契約処理マスタ選択リスト > 契約処理マスタリスト [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約マスタ選択リスト
クライアント* *組織*
 アクティブ
契約処理選択リスト*
契約処理マスタ*
有効開始日付 有効終了日付
説明
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契約書
契約書
契約処理マスタ
【カスタマイズポイント】契約処理マスタに契約定期処理の実行条件を追加する
契約処理マスタは、契約定期処理を実行する際に、プロセスを呼び出すためのマスタです。プロセスの
実行条件として、契約処理マスタに予め条件を設定できるようにする事で、より柔軟に各種伝票を作成
する事ができます。
【カスタマイズポイント】契約処理マスタと契約定期処理のカスタマイズ
契約処理マスタは契約定期処理の際に使用され、契約処理マスタに設定されているプロセスにより各
種伝票を作成する事ができます。そのため契約処理マスタに設定するプロセスをプラグインとして差し
替える事により、契約定期処理を簡単にカスタマイズする事ができます。
契約処理マスタは、契約書ウィンドウの”契約内容”タブと”契約内容明細”タブに設定します。契約内
容タブに設定される契約処理マスタは、”基点となる伝票”を作成する場合に使用します。
“基点となる伝票”は、基本的に契約内容明細と同じ明細構成となります。基点となる伝票は、販売契
約の場合は受注伝票か売上請求伝票、購買契約の場合は発注伝票か仕入請求伝票です。
契約内容
契約内容明細
受注伝票
※契約内容と契約内容明細の情報をもとに基点となる伝
票を作成する場合は、基本的に同じ明細構成となります。
契約内容と契約内容明細の情報をもとに基点となる受注伝票もしくは発注伝票を作成した場合、作成
した受注伝票もしくは発注伝票から、出荷納品伝票もしくは入荷伝票、売上請求伝票もしくは仕入請求
伝票を作成する必要があります。この場合、これらの伝票を手入力で作成する事もできますが、契約管
理の契約定期処理により自動作成する事もできます。契約定期処理により自動作成する場合、契約内容
明細に設定されている契約処理マスタと契約カレンダーにより、契約内容明細単位で、出荷納品伝票も
しくは入荷伝票、売上請求伝票もしくは仕入請求伝票を作成する処理とそのタイミングを制御する事が
できます。
契約内容
契約内容明細
受注伝票
出荷納品
伝票
出荷納品
伝票
出荷納品
伝票
基点となる伝票
基点となる伝票に結びつく”派生伝票”を作成する場合、契
約内容明細の契約カレンダーと契約処理マスタにより、
作成処理とそのタイミングを制御する事ができます。
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契約解約条件
契約解約条件
契約解約条件マスタは、”期間契約”において自動更新の場合に、その解約期限をマスタとして登録して
おくものです。 契約ウィンドウの契約書タブと契約内容タブには、契約解約条件フィールドがあり、入
力された契約解約条件をもとに、”契約解約期限日”フィールドの値が自動計算されます。
契約解約条件ウィンドウ
契約解約条件 [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約解約条件
クライアント* *組織*
1ヶ月前名称
 アクティブ
説明
001検索キー
0解約期限(年)
1解約期限(月)
0解約期限(日)
固定日付
契約解約条件は期間契約において、自動更新の場合に使用するマスタです。自動更新の場合、その解約
期限は、契約期間の最終日の×日前にとする場合事が多いでしょう。そのため、契約解約条には、×日前
の情報を入力します。
契約解約条件タブ
契約解約期限日は、年間契約の場合によく用いられる契約期間の最終日の×日前や1ヶ月前というような
相対的な日数を指定しているケースと、月々の契約の場合によく用いられる、毎月10日までのような日
付を指定するケースがあります。固定日付をONにすると、契約解約条件を後者の用途で使用する事がで
きます。
固定日付
“固定日付”フィールドのON or OFFに関わらず、解約期限を相対的な年数で指定します。契約解約期限が、
1年未満の場合は0を入力します。
解約期限(年)
“固定日付”フィールドのON or OFFに関わらず、解約期限を相対的な月数で指定します。契約解約期限が、
1ヶ月未満の場合は0を入力します。
解約期限(月)
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契約解約条件
例えば自動更新の契約で、解約期限が1ヶ月前の
場合、次のように入力します。
• 固定日付 … OFF
• 解約期限(年)… 0
• 解約期限(月) … 1
• 解約期限(日) … 0
解約期限が1ヶ月前の入力例
解約期限が10日前の入力例
例えば自動更新の契約で、解約期限が10日前の場
合、次のように入力します。
• 固定日付 … OFF
• 解約期限(年)… 0
• 解約期限(月) … 0
• 解約期限(日) … 10
“固定日付”フィールドのON or OFFにより入力する数値の意味が異なりますので注意して下さい。
固定日付がOFFの場合は、解約期限を×日前というような日数で指定します。固定日付がONの場合は、解
約期限を毎月×日というような日付で指定します。
解約期限(日)
例えば自動更新の契約で、解約期限が毎月10日
までの場合、次のように入力します。
• 固定日付 … ON
• 解約期限(年)… 0
• 解約期限(月) … 0
• 解約期限(日) … 10
解約期限が毎月10日までの入力例
例えば自動更新の契約で、解約期限が前月25日の
場合、次のように入力します。
• 固定日付 … ON
• 解約期限(年)… 0
• 解約期限(月) … 1
• 解約期限(日) … 25
解約期限が前月の25日までの入力例
例えば自動更新の契約で、解約期限が前月末日の
場合、次のように入力します。
• 固定日付 … ON
• 解約期限(年)… 0
• 解約期限(月) … 1
• 解約期限(日) … 31(※31は末日を意味します)
解約期限が前月の末日までの入力例
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契約延長期間
契約延長期間
契約延長期間マスタは、”期間契約”において、自動更新の際に、その延長期間をマスタとして登録してお
くものです。
契約延長期間ウィンドウ
契約延長期間 [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約延長期間
クライアント* *組織*
1年更新名称
 アクティブ
説明
0001検索キー
1延長期間(年)
0延長期間(月)
0延長期間(日)
固定日付
契約延長期間タブ
契約期間の延長を1年後という場合は、固定日付はOFFです。契約期間の延長を1年後の月の末日というよ
うな場合、固定日付はONにします。
固定日付
“固定日付”フィールドのON or OFFに関わらず、延長期間を相対的な年数で指定します。延長期間が、1
年未満の場合は0を入力します。
延長期間(年)
“固定日付”フィールドのON or OFFに関わらず、延長期間を相対的な月数で指定します。延長期間が、
1ヶ月未満の場合は0を入力します。
延長期間(月)
“固定日付”フィールドのON or OFFにより入力する数値の意味が異なりますので注意して下さい。
固定日付がOFFの場合は、延長期間を×日というような日数で指定します。固定日付がONの場合は、延長
期間を毎月×日というような日付で指定します。
延長期間(日)
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契約延長期間
例えば契約延長期間が1年の場合次のように入力
します。
• 固定日付 … OFF
• 延長期間(年)… 1
• 延長期間(月) … 0
• 延長期間(日) … 0
契約延長期間が1年の入力例
例えば契約延長期間が1年後の月の末日の場合次
のように入力します。
• 固定日付 … ON
• 延長期間(年)… 1
• 延長期間(月) … 0
• 延長期間(日) … 31(※31は末日を意味します)
契約延長期間が1年の入力例
例えば契約延長期間が1ヶ月の場合次のように入
力します。
• 固定日付 … OFF
• 延長期間(年)… 0
• 延長期間(月) … 1
• 延長期間(日) … 0
契約延長期間が1ヶ月の入力例
例えば契約延長期間が翌月末までの場合次のよう
に入力します。
• 固定日付 … ON
• 延長期間(年)… 0
• 延長期間(月) … 1
• 延長期間(日) … 31
契約延長期間が翌月末の入力例
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契約解約理由
契約解約理由
契約解約理由は、”期間契約”において、自動更新の際に、その解約理由をマスタとして登録しておくもの
です。
契約解約理由ウィンドウ
契約解約理由タブ
契約解約理由 [ 選択レコード/表示レコード数]
OSS ERP Solutions
契約解約理由
クライアント* *組織*
Other名称
ion説明
 アクティブ
1000000検索キー
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契約会計情報
契約会計情報
契約会計情報タブ
契約会計情報 [ 選択レコード/表示レコード数]
OSS ERP Solutions
契約会計情報
クライアント* *組織*
契約会計情報その1名称
説明
 アクティブ
SOO-0001検索キー*
契約会計情報マスタ
 計上伝票を使用する
 差異分割
契約会計情報が適用される基点となる伝票を選択します。基点となる伝票は下記の4つです。
 SOO-受注伝票
 POO-発注伝票
 ARI-売上請求伝票
 API-仕入請求伝票
基点となる伝票
 販売(ON)/購買(OFF)
契約会計情報をコピー
JPiereの契約管理では、契約会計情報マスタの設定によりiDempiereの標準機能の自動仕訳の勘定科目
を契約内容毎に変更する事ができます。この事により、自動仕訳を契約内容に応じて柔軟に設定する事が
できます。
契約内容に応じて柔軟に設定する事のできる自動仕訳の勘定科目は、出荷納品伝票、売上請求伝票、売
上計上伝票、入荷伝票、仕入請求伝票、仕入計上伝票の自動仕訳で使用する勘定科目です。
SOO-受注伝票基点となる伝票* ▼
読取専用フィールドで選択した基点となる伝票により、自動設定されます。販売管理と購買管理のどち
らで使用する契約会計情報なのか判別するための情報です。
販売(ON)/購買(OFF)
- 計上伝票制御情報
完成にする伝票ステータス更新 ▼
計上伝票から請求伝票
作成方針* ▼
 契約会計情報を使用する
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契約会計情報
iDempiereの標準の自動仕訳の勘定科目を契約会計情報の勘定科目に変更したい場合にONにします。
契約会計情報を使用する
「計上伝票を使用する」がONの場合に表示されるフィールドです。作成した計上伝票から請求伝票を
作成したい場合にその方針を選択する事ができます。
 マニュアル … マニュアル操作(検索ウィンドウで計上伝票選択する事)により計上伝票から請求伝票を
作成する事ができます。
 全計上後一括請求 … 基点となる伝票(受注伝票もしくは発注伝票)の明細がすべて売上計上/仕入計
上されている場合に、プロセスで請求伝票を作成します。
 計上後都度請求 … 計上伝票を完成にした際に、請求伝票を作成します。
 計上伝票から請求伝票は作成しない … 計上伝票から請求伝票は作成しない場合に選択します。
計上伝票から請求伝票作成方針
「基点となる伝票」が”SOO-受注伝票”か”POO-発注伝票”で、「契約会計情報を使用する」がONの場
合に表示されるフィールドです。計上伝票(売上計上伝票と費用計上伝票)を使用するかどうか制御します。
ONにすると、 「基点となる伝票」が”SOO-受注伝票”の場合は、出荷納品伝票を完成にした時に、売上
計上伝票が作成されます。 「基点となる伝票」が” POO-発注伝票”の場合は、入荷伝票を完成にした時に、
仕入計上伝票が作成されます。
計上伝票を使用する
- 計上伝票制御情報
計上伝票を使用する場合に、その制御情報を設定するフィールドグループです。
「計上伝票を使用する」がONの場合に表示されるフィールドです。計上伝票を作成する際の伝票ステー
タス更新処理を選択します。”空欄(ブランク)”にしておくと、計上伝票は”草案(Drafted)”で作成されます。
伝票ステータス更新
「計上伝票を使用する」がONの場合に表示されるフィールドです。ONにすると分割計上する場合に、未
計上分を別伝票として作成します。
差異分割
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契約会計情報
取引先契約会計情報タブ
契約会計情報 > 取引先会計情報 [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約会計情報
クライアント* *組織*
C_Receivable_Acct得意先債権勘定
V_Liability_Acct仕入先債務勘定
ベース会計スキーマ会計スキーマ*
 アクティブ
〇〇〇契約会計情報*
契約会計情報タブの「契約会計情報を使用する」フラグがONの場合に表示されるタブです。このタブ
の自動仕訳の勘定科目の設定がされていない場合は、取引先マスタに設定されている自動仕訳の勘定科目
が使用されます。
【ポイント】契約内容に応じて債権債務の勘定科目を切り替えられる!!
日本の会計処理では、慣習的に主たる営業に関わる債権債務とそれ以外の債権債務とで勘定科目を分ける
事が多いです(例:買掛金と未払金、売掛金と未収入金)。このような場合、iDempiereの標準機能では、
1つの取引先マスタに対して、債権と債務の勘定科目は1つしか設定できませんので、どうしても勘定科
目を分けたいのであれば、分けたい勘定科目の分だけ、取引先マスタを登録する必要がありました。
しかし、JPiereでは契約内容に応じて、債権と債務の勘定科目を切り替える事ができますので、勘定科目
を分ける事を理由に、同じ取引先マスタを複数登録する必要はありません。
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契約会計情報
品目契約会計情報タブ
契約会計情報 > 品目契約会計情報 [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約会計情報
クライアント* *組織*
カテゴリA品目カテゴリ*
P_Expense_Acct請求伝票費用勘定*
ベース会計スキーマ会計スキーマ*
P_COGS_Acct品目原価勘定*
P_Revenue_Acct請求伝票収益勘定*
- 費用勘定設定
〇〇〇契約会計情報*
JP_Expense_Acct計上伝票費用勘定*
 アクティブ
JP_Revenue_Acct計上伝票収益勘定*
- 収益勘定設定
- 品目原価勘定設定
JP_Purchase_Acct仕入勘定* JP_PurchaseOffset_Acct仕入勘定オフセット*
- 品目仕入勘定設定
P_TradeDeiscountGrant_A
cct
請求伝票売上値引勘定*
P_TradeDeiscountRec_Acc
t
請求伝票仕入値引勘定*
JP_TradeDeiscountGrant_
Acct
計上伝票売上値引勘定*
JP_TradeDeiscountRec_Ac
ct
計上伝票仕入値引勘定*
契約会計情報タブの「契約会計情報を使用する」フラグがONの場合に表示されるタブです。このタブ
の自動仕訳の勘定科目の設定がされていない場合は、基本的には品目マスタに設定されている自動仕訳の
勘定科目が使用されます。
【補足説明】品目契約会計情報は、品目カテゴリ単位の設定
品目契約会計情報は、品目カテゴリ単位で行います。これは、契約単位で勘定科目を制御するのに、
品目ごとの設定では、仕訳情報が多くなりすぎて管理するのが難しくなりますし、全品目共通の勘定
科目では、柔軟性に欠くという判断で、品目カテゴリ単位で勘定科目を設定できる仕様にしました。
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契約会計情報
「契約会計情報を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「SOO-受注伝票」の場合に表示される
フィールドです。出荷した品目の原価を記録するのに使用する勘定科目です。
品目原価勘定
【ポイント】内部取引(社内取引やグループ間取引)を勘定科目残高レベルで把握する
契約会計情報で品目原価勘定を変更する事ができるようにしている意図は、内部取引(社内取引やグ
ループ間取引)の売上原価の残高を外部取引と勘定科目レベルで切り分けて、決算時の内部取引の相殺消
去を容易にするためです。
社内取引やグループ間取引用の契約会計情報を作成し、契約内容に割り当てておくことで、売上原価を
外部取引と、相殺消去が必要な内部取引とに勘定科目レベルで明確に区分する事ができ、決算の早期化に
寄与します。
- 品目原価勘定設定
- 収益勘定設定
「契約会計情報を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「SOO-受注伝票」か「ARI-売上請求伝
票」の場合に表示されるフィールドです。
売上請求伝票で貸方の勘定科目として使用されます。売上計上伝票では借方の勘定科目として使用されま
す。
請求伝票収益勘定
「計上伝票を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「SOO-受注伝票」の場合に表示される
フィールドです。売上計上伝票で貸方の勘定科目として使用されます。
計上伝票収益勘定
【ポイント】内部取引(社内取引やグループ間取引)の把握と収益の見越繰延処理
契約会計情報で収益勘定を変更する事ができるようにしている意図は、内部取引(社内取引やグループ
間取引)の収益を外部取引と勘定科目レベルで切り分けて、決算時の内部取引の相殺消去を容易にするた
めです。
そして、もう一つの目的として、計上伝票を使用して収益の見越繰延を行うためでもあります。売上請
求伝票は、請求時に起票し、売上計上伝票を売上の認識時に計上する事で、収益の見越繰延を簡単に処理
する事ができます。
売上請求伝票で売上値引を転記する場合に、使用する勘定科目です。
請求伝票売上値引勘定
売上計上伝票で売上値引を転記する場合に、使用する勘定科目です。
計上伝票売上値引勘定
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契約会計情報
「契約会計情報を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「POO-発注伝票」か「API-仕入請求伝
票」の場合に表示されるフィールドです。仕入請求伝票で、仕入請求伝票明細の品目の品目タイプが”ア
イテム”以外の場合に、借方の勘定科目として使用されます。仕入計上伝票では貸方の勘定科目として使
用されます。
請求伝票費用勘定
「計上伝票を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「POO-発注伝票」の場合に表示される
フィールドです。仕入計上伝票で、仕入計上伝票明細の品目の品目タイプが”アイテム”以外の場合に、貸
方の勘定科目として使用されます。
計上時費用勘定
「計上伝票を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「POO-受注伝票」の場合に表示される
フィールドです。仕入計上伝票で、仕入計上伝票明細の品目の品目タイプが”アイテム”の場合に、借方の
勘定科目として使用されます。
仕入勘定
- 品目仕入勘定設定
「計上伝票を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「POO-受注伝票」の場合に表示される
フィールドです。仕入計上伝票で、仕入計上伝票明細の品目の品目タイプが”アイテム”の場合に、貸方の
勘定科目として使用されます。仕入勘定残高と仕入勘定オフセット残高は、相殺し0となります。
仕入勘定オフセット
- 費用勘定設定
仕入請求伝票で仕入値引を転記する場合に、使用する勘定科目です。
請求伝票仕入値引勘定
仕入計上伝票で仕入値引を転記する場合に、使用する勘定科目です。
計上伝票仕入値引勘定
【ポイント】内部取引(社内取引やグループ間取引)の把握と費用の見越繰延処理
契約会計情報で費用勘定を変更する事ができるようにしている意図は、内部取引(社内取引やグループ
間取引)の費用と外部取引の費用とを勘定科目レベルで切り分けて、決算時の内部取引の相殺消去を容易
にするためです。
そして、もう一つの目的として、計上伝票を使用して費用の見越繰延を行うためでもあります。仕入請
求伝票は、請求時に起票し、仕入計上伝票を費用の認識時に計上する事で、費用の見越繰延を簡単に処理
する事ができます。
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契約会計情報
契約会計情報 > 摘要科目契約会計情報 [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約会計情報
クライアント* *組織*
切手代摘要科目*
Ch_Expense_Acct請求伝票摘要科目勘定*
ベース会計スキーマ会計スキーマ*
 アクティブ
〇〇〇契約会計情報*
JP_Ch_Expense_Acct計上伝票摘要科目勘定*
摘要科目契約会計情報タブ
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契約会計情報
契約会計情報 > 税金契約会計情報 [ 選択レコード/表示レコード数]
株式会社OES
契約会計情報
クライアント* *組織*
8%-課税取引税金情報*
T_Due_Acct請求伝票仮受税金勘定*
T_Credit_Acct請求伝票仮払税金勘定*
ベース会計スキーマ会計スキーマ*
 アクティブ
〇〇〇契約会計情報*
T_Expense_Acct請求伝票租税公課勘定*
- 販売管定
- 購買設定
JP_TaxDue_Acct計上伝票仮受税金勘定*
JP_TaxCredit_Acct計上伝票仮払税金勘定*
JP_TaxExpense_Acct計上伝票租税公課勘定*
税金契約会計情報タブ
【補足説明】消費税の見越繰延
仮受消費税と仮払消費税の見越繰延処理として、国税庁のタックスアンサーでは、次のように案合してい
ます。
タックスアンサー>消費税>基本的なしくみ>No.6165 前受金や前払金などがあるとき[平成29年4月1
日現在法令等](https://www.nta.go.jp/taxanswer/shohi/6165.htm)
「消費税の課税資産の譲渡等や課税仕入れの時期は、所得税、法人税の場合と同じように、原則として資
産の引渡しやサ-ビスの提供があった時とされています。したがって、例えば、工事代金の前受金を受け
取ったり、機械の購入について前払金を支払っていたとしても、その受取や支払の時期に関係なく、実際
に引渡しやサ-ビスの提供があった時が売上げや仕入れの時期となります。
同じように、未収金や未払金がある時も、その代金の決済の時期に関係なく、資産の引渡しやサ-ビス
の提供があった時が売上げや仕入れの時期になります。
なお、前払費用のうち、所得税又は法人税の取扱いにより必要経費の額又は損金の額に算入することが
認められている短期前払費用は、その支出した課税期間の課税仕入れに含めることになります。」
上記のように規定されているため、JPiereでは売上請求伝票/仕入請求伝票で消費税も見越繰延できるよ
うにして、売上計上伝票/仕入計上伝票で、それを取り崩して仮受消費税/仮払消費税として処理できる
ようにしています。
税金契約会計情報を設定しない場合は、消費税は請求伝票だけで仕訳が起票され、計上伝票では仕訳は
起票されません。税金契約会計情報を設定するかしないかで、請求伝票と計上伝票のどちらで消費税を計
上するのか制御する事ができます。
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3 契約テンプレート
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契約テンプレート
契約テンプレート
企業活動において、契約書は通常、取引の種類毎にある程度定型化されて行きます。”契約テンプレー
ト”は、定型化されている契約内容を予め登録しておく事ができ、契約書の入力を省力化し誤入力を防止
します。
JPiereの契約管理では、すべての契約書は、契約テンプレートを選択入力する必要があります。そのた
め契約テンプレートは契約書を区分管理する役割もあります。
契約テンプレートウィンドウのタブ構成
契約書テンプレートは、契約書の情報をテンプレート化してあらかじめ定義しておくという役割上、契
約テンプレートウィンドウのタブ構成は、契約ウィンドウと同じ構成になります。
契約書ウィンドウの契約書タブのテ
ンプレートとなる情報を登録します。
契約書テンプレート
契約書ウィンドウの契約内容タブの
テンプレートとなる情報を登録しま
す。
契約内容テンプレート
契約書テンプレートタブにある親契
約書テンプレートフィールドで、契約
テンプレートに親子関係が設定され
ている場合、子となる契約テンプ
レートが表示されます。
関連する契約書
契約書ウィンドウの契約内容明細タ
ブのテンプレートとなる情報を登録
します。
契約内容明細テンプレート
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契約テンプレート
契約テンプレートウィンドウ
契約書テンプレートタブ
契約書テンプレート [ 選択レコード/表示レコード数]
OSS ERP Solutions
契約テンプレート
クライアント* *組織*
保守契約伝票タイプ* ▼
 自動更新 1ヶ月前契約解約条件
- 契約の更新と解約
期間契約契約区分* ▼ 契約カテゴリ*
契約書テンプレートタブは、契約書ウィンドウの契約書タブのテンプレートとなる情報を登録します。
説明
名称*
*取引組織
1年契約延長期間
次のいずれかを選択入力します。契約区分は登録すると変更する事はできません。
 スポット契約 … 1つの取引先に対して複数の取引条件を設定する際に選択します。
 期間契約 … 契約定期処理を実行して契約内容をもとに各種伝票を自動作成する場合に選択します。
 一般契約 … 上記以外の、契約を管理したい場合に選択します。紙の契約書をJPiere/iDempiere上で一
元管理するために、契約書の情報を入力します。
契約区分
 アクティブ
クラス
親契約テンプレート
検索キー
- テクニカル
“契約カテゴリ”を選択入力します。契約カテゴリは登録すると変更する事はできません。
契約カテゴリ
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契約テンプレート
契約が自動更新の場合や、期限の定めの無い契約の際に、解約条件を入力します。
契約解約条件
契約更新が自動更新の場合はONにします。自動更新フラグをONにすると、契約解約条件フィールドと契
約延長期間のフィールドの入力が必須となります。
自動更新
自動更新フラグ”がONの場合に表示されます。自動更新の場合に、契約延長期間マスタを選択入力します。
◆契約延長期間
契約書の伝票タイプを選択入力します。
伝票タイプ
契約書に契約テンプレートを選択入力し、契約内容や契約内容明細を契約テンプレートをもとに作成する
プロセスを設定する事ができます。設定が無い場合は、JPiereの契約管理の標準機能として用意されてい
るクラスが呼び出されて、契約テンプレートの情報をもとに、契約内容や契約内容明細を作成します。
クラス
契約テンプレート間で親子関係を構築して管理した場合に、親契約テンプレートを選択入力します。
親契約テンプレート
- 契約の更新と解約
- テクニカル
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契約テンプレート
契約内容テンプレートタブ
契約書テンプレート > 契約内容テンプレート [ 選択レコード/表示レコード数]
OSS ERP Solutions
契約テンプレート
クライアント* *組織*
- ステータス
契約会計情報
取引先 取引先住所 取引先担当者
組織倉庫 ▼
出荷ルール ▼
プライスリスト* ▼ 通貨
支払方法 ▼ 支払条件
説明
取引組織
- 取引先情報
- 出荷納品情報
納品先取引先 納品先住所 納品先担当者
優先度 ▼
配送方法 ▼ 運送会社 運賃カテゴリ ▼▼
送料負担ルール ▼ 0運送料
- 請求情報
 納品先選択
請求先取引先 請求先住所 請求先担当者
請求ルール ▼  割引印刷
- リファレンス
プロジェクト アクティビティキャンペーン
ユーザー1 ユーザー2
出荷予定保管場所
契約書テンプレート契約書テンプレート*
契約内容伝票タイプ ▼
年間契約カレンダリスト
契約カレンダー
選択リスト
SOO-受注伝票基点となる伝票 ▼ 受注
基点となる伝票の
伝票タイプ ▼
〇×△
契約処理マスタ
選択リスト ▼
名称*
 アクティブ
10納品予定日数
0契約処理期間オフセット 0契約処理期間数
10,000明細行合計*
マニュアル派生伝票作成方針 ▼
検索キー*
 自動更新
- 契約更新情報
 販売(ON) / 購買(OFF)
社内担当者
税込価格
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契約テンプレート
契約内容テンプレートは、一般契約のテンプレートは登録する事はできません。これは、一般契約の場
合は、伝票を作成しないため、契約内容テンプレートは必要ないためです。スポット契約のテンプレート
の場合は、1つの契約内容テンプレートだけ登録する事ができます。これは、スポット契約は取引条件を
入力しておく事が目的のため、複数の契約内容テンプレートを登録する必要が無いためです。
契約内容テンプレートの入力方法は、基本体に、受注伝票や発注伝票、売上請求伝票、仕入請求伝票と
同様です。ここでは、異なる部分について説明します。
契約書ウィンドウの”契約内容”タブと”契約内容明細”タブで1つの伝票を構成しています。契約内容テ
ンプレートタブの伝票タイプには、契約内容に初期設定したい伝票タイプを設定します。
伝票タイプ
JPiereの契約管理の標準機能では、契約書ウィンドウの”契約内容”タブと”契約内容明細”タブの情報を
もとに、”基点となる伝票”として、受注伝票か発注伝票、売上請求伝票、仕入請求伝票のいずれかを自動
作成する事ができます。
“基点となる伝票”が受注伝票の場合、”派生伝票”として、出荷納品伝票と売上請求伝票を作成する事が
できます。 “基点となる伝票”が発注伝票の場合、”派生伝票”として、入荷伝票と仕入請求伝票を作成する
事ができます。どのように派生伝票を作成するのかは”派生伝票作成方針”により選択する事ができます。
基点となる伝票
“基点となる伝票”フィールドで選択した伝票の伝票タイプを選択入力します。ここで選択入力した伝票
タイプが、契約内容タブの初期値となり、契約内容タブの同フィールドの値を使用して、基点となる伝票
が作成されます。
基点となる伝票の伝票タイプ
基点となる伝票が”受注伝票”もしくは“発注伝票”場合に、表示されるフィールドです。派生伝票をどの
ように作成するのか選択する事ができます。
 マニュアル … 派生伝票を契約管理の機能を使用して自動作成しない場合に選択します。
 入出荷伝票のみ作成 … 基点となる伝票が発注伝票の場合は入荷伝票、受注伝票の場合は、は出荷納品
伝票を契約管理の機能を使用して自動作成します。
 売上/仕入請求伝票のみ作成 … 基点となる伝票が発注伝票の場合は仕入請求伝票、受注伝票の場合は、
売上請求伝票を契約管理の機能を使用して自動作成します。
 入出荷伝票と売上/仕入請求伝票を作成 … 基点となる伝票が発注伝票の場合は入荷伝票と仕入請求伝
票、受注伝票の場合は、出荷納品伝票と売上請求伝票を契約管理の機能を使用して自動作成します。
派生伝票作成方針
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契約テンプレート
契約書ウィンドウの”契約内容”タブに設定する事ができる契約カレンダー選択リストを選択入力します。
契約カレンダー選択リスト
期間契約の中には、入会金などのように初月だけ発生する費用があったり、反対に初月会費無料などが
あったりと1ヶ月目と2ヶ月目以降でシステム的にデータ処理する内容を変えたいケースがあります。そ
のような場合、JPiereの契約管理では1つの管理方法として、初月と2ヶ月目以降でそれぞれ契約内容テ
ンプレートを用意しておくことで管理できます。そうした際に、2ヶ月目以降の契約内容であれば、契約
カレンダーオフセットを1とする事で、2ヶ月目以降の契約内容とする事ができます。
契約処理期間オフセット
契約内容が適用される契約カレンダーの契約処理期間数を数値で入力します。JPiere契約管理の標準機
能では”契約テンプレートから契約内容作成プロセス”において、契約内容タブの”契約処理日(To)” の日
付を自動計算するのに使用される情報です。0の場合は、契約書タブの”契約期間(to)”フィールドの日付
が契約内容タブの”契約処理日(To)”の日付となります。
契約処理期間数
【補足説明】契約処理期間オフセットと契約処理期間数
”契約処理期間オフセット”と”契約処理期間数”により、契約書の”契約内容”タブの情報を”契約内
容テンプレート”の情報をもとに自動作成する際に、契約処理期間を計算し自動入力させる事ができ
ます。
例えば、1年契約で1ヶ月目と2ヶ月目以降で契約内容を変えるようなケースで月々の契約カレン
ダーを使用して処理する場合、次のように契約処理期間オフセットと契約処理期間数を入力します。
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月月次
契約カレンダー 契約処理期間
1ヶ月目の契約内容
テンプレート
1契約処理期間数
契約処理期間
オフセット
0
2ヶ月目の契約内容
テンプレート
11契約処理期間数
契約処理期間
オフセット
1
上記のように入力しておく事で、”契約テンプレートから契約内容作成”プロセスを実行した際に、契
約内容タブの契約処理期間(From)~契約処理期間(To)フィールドの値を自動入力する事ができます。
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契約テンプレート
基点となる伝票を作成する契約処理マスタの選択リストを選択入力します。
契約処理マスタ選択リスト
基点となる伝票が受注伝票もしくは発注伝票の場合に表示されるフィールドです。伝票のヘッダにある
納品予定日/入荷予定日フィールドの計算に使用されます。
納品予定日数
契約会計情報
iDempiereの標準設定の自動仕訳の勘定科目を、契約管理を使用する事で、契約内容に応じて変更する
事ができます。ここでは、その自動仕訳の勘定科目が設定されている契約会計情報マスタを選択入力しま
す。
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契約テンプレート
【補足説明】契約内容タブの活用法
1つの契約書に対して、契約内容タブは複数登録する事ができます。契約内容タブを複数登録でき
ることは、以下のような活用ができます。
契約変更の履歴管理
例えば既に締結されている契約書の内容が20XX年10月1日から変更になるとします。その際に、
既に作成してある契約内容タブのデータの”契約処理日(To)”を20XX年9月30日に変更し、新たに
契約内容タブに”契約処理日(From)”が200XX年10月1日のデータを作成します。こうする事で、
契約内容の変更履歴管理として活用する事ができます。
契約書
契約内容 A-1 (変更前)
契約内容
契約内容明細
契約内容 A-2(変更後)
契約内容
契約内容明細
20X1/09/30契約処理日(To)
20X1/1/31契約処理日(From)
9999/12/31契約処理日(To)
20X1/10/1契約処理日(From)
契約終了契約ステータス* ▼ 契約中契約ステータス* ▼
購買が必要な販売契約の管理
販売契約の中には、何らかの物や役務提供等を購入して、販売するような場合もあるでしょう。
そのような場合、購買契約と販売契約で別々の契約書を作成して、結びつけて管理する事もでき
ますが、1つの販売契約の中で、契約内容を販売と購買で2つ作成する事により、管理する事も
できます。
契約書
契約内容 A (販売)
契約内容
契約内容明細
契約内容 B(購買)
契約内容
契約内容明細
9999/12/31契約処理日(To)
20X1/1/31契約処理日(From)
9999/12/31契約処理日(To)
20X1/10/1契約処理日(From)
契約中契約ステータス* ▼ 契約中契約ステータス* ▼
I0001_品目A品目 I0001_品目A品目
1入力数量* 1入力数量*
1,000入数単価* 500入数単価*
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契約テンプレート
契約内容明細テンプレート
契約書テンプレート > 契約内容テンプレート > 契約内容明細テンプレート [ 選択レコード/表示レコード数]
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契約テンプレート
クライアント* *組織
- ステータス
契約内容テンプレート* 取引先 千葉県印西市取引先住所
10,000行合計*
説明
取引組織
- 基点となる伝票の数量情報
- 金額情報
I0001_品目A品目
年入力数量単位* ▼
8%-課税取引税金情報*
- リファレンス
プロジェクト プロジェクトフェーズ
キャンペーン
ユーザー1 ユーザー2
1,000入数単価* 1,000単価* 500限度価格*
0.0割引% 1,000定価*
アクティビティ
プロジェクトタスク
10明細番号
出荷予定保管場所
- 在庫移動情報
移動元保管場所 移動先保管場所
属性セットインスタンス
(From)
属性セットインスタンス
(To)
月契約カレンダーリスト
契約カレンダーリスト
(入出荷) ▼
1入力数量*
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10納品予定日数
1移動数量
月契約カレンダーリスト
契約カレンダーリスト
(請求) ▼
1請求数量
契約処理マスタ
選択リスト(入出荷) ▼
契約処理マスタ
選択リスト(請求) ▼
 伝票明細作成
- 入出荷伝票の数量情報
特定の契約処理期間に一括
派生伝票作成方針
(入出荷) ▼
0
特定契約処理期間
オフセット(入出荷)
- 売上/仕入請求伝票の数量情報
契約カレンダーの契約処理期間毎
派生伝票作成方針
(請求) ▼
0
特定契約処理期間オフセッ
ト(請求)
摘要科目
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 アクティブ
月注文数量単位*
0
開始契約処理期間
オフセット(入出荷)
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終了契約処理期間
オフセット(請求)
契約処理期間中
基点となる伝票明細
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特定契約処理期間
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JPiere-0363 契約管理

  • 1. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. = 契約管理 = (機能説明) オープンソースのERP iDempiereの日本商習慣対応ディストリビューション
  • 2. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 1 目次 1:契約管理概要 2:契約管理のマスタ 4:契約書 5:契約定期処理 7:契約の更新と終了 3:契約テンプレート 9:契約管理に関連するカスタマイズ 8:契約の変更と途中解約 6:契約バリデーター
  • 3. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 2 1 契約管理概要
  • 4. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 3 契約管理概要 契約管理概要 JPiereの契約管理は、契約書を一元管理し、契約内容に基づいて、販売管理と購買管理の各種伝票(受 注伝票、出荷納品伝票、売上請求伝票、発注伝票、入荷伝票、仕入請求伝票)を作成する事ができます。 JPiereの契約管理は汎用的に作られており、標準機能だけでも様々な契約を管理する事ができます。標 準機能では管理できない特殊な契約を管理する場合でも、カスタマイズのベースとして使用する事ができ ます。 JPiereの契約管理の特徴 JPiereの契約管理では、契約書を次の3つに区分管理し、契約情報を業務に活用する事ができます。 契約区分による3種類の契約管理形態 iDempiereの標準機能では、1つの取引先マスタに対して、販売管理と購買管理でそれぞれ1つずつの 取引条件(支払条件、支払方法など)しか設定する事ができませんが、”スポット契約”の機能を使用する 事により、1つの取引先に対して複数の取引条件を設定する事ができます。 JPiereの契約管理の開発により、受注伝票、出荷納品売上請求伝票、発注伝票、仕入請求伝票には、契 約書フィールドが追加されています。スポット契約の場合、それらの伝票の契約書フィールドを選択入力 する事で、契約書の取引条件を伝票に自動入力する事ができます。 スポット契約 iDempiereの標準機能では、保守契約やライセンス販売などのように継続的にサービス提供するような 取引を処理する機能があまり充実していません。そこでJPiereでは、継続的にサービス提供するような契 約を期間契約として、契約内容にもとづき、各種伝票を自動作成する事ができるようにするなど、継続的 にサービス提供するような取引を業務処理する機能を充実させています。 期間契約 契約書の一元管理 企業には色々な契約があり、多くは紙として存在しファイリングされています。契約内容を確認したい 場合、大量にファイリングされている契約書の中から、目的の契約書を探さないといけません。その作業 は企業規模が大きくなればなるほど大変です。 JPiereの契約管理機能では、iDempiereの標準機能として提供されている添付ファイルの機能を使用し て、紙の契約書を電子ファイルとして保存し、共有する事を想定しています。そして目的の契約書が探し やすいように、検索条件を自由に追加して使用する事を想定しています。もちろんiDempiere標準機能の 権限設定により、ユーザー毎に閲覧できる契約書を制限する事もできます。 スポット契約と期間契約のどちらにも属さない契約です。契約書をJPiere/iDempiere上で一元管理す る事を目的とした区分です。契約書のデータを登録しておき、情報を共有化します。 一般契約
  • 5. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 4 契約管理概要 3タブ構成の契約書 JPiereの契約管理の中心となるのが”契約書”です。契約書ウィンドウは次の3つのタブから構成されて います。 契約書 契約内容 契約内容明細 契約テンプレート 契約区分 契約カテゴリ 伝票タイプ 契約更新期限 更新契約期間 取引先 伝票ステータス 契約ステータス 契約カレンダー 契約処理マスタ 伝票タイプ 取引先 契約処理日(From) 契約処理日(To) 品目 入力数量 数量単位 換算数量 契約カレンダー (入出荷) 契約処理マスタ (入出荷) 移動数量 契約カレンダー (請求) 契約処理マスタ (請求) 請求数量 入数単価 単価 税金情報 契約書タブ 契約書タブは、紙の契約書と対応する事を意図しています。紙の契約書の情報を入力して検索及び参照 できるようにし、契約書の内容を共有化します。契約区分が”一般契約”の場合、契約書タブのみ表示さ れます。 契約内容タブ ”契約内容”タブは契約区分が”期間契約”か”スポット契約”の場合に表示されるタブです。”期間契約”の 場合、”契約内容をもとに作成する伝票”のヘッダ情報(鑑となる情報)を入力します。スポット契約の 場合は、取引条件(支払条件、支払方法など)を入力します。 契約内容明細タブ ”契約内容明細”タブは契約区分が”期間契約”か”スポット契約”の場合に表示されるタブです。 ”期間契約”の場合、”契約内容をもとに作成する伝票”の明細情報を入力します。”契約内容をもとに 作成する伝票”が受注伝票の場合、出荷納品伝票と売上請求伝票をJPiereの契約管理で自動起票する事 ができます。発注伝票も同様に、入荷伝票を仕入請求伝票をJPiereの契約管理で自動起票する事ができ ます。 “スポット契約”の場合は、取引する明細情報が契約により決まっているような場合に使用する事を想 定しており、その明細情報を登録しておくことで、受注伝票を作成する際に、契約内容明細の情報をも とに受注伝票明細を自動作成する事ができます。 紙の契約書は、契約書タブと対応します。契約内容タブ は、契約書タブの1レコードに対して複数登録する事がで きます。契約内容タブには、その契約内容が有効な期間を 入力するようになっており、契約内容に変更があった場合 などに履歴管理が行えます。 シ ス テ ム 的 に は 契 約 書 ウ ィ ン ド ウ は 2 つ の ” 伝 票 (Document)”から構成されています。1つは契約書タブ 1つで1枚の伝票を構成し、もうひとつは契約内容タブと 契約内容明細タブの2つのタブで1枚の伝票を構成します。 1つの契約書を2つの”伝票(Document)”として管理する 事で、契約書タブと契約内容タブで、それぞれ伝票として の機能(ワークフローや、伝票ステータスの更新、伝票番 号の自動採番)を使う事ができます。
  • 6. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 5 契約管理概要 販売契約と購買契約の管理 契約内容をもとに、iDempiereの伝票を起票したいという場合、販売管理の伝票を起票する契約と購買 管理の伝票を起票する契約に大別する事ができます。JPiereの契約管理では、販売管理の伝票を起票する 契約を”販売契約”とし、購買管理の伝票を起票する契約を”購買契約”として、契約内容をもとに、販売管 理の伝票と購買管理の伝票を起票する事ができます。 契約内容に基づいて、受注伝票、出荷納品伝票、売上請求伝票を作成する事ができます。受注伝票、出 荷納品伝票を作成する必要が無い場合は、売上請求伝票だけを作成する事もできます。 販売契約 契約内容に基づいて、発注伝票、入荷伝票、仕入請求伝票を作成する事ができます。発注伝票、入荷伝 票を作成する必要が無い場合は、仕入請求伝票だけを作成する事もできます。 購買契約 期間契約の契約定期処理と契約カレンダー “期間契約”の場合、”契約定期処理”を実行する事で販売契約と購買契約の各種伝票を自動起票させる事 ができます。契約定期処理は ”契約カレンダー”をもとに実行されます。契約カレンダーには、各種伝票 を作成する単位で区切られる、”契約処理期間”があります。契約処理期間はその期間の日付をFrom~To で区切る事で、任意の期間で作成する事ができます。 契約カレンダーは、必要に応じていくつでも作成する事ができます。 契約カレンダー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 契約処理期間 契約定期処理 (期間契約の場合) 受注伝票 【ポイント】期間契約は契約処理期間毎に伝票を管理 期間契約では、契約処理期間毎に作成した伝票を管理します。そのため、同じ契約処理期間で同じ 伝票の重複登録を防止したり、反対に登録忘れを防止したりする事ができます。
  • 7. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 6 契約管理概要 “契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)”と”派生伝票” ”期間契約”の機能を使用すると伝票を自動作成する事ができます。自動作成するための設定は自動作成 する伝票を”契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)”と”基点となる伝票から派生して作成する 伝票(派生伝票)”に分けると理解しやすくなります。 例えば受注伝票は、”契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)”です。そして受注伝票をもとに 作成する出荷納品伝票や売上請求伝票は、”基点となる伝票から派生して作成する伝票(派生伝票)”です。 基点となる伝票と派生伝票は1:Nの関係になります。 期間契約では、”基点となる伝票”と”派生伝票”を柔軟に自動で作成する事ができます。 契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)は、契約書ウィンドウの契約内容タブと契約内容明細 タブの情報をもとに作成される伝票であり、販売契約では”受注伝票”、”売上請求伝票”、購買契約では” 発注伝票”、”仕入請求伝票”の4種類あります。 販売契約で在庫管理が必要のない契約の場合には、受注伝票と出荷納品伝票は作成せずに、直接売上請 求伝票を、作成する事ができます。この場合、契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)は”売上 請求伝票”という事になります。 購買契約でも在庫管理が必要のない契約の場合には、発注伝票と入荷伝票は作成せずに、直接仕入請求 伝票を、作成する事ができます。この場合、契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)は”仕入請 求伝票”という事になります。 契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)は4種類 契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)が受注伝票の場合、受注伝票から派生して作られる伝 票は出荷納品伝票と、売上請求伝票があります。契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)が発注 伝票の場合は、入荷伝票と仕入請求伝票があります。 基点となる伝票が、売上請求伝票と仕入請求伝票の場合は、派生伝票はありません。 基点となる伝票から派生して作成する伝票(派生伝票)は4種類 【ポイント】契約書ウィンドウの”契約内容”タブと”契約内容明細”タブには基本的に ”基点となる伝票”を作成するための情報を入力します!! 契約書ウィンドウの契約内容タブと契約内容明細タブには、基本的に基点となる伝票を作成するた めに必要となる情報を入力します。そのため、例えば1年契約のものであっても受注伝票を毎月作成 するようなケースでは、毎月作成する受注伝票の情報を、契約内容タブと契約内容明細タブに登録す る事になります。 そして、基点となる伝票が受注伝票か発注伝票の場合で、派生伝票を契約定期処理で自動作成した い場合に、派生伝票を作成するための情報を、契約内容明細タブに追加登録します。 派生伝票を自動作成する情報を契約内容明細毎に設定する事で、基点となる伝票と派生伝票の1:N の関係を柔軟に定義し、契約定期処理で自動作成する事ができます。
  • 8. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 7 契約管理概要 契約カレンダーと契約処理マスタ 契約処理マスタには契約内容をもとに各種伝票を作成するプロセスを設定しておく事ができます。契約 処理マスタ毎に各種伝票を作成するプロセスをプラグインとして差し替える事で、伝票を作成する処理を 自由にカスタマイズする事ができます。 期間契約の場合、契約書ウィンドウの契約内容タブと契約内容明細タブに、それぞれ契約カレダ―と契 約処理マスタが設定できるようになっています。 契約内容タブの契約カレンダーと契約処理マスタは”契約内容をもとに作成する伝票(基点となる伝票)” を作成する際に使用します。 契約内容明細タブの契約カレンダーと契約処理マスタは”基点となる伝票から派生して作成する伝票(派 生伝票)”を作成する際に使用します。そのため、契約内容明細タブの契約カレンダーと契約処理マスタは、 入出荷伝票(入荷伝票 or 出荷納品伝票)作成用と請求伝票(仕入請求伝票 or 売上請求伝票)作成用の2つを 選択入力する事ができるようになっています。 契約書 契約内容 契約内容明細 契約テンプレート 契約区分 契約カテゴリ 伝票タイプ 契約更新期限 更新契約期間 取引先 伝票ステータス 契約ステータス 契約カレンダー 契約処理マスタ 伝票タイプ 取引先 契約処理日(From) 契約処理日(To) 品目 入力数量 数量単位 換算数量 契約カレンダー (入出荷) 契約処理マスタ (入出荷) 移動数量 契約カレンダー (請求) 契約処理マスタ (請求) 請求数量 入数単価 単価 税金情報 受注伝票 基点となる伝票 基点となる伝票は、契約内容タブと契約内容明細 タブの情報をもとに、契約内容タブの契約処理マ スタに設定されているプロセスにより契約カレン ダーの契約処理期間毎に作成されます。 出荷納品 伝票 売上請求 伝票 派生伝票 派生伝票には、基点となる伝票が受注伝票の場 合は、出荷納品伝票と売上請求伝票が該当しま す。派生伝票は、基点となる伝票をもとに、契 約内容明細タブの契約処理マスタに設定されて いるプロセスにより契約カレンダーの契約処理 期間毎に作成されます。
  • 9. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 8 契約管理概要 スポーツクラブを経営しており、年会費による支払いの会員が1名入会しました。受注伝票は入会時に 1枚起票し、売上を月ごとに計上するために出荷納品伝票と売上請求伝票は毎月作成する事とします。 ケーススタディー 受注伝票 出荷納品 伝票 売上請求 伝票 出荷納品 伝票 売上請求 伝票 出荷納品 伝票 売上請求 伝票 出荷納品 伝票 売上請求 伝票 出荷納品 伝票 売上請求 伝票 契約締結月 2ヶ月目 3ヶ月目 4ヶ月目 5ヶ月目 … … … 【ポイント】 受注伝票の明細毎に出荷納品伝票と売上請求伝票の作成を制御する事ができます。 上記の例の場合、“基点となる伝票”となる受注伝票は年に1枚で、”派生伝票”となる出荷納品伝票 と売上請求伝票は月に1枚作成しています。 JPiereの契約管理の標準機能では、”基点となる伝票”は契約内容タブの”契約カレンダー” をもとに 作成し、”派生伝票”は契約内容明細タブの”契約カレンダー(入出荷)”フィールドと”契約カレンダー (請求)”フィールドに設定されている契約カレンダーをもとに作成します。 伝票の作成タイミングを受注伝票を基点として明細毎に制御する事ができますので、受注伝票1枚 に対して複数の出荷納品伝票や売上請求伝票を作成する事ができます。 【ポイント】派生伝票は契約定期処理で自動作成する事も、手入力する事もできます。 基点となる受注伝票を作成した後の、派生する出荷納品伝票と売上請求伝票の作成は、”契約定期 処理”を実行して自動作成する事もできますし、契約定期処理を使用せずに、既存の機能を使用して 作成する事もできます。 既存機能を使用して作成した後で、契約定期処理を実行しても、契約カレンダーの契約処理期間毎 に伝票の作成を制御する事ができるため、2重登録を防止する事ができます。 【ポイント】基点となる伝票と派生伝票は1:Nの関係。 基点となる伝票と派生伝票の関係は1:N(1:1を含む)の関係を想定しており、基点となる伝票と派 生伝票がN:1になる場合は、契約管理では想定していません。 例えば後払いのケースで複数の受注伝票をまとめて、1枚の請求書を発行したい場合、基点となる 受注伝票と派生する売上請求伝票を1:1の関係で作成し、受注伝票の数だけ作成された売上請求伝票 を”【JPIERE-0106】まとめ請求書”の機能で、まとめて請求する事を想定しています。
  • 10. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 9 契約管理概要 契約テンプレート 企業活動において、契約は通常、取引の種類毎にある程度定型化されて行きます。JPiereでは定型化さ れている契約内容を予め登録しておく事ができる”契約テンプレート”の機能を使用する事で、契約内容の 入力を省力化し誤入力を防止します。 契約テンプレート 契約書 契約書 契約書 契約書 契約書 契約テンプレート 契約テンプレートからコピーされた契約書の情報は、必要に応じて修正する事ができます。 コピー 契約内容毎の自動仕訳の勘定科目の制御 計上伝票を活用した売上の認識タイミングの適正化と費用収益の見越し繰延 スポット契約と期間契約では、iDempiereの標準機能の自動仕訳の勘定科目を必要に応じて変更する事 ができます。 グループ会社間取引の把握を勘定科目残高レベルで把握する事が可能 例えば、iDempiereでは売上の勘定科目は品目マスタ毎に決まっています。そのため、連結会計を意識 して、売上の勘定科目をグループ会社とそうではない取引先とで切り分けたいと考えた場合は、それを実 現するためには品目マスタ自体を分けざるを得ません。しかし、JPiereの契約管理を使用すれば、ひとつ の品目マスタでも契約内容毎に適した勘定科目で自動仕訳を起票する事ができますので、グループ会社間 の取引を勘定科目残高レベルで容易に把握する事ができます。 債権債務勘定科目の切り替え iDempiereの標準機能では、債権/債務の勘定科目は取引先マスタに1つづつした設定する事ができま せん。そのため、取引の種類に応じて、債権/債務の勘定科目を切り替えたいと考えた場合に、計上する 債権/債務の勘定科目分だけ取引先マスタを用意する必要がありました。しかし、JPiereの契約管理を使 用すれば、債権/債務の勘定科目を契約内容毎に適した勘定科目で自動仕訳を起票する事ができますので、 そのような必要はありません。 契約管理のオプション機能として、計上伝票(売上計上伝票/仕入計上伝票)があります。計上伝票と請 求伝票(売上請求伝票/仕入請求伝票)を使用する事で、費用と収益の見越繰延を行い、適切なタミングで 収益と費用を認識(計上)する事ができます。 iDempiereの標準機能では、売上は売上請求伝票作成の完成時に計上されますが、前払いの取引など のように契約内容によっては必ずしも、請求のタイミングで売上が計上されるわけではありません。計上 伝票を使用する事により、売上の計上を売上計上伝票で行い、請求タイミングと売上の計上タイミングを 分離させる事ができます。
  • 11. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 10 販売契約購買契約 契約管理概要 契約管理の全体イメージと処理の流れ ここではJPiereの契約管理の全体イメージと処理の流れについて説明します。 契約書 契約カテゴリ 契約カレンダー 契約解約条件 契約延長期間 契約処理 マスタ 契約テンプレート 契約管理のマスタ 契約内容 契約内容明細 契約区分 契約定期処理 (基点となる伝票と 派生伝票の作成) 期間契約の場合、契約内容 タブと契約内容明細タブの 情報をもとに契約定期処理 で各種伝票を作成できる。 契約カレンダー 契約ステータス更新 契約の更新と 終了 発注伝票 入荷伝票 仕入請求伝票 受注伝票 出荷納品伝票 売上請求伝票 契約カテゴリ 契約更新期限 契約更新期間 契約テンプレート
  • 12. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 11 契約管理概要 事前準備(マスタ設定) 契約カテゴリ― 契約カレンダー 契約解約条件 契約書を入力する前に、あらかじめ関連する各種マスタを登録しておく必要があります。 JPiereの契約管理では、契約カテゴリを使用して、契約書を自由に区分管理する事ができます。契約 カテゴリは階層化する事ができ、JPiereの契約カテゴリは標準機能として3階層まで区分管理できる ようなっています。 期間契約の場合、契約内容をもとに作成される各種伝票は、契約カレンダーの契約処理期間毎に作成 されます。期間契約の場合、契約書の契約内容に契約カレンダーは必須入力となりますので、予め契 約カレンダーを登録しておく必要があります。 期間契約の自動更新の場合、契約解約条件マスタを使用して契約解約期限日を自動計算し管理する事 ができます。 契約処理マスタ 期間契約の場合、契約内容と契約内容明細に登録されている情報をもとに、契約カレンダーの契約処 理期間毎に、各種伝票を自動作成します。契約処理マスタにより、各種伝票を自動作成するロジック を自由にカスタマイズする事ができます。 契約延長期間 期間契約の自動更新の場合、契約延長期間マスタを使用して、契約期間を自動的に再計算し管理する 事ができます。 契約テンプレートの作成 契約書を入力する際には、必ず契約テンプレートを選択する必要があります。契約書を入力する際に 契約テンプレートを選択する事で、契約テンプレートの内容が契約書にコピーされます。契約テンプ レートにより契約書の入力を省力化し、誤入力を少なくする事ができます。 契約会計情報 期間契約とスポット契約の場合、契約内容に応じた自動仕訳の勘定科目を設定する事ができます。ま た、契約会計情報で計上伝票を使用するかどうか制御する事ができます。
  • 13. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 12 契約管理概要 契約締結(契約書入力) 契約定期処理 期間契約の場合、契約期間に渡り定期的に、契約書の契約内容をもとに、契約カレンダーの契約処理 期間毎に各種伝票を作成します。 契約更新・終了処理 期間契約で、契約期限が決められている場合、その契約を更新もしくは終了します。 契約管理に関係するマスタを登録し、契約テンプレートを作成すると、契約書の登録を行う事ができ ます。契約が締結されたら契約書を入力して下さい。
  • 14. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 13 2 契約管理のマスタ 契約カテゴリ 契約カレンダー 契約解約条件 契約延長期間 契約処理マスタ
  • 15. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 14 契約カテゴリ― 契約カテゴリ― 契約カテゴリーを使用して、契約書を自由に区分管理する事ができます。JPiereの契約管理では契約書 は必ず1つの契約カテゴリーに属すようになっています。 契約カテゴリー階層レベル1 (JP_ContractCategoryL1) 契約カテゴリー階層レベル2 (JP_ContractCategoryL2) 契約カテゴリー階層 契約カテゴリー (JP_ContractCategory) JPiereの契約管理の標準機能では、契約カテゴリーは3階層にする事ができるようにしています。必要 に応じて階層は追加することもできます。 【補足説明】契約カテゴリー階層の使用は任意です。 JPiereの契約管理では、契約書に必ず1つの契約カテゴリーを選択入力する必要があるため、契約カ テゴリーは使用する必要がありますが、契約カテゴリーを束ねる、契約カテゴリー階層レベル1と、 契約カテゴリー階層レベル2については、必ずしも使用しなければならないというものではありませ ん。必要に応じて使用して下さい。
  • 16. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 15 契約カテゴリー 契約カテゴリーウィンドウ 契約カテゴリータブ 契約カテゴリー [ 選択レコード/表示レコード数] OSS ERP Solutions 契約カテゴリー クライアント* 組織* 検索キー 名称* 説明  アクティブ 契約カテゴリー階層L1 JPiereの契約管理では、契約書は必ず1つの契約カテゴリに属す事になります。契約カテゴリーはユー ザー企業の要件に応じて自由に登録する事ができます。
  • 17. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 16 契約カテゴリー 契約カテゴリー階層ウィンドウ 契約カテゴリー階層レベル2タブ 契約カテゴリー階層L2 [ 選択レコード/表示レコード数] OSS ERP Solutions 契約カテゴリー階層 クライアント* 組織* 検索キー 名称* 説明  アクティブ 契約カテゴリー階層レベル1タブ 契約カテゴリー階層レベル2 > 契約カテゴリー階層レベル1 [ 選択レコード/表示レコード数] OSS ERP Solutions 契約カテゴリー階層 クライアント* 組織* 検索キー 名称* 説明  アクティブ 契約カテゴリ階層レベル2* 契約カテゴリー階層を使用する事で、契約カテゴリーを階層化して管理する事ができます。JPiereの契 約管理機能では標準機能として契約カテゴリー階層を2階層用意しており、契約カテゴリーと合わせて3 階層で契約をカテゴライズする事ができます。契約カテゴリー階層の使用は任意です。必要に応じて、3 階層以上の階層に拡張する事もできます。
  • 18. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 17 契約カレンダー 契約カレンダー 期間契約の販売契約と購買契約の場合、”契約定期処理”で”契約カレンダー”をもとに各種伝票を自動起 票させる事ができます。契約カレンダーは、期間契約の各種伝票を自動作成する単位で区切られる、”契 約処理期間”があります。例えば、家の賃貸借契約で、毎月家賃を売上計上するために売上請求伝票を毎 月1枚起票する場合、契約処理期間が1ヶ月単位の契約カレンダーを作成します。JPiereの契約管理では、 契約処理期間単位で契約内容に基づく各種伝票を作成し管理します。 契約カレンダーは、いくつでも作成する事ができます。 契約カレンダーウィンドウ “契約内容タブ”と”契約内容明細タブ”の情報をもとに作成される各種伝票は契約カレンダーの”契約処理 期間”単位で作成されます。 契約カレンダウィンドウのタブ構成 契約カレンダー 契約処理期間グループ 契約処理期間 契約処理履歴 期間契約の場合、契約カレダ―は必須入力となります。期間契約の場 合、契約内容にもとづいて伝票を作成する”契約定期処理”は、契約カ レンダーの契約処理期間単位で行います。契約カレンダーはいくつで も登録できますので、契約の種類などに応じて登録して下さい。 期間契約の場合、”契約定期処理”により、契約処理期間毎に、伝票が 作成されますが、ある一定期間の契約処理期間をまとめて管理したい 場合があります。例えば、年間契約で、月々の請求金額が同額であり、 売上請求伝票を1年分予め最初に一度に作成するような場合、契約処 理期間は月単位で登録し、それを1年分まとめるために、年単位で契 約処理期間グループを作成します。 期間契約の場合、”契約定期処理”により、”契約内容タブ”と”契約内容 明細タブ”の情報をもとに契約処理期間毎に1枚の伝票を作成します。 契約処理期間毎に”契約定期処理”が実行された履歴が表示されます。 1つの契約処理期間に対して契約定期処理自体は何回でも実行する事 ができます。JPiereの契約管理の標準機能では、契約定期処理で作成 される伝票は、契約期間毎に1枚になるように制御されています。そ のため同じ契約処理期間で複数回の契約定期処理を実行しても、同じ 伝票が2重登録される事はありません。
  • 19. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 18 契約カレンダー 契約カレンダー [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約カレンダー クライアント* *組織* 1月開始年会費カレンダー名称 説明  アクティブ 契約カレンダータブ 期間契約の場合、契約カレダ―は必須入力となります。期間契約の場合、契約内容にもとづいて伝票を作 成する”契約定期処理”は、契約カレンダーの契約処理期間単位で行います。契約カレンダーはいくつでも 登録できますので、契約の種類などに応じて登録して下さい。 1000000検索キー* - リファレンス 契約カテゴリ 契約内容 契約内容明細 契約カレンダーが特定の契約内容で使用されている場合、その契約内容を入力する事を意図しています。 契約内容 契約カレンダーがあるひとつの契約カテゴリに属する場合に、その契約カテゴリを入力する事を意図して います。 契約カテゴリ 契約カレンダーが特定の契約内容明細で使用されている場合、その契約内容を明細を入力する事を意図し ています。 ◆契約内容明細 - リファレンス 契約管理の運用方法によっては、多くの契約カレンダーを作成する必要がある場合があります。その際に リファレンスの情報を入力する事により契約カレンダーを区分管理する事を意図しています。
  • 20. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 19 契約カレンダー 契約カレンダー > 契約処理期間グループ [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約カレンダー クライアント* *組織* 契約処理期間グループタブ 1月開始年会費カレンダー契約カレンダー* 名称 説明  アクティブ 【補足説明】契約処理期間グループは会計カレンダーの”年”タブに相当します。 会計カレンダーと対比して、契約カレンダーの契約処理期間グループの役割を説明すると、契約処理 期間グループは、会計カレンダーの”年”タブに相当する役割があります。期間契約の場合、数年契約 もありえるため、1年単位で期間をグルーピングする事はできません。そのため、汎用的に抽象化し、 契約処理期間グループとして、契約処理期間を任意にグルーピングできるようにしています。 期間契約の場合、”契約定期処理”により、契約処理期間毎に、伝票が作成されますが、ある一定期間の 契約処理期間をまとめて管理したい場合があります。例えば、年間契約で、月々の請求金額が同額であり、 売上請求伝票を1年分予め最初に一度に作成するような場合、契約処理期間は月単位で登録し、それを1 年分まとめるために、年単位で契約処理期間グループを作成します。 契約処理期間作成 20XX-01検索キー* - リファレンス 20XX年契約定期処理実行キー
  • 21. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 20 契約カレンダー 契約処理期間を自動作成するプロセスです。一定間隔の契約処理期間であれば自動作成する事ができま す。契約処理期間の転記日付フィールドの値は、契約処理期間の開始日付か終了日付を選択できます。同 じく伝票日付フィールドの値は、転記日付の日付を基点として、相対的に計算する事ができます。 契約処理期間を自動作成する日付をFrom~Toで入力します。 契約日付 契約処理期間作成 20X1/1/1契約日付* 20X1/12/131- 0契約処理期間(年) 1契約処理期間(月) 0契約処理期間(日) 契約処理期間作成(Create Contract Process Period)プロセス 1つの契約処理期間が1年以上になる場合に、その年数を整数で入力します。 契約処理期間(年) 1つの契約処理期間が一ヶ月以上になる場合に、その月数を整数で入力します。 契約処理期間(月) 1つの契約処理期間の日数を整数で入力します。 契約処理期間(日) yyyy年MM月日付書式 終了日付転記日付 ▼ 契約処理期間の名称を日付書式をもとに自動作成する事ができます。例えば、”年月”を契約処理期間の名 称に設定したい場合は”yyyy年MM月”と入力します。 日付書式 0伝票日付オフセット(月) 1伝票日付オフセット(日) 固定日付
  • 22. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 21 契約カレンダー 契約処理期間の転記日付に設定される日付を”開始日付”もしくは”終了日付”のどちらかを選択する事がで きます。  開始日付…契約処理期間の伝票日付フィールドにその契約処理期間の開始日付を設定します。  終了日付…契約処理期間の伝票日付フィールドにその契約処理期間の終了日付を設定します。 転記日付 転記日付をもとに伝票日付を自動作成するのに使用します。転記日付に加算する月数を入力します。翌月 の場合は”1”、前月の場合は”-1”を入力します。 伝票日付オフセット(月) 転記日付をもとに伝票日付を自動作成するのに使用します。転記日付に加算する日数を入力します。翌日 の場合は”1”、前日の場合は”-1”を入力します。 伝票日付オフセット(日) このフラグをONにすると”伝票日付オフセット”の値が固定日付として処理されます。31を入力すると月 末として処理されます。 固定日 1ヶ月単位の契約処理期間で転記日付と伝票日付は 月初の場合 1ヵ月単位の契約処期間を年初から1年分作成し、 転記日付は契約処理期間の開始日付とし、伝票日 付は転記日付と同じ票日付とする場合、次のよう に実行条件を入力します。 • 契約日付 … 20X1/01/01 – 20X1/12/31 • 契約処理期間(年) … 0 • 契約処理期間(月) … 1 • 契約処理期間(日) … 0 • 日付書式 … yyyy年MM月 • 転記日付 … 開始日 • 伝票日付オフセット(月) … 0 • 伝票日付オフセット(日) … 0 • 固定日付 … ONでもOFFでも同じ結果。 1ヶ月単位の契約処理期間で転記日付は月末とし、 伝票日付は前月末とする場合 1ヵ月単位の契約処期間を年初から1年分作成し、 転記日付は契約処理期間の終了日付とし、伝票日 付は契約処理期間の前月末とする場合、次のよう に実行条件を入力します。 • 契約日付 … 20X1/01/01 – 20X1/12/31 • 契約処理期間(年) … 0 • 契約処理期間(月) … 1 • 契約処理期間(日) … 0 • 日付書式 … yyyy年MM月 • 転記日付 … 終了日 • 伝票日付オフセット(月) … -1 • 伝票日付オフセット(日) … 31 • 固定日付 … ON
  • 23. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 22 契約カレンダー 1年単位の契約処理期間で転記日付は年初として、 伝票日付は前月1日付の場合 年初を開始日付とする1年月単位の契約処期間を 20年分作成し、転記日付は契約処理期間の開始日 付とし、伝票日付は転記日付の前月1日付とする 場合、次のように実行条件を入力します。 • 契約日付 … 2X01/01/01 – 2X20/12/31 • 契約処理期間(年) … 1 • 契約処理期間(月) … 0 • 契約処理期間(日) … 0 • 日付書式 … yyyy年MM月開始 • 転記日付 … 開始日付 • 伝票日付オフセット(月) … -1 • 伝票日付オフセット(日) … 1 • 固定日付 … ON 5年単位の契約処理期間で転記日付と伝票日付は契 約処理期間の初日とする場合 5年単位の契約処期間を年初から20年分作成し、 転記日付と伝票日付は、契約処理期間の開始日付 とする場合、次のように実行条件を入力します。 • 契約日付 … 20X1/01/01 – 20X1/12/31 • 契約処理期間(年) … 5 • 契約処理期間(月) … 0 • 契約処理期間(日) … 0 • 日付書式 … yyyy年MM月開始 • 転記日付 … 開始日付 • 伝票日付オフセット(月) … 0 • 伝票日付オフセット(日) … 0 • 固定日付 … ONでもOFFでも同じ結果。 1ヶ月単位の契約処理期間で転記日付は月初とし、 伝票日付は前月末とする場合 1ヵ月単位の契約処期間を年初から1年分作成し、 転記日付は契約処理期間の開始日付とし、伝票日 付は契約処理期間の前月末とする場合、次のよう に実行条件を入力します。 • 契約日付 … 20X1/01/01 – 20X1/12/31 • 契約処理期間(年) … 0 • 契約処理期間(月) … 1 • 契約処理期間(日) … 0 • 日付書式 … yyyy年MM月 • 転記日付 … 終了日 • 伝票日付オフセット(月) … 0 • 伝票日付オフセット(日) … -1 • 固定日付 … OFF
  • 24. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 23 契約カレンダー 契約カレンダー > 契約処理期間グループ > 契約処理期間 [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約カレンダー クライアント* *組織* 名称  アクティブ 契約処理期間タブ 説明 20X1/1/1開始日付 20X1/12/31終了日付 1月開始年会費カレンダー契約カレンダー* 期間契約の場合、”契約”と結びついて作成される各種伝票には契約処理期間が必須入力となります。 契約定期処理では、契約内容と契約内容明細の情報をもとに、契約処理期間毎に1枚の伝票を作成します。 イレギュラーな処理により既に、手入力(オペレーション入力)で、既に契約処理期間に伝票が登録され ていた場合は、重複登録を防止するため、契約定期処理では伝票は作成されません。 20X1/1/1伝票日付* - リファレンス 20XX年契約定期処理実行キー ”契約定期処理”で作成する伝票の日付の初期値を設定する事ができます。 伝票日付 契約定期処理実行キーは、異なる契約カレンダーの契約処理期間をまとめて1回の契約定期処理で処理し たい場合に使用する事を想定しています。異なるそれぞれの契約カレンダーの契約処理期間に同じ契約定 期処理実行キーを設定する事で、”契約定期処理”をまとめて実行する事ができます。 契約定期処理実行キー 20XX年契約処理期間グループ* 20X1/1/1転記日付* ”契約定期処理”で作成する伝票の転記の初期値を設定する事ができます。開始日付から終了日付の範囲内 の日付を入力する事ができます。 転記日付
  • 25. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 24 契約カレンダー 【カスタマイズポイント】契約処理期間に契約定期処理の実行条件を追加する 契約定期処理では契約処理期間をキー情報として伝票を作成するプロセスです。そのためプロセスの実 行条件などを契約処理期間に追加して、より柔軟に各種伝票を作成する事ができます。 例えば、契約処理期間内に作成する伝票の日付があらかじめ決まっているのであれば、その日付を契約 処理期間に設定しておけば、契約定期処理で選択する追加入力する必要が無く、誤入力を防止する事が できます。 【補足説明】契約定期処理では契約処理期間毎に作成する伝票は1枚 JPiereの契約管理の標準機能では、”契約定期処理”を実行する事で契約書ウィンドウの”契約内容”タ ブと”契約内容明細”タブの情報をもとに契約処理期間毎に1枚の伝票を起票します。 契約内容をもとに伝票が作成されているかどうか、契約処理期間をキー情報として管理していますの で、契約定期処理の処理対象となった契約処理期間に、イレギュラー的にもし既に手入力(オペレー ション入力)等で伝票が作成されていたとしても、契約定期処理では伝票は作成せずに2重登録を防止す る事ができます。 手入力(オペレーション入力)で伝票を入力する場合は、契約処理期間が重複していてもエラーにはな りません。そのため、イレギュラーな処理はオペレーション入力で伝票登録し、定期的な処理は契約定 期処理で自動処理する事ができます。
  • 26. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 25 契約カレンダー 契約カレンダーの作成例 JPiereの契約管理では、”契約定期処理”において、”契約カレンダー”の”契約処理期間”毎に各種伝票を作 成します。この事をよく理解し、契約カレンダーを作成して下さい。 例1: 月単位の契約カレンダー 例2: 年単位の契約カレンダー 例えば、スポーツクラブの月会費の支払いのような、月単位の契約を管理する場合、月単位に契約処理期 間が作成されている下記のようなイメージの契約カレンダーを作成します。 例えば、スポーツクラブの年会費の支払いのような、開始月から1年間という契約を管理する場合、開始 月単位に契約カレンダーを作成し、開始月から1年間の契約処理期間をそれぞれの契約カレンダーに作成 します。 X1年1月 月会費カレンダー 契約カレンダー 契約処理期間 20X1年1月1日~20X1年12月31日1月開始年会費カレンダー 契約カレンダー 契約処理期間 20X1年2月1日~20X2年1月31日2月開始年会費カレンダー 20X1年3月1日~20X2年2月28日3月開始年会費カレンダー 20X1年4月1日~20X2年3月31日4月開始年会費カレンダー 20X1年5月1日~20X2年4月30日5月開始年会費カレンダー 20X1年6月1日~20X2年5月31日6月開始年会費カレンダー 20X1年7月1日~20X2年6月30日7月開始年会費カレンダー 20X1年8月1日~20X2年7月31日8月開始年会費カレンダー 20X1年9月1日~20X2年8月31日9月開始年会費カレンダー 20X1年10月1日~20X2年9月30日10月開始年会費カレンダー 20X1年11月1日~20X2年10月31日11月開始年会費カレンダー 20X1年12月1日~20X2年11月30日12月開始年会費カレンダー 年会費に関する受注伝票を1年間で1枚起票するとした場合、年会費カレンダーは1つで、1年間の契約 処理期間で対応する事もできます。しかし、年会費の契約更新を考えた場合、通常開始月単位で契約更新 業務を行う事が多いのではないかと思いますので、開始月単位で契約カレンダーを作成しておく事で、契 約カレンダー単位で更新対象となる契約を簡単に把握する事ができ、契約更新に関する業務が行いやすく なるのではないかと思います。 X1年2月 X1年3月 X1年4月 X1年5月 X1年6月 X1年7月 X1年8月 X1年9月 X1年10月 X1年11月 X1年12月 X2年1月 X2年2月 X2年3月 X2年4月 X2年5月 X2年6月 X2年7月 X2年8月 X2年9月 X2年10月 X2年11月 X2年12月 X3年1月 X3年2月 X3年3月 X3年4月 X3年5月 X3年6月 X3年7月 X3年8月 X3年9月 X3年10月 X3年11月 X3年12月 … … … … … … … … … … … … 20X2年1月1日~20X2年12月31日 20X2年2月1日~20X3年1月31日 20X2年3月1日~20X3年2月28日 20X2年4月1日~20X3年3月31日 20X2年5月1日~20X3年4月30日 20X2年6月1日~20X3年5月31日 20X2年7月1日~20X3年6月30日 20X2年8月1日~20X3年7月31日 20X2年9月1日~20X3年8月31日 20X2年10月1日~20X3年9月30日 20X2年11月1日~20X3年10月31日 20X2年12月1日~20X3年11月30日 … … … … … … … … … … … …
  • 27. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 26 契約カレンダー 例3: 5年単位の契約カレンダー 例えば、地震保険などにように5年単位の契約で、月々の売上を計上する場合、次のように5年単位の カレンダーを毎月作成し、5年単位のカレンダーで受注伝票を作成し、月々の売上は月単位のカレンダー を使用して処理する事ができます。 5年更新の契約のため、5年間を1つの契約処理期間とするカレンダーを作成します。この5年単位のカレ ンダーは、運用的には毎月作成するか、5年の周期単位で作成する事を想定しています。 受注伝票を作成するための5年単位のカレンダー 2X01年1月1日~2X05年12月31日 2X01年1月開始 地震保険カレンダー 契約カレンダー 契約処理期間 2X06年1月1日~2X10年12月31日 2X11年1月1日~2X15年12月31日 … 売上請求伝票を作成するために月単位のカレンダーを作成します。この月単位のカレンダーは、月々伝票 を作成するようなケースであれば共通して使用する事ができます。 売上請求伝票を作成するための月単位のカレンダー X1年1月 月次売上処理 カレンダー 契約カレンダー 契約処理期間 X1年2月 X1年3月 X1年4月 X1年5月 X1年6月 X1年7月 X1年8月 X1年9月 X1年10月 X1年11月 X1年12月 X2年1月 X2年2月 X2年3月 X2年4月 X2年5月 X2年6月 X2年7月 X2年8月 X2年9月 X2年10月 X2年11月 X2年12月 X3年1月 X3年2月 X3年3月 X3年4月 X3年5月 X3年6月 X3年7月 X3年8月 X3年9月 X3年10月 X3年11月 X3年12月 … … … … … … … … … … … …
  • 28. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 27 契約カレンダー 【補足説明】1つの契約カレンダーの中に日付が重複する契約処理期間は登録できません 1つの契約の中に、”契約処理期間”が異なる複数のサービスが含まれている場合があるかもしれませ ん。そのような場合でも、JPiereの契約管理機能は柔軟に対応できるようになっています。しかしなが ら、1つの”契約カレンダー”の中に、日付が重複する”契約処理期間”は作成できませんので注意して下 さい。1つの契約の中に、契約処理期間が異なる複数のサービスが含まれる場合、契約処理期間の種類 毎に1つの契約カレンダーを作成して下さい。 例えば年初に浄水器のメンテナンスサービスを行う契約を締結したとします。その契約は年単位で、 浄水器の故障に対応するための保守サービスと、3ヶ月に1回浄水器の交換用フィルターを送付すると いう内容が含まれていたとします。そして、この契約の売上は毎月計上するものとします。 このような場合、次の3つの契約カレンダーを作成する必要があります。 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月売上計上 契約カレンダー 契約処理期間 1月1日~3月31日 4月1日~6月30日 7月1日~9月30日 10月1日~12月31日フィルター送付 契約カレンダー 契約処理期間 1月1日~12月31日浄水器保守契約 契約カレンダー 契約処理期間
  • 29. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 28 契約カレンダー 契約カレンダー選択リスト 作成した契約カレンダーは、契約カレンダー選択リストに登録し契約テンプレートに割り当てる事によ り契約書で使用する事ができます。契約カレンダー選択リストは、契約テンプレート毎に契約書で選択で きる契約カレンダーを制限する役割があります。 契約カレンダー選択リスト 契約カレンダー選択リスト [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約カレンダー選択リスト クライアント* *組織* 年会費カレンダーリスト名称 説明  アクティブ 100000検索キー 契約カレンダーリスト 契約カレンダー選択リスト > 契約カレンダーリスト [ 選択レコード/表示レコード数] AD_Client_ID 契約カレンダー選択リスト クライアント* AD_Org_ID組織*  アクティブ(IsActive) 年会費カレンダーリスト 契約カレンダー 選択リスト* 1月開始年会費契約カレンダー* 有効開始日付 有効終了日付 説明
  • 30. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 29 契約処理マスタ 契約処理マスタ 期間契約の場合、”契約カレンダー”をもとに各種伝票を自動起票させる”契約定期処理”を実行しま す。”契約処理マスタ”には、契約定期処理時に、各種伝票を自動起票するプロセスを定義します。 契約書の契約内容毎に、契約処理マスタを設定する事ができるので、各種伝票を作成する処理を柔軟に カスタマイズする事ができます。 契約処理マスタウィンドウ 契約処理マスタウィンドウでは、契約定義処理で各種伝票を作成する際に使用するプロセスを設定します。 契約処理マスタ [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約処理マスタ クライアント* *組織* 名称  アクティブ 説明 検索キー クラス 契約定期処理で呼び出すプロセスのクラス名を所属するパッケージ名から設定します。クラスの入力が無 い場合は、JPiereのデフォルトクラスが呼び出されます。 クラス 受注伝票ベース伝票タイプ* ▼  基点となる伝票を作成する 契約処理マスタが作成する事のできる伝票のベース伝票タイプを選択入力します。 ベース伝票タイプ ベース伝票タイプフィールドの値が、”ARI-売上請求伝票”か、”API-仕入請求伝票”の時に表示されるフラ グです。”基点となる伝票”を作成する契約処理マスタの場合はONにし、”派生伝票”を作成する契約処理 マスタの場合はOFFにします。 基点となる伝票を作成する 契約処理マスタタブ - リファレンス 完成にする伝票ステータス更新 ▼ - テクニカル
  • 31. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 30 契約処理マスタ 契約処理マスタ選択リスト 契約処理マスタ選択リストタブ 契約処理マスタ選択リスト [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約処理マスタ選択リスト クライアント* *組織* 名称 説明  アクティブ 検索キー SOO-受注伝票ベース伝票タイプ* ▼ 契約処理マスタリストを使用する事ができるベース伝票タイプを選択入力します。契約書の契約内容タブ には、契約定期処理によって作成される伝票の情報としてベース伝票タイプを1つ選択入力します。契約 内容タブに設定する契約処理マスタリストは、契約内容タブのべ―ス伝票タイプと同じ、ベース伝票タイ プの契約処理マスタリストだけを選択する事ができます。 ベース伝票タイプ 契約処理マスタは、契約書の契約内容タブと契約内容明細タブに設定する事ができます。基点となる伝票 を作成するフラグは契約内容タブと契約内容明細のどちらで使用する契約処理マスタなのか制御します。 基点となる伝票を作成するフラグがONの場合は、契約内容タブに設定し、”基点となる伝票”を作成する のに使用されます。OFFの場合は、契約内容明細タブに設定し、”派生伝票”を作成するのに使用されます。 基点となる伝票を作成する  基点となる伝票を作成する  販売(ON)/購買(OFF) ベース伝票タイプにより自動設定されます。 販売(ON) / 購買(OFF) 作成した契約処理マスタは、契約処理マスタ選択リストに登録し契約テンプレートに割り当てる事によ り契約書で使用する事ができます。契約処理マスタ選択リストは、契約テンプレート毎に契約書で選択で きる契約処理マスタを制限する役割があります。
  • 32. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 31 契約処理マスタ 契約処理マスタリストタブ 契約処理マスタ選択リスト > 契約処理マスタリスト [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約マスタ選択リスト クライアント* *組織*  アクティブ 契約処理選択リスト* 契約処理マスタ* 有効開始日付 有効終了日付 説明
  • 33. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 32 契約書 契約書 契約処理マスタ 【カスタマイズポイント】契約処理マスタに契約定期処理の実行条件を追加する 契約処理マスタは、契約定期処理を実行する際に、プロセスを呼び出すためのマスタです。プロセスの 実行条件として、契約処理マスタに予め条件を設定できるようにする事で、より柔軟に各種伝票を作成 する事ができます。 【カスタマイズポイント】契約処理マスタと契約定期処理のカスタマイズ 契約処理マスタは契約定期処理の際に使用され、契約処理マスタに設定されているプロセスにより各 種伝票を作成する事ができます。そのため契約処理マスタに設定するプロセスをプラグインとして差し 替える事により、契約定期処理を簡単にカスタマイズする事ができます。 契約処理マスタは、契約書ウィンドウの”契約内容”タブと”契約内容明細”タブに設定します。契約内 容タブに設定される契約処理マスタは、”基点となる伝票”を作成する場合に使用します。 “基点となる伝票”は、基本的に契約内容明細と同じ明細構成となります。基点となる伝票は、販売契 約の場合は受注伝票か売上請求伝票、購買契約の場合は発注伝票か仕入請求伝票です。 契約内容 契約内容明細 受注伝票 ※契約内容と契約内容明細の情報をもとに基点となる伝 票を作成する場合は、基本的に同じ明細構成となります。 契約内容と契約内容明細の情報をもとに基点となる受注伝票もしくは発注伝票を作成した場合、作成 した受注伝票もしくは発注伝票から、出荷納品伝票もしくは入荷伝票、売上請求伝票もしくは仕入請求 伝票を作成する必要があります。この場合、これらの伝票を手入力で作成する事もできますが、契約管 理の契約定期処理により自動作成する事もできます。契約定期処理により自動作成する場合、契約内容 明細に設定されている契約処理マスタと契約カレンダーにより、契約内容明細単位で、出荷納品伝票も しくは入荷伝票、売上請求伝票もしくは仕入請求伝票を作成する処理とそのタイミングを制御する事が できます。 契約内容 契約内容明細 受注伝票 出荷納品 伝票 出荷納品 伝票 出荷納品 伝票 基点となる伝票 基点となる伝票に結びつく”派生伝票”を作成する場合、契 約内容明細の契約カレンダーと契約処理マスタにより、 作成処理とそのタイミングを制御する事ができます。
  • 34. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 33 契約解約条件 契約解約条件 契約解約条件マスタは、”期間契約”において自動更新の場合に、その解約期限をマスタとして登録して おくものです。 契約ウィンドウの契約書タブと契約内容タブには、契約解約条件フィールドがあり、入 力された契約解約条件をもとに、”契約解約期限日”フィールドの値が自動計算されます。 契約解約条件ウィンドウ 契約解約条件 [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約解約条件 クライアント* *組織* 1ヶ月前名称  アクティブ 説明 001検索キー 0解約期限(年) 1解約期限(月) 0解約期限(日) 固定日付 契約解約条件は期間契約において、自動更新の場合に使用するマスタです。自動更新の場合、その解約 期限は、契約期間の最終日の×日前にとする場合事が多いでしょう。そのため、契約解約条には、×日前 の情報を入力します。 契約解約条件タブ 契約解約期限日は、年間契約の場合によく用いられる契約期間の最終日の×日前や1ヶ月前というような 相対的な日数を指定しているケースと、月々の契約の場合によく用いられる、毎月10日までのような日 付を指定するケースがあります。固定日付をONにすると、契約解約条件を後者の用途で使用する事がで きます。 固定日付 “固定日付”フィールドのON or OFFに関わらず、解約期限を相対的な年数で指定します。契約解約期限が、 1年未満の場合は0を入力します。 解約期限(年) “固定日付”フィールドのON or OFFに関わらず、解約期限を相対的な月数で指定します。契約解約期限が、 1ヶ月未満の場合は0を入力します。 解約期限(月)
  • 35. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 34 契約解約条件 例えば自動更新の契約で、解約期限が1ヶ月前の 場合、次のように入力します。 • 固定日付 … OFF • 解約期限(年)… 0 • 解約期限(月) … 1 • 解約期限(日) … 0 解約期限が1ヶ月前の入力例 解約期限が10日前の入力例 例えば自動更新の契約で、解約期限が10日前の場 合、次のように入力します。 • 固定日付 … OFF • 解約期限(年)… 0 • 解約期限(月) … 0 • 解約期限(日) … 10 “固定日付”フィールドのON or OFFにより入力する数値の意味が異なりますので注意して下さい。 固定日付がOFFの場合は、解約期限を×日前というような日数で指定します。固定日付がONの場合は、解 約期限を毎月×日というような日付で指定します。 解約期限(日) 例えば自動更新の契約で、解約期限が毎月10日 までの場合、次のように入力します。 • 固定日付 … ON • 解約期限(年)… 0 • 解約期限(月) … 0 • 解約期限(日) … 10 解約期限が毎月10日までの入力例 例えば自動更新の契約で、解約期限が前月25日の 場合、次のように入力します。 • 固定日付 … ON • 解約期限(年)… 0 • 解約期限(月) … 1 • 解約期限(日) … 25 解約期限が前月の25日までの入力例 例えば自動更新の契約で、解約期限が前月末日の 場合、次のように入力します。 • 固定日付 … ON • 解約期限(年)… 0 • 解約期限(月) … 1 • 解約期限(日) … 31(※31は末日を意味します) 解約期限が前月の末日までの入力例
  • 36. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 35 契約延長期間 契約延長期間 契約延長期間マスタは、”期間契約”において、自動更新の際に、その延長期間をマスタとして登録してお くものです。 契約延長期間ウィンドウ 契約延長期間 [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約延長期間 クライアント* *組織* 1年更新名称  アクティブ 説明 0001検索キー 1延長期間(年) 0延長期間(月) 0延長期間(日) 固定日付 契約延長期間タブ 契約期間の延長を1年後という場合は、固定日付はOFFです。契約期間の延長を1年後の月の末日というよ うな場合、固定日付はONにします。 固定日付 “固定日付”フィールドのON or OFFに関わらず、延長期間を相対的な年数で指定します。延長期間が、1 年未満の場合は0を入力します。 延長期間(年) “固定日付”フィールドのON or OFFに関わらず、延長期間を相対的な月数で指定します。延長期間が、 1ヶ月未満の場合は0を入力します。 延長期間(月) “固定日付”フィールドのON or OFFにより入力する数値の意味が異なりますので注意して下さい。 固定日付がOFFの場合は、延長期間を×日というような日数で指定します。固定日付がONの場合は、延長 期間を毎月×日というような日付で指定します。 延長期間(日)
  • 37. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 36 契約延長期間 例えば契約延長期間が1年の場合次のように入力 します。 • 固定日付 … OFF • 延長期間(年)… 1 • 延長期間(月) … 0 • 延長期間(日) … 0 契約延長期間が1年の入力例 例えば契約延長期間が1年後の月の末日の場合次 のように入力します。 • 固定日付 … ON • 延長期間(年)… 1 • 延長期間(月) … 0 • 延長期間(日) … 31(※31は末日を意味します) 契約延長期間が1年の入力例 例えば契約延長期間が1ヶ月の場合次のように入 力します。 • 固定日付 … OFF • 延長期間(年)… 0 • 延長期間(月) … 1 • 延長期間(日) … 0 契約延長期間が1ヶ月の入力例 例えば契約延長期間が翌月末までの場合次のよう に入力します。 • 固定日付 … ON • 延長期間(年)… 0 • 延長期間(月) … 1 • 延長期間(日) … 31 契約延長期間が翌月末の入力例
  • 38. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 37 契約解約理由 契約解約理由 契約解約理由は、”期間契約”において、自動更新の際に、その解約理由をマスタとして登録しておくもの です。 契約解約理由ウィンドウ 契約解約理由タブ 契約解約理由 [ 選択レコード/表示レコード数] OSS ERP Solutions 契約解約理由 クライアント* *組織* Other名称 ion説明  アクティブ 1000000検索キー
  • 39. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 38 契約会計情報 契約会計情報 契約会計情報タブ 契約会計情報 [ 選択レコード/表示レコード数] OSS ERP Solutions 契約会計情報 クライアント* *組織* 契約会計情報その1名称 説明  アクティブ SOO-0001検索キー* 契約会計情報マスタ  計上伝票を使用する  差異分割 契約会計情報が適用される基点となる伝票を選択します。基点となる伝票は下記の4つです。  SOO-受注伝票  POO-発注伝票  ARI-売上請求伝票  API-仕入請求伝票 基点となる伝票  販売(ON)/購買(OFF) 契約会計情報をコピー JPiereの契約管理では、契約会計情報マスタの設定によりiDempiereの標準機能の自動仕訳の勘定科目 を契約内容毎に変更する事ができます。この事により、自動仕訳を契約内容に応じて柔軟に設定する事が できます。 契約内容に応じて柔軟に設定する事のできる自動仕訳の勘定科目は、出荷納品伝票、売上請求伝票、売 上計上伝票、入荷伝票、仕入請求伝票、仕入計上伝票の自動仕訳で使用する勘定科目です。 SOO-受注伝票基点となる伝票* ▼ 読取専用フィールドで選択した基点となる伝票により、自動設定されます。販売管理と購買管理のどち らで使用する契約会計情報なのか判別するための情報です。 販売(ON)/購買(OFF) - 計上伝票制御情報 完成にする伝票ステータス更新 ▼ 計上伝票から請求伝票 作成方針* ▼  契約会計情報を使用する
  • 40. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 39 契約会計情報 iDempiereの標準の自動仕訳の勘定科目を契約会計情報の勘定科目に変更したい場合にONにします。 契約会計情報を使用する 「計上伝票を使用する」がONの場合に表示されるフィールドです。作成した計上伝票から請求伝票を 作成したい場合にその方針を選択する事ができます。  マニュアル … マニュアル操作(検索ウィンドウで計上伝票選択する事)により計上伝票から請求伝票を 作成する事ができます。  全計上後一括請求 … 基点となる伝票(受注伝票もしくは発注伝票)の明細がすべて売上計上/仕入計 上されている場合に、プロセスで請求伝票を作成します。  計上後都度請求 … 計上伝票を完成にした際に、請求伝票を作成します。  計上伝票から請求伝票は作成しない … 計上伝票から請求伝票は作成しない場合に選択します。 計上伝票から請求伝票作成方針 「基点となる伝票」が”SOO-受注伝票”か”POO-発注伝票”で、「契約会計情報を使用する」がONの場 合に表示されるフィールドです。計上伝票(売上計上伝票と費用計上伝票)を使用するかどうか制御します。 ONにすると、 「基点となる伝票」が”SOO-受注伝票”の場合は、出荷納品伝票を完成にした時に、売上 計上伝票が作成されます。 「基点となる伝票」が” POO-発注伝票”の場合は、入荷伝票を完成にした時に、 仕入計上伝票が作成されます。 計上伝票を使用する - 計上伝票制御情報 計上伝票を使用する場合に、その制御情報を設定するフィールドグループです。 「計上伝票を使用する」がONの場合に表示されるフィールドです。計上伝票を作成する際の伝票ステー タス更新処理を選択します。”空欄(ブランク)”にしておくと、計上伝票は”草案(Drafted)”で作成されます。 伝票ステータス更新 「計上伝票を使用する」がONの場合に表示されるフィールドです。ONにすると分割計上する場合に、未 計上分を別伝票として作成します。 差異分割
  • 41. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 40 契約会計情報 取引先契約会計情報タブ 契約会計情報 > 取引先会計情報 [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約会計情報 クライアント* *組織* C_Receivable_Acct得意先債権勘定 V_Liability_Acct仕入先債務勘定 ベース会計スキーマ会計スキーマ*  アクティブ 〇〇〇契約会計情報* 契約会計情報タブの「契約会計情報を使用する」フラグがONの場合に表示されるタブです。このタブ の自動仕訳の勘定科目の設定がされていない場合は、取引先マスタに設定されている自動仕訳の勘定科目 が使用されます。 【ポイント】契約内容に応じて債権債務の勘定科目を切り替えられる!! 日本の会計処理では、慣習的に主たる営業に関わる債権債務とそれ以外の債権債務とで勘定科目を分ける 事が多いです(例:買掛金と未払金、売掛金と未収入金)。このような場合、iDempiereの標準機能では、 1つの取引先マスタに対して、債権と債務の勘定科目は1つしか設定できませんので、どうしても勘定科 目を分けたいのであれば、分けたい勘定科目の分だけ、取引先マスタを登録する必要がありました。 しかし、JPiereでは契約内容に応じて、債権と債務の勘定科目を切り替える事ができますので、勘定科目 を分ける事を理由に、同じ取引先マスタを複数登録する必要はありません。
  • 42. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 41 契約会計情報 品目契約会計情報タブ 契約会計情報 > 品目契約会計情報 [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約会計情報 クライアント* *組織* カテゴリA品目カテゴリ* P_Expense_Acct請求伝票費用勘定* ベース会計スキーマ会計スキーマ* P_COGS_Acct品目原価勘定* P_Revenue_Acct請求伝票収益勘定* - 費用勘定設定 〇〇〇契約会計情報* JP_Expense_Acct計上伝票費用勘定*  アクティブ JP_Revenue_Acct計上伝票収益勘定* - 収益勘定設定 - 品目原価勘定設定 JP_Purchase_Acct仕入勘定* JP_PurchaseOffset_Acct仕入勘定オフセット* - 品目仕入勘定設定 P_TradeDeiscountGrant_A cct 請求伝票売上値引勘定* P_TradeDeiscountRec_Acc t 請求伝票仕入値引勘定* JP_TradeDeiscountGrant_ Acct 計上伝票売上値引勘定* JP_TradeDeiscountRec_Ac ct 計上伝票仕入値引勘定* 契約会計情報タブの「契約会計情報を使用する」フラグがONの場合に表示されるタブです。このタブ の自動仕訳の勘定科目の設定がされていない場合は、基本的には品目マスタに設定されている自動仕訳の 勘定科目が使用されます。 【補足説明】品目契約会計情報は、品目カテゴリ単位の設定 品目契約会計情報は、品目カテゴリ単位で行います。これは、契約単位で勘定科目を制御するのに、 品目ごとの設定では、仕訳情報が多くなりすぎて管理するのが難しくなりますし、全品目共通の勘定 科目では、柔軟性に欠くという判断で、品目カテゴリ単位で勘定科目を設定できる仕様にしました。
  • 43. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 42 契約会計情報 「契約会計情報を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「SOO-受注伝票」の場合に表示される フィールドです。出荷した品目の原価を記録するのに使用する勘定科目です。 品目原価勘定 【ポイント】内部取引(社内取引やグループ間取引)を勘定科目残高レベルで把握する 契約会計情報で品目原価勘定を変更する事ができるようにしている意図は、内部取引(社内取引やグ ループ間取引)の売上原価の残高を外部取引と勘定科目レベルで切り分けて、決算時の内部取引の相殺消 去を容易にするためです。 社内取引やグループ間取引用の契約会計情報を作成し、契約内容に割り当てておくことで、売上原価を 外部取引と、相殺消去が必要な内部取引とに勘定科目レベルで明確に区分する事ができ、決算の早期化に 寄与します。 - 品目原価勘定設定 - 収益勘定設定 「契約会計情報を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「SOO-受注伝票」か「ARI-売上請求伝 票」の場合に表示されるフィールドです。 売上請求伝票で貸方の勘定科目として使用されます。売上計上伝票では借方の勘定科目として使用されま す。 請求伝票収益勘定 「計上伝票を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「SOO-受注伝票」の場合に表示される フィールドです。売上計上伝票で貸方の勘定科目として使用されます。 計上伝票収益勘定 【ポイント】内部取引(社内取引やグループ間取引)の把握と収益の見越繰延処理 契約会計情報で収益勘定を変更する事ができるようにしている意図は、内部取引(社内取引やグループ 間取引)の収益を外部取引と勘定科目レベルで切り分けて、決算時の内部取引の相殺消去を容易にするた めです。 そして、もう一つの目的として、計上伝票を使用して収益の見越繰延を行うためでもあります。売上請 求伝票は、請求時に起票し、売上計上伝票を売上の認識時に計上する事で、収益の見越繰延を簡単に処理 する事ができます。 売上請求伝票で売上値引を転記する場合に、使用する勘定科目です。 請求伝票売上値引勘定 売上計上伝票で売上値引を転記する場合に、使用する勘定科目です。 計上伝票売上値引勘定
  • 44. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 43 契約会計情報 「契約会計情報を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「POO-発注伝票」か「API-仕入請求伝 票」の場合に表示されるフィールドです。仕入請求伝票で、仕入請求伝票明細の品目の品目タイプが”ア イテム”以外の場合に、借方の勘定科目として使用されます。仕入計上伝票では貸方の勘定科目として使 用されます。 請求伝票費用勘定 「計上伝票を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「POO-発注伝票」の場合に表示される フィールドです。仕入計上伝票で、仕入計上伝票明細の品目の品目タイプが”アイテム”以外の場合に、貸 方の勘定科目として使用されます。 計上時費用勘定 「計上伝票を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「POO-受注伝票」の場合に表示される フィールドです。仕入計上伝票で、仕入計上伝票明細の品目の品目タイプが”アイテム”の場合に、借方の 勘定科目として使用されます。 仕入勘定 - 品目仕入勘定設定 「計上伝票を使用する」フラグがONで、基点となる伝票が「POO-受注伝票」の場合に表示される フィールドです。仕入計上伝票で、仕入計上伝票明細の品目の品目タイプが”アイテム”の場合に、貸方の 勘定科目として使用されます。仕入勘定残高と仕入勘定オフセット残高は、相殺し0となります。 仕入勘定オフセット - 費用勘定設定 仕入請求伝票で仕入値引を転記する場合に、使用する勘定科目です。 請求伝票仕入値引勘定 仕入計上伝票で仕入値引を転記する場合に、使用する勘定科目です。 計上伝票仕入値引勘定 【ポイント】内部取引(社内取引やグループ間取引)の把握と費用の見越繰延処理 契約会計情報で費用勘定を変更する事ができるようにしている意図は、内部取引(社内取引やグループ 間取引)の費用と外部取引の費用とを勘定科目レベルで切り分けて、決算時の内部取引の相殺消去を容易 にするためです。 そして、もう一つの目的として、計上伝票を使用して費用の見越繰延を行うためでもあります。仕入請 求伝票は、請求時に起票し、仕入計上伝票を費用の認識時に計上する事で、費用の見越繰延を簡単に処理 する事ができます。
  • 45. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 44 契約会計情報 契約会計情報 > 摘要科目契約会計情報 [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約会計情報 クライアント* *組織* 切手代摘要科目* Ch_Expense_Acct請求伝票摘要科目勘定* ベース会計スキーマ会計スキーマ*  アクティブ 〇〇〇契約会計情報* JP_Ch_Expense_Acct計上伝票摘要科目勘定* 摘要科目契約会計情報タブ
  • 46. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 45 契約会計情報 契約会計情報 > 税金契約会計情報 [ 選択レコード/表示レコード数] 株式会社OES 契約会計情報 クライアント* *組織* 8%-課税取引税金情報* T_Due_Acct請求伝票仮受税金勘定* T_Credit_Acct請求伝票仮払税金勘定* ベース会計スキーマ会計スキーマ*  アクティブ 〇〇〇契約会計情報* T_Expense_Acct請求伝票租税公課勘定* - 販売管定 - 購買設定 JP_TaxDue_Acct計上伝票仮受税金勘定* JP_TaxCredit_Acct計上伝票仮払税金勘定* JP_TaxExpense_Acct計上伝票租税公課勘定* 税金契約会計情報タブ 【補足説明】消費税の見越繰延 仮受消費税と仮払消費税の見越繰延処理として、国税庁のタックスアンサーでは、次のように案合してい ます。 タックスアンサー>消費税>基本的なしくみ>No.6165 前受金や前払金などがあるとき[平成29年4月1 日現在法令等](https://www.nta.go.jp/taxanswer/shohi/6165.htm) 「消費税の課税資産の譲渡等や課税仕入れの時期は、所得税、法人税の場合と同じように、原則として資 産の引渡しやサ-ビスの提供があった時とされています。したがって、例えば、工事代金の前受金を受け 取ったり、機械の購入について前払金を支払っていたとしても、その受取や支払の時期に関係なく、実際 に引渡しやサ-ビスの提供があった時が売上げや仕入れの時期となります。 同じように、未収金や未払金がある時も、その代金の決済の時期に関係なく、資産の引渡しやサ-ビス の提供があった時が売上げや仕入れの時期になります。 なお、前払費用のうち、所得税又は法人税の取扱いにより必要経費の額又は損金の額に算入することが 認められている短期前払費用は、その支出した課税期間の課税仕入れに含めることになります。」 上記のように規定されているため、JPiereでは売上請求伝票/仕入請求伝票で消費税も見越繰延できるよ うにして、売上計上伝票/仕入計上伝票で、それを取り崩して仮受消費税/仮払消費税として処理できる ようにしています。 税金契約会計情報を設定しない場合は、消費税は請求伝票だけで仕訳が起票され、計上伝票では仕訳は 起票されません。税金契約会計情報を設定するかしないかで、請求伝票と計上伝票のどちらで消費税を計 上するのか制御する事ができます。
  • 47. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 46 3 契約テンプレート
  • 48. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 47 契約テンプレート 契約テンプレート 企業活動において、契約書は通常、取引の種類毎にある程度定型化されて行きます。”契約テンプレー ト”は、定型化されている契約内容を予め登録しておく事ができ、契約書の入力を省力化し誤入力を防止 します。 JPiereの契約管理では、すべての契約書は、契約テンプレートを選択入力する必要があります。そのた め契約テンプレートは契約書を区分管理する役割もあります。 契約テンプレートウィンドウのタブ構成 契約書テンプレートは、契約書の情報をテンプレート化してあらかじめ定義しておくという役割上、契 約テンプレートウィンドウのタブ構成は、契約ウィンドウと同じ構成になります。 契約書ウィンドウの契約書タブのテ ンプレートとなる情報を登録します。 契約書テンプレート 契約書ウィンドウの契約内容タブの テンプレートとなる情報を登録しま す。 契約内容テンプレート 契約書テンプレートタブにある親契 約書テンプレートフィールドで、契約 テンプレートに親子関係が設定され ている場合、子となる契約テンプ レートが表示されます。 関連する契約書 契約書ウィンドウの契約内容明細タ ブのテンプレートとなる情報を登録 します。 契約内容明細テンプレート
  • 49. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 48 契約テンプレート 契約テンプレートウィンドウ 契約書テンプレートタブ 契約書テンプレート [ 選択レコード/表示レコード数] OSS ERP Solutions 契約テンプレート クライアント* *組織* 保守契約伝票タイプ* ▼  自動更新 1ヶ月前契約解約条件 - 契約の更新と解約 期間契約契約区分* ▼ 契約カテゴリ* 契約書テンプレートタブは、契約書ウィンドウの契約書タブのテンプレートとなる情報を登録します。 説明 名称* *取引組織 1年契約延長期間 次のいずれかを選択入力します。契約区分は登録すると変更する事はできません。  スポット契約 … 1つの取引先に対して複数の取引条件を設定する際に選択します。  期間契約 … 契約定期処理を実行して契約内容をもとに各種伝票を自動作成する場合に選択します。  一般契約 … 上記以外の、契約を管理したい場合に選択します。紙の契約書をJPiere/iDempiere上で一 元管理するために、契約書の情報を入力します。 契約区分  アクティブ クラス 親契約テンプレート 検索キー - テクニカル “契約カテゴリ”を選択入力します。契約カテゴリは登録すると変更する事はできません。 契約カテゴリ
  • 50. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 49 契約テンプレート 契約が自動更新の場合や、期限の定めの無い契約の際に、解約条件を入力します。 契約解約条件 契約更新が自動更新の場合はONにします。自動更新フラグをONにすると、契約解約条件フィールドと契 約延長期間のフィールドの入力が必須となります。 自動更新 自動更新フラグ”がONの場合に表示されます。自動更新の場合に、契約延長期間マスタを選択入力します。 ◆契約延長期間 契約書の伝票タイプを選択入力します。 伝票タイプ 契約書に契約テンプレートを選択入力し、契約内容や契約内容明細を契約テンプレートをもとに作成する プロセスを設定する事ができます。設定が無い場合は、JPiereの契約管理の標準機能として用意されてい るクラスが呼び出されて、契約テンプレートの情報をもとに、契約内容や契約内容明細を作成します。 クラス 契約テンプレート間で親子関係を構築して管理した場合に、親契約テンプレートを選択入力します。 親契約テンプレート - 契約の更新と解約 - テクニカル
  • 51. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 50 契約テンプレート 契約内容テンプレートタブ 契約書テンプレート > 契約内容テンプレート [ 選択レコード/表示レコード数] OSS ERP Solutions 契約テンプレート クライアント* *組織* - ステータス 契約会計情報 取引先 取引先住所 取引先担当者 組織倉庫 ▼ 出荷ルール ▼ プライスリスト* ▼ 通貨 支払方法 ▼ 支払条件 説明 取引組織 - 取引先情報 - 出荷納品情報 納品先取引先 納品先住所 納品先担当者 優先度 ▼ 配送方法 ▼ 運送会社 運賃カテゴリ ▼▼ 送料負担ルール ▼ 0運送料 - 請求情報  納品先選択 請求先取引先 請求先住所 請求先担当者 請求ルール ▼  割引印刷 - リファレンス プロジェクト アクティビティキャンペーン ユーザー1 ユーザー2 出荷予定保管場所 契約書テンプレート契約書テンプレート* 契約内容伝票タイプ ▼ 年間契約カレンダリスト 契約カレンダー 選択リスト SOO-受注伝票基点となる伝票 ▼ 受注 基点となる伝票の 伝票タイプ ▼ 〇×△ 契約処理マスタ 選択リスト ▼ 名称*  アクティブ 10納品予定日数 0契約処理期間オフセット 0契約処理期間数 10,000明細行合計* マニュアル派生伝票作成方針 ▼ 検索キー*  自動更新 - 契約更新情報  販売(ON) / 購買(OFF) 社内担当者 税込価格
  • 52. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 51 契約テンプレート 契約内容テンプレートは、一般契約のテンプレートは登録する事はできません。これは、一般契約の場 合は、伝票を作成しないため、契約内容テンプレートは必要ないためです。スポット契約のテンプレート の場合は、1つの契約内容テンプレートだけ登録する事ができます。これは、スポット契約は取引条件を 入力しておく事が目的のため、複数の契約内容テンプレートを登録する必要が無いためです。 契約内容テンプレートの入力方法は、基本体に、受注伝票や発注伝票、売上請求伝票、仕入請求伝票と 同様です。ここでは、異なる部分について説明します。 契約書ウィンドウの”契約内容”タブと”契約内容明細”タブで1つの伝票を構成しています。契約内容テ ンプレートタブの伝票タイプには、契約内容に初期設定したい伝票タイプを設定します。 伝票タイプ JPiereの契約管理の標準機能では、契約書ウィンドウの”契約内容”タブと”契約内容明細”タブの情報を もとに、”基点となる伝票”として、受注伝票か発注伝票、売上請求伝票、仕入請求伝票のいずれかを自動 作成する事ができます。 “基点となる伝票”が受注伝票の場合、”派生伝票”として、出荷納品伝票と売上請求伝票を作成する事が できます。 “基点となる伝票”が発注伝票の場合、”派生伝票”として、入荷伝票と仕入請求伝票を作成する 事ができます。どのように派生伝票を作成するのかは”派生伝票作成方針”により選択する事ができます。 基点となる伝票 “基点となる伝票”フィールドで選択した伝票の伝票タイプを選択入力します。ここで選択入力した伝票 タイプが、契約内容タブの初期値となり、契約内容タブの同フィールドの値を使用して、基点となる伝票 が作成されます。 基点となる伝票の伝票タイプ 基点となる伝票が”受注伝票”もしくは“発注伝票”場合に、表示されるフィールドです。派生伝票をどの ように作成するのか選択する事ができます。  マニュアル … 派生伝票を契約管理の機能を使用して自動作成しない場合に選択します。  入出荷伝票のみ作成 … 基点となる伝票が発注伝票の場合は入荷伝票、受注伝票の場合は、は出荷納品 伝票を契約管理の機能を使用して自動作成します。  売上/仕入請求伝票のみ作成 … 基点となる伝票が発注伝票の場合は仕入請求伝票、受注伝票の場合は、 売上請求伝票を契約管理の機能を使用して自動作成します。  入出荷伝票と売上/仕入請求伝票を作成 … 基点となる伝票が発注伝票の場合は入荷伝票と仕入請求伝 票、受注伝票の場合は、出荷納品伝票と売上請求伝票を契約管理の機能を使用して自動作成します。 派生伝票作成方針
  • 53. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 52 契約テンプレート 契約書ウィンドウの”契約内容”タブに設定する事ができる契約カレンダー選択リストを選択入力します。 契約カレンダー選択リスト 期間契約の中には、入会金などのように初月だけ発生する費用があったり、反対に初月会費無料などが あったりと1ヶ月目と2ヶ月目以降でシステム的にデータ処理する内容を変えたいケースがあります。そ のような場合、JPiereの契約管理では1つの管理方法として、初月と2ヶ月目以降でそれぞれ契約内容テ ンプレートを用意しておくことで管理できます。そうした際に、2ヶ月目以降の契約内容であれば、契約 カレンダーオフセットを1とする事で、2ヶ月目以降の契約内容とする事ができます。 契約処理期間オフセット 契約内容が適用される契約カレンダーの契約処理期間数を数値で入力します。JPiere契約管理の標準機 能では”契約テンプレートから契約内容作成プロセス”において、契約内容タブの”契約処理日(To)” の日 付を自動計算するのに使用される情報です。0の場合は、契約書タブの”契約期間(to)”フィールドの日付 が契約内容タブの”契約処理日(To)”の日付となります。 契約処理期間数 【補足説明】契約処理期間オフセットと契約処理期間数 ”契約処理期間オフセット”と”契約処理期間数”により、契約書の”契約内容”タブの情報を”契約内 容テンプレート”の情報をもとに自動作成する際に、契約処理期間を計算し自動入力させる事ができ ます。 例えば、1年契約で1ヶ月目と2ヶ月目以降で契約内容を変えるようなケースで月々の契約カレン ダーを使用して処理する場合、次のように契約処理期間オフセットと契約処理期間数を入力します。 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月月次 契約カレンダー 契約処理期間 1ヶ月目の契約内容 テンプレート 1契約処理期間数 契約処理期間 オフセット 0 2ヶ月目の契約内容 テンプレート 11契約処理期間数 契約処理期間 オフセット 1 上記のように入力しておく事で、”契約テンプレートから契約内容作成”プロセスを実行した際に、契 約内容タブの契約処理期間(From)~契約処理期間(To)フィールドの値を自動入力する事ができます。
  • 54. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 53 契約テンプレート 基点となる伝票を作成する契約処理マスタの選択リストを選択入力します。 契約処理マスタ選択リスト 基点となる伝票が受注伝票もしくは発注伝票の場合に表示されるフィールドです。伝票のヘッダにある 納品予定日/入荷予定日フィールドの計算に使用されます。 納品予定日数 契約会計情報 iDempiereの標準設定の自動仕訳の勘定科目を、契約管理を使用する事で、契約内容に応じて変更する 事ができます。ここでは、その自動仕訳の勘定科目が設定されている契約会計情報マスタを選択入力しま す。
  • 55. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 54 契約テンプレート 【補足説明】契約内容タブの活用法 1つの契約書に対して、契約内容タブは複数登録する事ができます。契約内容タブを複数登録でき ることは、以下のような活用ができます。 契約変更の履歴管理 例えば既に締結されている契約書の内容が20XX年10月1日から変更になるとします。その際に、 既に作成してある契約内容タブのデータの”契約処理日(To)”を20XX年9月30日に変更し、新たに 契約内容タブに”契約処理日(From)”が200XX年10月1日のデータを作成します。こうする事で、 契約内容の変更履歴管理として活用する事ができます。 契約書 契約内容 A-1 (変更前) 契約内容 契約内容明細 契約内容 A-2(変更後) 契約内容 契約内容明細 20X1/09/30契約処理日(To) 20X1/1/31契約処理日(From) 9999/12/31契約処理日(To) 20X1/10/1契約処理日(From) 契約終了契約ステータス* ▼ 契約中契約ステータス* ▼ 購買が必要な販売契約の管理 販売契約の中には、何らかの物や役務提供等を購入して、販売するような場合もあるでしょう。 そのような場合、購買契約と販売契約で別々の契約書を作成して、結びつけて管理する事もでき ますが、1つの販売契約の中で、契約内容を販売と購買で2つ作成する事により、管理する事も できます。 契約書 契約内容 A (販売) 契約内容 契約内容明細 契約内容 B(購買) 契約内容 契約内容明細 9999/12/31契約処理日(To) 20X1/1/31契約処理日(From) 9999/12/31契約処理日(To) 20X1/10/1契約処理日(From) 契約中契約ステータス* ▼ 契約中契約ステータス* ▼ I0001_品目A品目 I0001_品目A品目 1入力数量* 1入力数量* 1,000入数単価* 500入数単価*
  • 56. Copyright © 2015 OSS ERP Solutions All Right Reserved. 55 契約テンプレート 契約内容明細テンプレート 契約書テンプレート > 契約内容テンプレート > 契約内容明細テンプレート [ 選択レコード/表示レコード数] OSS ERP Solutions 契約テンプレート クライアント* *組織 - ステータス 契約内容テンプレート* 取引先 千葉県印西市取引先住所 10,000行合計* 説明 取引組織 - 基点となる伝票の数量情報 - 金額情報 I0001_品目A品目 年入力数量単位* ▼ 8%-課税取引税金情報* - リファレンス プロジェクト プロジェクトフェーズ キャンペーン ユーザー1 ユーザー2 1,000入数単価* 1,000単価* 500限度価格* 0.0割引% 1,000定価* アクティビティ プロジェクトタスク 10明細番号 出荷予定保管場所 - 在庫移動情報 移動元保管場所 移動先保管場所 属性セットインスタンス (From) 属性セットインスタンス (To) 月契約カレンダーリスト 契約カレンダーリスト (入出荷) ▼ 1入力数量* 12注文数量* 10納品予定日数 1移動数量 月契約カレンダーリスト 契約カレンダーリスト (請求) ▼ 1請求数量 契約処理マスタ 選択リスト(入出荷) ▼ 契約処理マスタ 選択リスト(請求) ▼  伝票明細作成 - 入出荷伝票の数量情報 特定の契約処理期間に一括 派生伝票作成方針 (入出荷) ▼ 0 特定契約処理期間 オフセット(入出荷) - 売上/仕入請求伝票の数量情報 契約カレンダーの契約処理期間毎 派生伝票作成方針 (請求) ▼ 0 特定契約処理期間オフセッ ト(請求) 摘要科目 説明のみ  アクティブ 月注文数量単位* 0 開始契約処理期間 オフセット(入出荷) 0 終了契約処理期間 オフセット(入出荷) 0 開始契約処理期間 オフセット(請求) 0 終了契約処理期間 オフセット(請求) 契約処理期間中 基点となる伝票明細 作成方針 ▼ 0 特定契約処理期間 オフセット 0 開始契約処理期間 オフセット 0 終了契約処理期間 オフセット