JANOG43 で登壇させていただき、また野良BoF を開催させていただき、多くの方と議論をすることができました。それをもとに、思ったことをつらつらと書いてみました。まだ ssmjp で登壇するかもわかりませんけど、とりあえず公開してしまいます。

1. 「運用自動化」の
モデルを考える
～JANOG43その後～
#ssmjp 2019/xx (仮)
日本Unboundユーザー会
@goto_ipv6

2. 「運用自動化」してますか？
• 私もやっていますし登壇もしています
• 「障害ありきで運用自動化をやってみた」
@JANOG39
• 「自動化の行き着く先は?」@JANOG43

3. 自己紹介
• 名前 : 後藤 芳和
• 「JANOG 後藤 芳和」でググってください
• っていうか前のページのリンクをたどってください
• Twitter : @goto_ipv6
• https://www.slideshare.net/goto_ipv6
• https://togetter.com/id/goto_ipv6
• #ssmjp では DNS ネタで登壇
• でも DNS を仕事で運用したことはありません

4. 「運用」といえば？
• 波田野さん
• https://www.opslab.jp/publish/
• とても勉強になっています
• ありがとうございます
• JANOG43のあと、いろいろ考えたことがあるの
で、私もちょっとまとめてみます
• でもまとまっていません……

5. 運用対象の視点から
• ハードウェア寄り ← → ソフトウェア寄り
• ハードウェアに近いと、どうしても人の介入が必要
になる
• 通知・連絡など、人と人の連携部分での自動化は可能
• ソフトウェアに近い部分は、かなり自動化が可能
• 自動化に関わるシステムの運用という項目が増えるが……

6. 運用対象の視点から(続き)
• 全手動 ← 人の介在 → 全自動
• 全手動(？)は、すべてを手動で行うことであり、旧
来の「運用」がこれに当たる(？)
• 人の介在が多い
• → ハードウェア寄り？
• 人の介在が少ない
• → ソフトウェア寄り？
• 全自動は、すべてを自動化した状態であり、人手を
全く必要としない
• そんな事が可能？

7. 開発担当という視点から
• 運用者が開発も行う ← → 開発されたものを運
用者が引き継ぐ
• 運用者が開発も行うと、引き継ぎコストは発生せず、
自分たちが欲しいものが出来上がるが、属人化する
可能性が上がる
• でも、そもそも人は「死ぬ」よね → そこでやっぱり引き
継ぎコストが発生する
• 開発されたものを運用者が引き継ぐと、本当に欲し
かったものが得られなかったり、引き継ぎコストが
発生したりする
• 開発者が変わる際の、開発者間の引き継ぎコストも発生
する

8. 運用設計について
• 運用業務の構造化とどこが違う？
• → 同じように見える
• どちらかと言うと、運用設計は実運用に入る前
の運用作業の定義であり、構造化は実運用後の
最適化？
• → そして、その部分を自動化する、と
• でも、設計時に構造化を意識しておくと良い
• ということは、構造化は設計の一部だ！！

9. ソフトウェア開発との類似性
• 運用と同様に「引き継ぎ」が発生する (ことが
ある)
• どちらも「知的労働」であるため、一定期間の確保
は必要
• 必要となる時間は以下のものに依存する
• どこまでドキュメント化されているか？
• 引き継ぎ先の知識は？
• 運用と似ている (よね？)
• ソフトウェア開発にも「構造化プログラミング」「構造
化定理」とかあるし
• 類似性とか、深くは追っていないですけど……

10. まとめ (仮)
• 自動化できる・できないはいろいろな理由が絡
む
• やっぱり「運用業務の構造化」が重要
• 自動化できるかどうかはいろいろな要素が絡む
• 「引き継ぎ」を意識する
• ソフトウェア開発者の中にも、この視点を持ってい
ない人がいるので注意
• 「半年先の自分へ引き継ぐ」イメージ
• 人は忘れる (年を取れば取るほど……)