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matsui m
- 4. シミュレータの構築
State Transition Model (ST PCR Model)[Hashimoto 03]の濃度変
化シミュレータ構築
状態遷移をDNAの伸長反応で表現
研究が始まったばかりで知見が少ない
シミュレータの特徴
分子の濃度変化量として各反応をとらえる
特定の分子(状態分子)のみに着目
計算量の増加を抑える
VNA (Virtual Nucleic Acids)[Nishikawa 00]
計算モデルの実現可能性を調べる汎用シミュレータ
各反応を個別に計算
生成される全分子の濃度を計算
計算量が多い
目的
先行研究
- 5. 1SM0
SM0
ST PCR Model [Hashimoto 03]
0 2
TM01
1
TM12
32mer 16mer16mer
初期状態
0 0
1 2
DNAの伸長反応を利用して状
態遷移を実現
SM0
SM1
SM1 SM2
TM01
TM12
0 0 1
0 1
SM1
0 1 2
0
0 1
1 2
0
TM01 TM01
TM12
1
TM12
1
SM:状態分子(状態を表現)
TM:遷移分子(遷移規則を表現)
66℃
94℃
66℃66℃
66℃
SM0
SM1
94℃
- 8. シミュレーションの過程
1. 入力:状態分子情報、遷移分子情報、各分子の相対濃度
2. 入力を元に全状態分子を生成
3. 各状態分子について濃度変化量d[SMi]/dt を計算
4. 出力は各PCRサイクル終了時の全状態分子の相対濃度
0 21
SM0
TM01
TM12
0 0 1
1 2
[1.0] [1.0]
[1.0]
SM0 0
SM10-1
SM2 0-1-2
])[],([
][
TMSMf
dt
SMd i
cycle 状態0 状態1 状態2
0 1.0 0.0 0.0
1 0.3 0.6 0.1
2 0.1 0.4 0.3
… … … …
入力
出力
2.
3.
1.
4.
- 9. 化学実験とシミュレーションの比較
3~6,11状態を持つ状態遷移
初期状態分子と遷移分子の相対濃度は全て1.0(等濃度)
PCRサイクル終了時、全状態分子の相対濃度を比較
実験とシミュレータ出力との2乗誤差を最小化した時のパラ
メータを利用
実験値とシミュレータ出力を比較しやすくする
cycle 状態0 状態1 状態2 …
0 1.0 0.0 0.0 …
2 0.7 0.25 0.05 …
4 0.65 0.25 0.1 …
… … … … …
実験データ
cycle 状態0 状態1 状態2 …
0 1.0 0.0 0.0 …
2 0.75 0.2 0.05 …
4 0.7 0.2 0.1 …
… … … … …
シミュレーション
実験
比較法
- 11. 相対濃度 6状態 シミュレーション
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1
0 10 20 30 40
PCRサイクル
相対濃度
状態0
状態1
状態2
状態3
状態4
状態5
相対濃度 6状態 化学実験
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1
0 10 20 30 40
PCRサイクル
相対濃度
状態0
状態1
状態2
状態3
状態4
状態5
比較結果(6,11状態)相対濃度 11状態 シミュレーション
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1
0 10 20 30 40 50 60 70
PCRサイクル
相対濃度
状態0
状態1
状態2
状態3
状態4
状態5
状態6
状態7
状態8
状態9
状態10
相対濃度 11状態 化学実験
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1
0 10 20 30 40 50 60 70
PCRサイクル
相対濃度
状態0
状態1
状態2
状態3
状態4
状態5
状態6
状態7
状態8
状態9
状態10
4状態と同じように傾向の一致が見られる