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【15-B-L】Spinnakerで実現するデプロイの自動化
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Developers Summit 2018【15-B-L】mzu1h様、飯島様の講演資料です。
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【15-B-L】Spinnakerで実現するデプロイの自動化
1.
Spinnakerで実現する デプロイの自動化 ハッシュタグ:#devsumiB セッションID :【15-B-L】
2.
株式会社エーピーコミュニケーションズ APCって言ったりします ・ 設立: 1985年 ・
社員数: 350名ぐらい ・ 7割はインフラエンジニア ・ アプリ開発や技術研究もやってます
3.
ITインフラ業界に起きている変化 - 仮想化 - -
クラウド - - コンテナ - サーバー設定(BIOS,OS) ネットワーク構築 ストレージ設定 冗長化設定 各種MWインストール、設定 構成管理、変更管理 システム監視 インフラをプログラミング 自動構築設定 手順書運用は自動化 オートスケール 構成はコードで管理 CI/CD システム監視 (自動障害対応)
4.
本日の内容 •自己紹介 •導入の経緯 •Spinnakerの特徴 •Spinnakerを実際に動かしてみた •良い点/改善(してほしい)点 •まとめ
5.
自己紹介 •株式会社エーピーコミュニケーションズ でエンジニアをやっています。 •インフラエンジニアです。 •普段は客先常駐で仕事しています。 •それ以外にも、他部署の自動化の推進や、営業 支援のひとつでOSSの検証などを行っています。
6.
今回の発表のテーマは •日本でも最近認知度があがってきたSpinnaker というCDツールをさわってみて、デプロイの手間を 本当に減らせることができたのか検証した結果を 発表します。 •日本で(ほぼ) 記事がないAWS上で動かすことを 試してみたので、その操作感も含めてお話します。
7.
まず初めに
8.
“Spinnaker”、知っていますか?
9.
10.
“Spinnaker”との出会いのきっかけ
11.
とあるユーザの要望 • アプリケーションをデプロイするときは確実に 実施したい。問題があったら即時に切り戻 したい。 • アプリケーションのデプロイに手間をかけたく ない。 •
プロジェクトごとでクラウド環境が変わってく るが、デプロイ方法は同じ方法にしたい。
12.
考えた解決案 • アプリケーションをデプロイするときは確実に 実施したい。問題があったら即時に切り戻 したい。 • アプリケーションのデプロイに手間をかけたく ない。 •
プロジェクトごとでクラウド環境が変わってく るが、デプロイ方法は同じ方法にしたい。
13.
考えた解決案 • アプリケーションをデプロイするときは確実に 実施したい。問題があったら即時に切り戻 したい。 • アプリケーションのデプロイに手間をかけたく ない。 •
プロジェクトごとでクラウド環境が変わってく るが、デプロイ方法は同じ方法にしたい。 切り替わり時間 の短縮化が必要
14.
考えた解決案 • アプリケーションをデプロイするときは確実に 実施したい。問題があったら即時に切り戻 したい。 • アプリケーションのデプロイに手間をかけたく ない。 •
プロジェクトごとでクラウド環境が変わってく るが、デプロイ方法は同じ方法にしたい。 自動化が必要 切り替わり時間 の短縮化が必要
15.
考えた解決案 • アプリケーションをデプロイするときは確実に 実施したい。問題があったら即時に切り戻 したい。 • アプリケーションのデプロイに手間をかけたく ない。 •
プロジェクトごとでクラウド環境が変わってく るが、デプロイ方法は同じ方法にしたい。 自動化が必要 切り替わり時間 の短縮化が必要 APIの差分吸収 が必要
16.
17.
Spinnakerの特徴 自動化が必要 切り替わり時間 の短縮化が必要 APIの差分吸収 が必要
18.
Spinnakerの特徴 Blue/Greenデプロイメントを含めた複数のデプロ イ方法をサポート 自動化が必要 切り替わり時間 の短縮化が必要 APIの差分吸収 が必要
19.
Spinnakerの特徴 Blue/Greenデプロイメントを含めた複数のデプロ イ方法をサポート 自動化が必要 切り替わり時間 の短縮化が必要 APIの差分吸収 が必要 (アプリケーションをデプロイ済みの)イメージ作成→ インスタンス作成→LB配下に配置までをパイプラ インで全自動化
20.
Spinnakerの特徴 Blue/Greenデプロイメントを含めた複数のデプロ イ方法をサポート 自動化が必要 切り替わり時間 の短縮化が必要 APIの差分吸収 が必要 (アプリケーションをデプロイ済みの)イメージ作成→ インスタンス作成→LB配下に配置までをパイプラ インで全自動化 複数のクラウドのAPIをサポート
21.
サポートしているデプロイ方法 •Red/Black Deploy(=Blue/Green Deploy) •Rolling
Red/Black Deploy(=Rolling Deploy) •Canary Deploy
22.
Red/Black Deploy
23.
Red/Black Deploy
24.
Red/Black Deploy
25.
Red/Black Deploy
26.
Red/Black Deploy
27.
パイプライン
28.
パイプライン
29.
パイプライン
30.
パイプライン
31.
サポートしているクラウドプロバイダ
32.
せっかくなので検証してみた • 検証の目的 -GitHubにコードをアップロードするだけで、デプロイまで動くのか? -どの位時間がかかるのか? -Red/Blackデプロイの実際の(切り替え/切り戻り)動作は? • 検証の手順 -表示を「Hello
World01」→ 「Hello World02」に変更して GitHubにアップロード。 -正常に本番環境までデプロイできたら、1つ前の状態に切り戻す。
33.
検証のイメージ
34.
イメージの流れ
35.
検証の流れ①
36.
検証のイメージ ① Githubレポジトリにコミットすると、 Jenkinsが変更を検知し、 イベントハンドラを起動 検証の流れ①
37.
検証の流れ②
38.
② Jenkinsの通知を受けたSpinnkerは、ス テージング環境でBake→Deployを実行。 ※Red/Blackデプロイではない。 検証の流れ②
39.
検証の流れ③
40.
③ ステージング環境に新アプリのデプロ イが成功したら、管理者に通知。 管理者が次の作業に進むことを 承認する。 検証の流れ③
41.
検証の流れ④
42.
④ ②のBakeで作成したイメージを本番環 境でDeployする。 ※Red/Blackデプロイなので 新規でサーバグループを作成する。 検証の流れ④
43.
検証の流れ⑤
44.
⑤ 1つ前の状態に手動で切り戻す。 (Rollback) 検証の流れ⑤
45.
検証
46.
検証のイメージ ① Githubレポジトリにコミットすると、 Jenkinsが変更を検知し、 イベントハンドラを起動。 検証の流れ①
47.
検証 GiitHubに新アプリケーションの プログラムをアップロード。
48.
JenkinsがGitHubにアップロードされた ことを検知。Spinnakerに通知。
49.
② Jenkinsの通知を受けたSpinnkerは、ス テージング環境でBake→Deployを実行。 ※Red/Blackデプロイではない。 検証の流れ②
50.
SpinnakerがJeknkinsからの通知を 検知する
51.
Bakeの実行。
52.
Bakeの実行状況の確認。
53.
Bake(≒Packer)のログに出力される。
54.
Bakeの完了。
55.
Deployの実行。
56.
Deployの完了。
57.
③ ステージング環境に新アプリのデプロ イが成功したら、管理者に通知。 管理者が次の作業に進む許可する。 検証の流れ③
58.
Slackに通知。
59.
管理者はパイプラインが次に進む承認 をする。(Continueボタンをクリック)
60.
④ ②のBakeで作成したイメージを本番環 境でDeployする。 ※Red/Blackデプロイなので 新規でサーバグループを作成する。 検証の流れ④
61.
承認されたことの検知。
62.
Deployの実行。
63.
Deployの完了。
64.
CLUSTERS画面でサーバグループの 状態確認。
65.
それぞれのサーバグループの状態を表 示。(緑が正常、赤が異常)
66.
それぞれのサーバグループの状態を表 示。(緑が正常、赤が異常)
67.
それぞれのサーバグループの状態を表 示。(緑が正常、赤が異常)
68.
ロードバランサのパブリック DNS名にHTTP通信。
69.
新アプリの内容が表示。
70.
切り戻してみた
71.
⑤ 1つ前の状態に手動で切り戻す。 (Rollback) 検証の流れ⑤
72.
切り戻し(Roleback)の実行。
73.
切り戻し先のサーバグループを指定。
74.
切り戻しが自動で実行される。
75.
1つ前のサーバグループが有効になる。 (色が半透明→緑色に変わる)
76.
旧アプリの内容が表示。
77.
検証の結果 -Githubにコードをアップロードするだけで、デプロイまで動 くのか? -どの位時間がかかるのか? -Red/Blackデプロイの実際の動作は?
78.
検証の結果 -Githubにコードをアップロードするだけで、デプロイまで動 くのか? →動いた。 -どの位時間がかかるのか? -Red/Blackデプロイの実際の動作は?
79.
検証の結果 -Githubにコードをアップロードするだけで、デプロイまで動 くのか? →動いた。 -どの位時間がかかるのか? →約14分。 -Red/Blackデプロイの実際の動作は?
80.
検証の結果 -Githubにコードをアップロードするだけで、デプロイまで動 くのか? →動いた。 -どの位時間がかかるのか? →約14分。 -Red/Blackデプロイの実際の動作は? →簡単な操作で切り戻った。(約1分)
81.
便利だとおもった点 •あると便利なデプロメント手法を網羅している。 •ひとつの画面でGitHubにアップ→本番環境にデ プロイまでの進捗状況を確認できる。 •Spinnakerの画面で、ELB/セキュリティグループ /オートスケーリンググループ/AMIを作成できる。
82.
今後の改善を期待したい点 •若干動作が不安定 GUI上でプルダウンで選択するときに、項目が表示されないことが、よくある。 •サブネット名が決まった名前しかつけられない。(AWS特有) サブネット名の規則: {VPC名}. external.{リージョン名} or
{VPC名}.internal.{リージョン名} 例:defaultvpc.external.us-east-1 •Spinnaker上でセキュリティグループを作るとき、送信元/ 送信先がIPアドレスを指定できない。(AWS特有) 送信元/送信先IPアドレスのセキュリティグループはAWS上で作成するしかない。
83.
まとめ
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まとめ(1/5) •GitHubにアップ→(クラウド環境の)本番環境 までのデプロイメントまでを全自動で実現可能。
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まとめ(2/5) •機器の状態(正常/異常)をひと目で判断すること が可能。 インスタンスが何百台とあるときはすごく便利。
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まとめ •機器の状態(正常/異常)をひと目で判断すること が可能 インスタンスが何百台とあるときはすごく便利。 https://cdn-images-1.medium.com/max/2000/1*nnayKYFFI8JGo3KXV3A23Q.png
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まとめ(3/5) •トラブルシューティングは骨が折れる。。 マイクロサービスアーキテクチャなので複数のコンポーネントで構成されている ため、被疑箇所特定が大変。しかもドキュメントが少ない。
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https://www.travistomsu.com/2016/12/08/an-introduction-to-spinnaker-under-the-hood/
89.
まとめ(4/5) •OSSとしては、発展途上の半ばだと感じた。 すごい頻度でバージョンアップしてるし、公式Slackでは毎日世界中の誰か がハマっている。。
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まとめ(5/5) •複数のクラウドに対して1つのツールで Blue/Greenデプロイメントを提供できる。
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クラウドプロバイダごとのBlue/Greenデプロイメントの実現可否の比較
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•Netflix,Google,Microsoftといった有名企業 の開発者を中心に鋭意開発/改善中。 •いろいろな機能が実装されていく可能性あり。 •クラウド環境でデプロイ方法にお悩みの方は1度 検討してみては!? 最後に
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ご清聴ありがとうございました。
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