20200422QUMトーーク！　20年代のニッポンを勝手に占っちゃいます！これから伸びる産業、縮む産業！ Vol.1

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QUMトーーク！とは？
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テレワーカー同士の
ゆるいつながりを感じながら
テレワークライフに役立つ知恵を楽しむ。
それが QUMトーーク！です。

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角勝（株式会社フィラメント代表取締役 CEO）
1972年生まれ。2015年より新規事業開発支援のス
ペシャリストして、主に大企業において事業開発の
適任者の発掘、事業アイデア創発から事業化までを
一気通貫でサポートしている。前職（公務員）時代
から培った、さまざまな産業を横断する幅広い知見
と人脈を武器に、必要な情報の注入やキーマンの紹
介などを適切なタイミングで実行し、事業案のバ
リューと担当者のモチベーションを高め、事業成功
率を向上させる独自の手法を確立。オープンイノ
ベーションを目的化せず、事業開発を進めるための
手法として実践、追求している。

村上臣（フィラメントCSO/電脳コラムニスト）
青山学院大学理工学部物理学科卒業。大学在学中
に仲間とともに有限会社「電脳隊」を設立。2000
年8月、株式会社ピー・アイ・エムとヤフー株式
会社の合併に伴いヤフー株式会社入社。2011年に
一度退職した後、再び2012年4月からヤフーの執
行役員兼CMOとして、モバイル事業の企画戦略を
担当。2017年11月に6億1000万人が利用するビ
ジネス特化型ネットワークのリンクトイン
（LinkedIn）の日本代表に就任。複数のスタート
アップの戦略・技術顧問も務める。

アンケート概要
コロナ後の日本経済において、
「伸びる業界」・「縮む業界」
について、
その業界と理由を
FacebookとLinkedInで訊きました！

アンケート概要
4月14~21日にアンケートを実施し、
現在47名の回答を得ました。
ご回答いただき、ありがとうございました！

まずは「伸びる業界」
ランキング!!

コロナ後の日本で、伸びる業界は？
• 1位：IT（21回答）
• 2位：医療、教育（同率2位／各6回答）
• 4位：観光（4回答）
• 5位：エンタメ、メーカー（同率5位／各3回答）
• 7位：飲食、建設、不動産、物流（同率7位／各2回答）
• 11位：コワーキング、スポーツ、コンサル、警備、交通、
リフォーム、出版、婚活（同率11位／各1回答）
4月14〜21日に回答のあった47名/59回答を集計した。
複数の回答は独立して集計した。

詳しく見ていきましょう!!
まずは第1位の「IT」!!

コロナ後の日本で、伸びる業界は？
1位：IT（21回答）
• VPN
• テクノロジー業界
• オンライン会議
• 通信インフラ
• SaaS型のソフトウェア開発企業
• AI
• 5G関係
• SNS
• コンテンツ企画
• Gov-tech
• テレワーク関連機器

ITが伸びる理由
• 業務のデジタル化、オンライン化が促進される。
• 仲間と繋がりたい欲求が増えた。
• 経済の回復に政府がテコ入れするならここ。
• AI実用化がさらに進むと予想するから。
• ハンコがない世界（Gov-tech)。
• 利用障壁だったシニア層が使い始め、相互理解が進む。

続いて第2位の「医療」!!

医療が伸びる理由
2位：医療（6回答）
• Medi-tech ：遠隔医療、ITやAI活用医療。
• 衛生関連、予防医学全般：懲りるため。
• マスク、製薬：在宅と未病ニーズが上がる。
• 医薬品：殺菌の習慣がつき過ぎてしまい、皮膚の常在菌が
減ってその他の病気にかかりやすくなる人が増加する。
• 予防医療：ワクチンが世の中のコンセンサスになっている。
• 未病対策：健康であることはスキル以上に重要視される。

次は
同じく2位の「教育」!!

教育が伸びる理由
2位：教育（6回答）
• オンライン教育、オンライン講座、e-ラーニング：
利用者の心理的敷居が下がる。サービスの革新が進む。民間
教育が進む。在宅でも趣味や学習ができると気づく。
• 自己啓発、リカレント教育：
今までのスキルや働き方でダメだと気づく人が増える。通勤
時間が減り、スキルアップする人が増える。

続いて第４位の「観光」!!

観光が伸びる理由
4位：観光（4回答）
• 旅行、観光業界：
外出自粛の反動と、今を楽しく生きる考えが主流となる。
外に出られなくてうずうずしていた人達が旅行に行きたがる
から。
収束したら○○に行きたい、という人が周囲にとても多い。

続いて「縮む業界」です！

コロナ後の日本で、縮む業界は？
• 1位：不動産（7回答）
• 2位：飲食（6回答）
• 3位：交通（4回答）
• 4位：エンタメ、メーカー（同率4位／各3回答）
• 6位：サービス、印刷、メディア（同率6位／各2回答）
• 9位：スポーツ、ハンコ、ファッション、医療、卸、化粧品、
金融、建設、広告、小売、人材派遣（同率9位／各1回答）
• その他（産業以外、6回答） 4月14〜21日に回答のあった47名/46回答を集計した。
複数の回答は独立して集計した。

詳しく見ていきましょう!!
まずは第1位の「不動産業」!!

不動産業が縮む理由
1位：不動産業（7回答）
• 不要なオフィスを手放す企業が増える。
• 密により価値を見出していた業界は優位性を失う。
• 住宅供給過剰で新たなマンションは不要になる。
• 好立地の概念が崩れるので、不動産にもよりクリエイティ
ブな発想が求められる。

続いて第2位の「飲食」!!

飲食業が縮む理由
2位：飲食業（6回答）
• 顧客離れが進み、閉店が相次ぎ、絶対数が減少する。
• もともと人材不足で、コロナからの回復が困難になる。
• 飲みニケーションや歓送迎会の文化が薄れた。
• 外食産業は個人商店が大半で、コロナで多くの店が廃業に
なり、コロナ後も恐怖心から復職者が増えない。

そして第３位の「交通」!!

交通産業が縮む理由
3位：交通（4回答）
• 都市鉄道：苦しんでラッシュ時に通勤する意味がないと悟
る人が増えるため。交通手段の多様化が起きるから鉄道集
中が減る。
• 鉄道、航空業界：出張、出勤目的での利用が激減する。

そして第4位の「エンタメ」!!

エンタメが縮む理由
4位：エンタメ（3回答）
• ゲームや動画サイト：今までの反動で外に出られるように
なったら外の世界に関心が向きそう。
• イベントビジネス：今後常に感染症のリスクにさらされる
可能性があり、縮小が避けられない。
• 余暇をサービスとする業界：人々に余裕がなくなる。

次は
同じく4位の「メーカー」!!

メーカーが縮む理由
4位：メーカー（3回答）
• 建設、工場などをもつメーカー：建設と工場といった現場
での従業員離れと再建が遅れる。
• 自動車、家電の耐久消費財：家計が痛み、耐久消費財の購
入はさらに先送りになると思う。経済的な影響が長引いた
場合、買い替えを見合わせる方向になりそう。

ちなみに、
「縮む業界」にはこんな意見も。

その他の「縮む業界」への回答
• レガシーなサービスしか提供できていない業界：
ピボットできないため。
• 接触を前提とした職業：今後、ウイルスは進化して、無症状
状態で感染していき、非接触がデフォルトになる。
• 紙による窓口申請：人接触の危険性と無駄が明らかになった
• 中小企業：体力のない中小企業は融資を得られず潰れる。

次回予告
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