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Brief Resilience Scale-Japanese version(BRS-J)ブリーフ・レジリエンス尺度日本語版 (徳吉・森谷,2015)

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Brief Resilience Scale-Japanese version(BRS-J)ブリーフ・レジリエンス尺度日本語版
(徳吉・森谷,2015)
日本心理学会 第79回 大会発表 名古屋国際会議場

徳吉陽河・森谷満(2015). ブリーフ・レジリエンス尺度日本語版(BRS-J)の開発 日本心理学会第79回大会発表論文集, 354.

Veröffentlicht in: Gesundheit & Medizin
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Brief Resilience Scale-Japanese version(BRS-J)ブリーフ・レジリエンス尺度日本語版 (徳吉・森谷,2015)

  1. 1. ブリーフ・レジリエンス 尺度日本語版の開発 Development and validation of the Brief Resilience Scale Japanese version (BRS-J) 東北大学大学院 徳吉陽河 北海道医療大学 森谷 満
  2. 2. 目 的 レジリエンス(Resilience)という言 葉は,行動科学や健康の領域で 注目を集めてきた。レジリエンス は,精神的回復力,弾力性,逆境 力,耐久力などと訳されているが, 概念が一様ではなかった。
  3. 3. レジリエンスとは何か?語源と意味 • レジリエンス(Resilience)の語源は, resileであり,困難な出来事に対する立 ち直りに関わるとされている(re: 再び, + bounce やspring back: 跳ね返り)。 • レジリエンス(Resilience)は,“ストレス からの立ち直り”を意味するようになっ たとされる。
  4. 4. • Smith et al. (2008)は,レジリエンスにおける 本来の意味とされる概念に基づいたThe Brief Resilience Scaleを開発した。 • BRSは,その簡易的な尺度として開発された。 そこで,BRSは我が国で利用が可能であるか 検討する。そのため,原著者より BRSの翻訳 権を取得し,その日本語版の開発を行う。つ まり,本研究の目的は,BRS日本語版(BRS-J) の開発を行い,その信頼性及び妥当性の検 証を行う。
  5. 5. 方法 METHOD • 調査1:814名(男性407名,女性407名) で,平均年齢31歳(SD=9.9) • 調査2: 219名(男性81名, 女性148名) 平均年齢32歳(SD=11.2) • 調査3: 300名(男性100,名 女性200名) 平均年齢30歳(SD=10.0) ※「WEB調査」で実施。 調査の協力に同意した者のみ。
  6. 6. 質問紙の構成 (1) 使用尺度:BRS-J 6項目,5件法 ※↑今回の「目的変数」となる尺度 • 調査1:TAC-24 (神村ら,1995)。 • 調査2:PGIS-II日本語版(徳吉・岩崎, 2014) ,人生の満足度(SWLS)日本語版 (角野, 1995) • 調査3:Ego-Resiliency尺度日本語版 (畑, 小野寺, 2013)
  7. 7. Tri-axial Coping Scale(TAC-24) ストレス対処(コーピング)(神村ら,1995) ※3項目8因子 5件法 (1)気晴らし (2)放棄・諦め(3)肯定的解釈 (4)カタルシス(5)情報収集 (6)計画立案 (7)回避的思考 (8)責任転嫁 ※2次因子分析による (1)問題解決・サポート希求 (2)問題回避 (3)肯定的解釈と気そらし7
  8. 8. Personal Growth Initiative Scale II 自己成長主導性尺度Ⅱ (Robitscheck et al, 2012) 「自己成長」に関連する心理尺度の多因子 モデル版である。元は,「ウェルダ-ネス・プ ログラム」の効果検証のために作成。 (1)積極的な成長 (2)変化への準備 (3)資源の活用 (4)計画性
  9. 9. 人生に対する満足尺度日本語版 Satisfaction With Life Scale : SWLS (角野,1994) • 5項目,7件法 (1)大体において,私の人生は理想に近い (2)私の人生は素晴らしい状態である。 (3)私は,自分の人生に満足している。
  10. 10. Ego-Resiliency尺度日本語版 (Block & Kermen,1996;畑 潮, 小野寺 敦子,2013). • 自我弾力性尺度,日常的な内的,外 的なストレッサーに対して柔軟に自 我を調整し,状況にうまく対処し適応 できるとされる特性を測定できる。 1因子・14項目4件法
  11. 11. 結果 因子分析 ◆スクリープロットによ る平行分析(固有値1) で分析。 ⇒1因子が妥当 ※以降,1因子で分析 ①「探索的因子分析 (最尤法)」 ②「確認的因子分析 (最尤法)」
  12. 12. 番号 質問項目 Q01 私はつらい時があった後でも,素早く立ち直れる。 Q02 私はストレスの多い出来事を 乗り越えるのに苦労する。 Q03 ストレスが多い出来事から立ち直るのに 長くはかからない。 Q04 なにかしら不遇な出来事が起きた時に立ち直る のは難しい。 Q05 ささいな問題があっても,たいていやり過ごせる。 Q06 人生における遅れを取り戻すのに時間がかかる。 Table 1 BRS-J の質問文 5件法
  13. 13. Table3 BRS-J 基本統計量 Rは逆転項目, F:因子負荷量, M: 平均値,SD:標準偏差Dis: IRTの識別性,Hi: MSAの項目ごとのH係数。 Item M SD F Dis Hi Q1 2.5 1.3 .78 2.7 .56 Q2R 2.3 1.3 .73 2.5 .57 Q3 2.6 1.3 .85 3.6 .61 Q4R 2.7 1.2 .73 2.3 .57 Q5 3.2 1.3 .69 1.9 .54 Q6R 2.5 1.3 .53 1.3 .43
  14. 14. Table 2 基本統計量と信頼性・NIRT(調査1) 因子 M SD α係数 ω係数 IRT テスト情報 量 NIRT Ht係数 BRS-J 15.9 5.8 .82 .83 41.1 .55 調査1 814名(男性407名,女性407名)平均 年齢 31歳(SD= 9.9) ※性差なし: t = 0.38, df = 801.3, p = .7
  15. 15. 確認的因子分析 ◆【適合度】 CFI=.97,TLI=.95, RMSEA=.095
  16. 16. IRT Item Response Category Characteristic curves ◆
  17. 17. 結果 IRT テスト情報量 全体のテスト情報量 Total Information = 41.05 ◆左側の領域 =25.2 (61.43%) ◆右側の領域 = 15.58 (37.95%) ■得点がやや高い人たち に利用することが最適であ ることが分かった。 全体のテスト情報量 Total Information = 41.05 ◆左側の領域 =25.2 (61.43%) ◆右側の領域 = 15.58 (37.95%) ■得点がやや高い人たち に利用することが最適であ ることが分かった。
  18. 18. TAC-24とBRS-Jの相関分析 ストレス・コーピング(対処)(N=814) TAC-24 : 2次因子の3つのモデル BRS-J 問題解決・サポート希求 .24 問題回避 -.22 肯定的解釈と気そらし .48 TAC-24 8因子モデルとBRS-J 気晴らし .28 肯定的解釈 .53 回避的思考 .22 情報収集 .25 責任転嫁 -.18 計画立案 .25 放棄・諦め -.19 カタルシス .07
  19. 19. 「BRS-J」 と他の心理尺度の相関分析 PGIS-II日本語版(N=219) BRS-J PGIS-IIの合計 .50 積極的な行動 .49 変化への準備 .46 計画性 .45 資源の活用 .22 SWLS日本語版(N=219) 人生に対する満足尺度 .51 Ego-Resiliency尺度 日本語版(N=300) .57
  20. 20. 考 察 • 因子分析,項目分析,信頼性分析, 項目反応理論による結果から,BRS-Jは, 尺度として利用できることが確認された。 • BRS-Jの妥当性の分析で,BRS-Jは,TAC-24 の肯定的解釈,PGIS-II日本語版の合計, 積極的な行動,変化への準備,計画性, 人生の満足度,エゴレジリエンシー尺度と 有意な正の相関があることが確認された。 したがって,BRS-Jは,肯定的な認知,積極 的な行動に関わることが示唆された。
  21. 21. ◆データをどう活用するか? • レジリエンスが低い人を支援する際に どのように役立てるか? 【ヒント】 • 肯定的解釈 ⇒ リフレーミング • 自己成長 ⇒ 挫折から自己成長の支援 • 人生の満足度 ⇒ 楽しかった経験の活用 【展望】 • 予防 (予め挫折防ぐために?) • 対処 (失敗からの対処は?)
  22. 22. 引用文献 • 神村 栄一・海老原 由香・佐藤 健二・戸ヶ崎 泰子・坂野 雄二 ( 1995). 対処方略の三次元モデルの検討と新しい尺度 (TAC-24) の作成 教育相談研究 33, 41-47. • 畑 潮, 小野寺 敦子(2013). Ego-Resiliency尺度(ER89)日本語版 作成と信頼性・妥当性の検討 パーソナリティ研究 22(1), 37-47. • Smith, B., Dalen, J., Wiggins, K., Tooley, E., Christopher, P., & Bernard, J. (2008). The brief resilience scale: assessing the ability to bounce back. International Journal of Behavioral Medicine, 15(3), 194–200. • 角野 善司(1994). 人生に対する満足尺度 The Satisfaction with Life Scale (SWLS)日本語版制作の試み 日本心理学会第 58回大会発表論文集 pp.192. • 徳吉 陽河・岩崎 祥一(2014).自己成長主導性尺度II(PGIS-II)日 本語版の開発と心理的測定 心理学研究,85(2), 178-187.
  23. 23. 目標志向コーチング・スキル(Grant,2005) O:Outcomes of Coaching:目的志向 WA:Working Alliance:仕事の協働関係 SF:Solution-focused:解決志向 G:Goal Setting:目標設定 MPA:Managing Process and Accountability: 進歩と説明責任の管理 ※森谷満先生(北海道医療大学)と共同翻訳 23
  24. 24. 24 目標志向コーチング・スキル(Grant,2005) Facet 項目例 O 私のコーチングはクライエントが目標達成できるよ うに支援する上で,いつも効果的である。 WA クライエントの気持ちを理解していることを示す言葉 を意識的に使う。 G 私はクライエントが明確かつシンプルであり,達成 が可能な行動計画を構築できるように支援を行なう ことが得意だ。 SF コーチングの際,解決策を構築することよりも,問 題を分析することにより時間をかける。(R) MPA 私はクライエントに目標への進歩を報告するように, いつも求める。
  25. 25. BRS-Jと目標志向コーチングスキル
  26. 26. Brief Resilience Scale-Japanese version(BRS-J)ブリーフ・レジリエンス尺度日本語版 (徳吉・森谷,2015) _________________________________________________________________________ 【指示文】: それぞれの示された質問文に対して, どのくらい当てはまるか,数字に○をつけて下さい。 1 = まったくあてはまらない 2 = ややあてはまらない 3 = どちらともいえない 4 = ややあてはまる 5 = かなりあてはまる __________________________________________________________________________ Q1. 私はつらい時があった後でも,素早く立ち直れる。 1 2 3 4 5 Q2. 私はストレスの多い出来事を乗り越えるのに苦労する。 1 2 3 4 5 Q3. ストレスが多い出来事から立ち直るのに長くはかからない。 1 2 3 4 5 Q4. なにかしら不遇な出来事が起きた時に立ち直るのは難しい。 1 2 3 4 5 Q5. ささいな問題があっても,たいていやり過ごせる。 1 2 3 4 5 Q6. 人生における遅れを取り戻すのに時間がかかる。 1 2 3 4 5 __________________________________________________________________________ 合計点( ) BRS-J の合計の平均値 16(SD=6) ※ Q2, Q4, Q6 は逆転項目 (6-得点で計算する) かなり高い:22 点以上 , 高い 19 点から 21 点 普通:14 点から 18 点, 低い:11 点から 13 点 かなり低い:10 点以下 文献 Smith, B., Dalen, J., Wiggins, K., Tooley, E., Christopher, P., & Bernard, J. (2008). The brief resilience scale: assessing the ability to bounce back. International Journal of Behavioral Medicine, 15(3), 194–200. 徳吉・森谷(2015). ブリーフ・レジリエンス尺度日本語版(BRS-J)の開発 日本心理学会第 79 回大会発表論文集, 354.

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